【三重県に住みたい!】地方移住の前に準備することは?

現在「地方に移住したい」と考えている方で移住する目的がはっきりしている人はどのくらいいるでしょうか。
地方移住は大きな決断。
まずは目的をはっきりさせることで、後悔のない決断ができます。
移住情報を集めたり現地を訪れたりするのは、それからのこと。
この記事では、移住をしたいと思ったとき、その前にどんなことをしたらいいか、どのような流れで実際に移住をするにいたるかについてお伝えします。
地方移住を検討している人は、ぜひ読み進めてください。
移住したいと思ったら、まずやること
移住を考え出したとき、まず最初にどんなことを始めたらいいか悩む人もいるでしょう。
情報を集めることも大切ですが、まずは移住したい理由を考えましょう。
いっときの気持ちでないかどうかを見定めることが、どんな準備よりも大切です。
- 移住したい理由は何か考える
- 移住先に求めるものを整理する
- 移住候補を決める
- 移住先の情報を集める
それぞれ見ていきましょう。
1.移住したい理由は何か考える
移住したい理由はなんでしょうか?
「毎日の通勤電車が辛い」
「子どもを、のびのび自然豊かな土地で育てたい」
「農業にトライしたい」
「古民家に住みたい」
「実家に帰って親の介護もしながら働ける仕事に就きたい」
このように、移住したい理由やその目的は人それぞれ。
移住した後に「思ってたのと違ったなあ」ということが起きても、移住目的がはっきりしていれば、乗り越えられることもあるでしょう。
逆に、目的が曖昧だと理想と現実のギャップに悩まされることに。
「暮らしを変えることは、都市部で暮らしていては叶わないことか?」
「打開策は移住以外にないのか?」
といったことも考えましょう。
そこまで考えて「やはり移住したい」と思えるときに、移住に向けての第一歩がスタートします。
2.移住先に求めるものを整理する
移住する理由とともに明らかにしたいのが、移住先に求めるものです。
ひとことで地方移住といっても、それぞれの土地に特性があり、求めるものによって自分に合う土地も異なります。
移住先でどんな生活をしたいのか、考えてみましょう。
海のレジャーを楽しみたいなら、海沿いの街や海に近い地区が適しています。
温暖な気候がいいのか、涼しい土地がいいのか、といったことも好みがあるでしょう。
家族会議を開いて、どんな土地がベストか考えましょう。
3.移住候補を決める
移住する理由や移住先に求めるものがはっきりしたら、移住候補地を考えます。
候補地は最初から絞り込まず、大体のエリアにして幅広い選択肢を用意しましょう。
家族がいる場合は、それぞれ意見が分かれることも。
全員の妥協点が見つけやすくなるよう候補は多めにだしましょう。
4.移住先の情報を集める
次にすることは、移住候補地の情報集めです。
情報は、多ければ多いほど移住したあとの生活がイメージしやすくなります。
いくつかの候補地を比較検討するときにも役立ちます。
ぜひ、多くの情報を集めましょう。
移住先の情報、何を集める?

情報集めとひとことで言っても、何を集めるのがいいかはよく分からないもの。ここでは、移住先のどんな情報を集めたらいいかをご紹介します。
- 求人情報をチェックする
- 子どもの転園・転校先の情報を集める
- 気候・風土・自然災害について調べる
それぞれ見ていきましょう。
1.求人情報をチェックする
移住希望の土地が絞れてきたら、その土地の求人をチェックしましょう。
特に、一般企業での転職を考える場合は、どれくらいの企業の求人が出ているかを知っておくことが重要です。
求人が少ないと、移住しても希望する仕事に就けないこともあります。
また、農業や漁業などにトライしたい場合は、未経験の人を受け入れる土壌があるか、研修制度などがととのっているかをよく調べておく必要があります。
移住後の働く場所が確保できないと安定した生活は送れません。
最終的な候補地は仕事があるかどうかで決めることもあるかもしれないので、よく調べましょう。
2.子どもの転園・転校先の情報を集める
子どもの転園や転校先についても調べましょう。
保育園や小学校、中学校はどのくらいの規模か、住むとしたらどんな通学経路になるか、といったこともイメージするのがおすすめ。
小学校以降は子どもが自分で通うため、距離が遠すぎると通うのが大変です。
子どもの通学については慎重に考えましょう。
3.気候・風土・自然災害について調べる
住む場所の気候風土が自分にあうかというのは大切なことです。
気候風土を知るためには、何度か現地を訪れるのがベスト。
旅行がてら訪れるのも、短期移住するのもありです。
また、その土地の自然災害のリスクを知ることも大切。
ハザードマップなどを参考に、どのような土地なのかチェックしましょう。
情報の集め方

地方移住の情報を集めるときにおすすめしたいのが、「ふるさと回帰支援センター」という場所を訪れてみること。
全国各地の移住情報が知れます。
また、実際に現地を訪れてみるといいでしょう。
それぞれについて、ここで詳しく紹介します。
- 旅行がてら実際に現地を訪れてみる
- 短期移住する
- ふるさと回帰支援センターを活用する
- 移住候補の自治体に問い合わせる
1.旅行がてら実際に現地を訪れてみる
どれほど情報を集めても、一度現地を訪れることには叶いません。
実際の空気感、気候、土地の雰囲気、街の交通量など。
これらは行ってみないとわからないことです。
移住したいと思ったら、まずは旅行がてら一度訪れてみましょう。
移住後のミスマッチを防ぐためにも必要な時間でしょう。
2.短期移住する
旅行よりさらにおすすめなのが、短期移住。
実際にその土地で暮らしてみて、スーパーや公共施設、公園、レジャーなどを体験して暮らしを知ることができます。
できればいくつかの季節に訪れてみると、その土地の気候が分かり暮らしやすいかどうかのよい判断材料になります。
短期移住の際は、自治体によっては受け入れ体制が整った家を用意してくれています。
低価格で生活に必要な家電などもそろっていることが多く、ホテルに宿泊することに比べると、経済的負担も少なくすみます。
3.ふるさと回帰支援センターを活用する
東京都の有楽町にある「ふるさと回帰支援センター」は、全国各地の移住に関する情報が得られる場所です。
各県専属の職員もいて、マンツーマンで相談することも可能です。ぜひ利用してみましょう。
参考:ふるさと回帰支援センター
4.移住候補の自治体に問い合わせる
移住候補の自治体に直接問い合わせると、さまざまな情報が得られます。
実際のその土地の生の情報を知れますし、遠方で集めた情報だけではないことを教えてもらえるかもしれません。
短期移住できる施設や移住後の空き家の情報なども教えてもらえるかもしれないので、一度問い合わせると良いでしょう。
移住までの流れ

移住先が決まったら、いよいよ移住するまでに決めなければいけないことが目白押し。
仕事や、子どもの転校に間に合うように段取りよく進めましょう。
- 就職先を決める
- 子どもの転園・転校先を決める
- 住む家を決める
- 引越し業者に依頼する
一つずつ見ていきます。
1.就職先を決める
現在の仕事を辞めて移住先で仕事を新しくする場合は、移住前に就職先を決めるようにしましょう。
地方は基本的に求人数が少なく、スムーズに転職先が決まるとは限りません。
遠方からの就職活動は交通費がかかり大変ではありますが、就職先を決めてから職場までの交通の便も考慮して移住する家を決めるのが得策。
企業によっては、面接をオンラインでおこなったり交通費を支給してくれる場合もあります。
生活の基盤をしっかり作ってから移住しましょう。
2.子どもの転園・転校先を決める
移住するエリアを決めると同時に、子どもが新しく通うことになる保育園や学校をリサーチしましょう。
新しく通う園や学校までの道のりを考慮して住む家を決めると、子どもの通園通学がスムーズです。
3.住む家を決める
地元の賃貸情報サイトを閲覧し、できれば内覧もして決められるとベスト。
また「美し国みえ」というサイトでは、三重県の空き家バンクを賃貸も購入物件も含めて閲覧できるので、ぜひチェックしてみましょう。
参考:「美し国みえ」空き家バンク – 美し国みえ 移住ポータルサイト
参考:「美し国みえ」空き家バンク – 賃貸
4.引越し業者に依頼する
働く場所や住む家が決まったら、いよいよ引っ越しです。
繁忙期は業者の予約が困難になることもあるので、早めの予約をするか繁忙期を避けるようにしましょう。
費用も大幅に変わるので注意しましょう。
引っ越しの見積もりは複数の業者に依頼するようにしましょう。
三重県の移住支援
東京圏から三重県に移住する人には、要件を満たせば移住支援金が支払われます。
「三重県及び県内23市町では、東京圏から三重県に移住し、都道府県が移住支援金の対象としてマッチングサイトに掲載している求人に就業する人等に対して、移住支援金を給付する三重県移住支援事業を実施しています」
とされており、該当する求人などは下記のホームページから閲覧できますので、ぜひ参考にしてください。
引用:「美し国みえ」東京23区の在住者又は東京圏在住で23区への通勤者を対象に、三重県に移住して就業された方などへの移住支援金制度があります
まとめ
この記事では、地方移住するまでのあれこれについて紹介しました。
移住を考え出してから実現するまでには、調べることや考えること、選ぶことなどが目白押しです。
ある程度の時間がかかることも想定して、余裕を持って移住へのコマを進めましょう。
ふるさと回帰支援センター内には、三重県の相談窓口が設置されています。
移住相談や就職相談などに専属の職員が対応してくれるので、気軽に訪れてみるといいでしょう。
東京圏から三重県に移住する人には自治体から支援金も支払われる場合があるので、ぜひチェックしましょう。