三重県のおすすめ紅葉映えスポット6選
暑い夏が終わりかけ、次第に涼しくなってくると、秋が到来です。
食欲の秋、運動の秋、芸術の秋というほど秋はどんなことをするにも向いている季節です。
そして秋になると、徐々に山木の彩が鮮やかに変わって、美しい紅葉の秋を見ることができるのです。
日本という国が面白いのは、四季があるところです。
春・夏・秋・冬と木々の移り変わりが一年を通じて変わっていく。
それ自体は、住んでいる日本人からすれば、気にもならないところだと思います。
しかしながら、留学で日本に来ていた留学生から言われた言葉が忘れられないくらい印象に残っています。
「日本人はよく海外にいくと素晴らしい景色だ。見たことがない。というけれど、自分たちの国がどれだけ素晴らしいかわかっていない。灯台もとくらしという言葉があるけれど、日本人のことだ。四季があり、公園の景色や街並みを見るだけでもぼくは美しく感じるんだ」
その言葉が頭に残っています。
今回はそのような美しい四季が確認できる三重県内のおすすめ紅葉スポットを紹介しますので皆さんよければ紅葉狩りにいってみてはいかがでしょうか。
宇賀渓(いなべ市)
いなべ市の宇賀渓は、雄大な自然があふれる渓谷です。
谷には合計5つの滝が点在していて、それぞれ長尾滝、五階滝、燕滝、御所滝、魚止滝と名付けられており大小様々な形より滝めぐりに来られる方もたくさんいらっしゃいます。
写真ではマイナスイオンあふれる長尾滝と彩りよい紅葉が同時に確認することができます。
春・夏・秋・冬と移り変わる木々の色々に想いを耽ることができる場所として、自然が作り出した風景を鑑賞させてくれます。
また近隣にはキャンプ場があり、夏・秋とキャンプで賑わいます。
景色を見ながら、温かい飲み物をのんでテントを張ってキャンプをする。
一番の贅沢かもしれないですね。
そのほかにはハイキングや登山も可能であることから自然のレジャーを体験することができおすすめですよ。
お店名
宇賀渓
住所
いなべ市大安町石榑南2999-5(キャンプ場)
電話番号
0594-78-3737(宇賀渓観光案内所)
ホームページ
営業時間
定休日
アクセス
- 紅葉見頃:10月下旬~11月上旬
鳴谷山 聖宝寺【いなべ市】
こちらは同じくいなべ市にある臨済宗のお寺になります。
元々は平安時代からの歴史があったのですが、途中寺が焼かれてしまい、
その後、江戸時代に復興し再建され、現在までその姿を保っています。
紅葉シーズンには、寺の厳かな姿と紅葉の色鮮やかな姿が融和して芸術的な
光景となります。
聖宝寺では、カエデが4種類植わっており、ハウチワカデ・ヤマカエデ・イロハカエデ・キョウカエデをみることができます。
「戦国時代にこの地で亡くなった僧侶たちの思いがこの木に宿り、燃えさかるような真っ赤な色に紅葉するのだ」と仰ったことが元で、いつしか「血のもみじ」と呼ばれ、親しまれることになったそうです。
お寺では定期的にイベント行事を実施しており、紅葉をみながら抹茶を嗜む会やフォトコンテスト・チャリティコンサートも開催されていて、老若男女を通して寺に来る人を増やそうとする意識が見られます。
公式HPではお寺の見どころはもちろんのことながら、寺内マップや紅葉の見どころ・イベント行事の種類までもが定期的に更新されていることから、一度確認してみてくださいね!
- 紅葉見頃:10月下旬~11月上旬
もみじ谷(四日市市)
四日市市の水沢町に位置するのはこのもみじ谷。
鈴鹿国定公園内に位置し、深閑とした谷間に広がるもみじ谷一帯には春には新緑、秋には紅葉と四季折々の景色を満喫できます。
紅葉のシーズンには「もみじ祭り」が開催され、谷や山々が緑から赤・黄色に染まり、色の変化を楽しむことができます。
紅葉をみようと山の中に入ると、他の場所では1時間以上時間をかけて回らなければならず、疲れてしまう人も多いのですが、小型の谷で15分程度で回れてしまうため、その点についてもおすすめのスポットでもあります。
また、水沢は12月上旬頃に降雪し、雪が積もることもあるため、運が良ければ紅葉の彩と冬景色を一緒にみることができる場合もありますね。
水沢町はお茶が有名な産地であり、全国3位の生産量を誇る三重県でも屈指のお茶の産地として知られ、かぶせ茶・煎茶などが生産されています。
もみじ谷に行くまでお茶畑の広がる風景を見ながら、すこしづつ色彩が変わる木々を見るのも風流があります。
また下記で紹介しているHPでは10月下旬から12月中旬までもみじ谷の状況を逐一写真アップロードがされておりますので、染まり具合の確認をするにはおすすめですよ!
- 紅葉見頃:11月~12月上旬
御在所ロープウエイ【菰野町】
菰野町に位置する標高1,212メートルを誇る御在所岳は、1,300年の歴史がある湯の山温泉やロープウェーの鉄塔として日本一の高さを誇る御在所ロープウエイを有しています。
そのため、三重県内でも有数の映えスポットとなっており、一年を通じて観光客が訪れます。
春から夏にかけて、桜、アジサイ、シロヤシオ、アカヤシオなどの彩り鮮やかな花々を楽しむこともでき、秋には色とりどりの素晴らしい紅葉、冬は雪景色と四季折々の自然をロープウェィから眺めることができます。
御在所岳の紅葉は、3つのエリアに分かれており、山上、中腹、温泉街エリアと段階的に紅葉の見頃が異なっています。
山上は10月中旬~10月下旬、中腹は10月下旬から11月中旬、温泉街エリアは11月下旬以降が見頃となります。
ゴンドラの上から見る景色はまさに絶景。
素晴らしい景色を目に焼き付けて、その後に付近の湯の山温泉の旅館に泊まってお休みになるのはどうでしょうか。
天上にはレストランもあり、冬にはスキーも行えるなど一年を通じて楽しむことができます。
イベントもたくせん行われており、秋から冬までは御在所岳フォトコンテストも行っており、映え写真に自信がある方は一度応募してみるのはいかがでしょうか。
天開山 泰運寺(松阪市)
こちらは松阪市にある曹洞宗のお寺で、地元では子授けの観音様として知られ、親しまれています。
江戸中期を頃に建設されたこちらの寺には、重量4t余りの大鐘があり、各面には法華経一巻ずつで計八巻、総字数69,384文字が刻みこまれ、県指定有形文化財となっています。
今でこそ、車やクレーン・シャベルがありますが、江戸時代にそれほどの鐘を設置し、無数の文字を刻み込むのにどれほどの労力と時間がかかったのでしょうか、それを考えると昔の人への尊敬の念があふれ出します。
そんな素晴らしいお寺では、秋に、シャクナゲと紅葉を寺と一体的に見ることができますので、趣がある情景を撮影することができます。
最近では、この景色をとるためだけに人が来ることもあるそうなので、是非撮影しSNSに投稿してくださいね。
松阪駅から車で約90分とかなり時間がかかりますが、時間がかかるからこそ景色は絶景ですよ!
赤目四十八滝【名張市】
こちらは、名張市にある有名な赤目四十八滝です。
滝をつなぐ約3.3Kmの回遊路は遊歩道となっていて、自然と調和した四季折々の風景を楽しむことができ、紅葉との相性は抜群です。
「平成の名水百選」「日本の滝100選」「森林浴の森100選」にも選ばれており、ハイキングや散策、森林浴など、さまざまな自然体験をすることができます。
周辺には、宿泊施設や飲食店・お土産屋さんもあり、更に忍者体験ができたり、「生きている化石」と呼ばれる天然記念物のオオサンショウオセンターも設置されているなど、観光地としてもおすすめです。
さつまいもの生地で焼き上げた名物のへこきまんじゅうは是非食べてみてください。
10月22日~1月31日まではライトアップがされ、渓谷エリア・森エリアで幻想的な光景を確認することができますのでチェックしてみてください。
マイナスイオン盛りだくさんの映えの世界へ是非!
最後に
今回は、三重県のおすすめ紅葉映えスポットを紹介してきました。
新型コロナがまん延して3年間。
キャンプや登山などの自然を満喫するアウトドアについては、人とあまり接触をしないことから
この3年間好まれつつありました。
今回紹介するスポットについても、広大な自然の中なので、他人をあまり意識することは必要ではありません。
まだ紅葉祭りのようなイベントについては、コロナへの考え方で再開しないところもあると思いますが、10月から旅行割が始まったようにこれからはどんどんイベントやレジャーに対する需要があふれ出てくるのではないでしょうか。
未だコロナで中々思うように行動できないところもありますが、それだからこそ絶景をみて、心が浄化すればなと思います。
もちろんこの紅葉は写真映えに抜群!
紅葉は赤・黄・緑・茶色など様々な彩を確認することができるのです。
リラックスをしたい方がおりましたら、是非紹介したスポットに行ってみてくださいね。
最後に注意事項として、今回のスポットとは別で、紅葉狩りを登山をしながら一人で行う方もいますが、基本的にはいく前には家族や他人にどこに行くか・何時に帰ってくるかを伝えましょう。
秋は、涼しいといっても冬に近づいたらもちろん寒く、夜は凍えてしまうような時もあります。
遭難してしまったり、滑落して動きが取れないようになった場合、身体がどれだけ持つか、そして自分が帰ってこないという異変をどれだけわかる人がいるか。
そのようなことを念頭に置いて登山してください!
いい紅葉狩りになるとよいですね!