【今が見頃】三重県で咲く 河津桜 お花見スポット8選【2024年】

今日は、今が見頃を迎える河津桜を観賞できる、三重県内のお花見スポットをご紹介します。

河津桜とは、静岡県河津市を発祥とし、２月上旬から開花し始める早咲きの桜です。

ソメイヨシノより大きくて色が濃い花びらを持ち、開花期間が約１ヶ月と長いのが特徴です。

満開の期間は約1週間から10日のため、開花情報を直前までチェックしておくのがおすすめです。

2024年は暖かい日が続いたことから、例年より1週間ほど早く、１月末から咲き始めています。

満開の時期は２月２０日頃となりそうです。

河津桜とは？2024年の開花状況も

出典：河津桜まつり情報局

河津桜は、静岡県河津町で発見された「寒緋桜（カンヒザクラ）」と「大島桜（オオシマザクラ）」が自然交配してできた品種で、ソメイヨシノよりひと月ほど早く咲きます。

開花から落花まで１ヶ月と、とても長く見れる桜で知られています。

満開になる前の６～８分咲きがとても勢いがあり、綺麗に見ることが出来ます。

満開の期間にお花見ができれば最高なのですが、河津桜の場合は予想するのがとても難しいそうです。

河津桜の満開期間は最大１週間程度（風、雨等で変わります）で、満開を過ぎると花は散らないのですが葉が出てきて花の勢いが落ち、色があせてきます。

それでも、青空を背景に、ピンクの大きな花が枝いっぱいに咲いている様は、まだ肌寒い時期に暖かな春の訪れを感じさせてくれますよ。

三重県内の河津桜を観賞できるスポット8選

三重県内で河津桜を観賞できるスポットをご紹介します。

①笠松河津桜ロード（松阪市）

出典：三重フォトギャラリー

松阪市笠松町を流れる約1,500ｍの農業水路沿いに、約350本の「河津桜」が地域の人たちの手で植えられています。

水面に映る河津桜が美しいことでSNSを中心に知名度が急上昇しました。

平日休日問わず多くの人が訪れていますよ。

河津桜の開花が始まると、鵲農村公園近くに臨時駐車場が設置されます。

数年前に臨時駐車場だった場所は駐車ができなくなっていますので、ご注意ください。

②大慈寺（志摩市）

出典：大慈寺公式サイト

大慈寺（だいじじ）の境内や駐車場周辺には、約20本の河津桜が植えられています。

こちらの河津桜は、先々代の住職が伊豆を訪れた際に早咲きの河津桜に感動し、静岡県の友人から小さな枝をもらって挿し木をしたのが始まりです。

住職の名にちなんで「てんれい桜」と呼ばれていて、おそらく三重県で第一号の河津桜だろうと考えられています。

志摩市で一番最初に咲く桜であり、春の訪れを告げる桜として地元の人達に親しまれています。

今年は2月20日ごろに見頃を迎えそうです。

大慈寺にも駐車場がありますが、駐車場付近の道が狭く、てんれい桜のピーク時には混雑するため、「大王崎観光駐車場」など付近の駐車場の利用がおススメです。

③河村瑞賢公園

出典：伊勢志摩観光ナビ

河村瑞賢は、江戸時代に海運航路の開拓や、淀川河口の治水工事、越後の鉱山開発などで大きな功績をあげ、幕府から大きな信頼を受けました。

その功績をたたえ、銅像が建てられて整備された小さな公園です。

２月中旬頃から、国道260号線沿いにある瑞賢公園下に河津桜が咲き誇り、花見客やカメラマンで賑わいます。

河津桜の蜜を吸いに来た、十数羽の緑色のメジロが集まっている姿を見ることができます。

車の駐車スペースが狭いため、譲り合ってご観賞ください。

2月14日現在、見頃となっています。

④種まき権兵衛の里

出典：三重県紀北町観光協会公式サイト　きほくのたび

「権兵衛が種まきゃ、カラスがほぜくる・・・」の俗謡で有名な権兵衛さんにちなんで作られた施設です。

園内には、ゆっくり散歩が楽しめる築山林泉回遊式の日本庭園や、権兵衛さんのゆかりの品々や紀北町海山地区の民俗資料を展示した「権兵衛屋敷」があります。

春には河津桜やソメイヨシノ、秋には紅葉が楽しめるスポットです。

平成18年に志摩市の大慈寺から2本河津桜を寄贈され、紀北町合併の記念として種まき権兵衛の里の庭園に植えられて「ごんべえ桜」と命名されました。

今では種まき権兵衛の里には4本、前の駐車場に12本、銚子川沿いも合わせると80本以上の桜が咲き誇っています。

すでに見頃を迎えていますが、開花のピークは2月18日と予想されています。

⑤山崎運動公園

出典：中日新聞電子版

熊野市にある山崎運動公園には、約150本の河津桜が植えられており、散歩や運動に訪れる人を楽しませてくれています。

公園内では野球をはじめ、テニスやサッカー、ラグビーなど様々なスポーツが行われています。

また、ちびっ子広場や雨の日でも遊べるちびっ子木造ふれあい施設など、子ども達が安心して遊ぶことができる施設があるので、休日に家族で訪れるのにピッタリの公園です。

公園敷地内に駐車場が完備されています。

２月１４日現在で見頃を迎えており、河津桜は２月下旬まで楽しめるとのことです。

⑥亀山サンシャインパーク

出典：亀山サンシャインパーク

亀山サンシャインパークは、東名阪自動車道の亀山パーキングエリアと都市公園が一体となったハイウェイオアシスです。

高速利用者や地域の方々にとって、「憩いの場」「交流の場」「体験の場」として親しまれています。

公園中央高塚池を中心に、芝生広場・キッズランド・バーベキューランド・ウォーキングコース等が作られており、四季折々の風情を感じながら水と緑が織り成すオアシスとして、心と身体を癒してくれます。

園内の河津桜はまだ蕾（2024年2月13日現在）で、例年２月～３月に開花しています。

⑦尾鷲神社

出典：尾鷲神社公式サイト

三重県の東紀州に位置する尾鷲神社は、天下の奇祭「ヤーヤ祭り」でよく知られており、尾鷲七郷の総鎮守（氏神様）として親しまれています。

また、傍らに通る熊野古道からもうかがえるように、伊勢信仰や熊野信仰とも関係の深い歴史ある古宮です。

尾鷲神社は、古事伝承や御神徳に満ち、神事や祭典、文化財の宝庫でもあります。

例年、2月中旬より境内にある河津桜がきれいに咲き誇ります。

今年は１月下旬から鮮やかなピンク色の花が咲き始めました。2月下旬まで見られそうです。

神社境内には、樹齢1000年を超える2本の巨大な楠も有名です。

⑧なばなの里（入園料が必要です）

出典：なばなの里公式サイト

なばなの里では、しだれ梅に続き、河津桜も続々と日々開花します。

そのため３月上旬はタイミングが合えば、しだれ梅と河津桜が一緒に楽しめます。

3月下旬からは「ソメイヨシノ」「しだれ桜」や「ハナモモ」と、花の開花リレーが続きます。

こちらの河津桜は２月下旬から咲き始め、3月上旬～3月中旬が見頃と予想されます。

里内には約300本の河津桜が植えられていて、中央の池周囲の遊歩道をさくら並木が続き、桜のトンネルを楽しむことができますよ。

まとめ

静岡県河津市が発祥とされ、河津桜まつりで賑わうこの季節。

本記事では、色が濃くて大きな花びらを持つ河津桜を、三重県内でも満喫できるスポットをご紹介しました。

今が見頃を迎えています。一足先に春を感じに訪れてはいかがでしょうか。