桑名市の分娩ができる産婦人科を紹介
妊娠がわかった女性にとって、子供を産む病院選びはとても大切な選択ですよね。
昨今、報道などでもよく産科の問題があげられており、分娩ができる病院は減少してきています。
直近では、非常に人気だったゆずり葉産婦人科が2021年12月に分娩をやめ、産前・産後のフォローアップ病院に生まれ変わりました。
2022年7月現在、桑名市内にはなんと3つの病院しか分娩ができる施設がないため、予約が取りにくくなっているという現状があります。
今回は、桑名市での産院選びに迷っている方やご家族のため、市内の分娩ができる産婦人科のそれぞれの特色や違いを紹介していきます。
桑名市総合医療センター
2012年4月に桑名市民病院・山本総合病院・平田循環器病院が統合された、桑員地区の急性期医療を担う中核病院です。
2020年8月に改修工事が終わり、非常に明るく綺麗な病院に生まれ変わりました。
集中治療室や新生児集中治療室(NICU)の充実を図り、成人や小児の救急医療や周産期医療にも力を注いでいます。
周産母子センターでは、ハイリスク妊娠(合併症妊娠や切迫早産)の妊婦さんを麻酔科や新生児科だけでなく、手術室・NICUとも連携しています。
多数の産科医も在籍しているため、自分や赤ちゃんになにかあった時でもすぐ対応して頂けるのは安心ですよね。
入院は、個室と4人部屋があり、部屋移動なして出産ができるLDR(陣痛・分娩・回復室)も3部屋あります。
基本的には当日から母子同室ができるようですが、体を休めたい方は預かってもらうこともできるようなので相談してみましょう。
退院前には希望者はレストランにてランチまたはディナーが楽しめるようです。
高齢出産や基礎疾患があるなど少しでも出産にむけて体調に不安がある場合は、周産期医療設備や、NICUなど全ての医療体制が整っている病院が安心に繋がりますね。
お店名
桑名市総合医療センター
住所
三重県桑名市寿町3丁目11
電話番号
0594-22-1211
ホームページ
営業時間
8:00〜12:00
定休日
土曜・日曜
アクセス
ヨナハ丘の上病院
ヨナハ総合病院・ヨナハ産婦人科小児科病院が2021年11月1日にこちらの病院に移設されました。
元々あった場所は、不妊治療や婦人科系疾患などの外来がメインのヨナハレディースクリニックに変わったようです。
ヨナハ丘の上病院は、妊娠・出産はもちろん、小児から青少年そして壮年、中高年、高齢者まであらゆる世代の疾患に対応している病院です。
なにがあるかわからないのがお産のため、不安に思っている方も多いでしょう。
万が一のときも、三重県に十数人しかいない母体・胎児専門医2名が在籍しており、新生児の専門医、麻酔科医など各科の医師も母児の安全を支えてくれます。
産前から産後までのサポートも他科と連携しながら手厚く行ってくれるのが強みですね。
基本的に予約優先ですが、初めて受診される方は診療時間内に直接来院する形となるようです。
陣痛中は陣痛室で過ごし、お産の進みに合わせて分娩室へ移動となるようです。
入院のお部屋は個室と4人部屋があり、授乳室も別室があります。
出産当日はゆっくり過ごし、1日目から日中のみ母子同室、2日目から24時間の母子同室となっています。
ただし、相談に応じて預かってくださるみたいなので、絶対に頑張りすぎず、気軽にスタッフさんを頼りましょうね!
食事は、分娩で入院された方には毎夕食、和洋中の日替わりお祝い膳が提供されます。
毎日レシピ付きの手作りおやつや、ノンカフェイン飲料セットもあり、希望すれば夜食用のパンまで付いてくるそう!
また、出産後に1回、お祝いデザートプレートがあり、レストランでのスペシャルディナーコースも食べられます。
さまざまな診療科がある大きな病院で産前、出産、産後も安心な上に豪華なご飯。
筆者が出産したところもすごくよかったですが、家が近ければもうここで産みたいなと思えるくらい魅力的な病院です。
お店名
ヨナハ丘の上病院
住所
三重県桑名市 さくらの丘1番地
電話番号
0594-41-4781
ホームページ
https://yonaha.or.jp/index.html
営業時間
お問合せ
定休日
お問合せ
アクセス
小塚産婦人科
筆者が出産でお世話になった病院です。
こちらの産院では、妊婦健診時の超音波の映像をWEBで見ることができます。
ダウンロードすることもできるので、見せたい人にデータを送ることもできます。
妊婦健診の付き添いができなくても、家族みんなでお腹の赤ちゃんを見ることができるのは嬉しいですよね。
また、ありがたいことに出産・入院中に必要な以下のようなものを病院で用意してもらえるのです。
- 産前・産後用ナプキン
- 産褥ショーツ(分娩時用)
- パジャマ
- クリーンコットン
- 入院中の赤ちゃんの衣服
- おむつ・おしりふき
- フェイスタオル・バスタオル
- 洗面用具(歯みがき、スキンケア用品、シャンプー類)
- 箸・スプーン・コップ
- ティッシュペーパー
- スリッパ
部屋は全室個室で、ホテルのように綺麗です。
ミルクも部屋に用意してもらえるので、授乳室へ移動せず、全て部屋で行えるのもよかったです。
陣痛がきて来院すると、陣痛・分娩・回復の全てが同じベッドで行えるLDR室に入院となります。
陣痛中の部屋移動がなかったのは正直ありがたかったです。
食事は”特別感・美味しい・母乳の質“を考えて、専任の管理栄養士が献立をコーディネートし、料理をシェフが監修しているそうで、産後のエステ付きでまさに至れり尽くせり。
赤ちゃんを預かってもらっている間に、産後のエステも受けられます。
授乳で凝り固まった首肩や浮腫んだ足もスッキリしてとても贅沢な気分が味わえました。
産科医は院長先生の1人のため、お産が入ると妊婦健診の待ち時間は長くなりますが、外出や他の日に変更もできます。
産後2週間・1ヶ月健診は、母は院長先生、赤ちゃんは小児科専門の別の先生がしっかり診てくださいました。
先生はもちろん、分娩を担当してくれた助産師さんや他のスタッフさん達もみんな優しく、思い出に残るよいお産ができたと思います。
お店名
小塚産婦人科
住所
三重県桑名市矢田419−1
電話番号
0594-22-0939
ホームページ
営業時間
9:00~12:00、15:00〜18:00
定休日
日曜日
アクセス
以上の3病院が、現在桑名市で分娩を行っている産婦人科です。
お母さんと赤ちゃんのことを考えれば考えるほど、どこを選べばいいか迷ってしまいますよね。
食事やLDRの有無は比較する時の情報としてわかりやすいですよね。
調べてみた印象は、他は二の次でとにかく安心安全が第一の場合は医療センター、総合病院と個人院のいいとこ取りがヨナハ、アットホームなところでゆったり過ごしたいなら小塚、という感じがしました。
とてもざっくりまとめているので、各病院の特色は是非HPをご覧くださいね。
ちなみに、筆者はコロナ禍での出産で、ほとんどが立ち会いができなくなっていたため、「立ち会いができる病院」に焦点を絞って決めました。
立ち会いの可否については、状況によって変わるため、今回の記事には入れていないので、各病院にお問合せが確実だと思います。
どこの病院も分娩予約がとりにくくなっているようなので、希望の病院が見つかればなるべく早めに予約しましょうね!
里帰り出産を希望の場合も、なるべく早めに事前に電話して問い合わせすることをおすすめします。
その子を産むのは一生に1度きり。
安心、安全で、かつ家族の素晴らしい思い出になるお産ができて幸せな瞬間になりますようにしたいですね。
少しでもこの記事が参考になれば嬉しいです!