【移住後の働き方】雇用形態や仕事の探し方を深堀り

 移住を検討する際、誰しも「仕事」についても見直すきっかけとなるのではないでしょうか?もしくは今の仕事を見直すために、移住を検討するというパターンもありますよね。

職場を変えたい、あこがれていた職種にチャレンジしてみたい、ライフワークバランスを重視できる仕事環境にしたい…など考え方はそれぞれで、移住も「今よりもっといい生活」のための手段です。

そこで今回は移住後の【働き方】に焦点を当てて掘り下げていきたいと思います。この記事をきっかけに移住後のイメージを膨らませてみてください。

移住と仕事はセットで考える

 移住を検討するときには、必ず【仕事】とセットで計画を立てていきます。例えば1つのパターンを挙げるので、想像してみてください。

《今あなたは東京で暮らしています。大手企業の営業事務として働くあなたは満員電車で通勤し、殺伐とした職場に気を遣う日々。そんな最中友人と三重県に旅行に訪れた際伊勢神宮の魅力に圧倒され「伊勢市に住みたい!」と考えるようになりました。自然豊かで厳かな雰囲気漂う伊勢神宮の近隣に住むことで、心清らかな日々を送りたいと考えたのです。》

さて、この状況を客観的に紐解いていくと彼女の「言葉にしていない願望」が見えてきますよね。

具体的には

  • 現在の仕事に不満がある
  • リフレッシュしてプライベートも充実させてみたい

という彼女の希望です。

この2つの希望が叶えば、日々満員電車に揺られることもなくなりますし、職場で余分な気を遣うこともなくなるでしょう。

そこで、伊勢市に移住を決意した彼女には2つの選択肢がありました。

1つ目は移住を機会に思い切って転職すること。

現在の営業事務として働いている職場を退職し、移住先で新たな仕事を見つけるということです。

そして2つ目は現在の仕事をリモートで行うことです。

昨今では完全リモートの会社も増え、出社しなくても自宅で仕事ができる社会環境へと変化してきています。

あなたが彼女の立場なら、どちらの選択をしますか?

 この事例のように移住と仕事はセットで考え、その上で「良質な生活」を求めるのが最適な移住と言えるでしょう。移住先を決めてから思い切って転職するのもよし、やってみたいことを果たすために移住するもよし!というわけです。どちらも自分の夢や希望に一歩でも近づくための手段だということです。

★POINT★

  • 移住先を決めて転職をするか、転職先を決めて移住をするか
  • どちらにせよ、移住と仕事(働き方)はセットで考える

移住後の雇用形態

 移住後も現職を継続できるならそのままの雇用形態となりますが、転職をする際は雇用形態も見直すきっかけとなるでしょう。

雇用形態として考えられるのは以下の4つです。

  • 正社員

リモート可能な職場や、地域に根差した職場や希望職種への転職/地方公務員など

  • パートやアルバイト

近隣の飲食店や小売店、事務など。

家族やプライベートの時間を大切にしながら働く

  • フリーランス

場所や時間にとらわれない働き方。

スキルや経験は必要だが移住を機にチャレンジすることも可能

  • 地域おこし協力隊

特定の地域に住み、地方のPRをすることで給与を得る制度。

正社員同等の賃金や待遇がある。雇用期間があり、ほとんどの場合は1年以上3年未満。3年後も住みたいと思えば、継続して住み続けることも可能。お試し感覚で賃金ありのPR活動をしながら移住生活を充実させることができる。

また制度によっては満期の翌年に起業をすれば、補助金がもらえる場合がある。

仕事の探し方

 移住後の仕事は、移住する前に決めていくことをお勧めします。もちろん精神的に仕事を早期で退職しなければいけないなどの理由がある場合は別ですが、一般的には新しい生活を始めるための準備は徹底して行うべきだと思います。

いつか夢見た移住生活でさえ現実ともなれば、必ずギャップは生じるものです。そのギャップを少しでも小さくとどめるために、移住後の働き方や転職先を決めておくべきだということです。

転職をする場合の仕事の探し方は以下の4つです。

  • 自治体やハローワークを通じて情報を収集する

移住者向けの転職情報などもあるので、自治体から生の情報をゲットできます。

  • 転職サイト

マイナビ転職などの転職サイトを利用して、条件にマッチした仕事を探すことができます。現在は企業からのスカウトメールも利用できます。

また地方向けの転職フェアを定期的に開催されており、一度に数多くの企業情報を得ることもできますよ。

  • クラウドソーシンズサイト

フリーランス希望の場合は、クラウドソーシングサイトを利用するといいでしょう。

クライドワークスやランナーズ、ココナラなどです。最初は実績を上げるために自分で自分を売り込み仕事をゲットしていかなければいけませんが、軌道に乗れば一定の収入が確保できるかもしれません。

  • 人材紹介会社

その地域の産業や職種、根強い企業に特化した人材紹介会社は、働く上でも条件を鑑みながら最適な職場を紹介してくれるはずです。人材紹介やキャリアアップのプロが仲介に入るため、客観的な意見を聞くことができます。

以上、今回は移住後の働き方について深堀りしてみました。移住に対する仕事への考え方や、雇用形態、仕事の探し方など具体的なことまでご紹介いたしました。

生活をしていく上で欠かせない仕事と居住。そのどちらもをあなたの理想に近づけるために、ここだけは譲れないもの」の軸をしっかりと定めておく必要がありそうですね。

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この記事を書いた人

Aya -アヤ-

Aya -アヤ-

高校卒業まで三重県桑名市で育ち、現在は1児の男の子を育てるアラサーママです。大学卒業後は大阪でグランドスタッフとして勤務し、結婚を機に愛知に移住。出産までは大学で就職相談をしていました。そのため三重弁・関西弁・名古屋弁を操るトリリンガル女子です!「マイカルは桑名の高島屋」と感じるほどの誇り高い三重県愛を存分にお届けいたします!

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