子育てしやすい三重県のまちTOP5|支援制度が手厚いのは?【2025年最新】

「子育て支援が手厚い地域に移住したいけれど、どの市町村が本当におすすめなのか分からない…」とお悩みではありませんか?

三重県には多くの市町村がありますが、支援制度や環境の違いをひとつひとつ調べるのは大変ですし、何を基準に選べば良いのか迷ってしまいますよね。

この記事では、子育て世代が安心して暮らせる三重県内の市町村を、制度や環境、生活のしやすさといった視点から比較し、ランキング形式でご紹介します。

読んでいただければ、「わが家にぴったりのまち」を見つけるヒントがきっと得られるはずです!

ぜひ最後までご覧ください。

三重県は子育て世代に“やさしい”県って本当?

三重県は、子育て世代にとって魅力的な移住先として注目されています。

その理由は、豊かな自然環境、充実した子育て支援制度、そして生活コストの低さにあります。

例えば、名古屋から電車で30分ほどの距離にある四日市市や桑名市は、都市部へのアクセスが良好でありながら、自然も豊かで子育て環境が整っています。

このように、三重県は子育て世代にとって“やさしい”県と言えるでしょう。

市町村ランキングの選定基準

今回のランキングの選定には、各市町村の子育て支援制度の充実度を重視しました。

具体的には、下記のような項目を評価基準としています。

  • 医療費助成
  • 保育料の補助
  • 出産・育児手当などの制度が整っているか 等

また、保育園や学校の数、病院や診療所の充実度、地域の子育て支援センターの有無なども、子育て環境に大きく影響します。

さらに、家賃や物価が安く、通勤時間が短い地域は、家計に優しく、家族との時間も増やせます。

これら総合的に鑑みて、ランキング選定を行いました。

※筆者の個人的見解も含まれます点、ご了承ください。

子育てしやすい三重県のまちTOP5!【2025年版】

上記選定基準を元に選んだ「子育てしやすい三重県のまちTOP5」は下記の通りです。

  • 第1位:松阪市
  • 第2位:四日市市
  • 第3位:朝日町
  • 第4位:川越町
  • 第5位:伊賀市

各市町村で独自の子育て政策を行っていますので、一つずつ見ていきましょう。

第1位|松阪市:共働き子育てしやすい街ランキング県内1位!

第1位は、共働き子育てしやすい街ランキング県内1位「松阪市」です。

松阪市は、共働き子育てしやすい街ランキングで2年連続県内1位に選ばれるなど、子育て支援が充実しています。

  • 📝 松阪市の主な子育て支援制度
  • 18歳まで医療費無料
  • 幼児教育・保育の無償化(一部制限あり)
  • 認可外保育施設の一時預かり無料チケット配布
  • 子ども誰でも通園制度
  • 病児保育施設(2施設)
  • 産後ケア事業(7回まで[内、1~5回目は公費助成あり])
  • 定期健康診査の助成 等
  • 参考:松阪市 公式HP

例えば、病児・病後児保育、乳幼児一時預かり、こどもの医療費助成の充実などがあり、安心して子育てができます。

また、松阪市独自の取り組みとして、就労要件等を問わず、柔軟にこどもを預けられる新しい制度「こども誰でも通園制度」があります。

  • 🏫 松阪市 「子ども誰でも通園制度」とは?
  • 対象者: 松阪市在住の生後6か月~2歳児(3歳の誕生日の前日まで)
  • 実施場所: 松阪市立 三雲北こども園内誰でも通園ルーム
  • 実施期間: 令和8年3月31日まで(令和8年度から本格実施予定)
  • 利用時間: 月曜日~金曜日 9:00~15:00(祝日、年末年始を除く)
  • 利用上限: 子ども1人当たり月10時間まで
  • 利用料金: 1時間あたり300円/人
  • 注意点:

「こども誰でも通園制度」では、専業主婦(夫)家庭や短時間就労の保護者でも、子どもを安心して預けることができ、育児の負担軽減になります

また、子どもたちにとっても集団生活を通じて社会性や協調性を育むことができ、保護者同士の交流の場ともなるのも大きなポイント。

松阪市のこの制度は、地域全体で子育てを支える環境づくりの一環として、三重県内外問わず高く評価されています。

このように、松阪市は共働き世帯を支援する環境が整っているため、今回第1位に選びました。

第2位|四日市市:子育て支援制度が充実した都市部

第2位は、子育て支援制度が充実した都市部「四日市市」です。

四日市市は、三重県最大規模の都市部でありながら子育て支援制度も充実しています。

  • 📝 四日市市の主な子育て支援制度
  • 18歳まで医療費無料
  • 認可外保育施設の保育料の助成(最大10,000円/月)
  • 病児保育施設(県内最多4施設)
  • 産後ケア事業(7回まで)
  • 定期健康診査の助成 等
  • 参考:四日市市 公式HP

特に、四日市市は病児保育施設の数が県内最多(4施設)であるのは大きな魅力です。

「子どもが熱を出すと保育園に預けられないから、仕事を休まないといけない・・・」そんな時に利用できる病児保育施設が充実しているのは、働く親の強い味方です。

  • 💊 四日市市 「病児保育室」とは?
  • 病気療養中で、保育園・小学校などの集団生活に不安がある子どもを一時的に預かる施設。
  • 専任の看護師と保育士がいるため、安心して利用できる。
  • 四日市市内の病児保育室
    • カンガルーム(二宮メディカルクリニック東隣)
    • チェリーケア(桜花台こどもクリニック子育て支援センター)
    • ひばりルーム(しもの診療所)
    • シェルーム(貝沼内科小児科)
  • 利用できる児童:
    • 四日市市内に居住している。
    • 保育園などに通園している。
    • 病気回復期にあり、通園または通学が困難である。
    • 保護者の勤務などの都合により、家庭での育児が困難である。
  • 備考: 利用方法等は<四日市市 公式HP 専用ページ>をご確認ください。

さらに、四日市市は子育てに関する相談窓口も充実しており、困ったときにすぐに相談できるのも嬉しいポイント。

  • 📞 四日市市の主な子育て相談窓口
  • こども家庭センター:
    • 産前産後子育て相談窓口
    • 子育て全般相談窓口
  • こども未来部保育幼稚園課(保育園等に関する相談)
  • 育児相談室すくすくルーム(妊娠中の健康管理から、出産後の相談まで) 等

このように、四日市市は都市部でありながら、子育て支援が手厚い地域だと言えるため、今回第2位に選びました。

第3位|朝日町:コンパクトで子育てしやすい町

第3位は、コンパクトで子育てしやすい町「朝日町」です。

朝日町は、人口約11,000人とコンパクトな町でありながら、子育て支援が充実しています。

  • 📝 朝日町の主な子育て支援制度
  • 15歳まで医療費無料
  • 幼児教育・保育の無償化(一部制限あり)
  • ファミリー・サポート事業
  • 病児保育施設(2施設)
  • 定期健康診査の助成 等
  • 参考:朝日町 公式HP

小さい町内にも保育所や学校があり、さらにファミリー・サポートも完備されており、地域全体で子育てを支える体制が整っています

生後3か月〜小学校6年生までの子どもを対象としたファミリー・サポートは、保護者が病気や急用の際に子どもの送迎などをお手伝いする心強いサービスです。

  • 👪 朝日町 「ファミリー・サポート事業」とは?
  • 子育ての手助けをしてほしい方(利用会員)と、手助けを提供したい方(協力会員)が会員登録を行い、地域内で子育て支援を行う制度。
  • 対象: 生後3か月から小学校6年生までの子ども
  • 利用内容:
    • 保育所等への送迎
    • 保育所等の始業前・終業後の預かり
    • 保護者の病気・急用の際の預かり
    • 外出の際の預かり
    • 緊急時、宿泊及び軽い病児・病後児の預かり 等
  • 注意点: 子どもを預かる場合は、原則援助会員の自宅で行う。
  • 備考: 利用方法等は<朝日町 公式HP 専用ページ>をご確認ください。

このように、朝日町はコンパクトでありながら、子育て支援が手厚い町です。

第4位|川越町:地域ぐるみで子育てを支える町

第4位は、地域ぐるみで子育てを支える町「川越町」です。

川越町は、子育て支援センターや児童館が町内にあり、地域ぐるみで安心して子育てできる環境が魅力です。

  • 📝 川越町の主な子育て支援制度
  • 18歳まで医療費無料
  • 幼児教育・保育の無償化(一部制限あり)
  • 地域子育て支援センター
  • 病児保育施設(2施設)
  • 定期健康診査の助成 等
  • 参考:川越町 公式HP

地域子育て支援センターでは、育児相談や親子のふれあいイベントが定期的に開催され、同年代の子を持つ親同士がつながる場にもなっています。

  • 👪 川越町 「地域子育て支援センター」とは?
  • 子育て支援センターでできること:
    • 子育て親子に対する相談や援助
    • 育児や子育てに関する身近な情報の提供
    • 子育て親子が気軽・自由に利用できる交流の場の提供
    • 子育て支援に関する講習 等
  • 開設日時: 月曜日から金曜日の平日 午前9時~午後3時
  • 開催されるイベント例:
    • ハーフバースデー撮影会
    • 絵本読み聞かせ
    • ベビーマッサージ 等

産まれたばかりの子供を育てるお母さんやお父さんにとって、同じ環境の方と話す機会はとても貴重です。

そんな貴重な機会を町が率先して提供してくれるのは、子育て世代にとってとても心強いです。

また、乳幼児健診や子育て講座も町が主導して開催しており、初めての子育てでも安心できる要素がたくさんあります。

このように、川越町は子育てを地域全体で支える安心感が強みの町です。

第5位|伊賀市:自然環境と支援制度が両立するまち

第5位は、自然環境と支援制度が両立するまち「伊賀市」です。

伊賀市は、自然の豊かさと子育て支援のバランスが取れた町として人気があります。

  • 📝 伊賀市の主な子育て支援制度
  • 15歳まで医療費無料
  • 幼児教育・保育の無償化(一部制限あり)
  • 若者定住のための奨学金返済支援金
  • 病児保育施設(1施設)
  • 定期健康診査の助成 等
  • 参考:伊賀市 公式HP

自然に囲まれた環境でのびのびと子どもを育てながら、医療費助成や奨学金返済支援など制度面でも充実しています。

特に、伊賀市では中学生(15歳)まで医療費が無料で、さらに「若者定住のための奨学金返済支援金」があり、若い世代の移住や定住を後押ししています。

  • 🎓 伊賀市若者定住のための奨学金返済支援金」とは?
  • 対象者:
    • 令和5年4月1日以降に、伊賀市内等の企業に就職している方
    • 奨学金の貸与を受けて大学等を卒業し、自ら奨学金を返還している方
    • 35歳以下の方
    • 5年以上定住する意思のある方 他
  • 補助金額:
    • 年間返還額の2分の1(年間上限20万円)を5年間支援(最大100万円
    • 繰り上げ返還した金額は対象外
  • 注意事項:

また、市内には大型の公園や自然体験施設も多く、子どもと週末を楽しく過ごせる環境が整っています。

このように、伊賀市は自然と支援制度の両方を重視したい子育て世代には暮らしやすいまちの一つです。

ランキング以外にも注目したい!おすすめの市町村

ここまで子育てしやすい三重県のまちTOP5をご紹介しましたが、三重県は他の市町村も子育て支援が手厚いまちはたくさんあります。

津市│教育熱心なエリア

津市は、教育に力を入れていることで知られる三重県内屈指の「教育熱心なまち」です。

市内には多くの公立・私立の小中学校や高校、大学が集まり、子どもたちの成長を地域全体で支えています。

  • 🏫 津市にある教育機関(一部抜粋)
  • 三重県立公衆衛生学院
  • 高田短期大学
  • 三重中央医療センター附属三重中央看護学校 等

特にICT教育の導入や学力向上を目指した補習支援、読書活動の推進など、学びを深める取り組みが充実しています。

また、図書館や科学館といった知的好奇心を育む施設も整備されており、家庭以外の環境でも学びに触れられる点が魅力です。

「子どもの教育に力を入れたい」そんな方には、津市が選択肢の一つとなるでしょう。

いなべ市│保育園に入りやすい地域

いなべ市は、待機児童がほとんどいないことで知られる、子育てしやすいまちの一つです。

保育施設の整備が進んでおり、共働き家庭でも希望に応じた入園がしやすい環境が整っています。

また、自然に恵まれた地域ならではのびのびとした保育が行われており、子どもたちが安心して過ごせるのも「いなべ市」ならでは。

さらに、保育園と地域が連携した子育て支援や、一時預かり保育など多様なニーズに応える取り組みも行っています。

働く子育て世代にとっても、子どもにとっても快適な環境がそろった、理想的な子育てのまちといえるのではないでしょうか。

子育て支援制度の「落とし穴」に注意!

制度はあっても“使いづらい”ケースとは?

支援制度が整っていても、申請手続きが複雑だったり、対象年齢や所得制限が厳しかったりすると、実際に利用できないことがあります。

制度を活用するには、事前に各市町村の相談窓口に問い合わせて、自分の家庭が対象となるか確認することが大切です。

支援制度をきちんと活用するためには、入念な準備がカギとなります。

手続き・対象年齢・所得制限などのチェックポイント

特に注意したいのが、医療費助成の対象年齢や、保育料無償化の条件です。

例えば「中学卒業まで」と記載があっても、実際には通院にかかる交通費は対象外だったり、所得制限で一部負担が発生するケースもあります。

あとから「こんなはずじゃなかった・・・」とならないためにも、繰り返しになりますが、事前に自治体の公式サイトで詳細をチェックすることは忘れずに。

よくある質問(Q&A)

子育て支援制度は誰でも使えるの?

子育て支援制度は、誰でも使えるわけではありません。

支援制度の多くには年齢制限や所得制限があります。制度の対象となるかどうかは、市町村によって異なります。

事前に公式サイトや市町村へ確認することが大切です。

保育園や小学校の転園はスムーズにできる?

保育園や小学校の転園は、市町村の空き状況や時期によって左右されます

多くの自治体では移住者向けの相談窓口も設けているため、転入前に教育委員会や市町村の保育課に相談しておくと安心です。

三重県での仕事探しはどうすればいい?

ハローワークや各市町村の移住相談窓口、民間の求人サイトが活用できます。

中には移住者を対象とした就職支援金や職業紹介制度を設けている自治体もあります。

地域に馴染めるか心配・・・

子育て支援センターやママ向けイベントなど、地域の交流機会が多いのが三重県の特徴です。

最初は不安でも、子どもを通じて自然とつながりが生まれるケースが多いため、積極的に参加することで少しずつ馴染んでいきます。

「地域に馴染めるか心配・・・」そんな方は、ぜひ地域のイベントに積極的に参加してみましょう。

まとめ|“わが家にぴったり”の市町村を選ぼう

いかがでしたでしょうか。今回は、「子育てしやすい三重県のまちTOP5」をランキング形式でご紹介しました。

三重県には、子育て世代にとって魅力的な市町村がたくさんあります。

医療費の助成や保育料の補助といった制度はもちろん、自然環境や教育体制、地域のあたたかさなど、子育てに必要な要素がバランス良く整っているのが三重県の魅力です。

本記事で紹介したランキングは、支援制度の充実度や子育て環境をもとに選定したものですが、「自分たちのライフスタイルに合うかどうか」も選ぶ上で大切な視点です。

ぜひ一度、気になる市町村の公式サイトや相談窓口をチェックして、わが家にぴったりの新しい暮らしを見つけてください。

また、子育て支援だけでなく、移住支援全般の「三重県の移住者支援制度」をまとめた下記記事も参考にしてみてください。

移住は大きな決断ですが、その先にある家族の豊かな未来を想像して、「三重県への移住」を前向きに検討していただけると幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

まるちゃん

まるちゃん

大阪生まれの大阪育ち。転職を機に三重県へ移住しました!少し車で走れば豊かな自然を感じることができ、美味しいグルメに溢れる・・・そんな三重県に日々魅力を感じています。大阪育ちだからこそ感じる、三重県の魅力を存分にご紹介していきます!

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