【名張市】移住支援事業〜体験談あり
現在、東京で働いており、名張市への移住を検討している人に、名張市の魅力と打ち出す移住支援事業について説明します。
名張市の魅力
名張市は、三重県西部に位置し、大阪方面、名古屋方面、どちらへもアクセスしやすいです。
特に、大阪の中心地、「大阪難波」駅までは乗り換えなしで55分で行けます。そのため、関西方面のベッドタウンとして大規模な住宅地が多くあり、美しい街並みが広がります。
それに付随した、公共施設や大型商業施設、飲食店、レジャー施設も充実しています。
一方で、名古屋、大阪といった大都市から程よく離れている為、住宅地の周りには今でも豊かな里山の原風景が残っています。
中高年の移住希望者の多くが「移住地」に期待するのが、便利な生活は維持したまま、ホッと一息つける自然の中で暮らしたい、ということです。「都市の便利さを備えた程よい田舎」である名張市は、まさにその希望に適う土地といえます。
名張市であれば、普段は便利な住宅地に住みながら、その気になれば農業や稲作など、田舎暮しも体験することができます。また、次の章で詳しく説明しますが、名張市は市を挙げて移住支援に力を入れています。その現れの1つとして、YouTubeに市が独自に作った名張市のPR動画があります。
名張市の美しい街並み、四季折々の自然の美しさを感じてもらえるはずです。ぜひチェックしてみて下さい。
名張市移住支援金
名張市では東京23区に在住、もしくは東京圏に在住しており、23区へ通勤している人を対象に、移住支援金として最大100万円(単身者60万円)を支給しています。
主な要件は次の通りです。
- 三重県マッチングサイト(「みえ」の仕事マッチングサイト)に掲載された、支援金対象企業に就業した者
- 政府が主導する、プロフェッショナル人材事業、または先導的人材マッチング事業を利用して就業した者
- 東京圏在住のテレワーク従事者で、本人の意思で移住し、移住前のテレワーク業務を引き続き行う者
- 移住先の町や地域の人々と関わりがある、関係人口(※1)と認められる者
(※1)関係人口とは
当該地域とそれ以外の地域の2拠点を居住とする者、あるいは当該地域にルーツや愛着がある者
ここで注目すべきは「4」の要件です。
名張市では、杓子定規な要件だけでなく、「両親の実家が名張にあり、小さい頃よく行っていた」など、名張に愛着を持ってくれている人に対しても積極的に移住を勧めています。
詳しい移住支援金の要件は以下のサイトをご確認ください。
リフォーム等補助金交付事業
名張市では移住者が市内の空き家へ移住する際のリフォーム費用を一部助成しています。
令和4年度の申請期間
2022年4月5日~2022年12月28日(※先着順 「 補助金額・補助件数」を参照のこと)
補助対象となる事業の要件
施工・業者に対する要件
- 当該リフォームが、外出自粛などで長時間化する在宅時間を快適に過ごすなど、新しい生活様式に適うためのものであること
- 工事着工が補助金の交付決定を受けてからであること
- 名張市内に本社または本店を有し、1年以上事業を続けている業者の施工であること
(個人事業者の場合は市内に1年以上居住している者であること) - 「3」が行うリフォーム費用の合計(税抜)が10万円以上であること
- 令和5年1月31日までに完工し、同年2月28日までに実績報告書を提出できること
- リフォームを依頼する移住者が下記ア)とイ)の要件を満たす者であること
- 市内にある空き家(※2)で、年間を通じて使用されておらず、その状態が1年以上続いていること(※2)長屋住宅・共同住宅及び店舗等の用途を兼ねるものを含む
ア)令和4年4月1日以降に名張市に転入届を提出する者で、それ以前に1年以上市外に居住していた者
イ)当該補助金の申請日に名張市に転入届を提出し、1年未満の者
補助金額・補助件数
補助金上限額:100万円
補助件数 :10件
補助金総額 :1,000万円
※予算の範囲内で先着順とし、予算額に達した時点で受付終了とする
補助対象者
空き家をリフォームして居住する移住定住者のうち、次のいずれかに該当する方
- まだ転入していない者で、工事完了後30日以内に転入届を提出する者
- すでに転入している者で、転入した日から1年未満に交付申請を行った者
上記以外に次のケースも補助対象となります
- 移住定住者と売買契約または賃貸契約を交わした空き家の所有者
問い合わせ・申込み先
名張商工会議所
住所:〒518-0729 名張市南町822-2
電話:0595-63-0080
FAX:0595-64-3211
こちらのサイトも参照ください→ 令和4年度 リフォーム等補助金交付事業
移住支援ためのリノベーション支援事業
名張市は移住者に対し、空き家のリフォームだけでなく、リノベーションについても費用の助成を行っています。
対象となる建物
- 充分な耐震性を有している空き家、空き建築物(リノベーションの結果、耐震基準を満たす場合を含む)
- 市内の概ね1年以上居住、使用がされていない空家、空き建築物
補助対象者
次のアとイのいずれかに該当する者であること。
ア)移住者のうち、補助金交付が決定した日の翌日から、工事完工後30日が経過するまでの間に転入届を提出する者
イ)移住者と売買契約または賃貸契約を交わした空家住宅、または空き建築物の所有者
補助対象工事
- 補助金交付申請年度の2月末までに完工する工事
- 市内に本店・支店、または営業所を有する建設業者による工事
補助金額
上限を100万円とし、改修費用の1/3以内
令和4年度の募集期間
2022年5月16日~2022年10月31日まで(予算がなくなり次第終了)
「フラット35」の利用について
本補助金と併せて、住宅金融支援機構の「フラット35」を利用すると当初5年間、借入金利から利率が0.25%引き下げになります「フラット35」についてはこちらのサイトを参照ください→「フラット35」とは
また、4章でお伝えしてきた「リノベーション支援事業」については、こちらのサイトも参照ください。移住促進のための空家リノベーション支援事業
その他の移住支援事業
これまで述べた移住支援金やリフォーム・リノベーションの補助金以外にも名張市では以下のような移住支援のための助成を行っています。
子育て世帯リノベーション支援事業案内
4章でお伝えしてきた「リノベーション支援事業」を子育て世代に対しても行っています。
空き家バンク
移住の為の空き家を探す人へ向け、市のHP内で賃貸借や売却希望が出ている物件の紹介をしています(空き家バンク)。
認定特定創業支援等事業
名張市で起業を目指す方に対し、「経営・財務・人材育成・販路開拓」の知識提供を継続的に行う事業です。
農業をやってみたい方へ
移住を機に、職業として農業を始めたいという方もいるでしょう。そうした方はまずは「産業部農林資源室」(下記連絡先参照)までご相談ください。相談後、「情報収集」、「体験」、「技術習得」、「就農準備」というプロセスを経て就農まで繋げていきます。
【名張市産業部農林資源室】
電話:0595-63-7824
受付:8:30~17:15
名張市へ移住した人の口コミ
実際に名張市へ移住した人からは、移住に満足するポジティブな感想が多く寄せられています。
口コミ・体験談1
住民は穏やかな方が多く、物騒な事件なども起きず、治安が良い。住民の数も大都市ほど多くないので、人ごみに巻き込まれるストレスもない。また、名古屋と大阪、どちらへも1~2時間で出られ、利便性も良い。
スマイティ【名張市の住みやすさ】クチコミ・街レビューより
日常生活においても、コンビニやスーパー、ファミレスも多く不便を感じない。
口コミ・体験談2
自然豊かで空気と水がきれい。そのせいか移住してから庭いじりが好きになり、花や野菜栽培といった新たな趣味ができた。田んぼに水が入ったあとは家にいてもカエルの大合唱が聞こえる。
観光スポットにも赤目四十八滝など自然豊かな場所があり、サンショウウオなどを見ることができる。特に秋は紅葉と滝の組み合わせが絶景で、最高の「映えスポット」だと思う。
スマイティ【名張市の住みやすさ】クチコミ・街レビューより
口コミ・体験談3
自然がいっぱいで紅葉の時期はとても綺麗。最近ではオシャレなカフェや、雑貨屋さんも増えた。
若い人が中心となったフリーマーケットなども開催されており、そういったところで自然と人との繋がりが生まれるので、移住者特有の孤独感などとも無縁。自然を活かしたゴルフ場が多くあったり、川の水が綺麗で鮎釣りが出来るので、そうした趣味がある人には最高の場所だと思う。
スマイティ【名張市の住みやすさ】クチコミ・街レビューより
口コミ・体験談4
高齢者も多いのでデイサービスや介護施設が充実していて、要介護の家族を抱える世帯でも安心して暮らせる。新しい介護施設もどんどん出来ているので、高齢になった親を預けて働いている人も多い。
スマイティ【名張市の住みやすさ】クチコミ・街レビューより
まとめ
名張市の一番の魅力はなんといっても豊かな自然が残っていることです。仕事の第一線から退いて、のんびり暮らす場所を探している人にとっては最適の移住場所です。移住支援金を始め、リフォームやリノベーション、起業の補助など、経済面でのバックアップも充実しています。
市を挙げて移住者を迎える体制が整っているので、安心して移住生活をスタートさせられるでしょう。
ぜひこの機会に名張市への移住を検討してみはいかがでしょうか。