電気代もガソリン代も高騰中!“生活コスパ”で選ぶなら三重移住が賢い理由【2025年版】

ここ数年、全国的に「地方移住」という言葉を耳にする機会が増えました。

特に2025年に入ってからは、電気代やガソリン代、食料品などの生活コスト上昇を背景に、「もっとゆとりのある暮らしをしたい」と移住を検討する人が増えています。

そんな中、注目を集めているのが三重県です。

名古屋や大阪など都市部へのアクセスが良く、自然豊かでありながら生活費が抑えられる「ちょうどいい地方」として人気が高まっています。

実は筆者自身も、数年前に大阪から三重県へ移住した一人です。

都市部での家賃や駐車場代、毎月の光熱費の高さに悩んでいた頃、三重での暮らしに切り替えたことで、支出を抑えながらも自然や食の豊かさを感じられる生活に変わりました。

本記事では、物価高騰のいま“生活コスパ”という新しい視点で移住を考える人に向けて、三重県がなぜ注目されているのかを分かりやすく解説します。

「節約したいけれど、利便性も妥協したくない」という方は、ぜひ参考にしてください。

なぜ今、“生活コスパ重視”の移住が増えているのか?

移住といえば「自然の中でのんびり暮らしたい」「子どもを伸び伸び育てたい」といった理想を思い描く人が多いかもしれません。

しかし近年は、そんな“理想型”とは少し違う、「現実的な理由からの移住」が増えています。

その背景にあるのが、止まらない物価高騰と、働き方の多様化です。

ここでは、なぜ“生活コスパ”が移住理由の中心になっているのかを見ていきましょう。

物価高・エネルギー高騰が家計を直撃

2024年以降、全国的に続く電気代やガソリン代の値上げは、多くの家庭にとって大きな負担となっています。

特に都市部では、家賃・駐車場代・食費などの固定費も上昇しており、「働いても生活が楽にならない」と感じる人が増えています。

例えば、総務省の家計調査によると、電気代は5年前に比べて約25%上昇しています。ガソリン代も一時期よりは落ち着いたものの、依然として高止まりの傾向が続いています。

都市生活ではこれらの影響をモロに受けやすく、結果的に生活コストを下げるための移住という選択肢が現実味を帯びてきました。

「家賃が高くて貯金ができない」「車を持ちたいけど維持費がかかる」といった悩みを抱えた層が、今、“生活防衛”としての地方移住を選び始めているのです。

地方移住の目的が“ゆとり”から“節約+安定”へシフト

かつての移住は「田舎でスローライフを送りたい」といった“理想志向”が中心でした。しかし、2020年代に入り社会環境が大きく変化したことで、移住の目的も少しずつ変わりつつあります。

特にコロナ禍以降、テレワークやリモート勤務が一般化し、「職場に毎日行く必要がなくなった」人が増加しました。

そうした人たちの間で、「だったら生活コストの低い地域に引っ越そう」という動きが広がっています。

また、AIや副業解禁によって働き方が柔軟になった今、“収入を増やすより支出を抑える”という選択も注目されるようになりました。

三重県のように、物価が比較的安定し、都市へのアクセスも良い地域は、「節約しながらも安心して暮らせる場所」として再評価されています。

筆者自身も大阪から三重へ移住した際、まさにこの“節約+安定”のメリットを実感しました。

大阪では1LDKの賃貸に月7万円ほどかかっていたのが、三重では駐車場付きで5万円台に。

ガソリン代も1リットルあたり数円安く、食材は地元の直売所で新鮮な野菜を安く手に入れられるようになりました。

さらに、少し車で走れば自然がたくさんなので、休日には自然の中でリフレッシュできる環境も得られ、経済面だけでなく心の余裕も増えたのを感じます。

つまり、いまの移住は「夢を追う」だけでなく、「日々の生活を守る」ための実利的な選択になっているといえます。

三重県が“生活コスパ最強”といわれる理由

「生活コスパ」で移住先を考える人が増えるなかで、三重県は“穴場の優等生”だと感じます。

名古屋や大阪といった大都市に通勤可能な距離でありながら、生活費がグッと抑えられるのが大きな魅力です。

ここでは、住宅費・日常の物価・交通アクセスの3つの観点から、その理由を詳しく見ていきましょう。

住宅コストが圧倒的に安い!家賃・土地価格の比較

まず注目したいのが、住宅費の安さです。三重県の平均家賃は全国平均より約13%低く、県内では津市や名張市が比較的手ごろな水準となっています。

例えば、名古屋市の1LDK賃貸が7~8万円前後なのに対し、津市では4万円台から、松阪市では5万円台程度で探すことができます。

戸建ての購入価格も、都市部に比べて約半分程度に抑えられるのも大きな魅力です。

「家賃を下げつつ、広い家で暮らしたい」という願いを叶えられるのが三重移住の大きなメリットです。

また、駐車場付き物件が多いのも三重県ならでは。都市部で月1万円前後かかる駐車場代が、無料または数千円で利用できるケースも多く、車を持つ前提の生活でも固定費が安く済むのが特徴です。

ガソリン・光熱費・食費も抑えやすい

次に、日々の暮らしに直結するガソリン代や食費を見てみましょう。

東海地方の中でも、三重県は比較的ガソリン価格が安定しており、2025年時点でもリッターあたり全国平均より約3〜5円安い水準です。

都道府県(東海抜粋)価格全国平均との差
(△…全国平均よりも安い)
(+…全国平均よりも高い)
愛知県164.7円/L△4.9円/L
岐阜県169.9円/L+0.3円/L
三重県165.3円/L△4.3円/L
静岡県172.9円/L+3.3円/L
参考:gogo.gs「2025年10月29日時点ガソリン平均価格」

三重県は車通勤が主流の地域ですが、その分の負担が軽減されています。

食費の面では、地元の直売所や漁港、市場が豊富にあり、新鮮な野菜・魚介・肉を手ごろに入手できるのもポイント。

特に伊勢湾・熊野灘沿岸部では地元漁師が水揚げした魚介を安価で販売しており、スーパーより安い価格で旬の味覚が楽しめます。

さらに、都市部よりも土地が広く、太陽光パネルや省エネ設備を導入しやすい環境も、長期的なコスト削減に繋がっています。

通勤・通学アクセスが良く“遠距離通勤”も現実的

「地方に住むと通勤が大変そう」と思う人もいるかもしれません。

しかし三重県は、東名阪自動車道や近鉄線、JR関西本線など交通インフラが発達しており、名古屋・大阪のどちらにもアクセスしやすい地理的メリットがあります。

例えば、桑名市から名古屋までは近鉄急行で約25分、津市から名古屋へは近鉄特急で1時間弱。松阪市や伊賀市から大阪方面へのアクセスも良好で、週に数日だけ出社する“ハイブリッド通勤”にも対応可能です。

そのため、「通勤圏内で生活コストを抑えたい」という人にとって、三重はまさに“節約と利便性のバランスが取れた県”といえるでしょう。

生活コスパ重視でおすすめの三重エリア3選

ここでは、特に“生活コスパ”を重視する移住者に人気のあるエリアを3つ紹介します。

どの地域も「家賃が手ごろ」「生活インフラが整っている」「都市へのアクセスが良い」という共通点があります。

桑名市|名古屋通勤圏で物価控えめ

愛知県との県境に位置し、名古屋まで約25分という抜群のアクセスを誇る桑名市

商業施設が充実しており、生活の利便性を保ちながら家賃は名古屋市よりも平均2万円ほど安い水準です。

さらに、スーパーやドラッグストアが市内に点在しており、食品価格も比較的安定しています。

住宅街も落ち着いた雰囲気で、子育て世帯から単身者まで幅広く人気があります。

近年は駅周辺や国道沿いを中心に再開発が進み、新しい住宅地の整備が相次いでおり、今後も名古屋圏とのアクセスの良さを活かし、さらに発展していくエリアとして注目されています。

津市|県庁所在地ながら家賃・物価が安定

三重県の県庁所在地・津市は、行政・教育・医療がバランスよく整った“オールマイティー型”のまちです。

1LDK賃貸は5万円前後から見つかり、車通勤が基本の地域ながらガソリン価格も抑えめ。

また、近鉄特急で名古屋へ約1時間と、通勤・通学にも便利。

津駅周辺にはスーパー、車で少し走ると病院も点在しており、暮らしの利便性とコスパの両立が可能です。

松阪市|住宅コスパ最強クラス。働く場所も多い

「松阪牛」で有名な松阪市は、中心部でも2LDK賃貸が5万円台から探せるコスパ最強エリア

地元の製造業・医療・小売業が盛んで、県内就職を希望する人にも人気があります。

また、周囲にはスーパーやホームセンター、飲食店が充実しており、車があれば生活に困ることはありません。

のどかな雰囲気と実用性を両立した地域で、家族移住にもぴったりです。

生活コスパ重視で移住する際の注意点

もちろん、「生活コスパが高い=出費ゼロ」ではありません。

地方ならではのコストや、地域による差もきちんと把握しておくことが大切です。

ここでは、生活コスパ重視で移住する際の注意点について解説します。

車の維持費・保険料・除雪費用など…地方特有のコストも考慮

三重県では多くの地域で車が生活の必需品です。

そのため、ガソリン代のほかに自動車税・車検・保険料などの維持費もかかります。

また、山間部では冬季にスタッドレスタイヤや暖房費が必要になることも。

移住を検討する際は、「月にどのくらい車を使うか」を具体的にシミュレーションしておきましょう。

安さだけでなく、“住みやすさ”のバランスを重視

家賃や物価の安さは魅力ですが、医療・教育・交通の利便性も忘れてはいけません。

特に子育て世帯やシニア層の場合、病院・スーパー・学校などが生活圏内にあるかを事前に確認しておくことが大切です。

また、自治体によっては移住支援金や住宅補助制度を設けているところもあります。

費用面だけでなく、行政サポートの充実度も“コスパの一部”として見るとよいでしょう。

まとめ|三重移住は“節約×快適さ”のバランスが魅力

電気代・ガソリン代・物価の上昇が続く今、生活コスパを重視した移住は新しいスタンダードになりつつあります。

その中で三重県は、都市圏へのアクセス・自然環境・生活費の安さという3拍子が揃った、まさに“現実的で賢い移住先”です。

節約しながらも、食の豊かさや人の温かさを感じられる暮らし。そんな「無理なく、心地よい地方生活」を実現できるのが三重県の魅力です。

「支出を減らし、心に余裕を持つ暮らしをしたい」そう考えている方は、ぜひ一度、三重の暮らしを体験してみてはいかがでしょうか?

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

この記事のタグ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です