【2022年度版】松阪市の住まい関連の補助金・助成金をご紹介!
三重県の中勢地域に位置する松阪市。
なんといっても松阪牛が有名ですが、「まつざか」ではなく「まつさか」なのをご存知でしたか?
今回は松阪市の住まい関連の補助金をご紹介します。松阪市にお住まいの方、ご家族が松阪市在住の方はぜひ参考になさってください。
※記載する補助制度の内容は2022年7月時点のものです。制度は変更になる場合があります。
松阪市の住宅に関する補助金
松阪市の住宅に関する補助金は、耐震性が弱いと診断された木造住宅が対象です。
まずは無料の耐震診断を受け、耐震性に問題がある場合は補強計画→補強工事という流れになります。
木造住宅の無料耐震診断
無料診断を申し込むと、日程調整後、診断員が訪問調査に来てくれます。
対象の住宅 | ・昭和56年5月31日以前に着工または完成したもの ・階数が3階建て以下のもの・供用住宅の場合、延べ床面積の過半が住宅の用に供されているもの ・在来軸組構法、伝統的構法、枠組壁工法のもの |
対象者 | 上記にすべて該当する木造住宅を市内に所有の方 など (出典:木造住宅の無料耐震診断 – 松阪市ホームページ) |
問い合わせ先 | 防災対策課 |
点検商法にご注意!
点検商法とは、市の委託業者などと偽って家を点検し、「このままでは地震が来たときに危ない」などと言って、高額な工事費で契約を迫る手口で、国民生活センターでも注意喚起されています。
いきなり訪問してきた人に対しては身分証を確認するなどして、怪しい場合は帰ってもらうなどの対策を取りましょう。
木造住宅耐震補強設計事業費補助金
耐震補強工事の前には、補強設計という計画を立てる必要があります。
補強設計にかかる費用も補助金の対象です。
対象 | 昭和56年5月31日以前に着工または完成した木造住宅で、耐震診断の結果、耐震評点1.0未満「倒壊する可能性が高いまたはある」の住宅を、耐震評点1.0以上「一応倒壊しない」の住宅にする補強計画書の作成 |
補助額 | 設計費の3分の2を補助(最高で18万円) (出典:木造住宅耐震補強設計事業費補助金 – 松阪市ホームページ) |
問い合わせ先 | 防災対策課 |
木造住宅耐震補強事業費補助金
木造住宅耐震補強工事と、同時に行うリフォーム工事が補助の対象です。
補助額は補強設計を行った時期によって異なります。計算式は下記のリンクからご確認ください。
対象 | 昭和56年5月31日以前に着工または完成した木造住宅で、耐震診断の結果、耐震評点0.7未満「倒壊する可能性が高い」の住宅を、耐震評点1.0以上「一応倒壊しない」の住宅にする補強工事 |
補助額 | 計算式は「木造住宅耐震補強事業費補助金 – 松阪市ホームページ」をご覧ください |
問い合わせ先 | 防災対策課 |
木造住宅の除却補助
補強工事でなく、取り壊し工事を行うときも補助の対象です。木造住宅が地震発生時に倒壊しないようにするための制度なので、密集市街地に限られています。
対象 | 昭和56年(1981年)5月31日以前に建築されており、耐震診断の結果、評点0.7未満と診断された住宅のうち、次のいずれかに該当する住宅 1.家屋の外壁から敷地境界線(道路や隣の敷地)までの距離が、平屋の場合2m以内、2階建て以上の場合4m以内であること 2.三重県が密集市街地として位置づけた区域内にあること(猟師町など) |
補助額 | ・令和3年4月1日以降に耐震診断を受けた住宅について除却工事費の23%を補助(最高で30万円) ・令和3年3月31日以前に耐震診断を受けた住宅について除却工事費の3分の2を補助(最高で30万円) |
受付期間 | 令和4年4月1日より(出典:木造住宅の除却補助 – 松阪市ホームページ) |
問い合わせ先 | 防災対策課 |
木造住宅建築促進事業補助金
こちらは新しく家を建てるときに「松阪の木」を使うと補助が出るという制度です。「大工・工務店」「建築士」「建築主」が補助の対象になります。
対象の住宅 | ・「松阪の木」を使用して新築する住宅(木工事着手前の住宅) ・延床面積70m2以上の住宅で、構造材の80%以上が「松阪の木」を使用した建物 |
対象者 | 【建築主】市内において自ら居住するために補助対象住宅を建築する建築主であり、市税を納税している者 |
補助額 | 【建築主】対象建築部材数量1m3あたり10,000円 |
受付期間 | 令和4年4月1日(金曜日)~令和5年3月3日(金曜日) (出典:令和4年度松阪の木を使用した新築木造住宅への支援 – 松阪市ホームページ) |
問い合わせ先 | 林業振興課 |
不良空家等除却促進補助金
不良空家とは、そのまま放置すると周辺に悪影響を及ぼしかねない住宅のことです。松阪市では不良空家の取り壊しを促すために補助制度を設けています。
対象となる空家等 | 松阪市内にある不良空家等であること。 |
対象となる工事 | 不良空家等の除却工事であり、次の要件に該当するもの。 ・不良空家等の除却にかかる工事。ただし、空家等に附属する建築物(門又は塀等)のみを解体するものでないこと など |
対象者 | 1.空家等の所有者又はその相続人。 2.1.の者から補助対象事業について同意を得ている3親等以内の親族。 |
補助額 | 不良空家等の除却工事に要する経費の23%以内の額。(上限25万円) |
受付期間 | 令和4年4月20日(水曜日)より (出典:6-3 松阪市不良空家等除却促進補助金 – 松阪市ホームページ) |
問い合わせ先 | 建築開発課 |
松阪市の浄化槽・下水道に関する補助金
浄化槽を設置したり、下水道につなぐための工事をしたりする際に補助金が出る制度があります。
浄化槽設置整備事業補助金
松阪市では、既存の単独処理浄化槽やくみ取り便所から合併処理浄化槽に替える工事について補助金が出ます。令和4年度より対象の浄化槽が、環境配慮型浄化槽のみとなりました。
対象区域 | 次の区域を除いた松阪市全域です。 ・下水道事業計画区域のうち、7年以内に公共下水道の供用開始が見込まれる区域 ・農業集落排水事業の事業採択がなされた処理区域 など |
対象建築物 | 住宅等(主に居住用の建物) |
補助額(上限) | 【浄化槽設置費用】5人槽 332,000円、6~7人槽 414,000円、8~10人槽 548,000円 【単独処理浄化槽撤去費用】120,000円 【配管費用】90,000円 (出典:浄化槽設置整備事業 補助金制度(本庁・嬉野・三雲) – 松阪市ホームページ) |
問い合わせ先 | 上下水道部 下水道建設課 生活排水係 |
水洗便所等改造資金融資あっせん制度
下水道につなぐ工事の資金を、金融機関から実質無利子で借りられる制度です。
対象 | ・下水道の供用開始日から3年以内に行う下水道排水設備工事 ※新築、増築、改築に伴う排水設備工事は、対象になりません。 ・申請者が所有する建物でかつ申請者が居住する建物の排水設備工事 ・市税、水道料金、下水道受益者負担金等の滞納がないこと ・過去にこれらの制度の利用がないこと(1世帯につき1度限り) ・融資あっせん資金の償還能力のある人 |
融資限度額 | 90万円 (出典:下水道排水設備工事費の融資あっせん制度と補助金制度について – 松阪市ホームページ) |
問い合わせ先 | 下水道建設課 |
公共下水道水洗化補助金制度
対象の世帯は限定されますが、下水道につなぐ工事に補助金が出る制度もあります。
対象 | ・下水道の供用開始日から3年以内に行う下水道排水設備工事 ※新築、増築、改築に伴う排水設備工事は、対象になりません。 ・申請者が所有する建物でかつ申請者が居住する建物の排水設備工事 ・市税、水道料金、下水道受益者負担金等の滞納がないこと ・過去にこれらの制度の利用がないこと。(1世帯につき1度限り) |
対象となる世帯 | ・1人親世帯 ・高齢者世帯 ・障がい者世帯 ・世帯全員が所得税非課税であること |
補助限度額 | 30万円 (出典:下水道排水設備工事費の融資あっせん制度と補助金制度について – 松阪市ホームページ) |
問い合わせ先 | 下水道建設課 |
松阪市の住宅関連設備に関する補助金
そのほかの松阪市の個人向け補助金には、生ごみ処理機と、特殊詐欺を防止する機能がついた電話機などに対する補助制度があります。
生ごみ堆肥化容器等購入補助金
生ごみの減量を支援する目的で行われている補助制度です。
こちらの制度は、生ごみ処理機などを購入してから申請書を出すという流れです。
対象の生ごみ堆肥化容器等 | ・家庭用生ごみ処理機 ・生ごみ堆肥化容器 |
対象者 | ・本市に住所があること ・堆肥化容器等を購入してから6ヶ月以内であること ・堆肥化容器等を個人で購入し、管理する家屋、土地にその責任と負担において設置すること など |
補助額 | 購入価格の2分の1に相当する額(上限が3万円) (出典:生ごみ堆肥化容器等購入補助金制度 – 松阪市ホームページ) |
問い合わせ先 | 清掃事業課 |
特殊詐欺等被害防止機器購入補助金
詐欺被害に遭いやすいとされる65歳以上の方を対象に、詐欺被害防止機能がついた固定電話機などの購入費が補助されます。こちらの制度は、機器を購入してから申請書を出すという流れです。
対象の機器 | 悪質な電話による特殊詐欺被害を未然に防ぐことを目的に製造されたものであり、次に該当するもの ・自動応答録音装置等を有する特殊詐欺被害防止の機能付固定電話機 ・固定電話に外部接続可能な自動応答録音機能等を有する装置 |
対象者 | 市内在住の65歳以上の方 (市税を滞納していない方) |
補助額 | 対象機器の購入費と設置にかかる工事費の2分の1(上限8,000円) (出典:特殊詐欺等被害防止機器購入補助金 – 松阪市ホームページ) |
問い合わせ先 | 地域安全対策課 |
補助金を受けるときの流れ・注意点
一般的に工事が伴う補助金を受けるときの流れは下記のようになります。
申請者 | 市 | |
1 | 申請書の提出 | |
2 | ↓ | 交付決定 |
3 | 工事着工 | ↓ |
4 | 実績報告書の提出 | ↓ |
5 | ↓ | 交付額確定 |
6 | 請求書の提出 | ↓ |
7 | 振込 |
市に申請書が提出されないことには、その人に補助金を出せるかどうか判断できないため、必ず工事に取りかかる前に申請書を提出するのがポイントです!また予算が限られている補助金の場合は、予算がなくなってしまうと補助が受けられなくなる恐れも。
工事することが決まっているなら、早めに相談・申請しましょう!
まとめ:松阪市の住まい関連の補助金をご紹介
松阪市の木造住宅の耐震工事や浄化槽などに対する補助金をご紹介しました。制度を利用するときは、松阪市のホームページで詳細をご確認の上、担当部署にお問い合わせください。
※記載した補助制度の内容は2022年7月時点のものです。制度は変更になる場合があります。