【四日市市】4周年を迎えたマフィン屋「un bake」人気マフィン屋さんの誕生秘話とおやつに込める思い

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前回の第二弾では、三重県四日市市西日野町で「にしひの鍼灸接骨院」を運営する柴田 晃司さんをご紹介しました。

第二弾記事はこちら↓

前編記事

後編記事

第三弾となる今回の主役は、三重県四日市市河原田でおやつショップ「un bake」を運営されている、星名 さくら(ほしな さくら)さんです。

「美味しい!」「可愛い!」と口コミで評判が広がり、マルシェでは列が絶えないほどの人気おやつショップ。

今回の取材では、星名さんが「un bake」をオープンすることにしたきっかけや、夢を持っているけどなかなか叶えることができない現状に悩むママさんへのメッセージなど、インタビュー形式で前編・後編に分けてお届けしていきます。

ぜひ、ご覧ください!

店主プロフィール・店舗営業について

星名さくらです。36歳です。マフィン屋をしています。

un bake(アン ベイク)です。

営業日はすごく少なくて木曜・金曜日のみで、木・金でもやっていない時があって。イベントとかに出てるので。

営業時間は11時から13時。金曜日だけ13時半からおやつセットで、予約なしでご来店していただく感じで、普段は来店予約しか受け付けていないって感じです。予約のみでやっています。

売っている商品について

マフィン、焼き菓子、生菓子…チーズケーキとかキャロットケーキとかプリンとか。最近はシュークリームとかやってます。あとはドリンクとか、たまにスープを提供しています。

イベント系。マルシェとか百貨店さんだったりとか。マルシェも主催とかもしているので、そういうことをやっています。

un bakeオープン前の経歴

2019年の7月ですね。2019年7月20日にオープンしました。

専門学校を卒業してから、ちょっと専門学校でアシスタントとして働かせてもらって。そこから、元々バイトでお世話になっていた四日市市のケーキ屋さんに戻って働かせてもらってって感じです。

しばらくして辞めて、知り合いの紹介というか、知り合いの人と一緒に、居酒屋さん…Barみたいなのをオープンしようっというので立ち上げをしまして。

居酒屋のデザートって、あんまり・・・ね?(笑)

それで美味しいデザートが出せるようなお店にしたいなっていうので、お酒に合うような、締めのデザートを作れるお店を、その知り合いの方とオープンして、それで、子供ができて結婚するタイミングで、そこ辞めてって感じですね。

はい。

「un bake」誕生秘話について

きっかけは、そもそも、そんなにすぐにオープンする予定ではなくて。

順番的には、老後に仕事としてできるような、最終目標を自分のお店・自分の家でお店をしたいっていうのがあって。それで、まずマルシェに出てみたいなっていうので、厨房がないとできないから家を建てるタイミングで厨房も一緒に作って。最終的に販売もしたかったから販売できるような感じにして、そしたら、マフィン屋ができるみたいなことを周知していないタイミングで周りから言われて、あれ?ってなって。

それで引っ越してきて、なんかちょっと勢いで2週間後ぐらいにオープンしようみたいな。(笑)
そんな感じの流れで。言ったらいつでも休めるしっていうので、めっちゃ軽い気持ちで最終的にやりたかったオープンするっていうことは、結構軽めな感じで始まっちゃったかなって。(笑)

そう、マルシェに出たいっていうのが1番あって。それに住宅街だから、そんなにね、人も来れないしっていうので。

そうですね。今の店の場所は草ぼうぼうの空き地で、ここだけ空いていて。でも、オープンして1ヶ月も経たないくらいに、ちょっと自宅の駐車場はやばいなと思って、それで空き地の所有者に聞いて、最終的に買うんだったら貸してあげるみたいな感じで言ってくれて。

でも、最初は泥だらけやったから。雨の日とかすごいもう。お客さんが車で出ていく時に、ドロドロってなって、それで、やっぱりご近所さんに迷惑をかけることになったので、もう買いますって言って。
急いで整えて。(現在は砂利が敷かれている)

そうそう。やばいやばいと思って。(笑)

はい、めっちゃ聞かれるんですけど、「un」ってフランス語で「1」「アンドゥトロワの1」って意味で、私の息子「いちと」って言うんですよ。その「いち」をとって、焼き菓子だから「bake」みたいな。フランス語と英語でなんかめちゃくちゃなんですけど。

なんか、ロゴを作る時に対照的なのってわかりやすいし、「ア」と「ン」がつくといいって。
めっちゃ「ア」と「ン」ついとると思って!

そう、それでこの名前にしました。

えっと、1万円札の壱。漢数字の壱に飛ぶって。簡単な方の「飛ぶ」。みんなに1万円を飛ばしてくれる(呼び込んでくれる)名前って。

アイコンのデザインも自分で

これは、そうですね、私の落書きから…。自分が妊娠して出産する前ぐらいに、自分の店をするとしたらどういうロゴにしようっていうのを、母親とずっと実家でノートに書いていて、やっぱり時間があるから消しゴムハンコを作ったりして、お店屋さんごっこじゃないけど、それっぽい感じで。色々押していて、そのまんまです。これ、消しゴムハンコの。

これ書くの難しいってめっちゃ言われる。もう一回書けって言われても、私も全く同じ物は書けないし。(笑)

それで、そのスタンプもずっと今でも、実は2代目なんですけど消しゴムハンコで。店の袋は一個一個押しています。

ビニール袋は印刷のやつなんですけど、紙袋はずっと手押しのままです。

狙い通りのアイコンカラー

ティファニーブルー。だいたい女子はティファニーブルーが好きって安易な考えで。
でも私、青あんまり好きじゃなかったんです。好きじゃなかったんですけど…

絶対、言われると思った(笑)

私、名前が「さくら」やからピンクとか赤が好きで。
でも絶対ティファニーブルーやったら間違いないんちゃう?みたいな。
でも、「青のねこ」のとこやねって絶対言ってもらえる。

そうそう。めっちゃ覚えてもらいやすかったから良かったかなと思って。

あんこちゃん。
あんこちゃんステッカーってあるんです。女の子です。

お店のPR活動と近隣さんとの繋がり

マルシェとインスタですね。

早い段階で…お店のオープンから4か月後に、イオンタウン四日市泊のわくわく広場がオープンして。地元のものだけを集めたところで。わくわく広場がオープンするタイミングで、わくわくさんから出品しないかと声をかけてもらって、それで今もずっと納品してるんですけど。今は週2回くらい納品行っていて。そこでも結構知名度が上がりましたね。

でも、1番反響が大きいのはインスタかな。お客さんが広めてくれるっていう。

オープン当時一番大変だったこと

子供が生まれたばっかりやったので、 生まれて3ヶ月ぐらいでもう動き出してやっていたから、リビングで途中から一緒に寝だしたんですけど、初めは2階で寝てて。

基本仕込みの時間が夜中しか取れなくて、ちょっとぶっ飛んだ話なんですけど、睡眠時間2時間とかでずっとやっていて。やってる最中もやっぱり子供は泣くし、戻っておっぱいあげたりご飯やったり寝かせたりとか、また店行って仕込みして戻ってみたいな。初めは保育園も入れていなかったので営業中も母に来てもらって、見ながらやる、営業するみたいな。

でも、私はやっぱり作ることが好きやから、それがストレス発散になっとったから。だから今でも作ってないと無理みたいな。マグロみたいやから、動いておかな無理みたいな。休んでる方がしんどいっていう感じです。

お店を始めて良かったこと

好きなようにできること。自分がやりたいって思ったら作れるし楽しいです。

営業時間以外の活動・人脈を作るためにしたこと

マルシェに行っていますね。

私、ひとり飲みが好きで。今後自分が店をやるんやったら人脈を広げようと思ってガンガン飲みに行っていて、今でもやっぱりそういう飲み友みたいなんで付き合ってる人とかもいっぱいいて、そういう人達にも声をかけて、今までの知り合いにも声をかけて、新しい付き合いの人にも声をかけて、結構ガーって行っちゃうタイプなんで。(笑)紹介もしたいしみんなを繋げたい!みたいなタイプ。

主催しているマルシェについて

川越。うちの父親がいる会社の駐車場で先日もやってたんですけど。

「アンポンティな休日」って。アンが私で、あと「ポン」と「ティ」がいて、 3人での主催。別の子2人はキッチンカーやってる子で。

開催日と告知方法

「いつする?」みたいな。ゆる~く始まった感じで。普通のマルシェが多すぎるから、絶対マルシェっていう名前つけやんとこみたいな。ゆるく行こうゆるくみたいな。

告知のタイミングは…アンポンティの1人がインスタ担当なんで、ほぼほぼやってもらっていて。インスタで告知されます。出店者さんへの声掛け自体はほんと早めに。数ヶ月前に言わないと全部埋まっちゃうし、みんな。早いとこやと1年前ぐらいに声をかけたりする。めっちゃくちゃ分散しすぎて。マルシェも大変になってきた。

ほんとに近くでやってほしくない。ハシゴはすごい多い。

インスタ「アンポンティ」であります。

↑アンポンティインスタはこちら

「アンポンティな休日」から始まって「アンポンティな夜」とか。「アンポンティな平日」とか毎回名前を変えています。「アンポンティ」っていうのでやってるけど、毎回やる時間とか違うくて、夜にナイトマルシェしたり。

今度オールでやろうかみたいな、朝から夜までやろうって言ってます。2部制みたいな。昼間来れない、夜しか来れないとかっていうのもあるからね。

年越しもやりたいなとか。「アンポンティな年越し」…もうみんなで初日の出を見る、みたいな。やりたいけど寒いよな~とか(笑)

ぜひぜひ!

4周年を迎えて思うこと

ある程度落ち着いてきたので、お店もスタッフもやることも。何か新しいことをしたいなみたいなのがあって、 どこから手を出そうみたいな妄想は常にしていて。やりたいことを口に出したら大体できてきたから、どんどんやりたいことを言っていこうかなって感じです。

キッチンカーか、移動販売車かな、うん。それかもう、ちっちゃいテナントとか借りてもう一店舗。やりたいことがあるのにやる場所がないっていう状況に陥るタイミングがあって、なんかやりたいけど場所がないみたいな。それがストレス発散にならないから自分の。作りたいのに作れない。それが嫌なので何かしら自分が動いておきたいのでもう一店舗。

だいたいね(笑)これ(青い帽子)ポイントで。

「素材にとらわれない」というこだわり

これ言うとアレかもしれないけど、食材に対しては特にこだわりはなくて、それこそ、その辺のスーパーで買ってこれるようなもので作っています。だからみんな作れるけど、今までの経験を活かしてプラスアルファで作ってるお菓子って感じ。レシピも前に公開していたし、でも一緒のモノは作れないよって。その人の色だし、私はその辺で売ってるやつで、自分の表現をしているだけなんです。

よく言われるのが、「国産ですか?」「どこ産のものでやってるんですか?」って聞かれることが多いんですけど、店やってたら絶対国産じゃないとあかんの?っていう。国産じゃないとダメですっていう人は、そういうお店に行ってもらえばいいと思っています。

ただ、良い砂糖とか良い小麦粉使ってますっていうのに何この味っていうパンとかありますよね。良い食材を使ってるから美味しいってわけでもなく…嗜好食品っておいしくないと意味がなくない?って思います。

すごい高い材料を使っているからお金をもらってるわけじゃなく、その時間にお金をいただいてるって感じで、このマフィン1つ作るのに、例えば私の経験だったら、専門学校からの時間の対価としていただいているという考えです。

次回

後編では、星名さんのおやつに対する考え方や試作方法、来店方法やお店以外の購入方法などをご紹介して参ります。最後には星名さんからのメッセージも!

記事の内容はYouTubeでご覧いただけます。

是非、ご覧ください!

〜三重県で活躍するすべての人、通称「ミエタイマー」〜

ミエタイムでは、今後もあらゆる場所で活躍するミエタイマーにスポットを当て、ミエタイマーの紹介はもちろんのこと、ミエタイマーを通して「三重県の魅力」を全国へ紹介していきたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。
星名さんとのインタビューの続きもお楽しみに!

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fukumina

fukumina

ミエタイムの専属ライターとして日々活動中♪ 三重県に移住し10年以上経過したので立派な三重県人だと勝手に思っています!企業やお店、三重県で活躍する方々へインタビューにお伺いし、リアルなお声を皆様に届けます。

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