四日市から名古屋へ通勤はできる?実際に1年間通ってみた結果!

三重県四日市市は愛知県名古屋市のベッドタウンとも呼ばれている町です。そのため、四日市市に住みながら名古屋市で働くという暮らし方をしている方は少なくありません。実際に私も1年間ではありますが、名古屋市に毎日通っていた経験があります。

そこで、実際に四日市市から名古屋市に通勤していた私の経験談をベースに、どのようなことを感じたのか、どのような点が大変だったのかを詳しく解説します。名古屋市内の会社へ転勤を考えている方や、四日市市に引っ越そうと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

四日市市から名古屋市へのアクセス

出典:photo ACより

四日市市から名古屋市へ移動する手段は、主に「近鉄電車」「JR」の2種類になります。私は最寄駅が近鉄路線であったため、基本的には近鉄電車を使って通勤をしていました。しかし、JRで名古屋へ移動した経験も何度もあります。それぞれの通勤手段について詳しく解説します。

近鉄電車を利用する場合

近鉄四日市駅から近鉄名古屋駅に向かう場合を考えます。片道交通費は760円であり、所要時間はおおよそ35分です。ゴールが近鉄名古屋駅であるため、急行に乗れば乗り換えは基本的に必要ありません。準急や普通電車でも近鉄名古屋駅に向かうことは可能ですが、停車駅が多くなるためより時間がかかることは理解しておきましょう。

JRを利用する場合

四日市駅から名古屋駅に向かう場合を考えます。片道交通費は490円と近鉄電車と比べると少し安いです。しかし、所要時間は近鉄電車と比べるとやや長めの傾向にあり、基本的に40〜50分程度はかかると考えておきましょう。乗車時間帯によっては35分程度で移動することも可能なのですが、その電車が頻繁に運行しているわけではありません。

乗る時間帯や電車の種類によって、移動時間にムラが出やすいのがJRの特徴といえるでしょう。

四日市から名古屋に1年間通勤して感じたこと

ここからは四日市から名古屋に1年間通勤して感じたことについてまとめます。結論からいえば、四日市から名古屋へ通勤するのはそれほどストレスがかかることではありませんでした。しかし、実際に四日市で生活を始めたり、名古屋で転職をする前に知っておいた方が良いこともあるので、検討している方はぜひ参考にしてみてください。

朝はそれほど早くなくても良い

四日市から名古屋と聞くと、県を跨いでいるため「時間がかかるのでは?」と思われる方もいるかもしれません。しかし、先ほども説明したように実際は35〜50分程度で名古屋に到着します。家から最寄駅に向かうまでの時間や、名古屋駅から会社までの時間を考えると通勤時間としてはもう少し長くなりますが、それでも1時間30分もあれば通勤できることがほとんどでしょう。

そのため、名古屋に通勤しているから朝がとても早くなるということはありませんでした。私は7時くらいに起きれば十分に始業時間に間に合ったため、それほど朝の早さが苦痛に感じることはなかったです。しかし、これはあくまでも私のケースです。

最寄駅までに距離があったり、名古屋駅から会社までが遠かったりすると、通勤は一気に難しくなるでしょう。あくまでも目安ですが、名古屋から伏見や栄までの範囲であれば、問題なく通勤できると考えても良いと思います。

満員電車のつらさは乗車駅によって異なる

電車通勤をする上で気になるのが「満員電車」でしょう。結論としては、四日市は電車の利用者数も非常に多い街ですが、名古屋や東京などと比べると、満員電車によるつらさは感じづらいです。

しかし、乗車駅によってつらさは大きく変わるのも事実です。例えば、朝の7〜8時台に近鉄四日市駅の急行に乗車する場合は、ある程度の満員電車を覚悟しておく必要があります。座りながら名古屋まで向かうのは基本的に難しいと考えておきましょう。

一方で、急行が停車しない駅(河原町や霞ヶ浦など)からは普通や準急電車に乗るしかありません。私も乗車駅が急行の停車しない駅だったのですが、通勤時間が長くなるというデメリットはあるものの、満員電車に苦しむことはほとんどありませんでした。そのため、通勤時間を自分の時間として使うことができ、逆に充実していたように思えます。

四日市市内で車通勤でも30分は時間がかかるケースは多い

私は電車で名古屋に通勤する前に、四日市市内の会社に車で通っていました。電車通勤を始める前は「これから通勤に時間がかかるようになるな」と漠然と考えていました。しかし、実際に電車通勤を始めてみると、確かに車通勤と比べると時間はかかっているのですが、それほど長くなったような実感はありませんでした。

四日市市は車社会であるため、朝の時間帯はたくさんの車が走行します。そのため、基本的にどの場所からどの会社へ向かう場合であっても、渋滞に巻き込まれることになります。会社までの距離はそこまで離れていなくても、渋滞次第では通勤に1時間以上かかるケースも珍しくありません。

実際に私も事故渋滞によって通勤に時間がかかって遅刻したケースがありました。何をストレスに感じるかによって変わりますが、少なくとも私は電車による通勤時間の長さが苦痛と感じたことはありませんでした。

四日市から名古屋に通勤をする意外なメリット

四日市から名古屋へ通勤するメリットと聞くと、どのようなものを思い浮かべるでしょうか。一般的には「名古屋の方が仕事が多い」「電車内を自分の時間として使える」などが思いつくでしょう。しかし、そのような一般的なメリットではなく、実際に四日市から名古屋に通勤をした私だからこそわかるメリットがあります。

ここでは、四日市から名古屋に通勤をする意外なメリットについて紹介します。

車を所有しなくても生活できる

名古屋で仕事をするようになると、基本的に生活のすべては名古屋で済みます。食事はもちろん、日用品の買い物や週末の暇つぶしなども名古屋で済ませるようになります。結果として、四日市で車を保有しているメリットがほとんどなくなり、車を手放すことに成功しました。

現在は車の維持にかかる費用も高くなっていますよね。ガソリンの高騰は記憶に新しいところです。自動車税のような負担も重くのしかかってきます。しかし、車を手放せばそのような負担に苦しむことはありません。名古屋への通勤を始めてからの方が、日々の支払いに苦しむことは少なくなりました。個人的には名古屋へ通勤をする一番大きなメリットと感じています。

ちなみに休日に車がなくて不便に感じることは、正直に言ってしまうとありました。しかし、四日市はある程度の範囲であれば自転車でも生活が可能です。実際に、私は現時点で名古屋への通勤をやめているのですが、車を買い戻すことはなく、自転車で生活をしています。仕事形態によって異なるとは思いますが、生活の上での不便さはほとんどありません。

もちろん、金銭的余裕があるのなら車はあったほうが良いでしょう。しかし、四日市は車がなくても最低限の生活ができる環境が整っているからこそ、車を手放して名古屋に通勤をして、固定費を減らすことができるのです。これは大きなメリットといえるでしょう。

仕事終わりの娯楽が充実している

仕事が終わった後は、美味しいものを食べたりお酒を飲んだりしたいと考えている方は多いのではないでしょうか。四日市は飲食店が充実している街ではあります。しかし、車通勤をしている以上、仕事帰りにお酒を飲んで帰るというのは難しいのが現状です。一旦家に車を置いてから再度出かけるとなると、気が重くなってしまい、結果として家でダラダラするということになりやすいです。

しかし、名古屋であれば電車通勤であるため、仕事終わりに好きなお店でお酒を飲むことができます。選択肢も豊富であるため、どのお店に行くかを決めて、そのお店でお酒を飲むことをモチベーションに仕事を頑張ることもできました。

外食が好きな方や、お酒が好きな方にとって、選択肢が多い名古屋という街で働けるのは大きなメリットといえるでしょう。

プライベートと仕事のメリハリがつきやすい

四日市市内で仕事をしていると、どうしても休みの時に仕事がチラついたり、偶然同僚と遭遇して仕事の話になったりすることがあると思います。実際に私も四日市市内で仕事をしているときは、リフレッシュをするのが難しいと感じたことがありました。

しかし、名古屋で仕事をすると、必然と休みの日は職場から遠ざかることができます。そのため、プライベートと仕事のメリハリがつきやすくなり、快適に毎日を過ごせるようになりました。仕事の内容やつらさによって感じ方が変わるポイントだとは思いますが、あえて明確に体を休める日を作るためにも、職場から離れた四日市という街で過ごすというのは合理的かもしれません。

四日市から名古屋に通勤して大変だったこと

出典:photo ACより

四日市から名古屋への通勤は、意外なほどに数多くのメリットがありました。しかし、毎日繰り返していると、つらいと感じるポイントも少なくはありませんでした。ここでは、実際に私が体感した四日市から名古屋への通勤で大変だったことについて解説します。

雨の日にストレスが溜まりやすい

個人的には四日市から名古屋に通勤をする上で、最もストレスが溜まったポイントでした。私は最寄り駅までは自転車を使用していたので、雨の日だとカッパを着るか、傘をさして歩かなければいけません。雨の降り方によっては服は濡れますし、着替えを持っていく必要も出てきます。

電車に乗っている最中も傘の置き場に困ったり、いつもより利用者が多くて混雑したりします。さらに私は名古屋駅から職場まで歩いていく必要があったため、雨が降ると本当にうんざりしていました。四日市市内で車通勤であれば、雨が降っていると視認性が悪くなったり、交通量が増えたりといったデメリットはあるものの、そこまで濡れることに対するストレスを感じることはなかったです。

梅雨シーズンになると、一気に職場に向かうのが億劫になるくらいには、雨の日のストレスは大きかったです。名古屋への通勤を考えている方は、晴れている日だけではなく、雨の日の行動も具体的にイメージしておくと、ギャップをある程度は減らせるかもしれません。

終電の時間による制約がある

名古屋で仕事をしている時に、仕事終わりに同僚と飲みに行ったり、遊びに行ったりすることは珍しくありませんでした。金曜日の夜だと、日を超えて遊びたいと感じることも少なくなかったです。しかし、四日市から通勤をしていると、どうしても終電までには帰らなければいけません。

もちろん、同僚全員が職場の近くに住んでいるわけではありませんでした。しかし、名古屋周辺に住んでいることが多かったため、電車がなくなってもタクシーで帰ることは十分に可能でした。私はタクシーを使うことも難しかったため、終電を逃した際はホテルに宿泊するしかありませんでした。

まだ楽しんでいる同僚の姿を見ながら、自分だけ帰る準備をしなければいけないというのはつらい部分でもありました。時間の制約が発生してしまう点は、あらかじめ理解しておいた方が良いポイントといえるでしょう。

帰宅後に自由時間が残りにくい

四日市から名古屋への通勤は、極端に長いわけではありません。しかし、定時で帰宅したとしても、家に着くのは19〜20時近くになってしまうことが多かったです。そこから食事をしたり、最低限の家事をしたりすると、残された自由時間はそれほど多くありませんでした。

基本的に平日に何かをするのは難しいと考えておいた方が良いでしょう。食事をしてお風呂に入ったら1日が終わるとイメージしておいた方が、現実とのギャップが少ないと思います。家にいる時間が好きという方や、1人の時間が少ないとつらいと感じる方にとっては、名古屋への通勤はおすすめできないかもしれません。

四日市から名古屋への通勤が向いている人

「自分は名古屋へ通勤できるのか」と不安に感じている方もいるのではないでしょうか。しかし、私の経験からすれば、メリットやデメリットはあるものの、ほとんどの方が実際に初めてみればそれほど苦痛に感じることなくできると思います。

しかし、どうしてもできるかどうか気になる方は「電車内の行動でストレス発散ができるか」だけを確認しておくのが良いと思います。例えば、YouTubeで動画を見ることがストレス発散になる方であれば、電車内の時間を非常に有意義に使えます。家に帰って自由な時間がそれほど残っていなくても、電車内を快適に過ごせているので、あまりストレスは感じないかもしれません。

逆にパソコンを使ったオンラインゲームや、料理のような家にいることが前提の趣味がある方は、趣味に割くことのできる時間が必然と短くなってしまうため、ストレスを感じやすいと思います。もし、名古屋への通勤を考えている方は、実際に最寄り駅から名古屋まで試しに通ってみることをおすすめします。その時間を有意義に使えるのであれば、名古屋への通勤も問題なく行えるでしょう。

四日市から名古屋への通勤は自分の可能性を広げる選択でもある

四日市から名古屋への通勤は、決して楽なことばかりではありません。実際に毎日続けていると、四日市市内で働いていた頃には感じなかった負担もありました。しかし、それ以上に名古屋で働くことで得られるものも多かったです。四日市市内だけで生活していた頃と比べると、行動範囲も考え方も広がったように感じます。

もちろん、すべての人に四日市から名古屋への通勤が向いているわけではありません。電車の乗車時間だけを見て判断すると、実際に生活を始めてからギャップを感じるかもしれません。

それでも、四日市に住みながら名古屋で働くという選択は、十分に現実的だと思います。四日市での暮らしを続けながら、名古屋の仕事や娯楽にも触れられるため、自分の生活や働き方の幅を広げるきっかけになります。名古屋市内の会社へ転職・転勤を考えている方や、四日市市への引っ越しを検討している方は、通勤の負担だけでなく、その先にある生活の変化まで含めて考えてみてください。

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