三重県でおすすめの、美味しい『みたらし団子』のお店【17選】
大人から子どもまで楽しめる、和菓子の定番「みたらし団子」。
焼きたても冷めてからもおいしい「みたらし団子」は、手土産にもちょっとしたおやつにもちょうど良い。
昔ながらの醤油の香ばしいものから、砂糖と醤油を使った甘いみたらしタレのもの、他にも小豆あんをのせたものなど、個性豊かなお団子が三重県にはあります。
本記事では、今すぐにでも食べにいきたくなる、三重県で人気のみたらし団子のお店をご紹介します。
みたらし団子の豆知識
出典:写真AC
突然ですが、質問です。
みたらし団子って、なんで「みたらし」というのでしょうか?
みたらしタレがかかっているから、みたらしさんという人が作ったから・・・
串に刺さっている団子の数は何個でしょうか?
家族や友人と食べるとき、手土産に持って行ったときなど、話のタネにしてみてくださいね。
みたらし団子の「みたらし」の由来はなに?
出典:キョウトピ 【京都和菓子】みたらし団子発祥の地・下鴨神社門前のテッパン甘味処「加茂みたらし茶屋」
「みたらし」を漢字で書くと、「御手洗」となります。
京都にある下鴨神社の境内に、「御手洗池」という御手洗川の水を引いてできた池がありました。
後醍醐天皇が「御手洗池」で水をすくったところ、まずは泡が1つ浮かび、続いて4つの泡が浮かび上がったので、それを団子に見立てたと言われています。
そこから下鴨神社の葵祭り(5月)や御手洗祭(7月)のときに、お供え物として家庭で作られるようになったものが、みたらし団子の始まりとされています。
また、串に刺さった5つの団子の内、離れた団子が人間の頭、残りが身体を表し、これを神前に供えてお祓いをして、持ち帰って食べることで厄除けにしたという逸話もあります。
当時は生醤油の付け焼きだけだった団子を、大正の頃に加茂みたらし茶屋のご主人が醤油と黒砂糖を使った「みたらし餡」を絡めた団子を提供したところ、子供からお年寄りまで喜ばれる和菓子となりました。
みたらし団子”団子の数”は関東と関西では違う?
出典:写真AC
江戸時代になると、京都生まれのみたらし団子は江戸へも伝わり、1串5文で販売されるようになりました。
つまり5個の団子が刺さった1串を5文で売られていました。
1768年になると”一文銭”4枚分を1枚で支払えるようになる”四文銭”が誕生しました。
”四文銭”が広く使われるようになったことから、ワンコインで食べられるように1串4文に値下げするようになりました。
そこでお団子屋さんのもうけが減らないように、1串4個のお団子が生まれたそうです。
このときのお団子の数が定着して、関東圏では現在も、みたらし団子は1串4個が一般的となっています。
三重県で人気のみたらし団子のお店
それでは、三重県で人気のみたらし団子のお店をご紹介します。
みたらし団子といっても、お店によって味付けやお団子の食感が違うので、食べ比べてみるのも面白いですよ。
ぜひお気に入りのお店を見つけてみてくださいね!
※記載している内容から変更されている場合がありますので、予めご了承ください。
御菓子司 保々屋 大山田店【桑名】
出典:公式instagram
大正9年創業、寺町通り商店街に本店を持つ「保々屋」さん。
みたらし団子があるのは大山田店です。
コシヒカリをそのままお団子にするため、お米本来の風味と甘みを楽しむことが出来ます。
注文後に焼き上げるので外はカリカリ、中はトロトロの焼き立てを味わうことができます。
店主こだわりのタレが絶品です。
1本100円で販売されています。
お店名
保々屋 大山田店
住所
桑名市松ノ木1-8-5
電話番号
0594-88-5567
ホームページ
営業時間
9:00~18:00
定休日
月曜日(祝日の場合は翌火曜定休になります)
アクセス
和菓子所 弥生【四日市】
出典:食べログ 真っ白な猫様
団子がとっても美味しい、知る人ぞ知るお店「弥生」さんです。
近鉄名古屋線「楠」駅の近くにあります。
日曜日限定で提供される「みたらし団子」は、タレが濃厚で醤油の味が強めのお味。
みたらし餡の甘さが苦手な方はぜひご賞味あれ。
5本で350円で販売されています。
夢菓子工房 ことよ【四日市】
出典:食べログ tsm2003様
和菓子・洋菓子という垣根を乗り越えて「お菓子」というものを、いろんな目線でとらえ創意工夫しながら提案するお店「夢菓子工房ことよ」さん。
みたらし団子が美味しいことで有名で、昭和23年から変わらぬ手法で作り続けられています。
「ことよ」さんのみたらし団子は、厳選された米粉と国産小麦粉を使い、地元の「ヤマコ醤油」の醤油で作る秘伝のタレが自慢です。
注文後に焼いてくれるので、いつでも焼き立てをいただけます。
南部丘陵公園の近くにあるので、お花見やピクニックをしながら食べるのも良いですね。
1本75円で販売されています。
お店名
夢菓子工房 ことよ 本店
住所
三重県四日市市西日野町4987-1
電話番号
059-322-1226
ホームページ
営業時間
8:00~18:30
定休日
火曜日
アクセス
中野製餅店【鈴鹿】
出典:食べログ 達磨寅次郎さま
地元の方には”アイスまんじゅう”でよく知られている、「中野製餅店」さん。
こちらのお店ではみたらし団子を「丸」か「タガネ」か、そして「甘口」か「辛口」から選ぶことができます。
みたらし団子は丸いイメージが強いですが、”たがねみたらし”とは柔らかいお餅に程よくお米の粒が残った五平餅風のお団子になります。
甘口は一般的な甘いタレで、辛口はコクのある醤油味です。
1本100円の4本から注文可能で、焼きたてをいただくことができます。
生甘堂【亀山】
出典:公式instagram
昭和5年創業の和菓子専門店「生甘堂(せいかんどう)」さん。
2024年2月には中京テレビ「キャッチ」でも紹介され、連日たくさんのお客さんが訪れています。
透明感のある甘めの醤油タレと、ふわふわの柔らかい亀山産コシヒカリを使用したお団子のバランスがちょうどよく、上品なお味でとても美味しいと評判です。
注文後に焼いてもらえるので、あつあつふわふわのみたらし団子を楽しむことができます。
1本97円で販売されています。
お店名
生甘堂(せいかんどう)
住所
〒519-0134
三重県亀山市中庄町714‐10
電話番号
0595-82-1011
ホームページ
営業時間
8:00~19:00
定休日
火曜日
アクセス
下津醤油の直売所【津】
出典:食べログ プリンセズシンデレラ様
安政3年(1856年)から150年以上かけてこだわりのお醤油を製造している「下津醤油」さん。
工場敷地内に直売所があり、こちらで下津醤油を使った「利兵衛だんご」をいただくことができます。
名前の由来は、下津家12代目の利兵衛さんのお名前をいただいたそうです。
一般的なお団子に使われる米粉ではなく、地元津市安濃町の横山農産さんのコシヒカリを蒸して潰し、生地にも醤油を練り込みながら、臼杵でついて作られています。
タレはもちろん下津醤油を使った自家製のタレで、みたらし味の甘ダレと醤油味の醤油ダレの2種類から選びます。
店内にはイートインスペースが設けられているので、焼き立てをその場でいただくことができますよ。
利兵衛だんご(甘ダレ/醤油)は、1本110円で販売されています。
お店名
下津醤油の直売所
住所
三重県津市一身田町367
電話番号
059-273-6001
ホームページ
https://www.kyu-boshi.com/%E7%9B%B4%E5%A3%B2%E6%89%80%E3%81%AE%E3%81%94%E6%A1%88%E5%86%85
営業時間
9:30〜16:30
定休日
月・木曜日
アクセス
玉吉餅店【津】
出典:公式instagram
150年の伝統を受け継いで、長い歴史の中で完成された和菓子の美味しさをそのまま提供し続ける「玉吉餅店」さん。
米粉、醤油、砂糖、葛だけを使用した、つるりと滑らかなお団子の「みたらし団子」。
真ん中を少しへこませた楕円形になっているのは津の伝統で、火が通りやすく、食べやすく、タレがよく絡む美味しい形です。
それを香ばしく網で焼き、本葛でとろみをつけた甘辛醤油ダレを絡め、一番美味しくいただける焼きたてで提供されています。
他にも、もち米にうるち米を混ぜてついた「やじろ(たがねみたらし)」や「もち麦やじろ」、季節限定で「よもぎみたらし」や「くるみだれみたらし」なども販売されています。
最近では甘くない醤油タレとして、ゆず醤油タレの「みたらし/やじろ」も登場しました。
焼き立てみたらしとアイスをコラボした「みたらしパフェ」もあり、みたらしシリーズだけでも豊富なラインナップです。
1本119円で販売されています。
お店名
玉吉餅店
住所
三重県津市大門17-18
電話番号
059-228-2594
ホームページ
営業時間
9:00~18:00
定休日
月曜・第2・4火曜日(祝日は営業)
アクセス
ホッカイヤ【津】
出典:食べログ mihorani様
津市香良洲町にある和洋菓子店「ホッカイヤ」さん。
香良洲町の名物として長年愛されている「たがねみたらし」が有名なお店です。
お団子は3~5個のお団子が串に刺さっているものが多いですが、こちらの「たがねみたらし」は五平餅のような棒状の形。
米粉ともち米を混ぜてお米の粒感を残した生地に、特製のみたらしタレがたっぷりかかって、くせになる美味しさ!
注文後に丁寧に香ばしく焼き上げてくれます。
焼き立ては、串から抜け落ちてしまいそうなくらいの柔らかさですよ。
5本500円で販売されています。
正和堂【津】
出典:公式HP
JR高茶屋駅近くにある和菓子屋「正和堂」さんです。
焼きたてはもちろんのこと、正和堂さんのみたらし団子は冷めても美味しいんです。
伊勢・糀屋さんの生引たまり醤油を使ったツヤツヤなみたらしタレは、お団子にたっぷりからめても飽きることなく食べられます。
しかし焼きたてが熱々ふわふわで一番美味しくいただけます。
注文してから焼いてくれるので、ぜひすぐに食べてみてくださいね。
焦げ目を多くつけて欲しい方は、注文の際に伝えると対応してくれますよ。
5本430円で販売されています。
お店名
正和堂
住所
三重県津市高茶屋1-6-5
電話番号
059-234-3865
ホームページ
営業時間
9:00~17:00
定休日
月・火曜日
アクセス
朝日餅【伊賀】
出典:公式instagram
伊賀にある創業明治38年、地元の方から愛される「朝日餅」さん。
名物は「みたらしだんご」で、このお店のみたらしファンは多くいらっしゃいます。
伊賀米を製粉して独自の方法で作られる生地と、”はさめず醤油”など数種類をブレンドした長く受け継がれ続けているタレが、朝日餅名物の「みたらしだんご」の味わいを生み出しています。
昔から変わらない醤油ベースのタレで材料やバランスはそのままですが、タレが以前より優しい口当たりになってきているそうですよ。
注文してから炙ってくれるので、あたたかい状態でいただけます。
1本90円で販売されています。
お店名
朝日餅
住所
三重県伊賀市上野池町1349-6
電話番号
0595-21-2875
ホームページ
https://www.instagram.com/wagashi_asahimochi/?hl=ja
営業時間
9:00〜17:00
定休日
月曜(火曜)
アクセス
いせや【伊賀】
出典:食べログ アラタフルタ様
伊賀上野の街中、歴史ある神社の前にある老舗の和菓子店「いせや」さん。
伊賀米ふっくらご飯の「七兵衛だんご」には、みたらしダレとつけ焼き醤油の2種類の味が用意されています。
伊賀米を精米から炊き上げて作るお団子は、冷めても美味しくいただけます。
注文してから焼いてくれるので、出来立てをいただくことができます。
みたらしダレももちろん美味しいですが、香ばしいつけ焼き醤油の人気も高いですよ!
伊賀を散策する際の小腹が空いたときなんかにも、おすすめです。
1本120円で販売されています。
お店名
いせや
住所
三重県伊賀市上野新町2755-2
電話番号
0595-21-0615
ホームページ
https://www.kashi-iseya.co.jp/
営業時間
8:30~18:00
定休日
火曜日(祝祭日は営業,別日に振替,年始・盆明けは休業日)
アクセス
源芳菓子店【松阪】
出典:松阪市観光協会
松阪市湊町にある、昭和35年創業以来、伝統を守り続けている「源芳」さん。
松阪に住んでいる方なら誰もが知っているといえるほど、みたらし団子で有名なお店です。
国産の米粉で作られたふわっふわの生地に、秘伝の醤油ダレをたっぷり絡めた、とろけるほど柔らかい食感のお団子がとっても美味しい。
生地は日々の気温や湿度の変化にあわせ、水分量や蒸し時間を丁寧に調整されているそうです。
注文後に焼いてくれます。冷めても柔らかくて美味しくいただけますよ。
専用駐車場はないようなので、近くのコインパーキングをご利用くださいね。
1本100円で、3本から販売されています。
白子屋【松阪】
出典:食べログ ななしょう様
松阪市射和町にある、「白子屋」さんです。
こちらのお店も「松阪でみたらし団子といえば・・・」と言われるほど有名なお店です。
焼きたてはもちろん、冷めてもとろけるほど柔らかく、丸いフォルムのお団子と甘い醤油ダレとの相性が絶妙です。
いくらでも食べられてしまえるほどの軽さです。
お客さんが次から次へと訪れるので、駐車場に停める際はお気を付けくださいね。
1本110円で、5本から販売されています。
お店名
白子屋
住所
三重県松阪市射和町566-4
電話番号
0598-29-2118
ホームページ
https://www.shirokoya.com/info.html
営業時間
8:30~19:00
定休日
火曜日
アクセス
みつや【松阪】
出典:食べログ りゅう㌍様
近鉄名古屋線「伊勢中川」駅から徒歩10分ほどの距離にある、「みつや」さんです。
住宅街の中にあって場所を迷われる方も多いみたいですが、入れ替わり立ち替わりお客さんが訪れるほどの”みたらし専門”店です。
お団子が柔らかくモチモチなのが特徴で、冷めても柔らかいままでとても美味しいです。
タレは醤油と黒みつの2種類から選ぶことが出来ます。
どちらも甘さを感じる美味しさで、黒みつの方が濃厚で、醤油はあっさりめといった印象です。
注文してから焼いてくれます。
3本400円、6本だと660円で販売されています。
野中屋【度会郡】
出典:食べログ hondana様
度会郡玉城町の城下町で、100年以上の歴史を有する老舗の和菓子店「野中屋」さん。
こちらのお店のみたらし団子は、甘い黒みつがかかっています。
伊勢地方で黒みつダレが昔から親しまれてきました。
和三盆糖蜜を使った上品な黒みつのコクのあるタレが、柔らかなお団子と相まってとても美味です。
すぐに売り切れになってしまうのも納得。
3種の上新粉を混ぜた平たいお団子に、糖蜜がたっぷりかけてあるクセになる一品です。
1日と15日には、醤油味のお団子が登場するそうです。
6本600円で販売されています。
お店名
野中屋
住所
三重県度会郡玉城町田丸135-4
電話番号
0596-58-3079
ホームページ
https://www.instagram.com/nonakaya_tamaki
営業時間
月~土 8:30~18:30
日 8:30~12:00
定休日
水曜日・日曜日午後
アクセス
菓子舗 井村屋【多気町 VISON内】
出典:菓子舗 井村屋公式HP
多気町にある複合リゾート施設「VISON」にある、「菓子舗 井村屋」さんです。
三重県津市に本社を置く「井村屋」が、創業以来受け継がれた伝統と新しい感性が織りなす和菓子をVISON内で提供しています。
喫茶スペースでいただける「串団子 多気の月」は、三重県産の上新粉(米粉)をじっくりと蒸練した、ほどよいコシと弾力のある杵つき団子です。
伊勢醤油、こしあん、きなこ、あずき味噌だれの4種類の味から2本を選べます。
「串団子 多気の月」は2本330円で、焼きたてを提供されています。
お店名
菓子舗井村屋
住所
三重県多気郡多気町ヴィソン672番1
サンセバスチャン通り 9
電話番号
0598-67-2920
ホームページ
https://www.kashihoimuraya.jp/
営業時間
10:00〜18:00 (オーダーストップ17:30)
※季節等により営業時間が変更になる場合がございます。
定休日
アクセス
お綱茶屋【熊野】
出典:食べログ アラタフルタ様
世界遺産に指定されている、日本書紀にも登場する日本最古の神社「花の窟神社」の前にあるのは「お綱茶屋」さん。
こちらのみたらし団子には、地域特産品である古代米「いざなみ米」が入っており、古代米ならではの色合いが特徴的です。
もっちもちでほどよい弾力感のあるお団子に、昆布だしから作られているさっぱりした甘さのみたらしダレがかかっていて、何本でも食べられてしまう美味しさです。
焼きたてを提供してくれるので、香ばしいにおいが食欲をそそります。
1本100円で販売されています。
お店名
お綱茶屋
住所
三重県熊野市有馬町137
電話番号
0597-88-1011
ホームページ
https://hananoiwaya.com/otunacyaya/cyaya_index.html
営業時間
10:00~16:00
【食堂】11:00~14:00
定休日
なし
アクセス
さいごに
「三重県でおすすめの、みたらし団子のお店17選」はいかがでしたでしょうか?
南北に長い三重県の、地域特有のタレやお店ごとのお団子の違い、変わり種など幅広くご紹介しました。
それぞれのお店のみたらし団子を食べ比べしてみるのも楽しそうですね。
みたらし団子は注文してから焼いて提供してくれるお店ばかりなので、小腹が空いたときにも嬉しいです。
また焼きたてから30分置いた方がタレの味がしみ込んで、さらに美味しくいただけるといった魅力もあるんですよ。
ぜひ色々なお店を訪れて、それぞれのお店の特徴を見つけてみてくださいね。