【県北版】移住希望者必見!ちょっとユニークな子育て支援をしている市町を紹介します!

三重県へ移住しようと思った時、子どもがいる家庭だとまず気になるのが「子育て支援」が充実しているかどうかでしょう。現在、子どもがいない家庭でも、将来的に子どもを持つ可能性がある場合は、同様に気になるはずです。

一方、三重県では各市町がそれぞれ子育て支援の施策を行っており、それを1つずつ調べ、比較するのは容易ではありません。しかも、実際、筆者が調べた限りでは、児童支援など、主な支援や助成については、市町によってそれほど大きな差はありません。
しかし、だからこそ移住希望者にとってはどの市町が良いのかわからず、迷うことになるとも言えます。

そこで今回は、県北の以下の7市町が行っている、独自の子育て支援について紹介します。
この7市町は、一般的な子育て支援の施策を行った上で、独自色の強い子育て支援策を打ち出しています。

これらの市へ興味を持たれている方や、現に今、子育て中の方、そして三重で子育て支援が充実している市町を探している方はぜひチェックしてみてください。

  • いなべ市
  • 東員町
  • 桑名市
  • 川越町
  • 四日市市
  • 鈴鹿市
  • 亀山市

子どもの誕生を市全体で祝う。いなべ市の子育て支援

まずは、いなべ市のユニークな子育て支援について紹介していきましょう。
これから伝えるいなべ市の子育て支援から共通して感じるのは、市として子どもの誕生を祝おう、応援しようという温かな気持ちです。その気持ちが施策として見事に具現化されています。

「ブックスタート」が親子で絵本に親しむ機会を生む


いなべ市では親子で絵本に触れ合える「ブックスタート」という機会を設けています。
絵本に触れることは、子どもの情操教育上も、言語習得の上でも非常に有効です。
しかし、中にはいつから子どもに絵本を与えたらいいか、どんな絵本を選べばいいか分からない親もいるでしょう。また、普段の子育てで精一杯で、絵本の読み聞かせにまで手が回らない場合もあるでしょう。

そうした親や子どもにとって、いなべ市が行っている「ブックスタート」は単に絵本に触れる機会が得られるだけでなく、親子の絆を深める機会になります。

具体的には生後6か月の子どもが対象で、子育て支援センターにて、民生委員や地域のボランティアの方と一緒に親子で絵本に触れ合うことができます。子どもと1対1だと、うまく子どもを絵本に集中させることができない親でも、民生委員やボランティアのフォローがあるので、安心して子どもと向き合えます。また、「ブックスタートパック絵本」を貰えるので、引き続き自宅でも親子で絵本に親しむことができます。
参加に関しては、郵送で通知が届くので見逃さないようにしましょう。

ラジオで子育て相談ができる。いなべエフエム

いなべ市のコミュニティFMラジオ局、いなべエフエムでは、番組内で子育て中の親からの質問や相談を受け付けています。これはいなべ市といなべエフエムが共同で行っている子育て支援で、‟孤育て“になりがちな「おうち子育て」を応援する目的があります。コロナ禍で対人で子育て相談がしにくくなっている現状を考えても、意義深い取り組みと言えるでしょう。

具体的には、「お昼の情報番組 ひるドキ!いなBee」の中の「おうち子育てを応援!」のコーナーで子育て関する耳寄りな情報を紹介しています。放送時間は第1・第3金曜日の午後1時15分頃からになります。

ラジオというと、若い親世代には馴染みが薄いかもしれませんが、いなべエフエムは、パソコンやスマートフォンから聴くことができます。また質問はメールで送ることができ、Twitterでも子育てに関する質問や悩みに答えています。なお、Twitterで質問する際は「#先生きいて」を添えてください。

以下はいなべエフエムの公式Twitterアカウントになります。
https://twitter.com/fm_inabe861

「1歳おめでとう訪問」で一生に一度のプレゼントが受け取れる

子育ては日々、不安や緊張の連続です。もちろん、幸せな瞬間はあるでしょうが、基本的に親にとっては気の抜けない日が続きます。だからこそ、我が子が無事1歳を迎えた時は感無量でしょう。

そんな子育て中の親をねぎらい、子どもの満1歳を共に祝う気持ちを込め、いなべ市では、満1歳の誕生月にお子さんの足型を取り、プレゼントしています。足型はなかなか個人で取ることが難しい上、満1歳の時の足型はその時しか取れないため、メモリアルで貴重なプレゼントと言えるでしょう。

また、足型を取る際は、子育て支援センターの保育士が自宅を訪問するので、その時に子育てに関する相談に乗ったり、情報提供を行うこともできます。

かゆいところに手が届く、東員町の子育て支援

東員町は員弁郡に属する唯一の町で、いなべ市に隣接しています。
というのも、もともと員弁郡には東員町含め5つの町がありましたが、2003年に他の4町が合併してできたのがいなべ市なのです。
しかし、独自の子育て支援制度を打ち出している点では、いなべ市に引けをとりません。
東員町の子育て支援は、子育て中の親が、‟こうであればいいのにな“と思う点が抑えれています。

相談もできる子育て支援アプリ「母子モ」

東員町の子育て支援アプリ「母子モ」

東員町には子育て支援のアプリ「母子モ」があります。
このアプリでは母子手帳の記録や、地域の情報を得ることができます。
また、オンライン相談の機能も備えており、妊娠・出産・子育てなどの相談をすることもできます。
いなべ市のラジオによる子育て相談同様、コロナ禍で対面での相談機会が減少する中、子育て中の親にとっては心強いツールと言えるでしょう。

主な機能は以下の通りです。

  • 町が提供する各種制度・サービスの案内
    子ども医療費助成制度・児童手当など、妊娠・育児期の各種補助制度の情報や手続き方法の案内を行っています。アプリを活用することで、東員町の子育て支援の情報を網羅的に知ることができます。
  • オンライン化による子育て支援
    東員町では乳児家庭全戸訪問事業や、育児・妊婦相談事業をオンラインでも実施しています。
  • 記録・管理機
    妊娠中の体重の変化や、胎児や子どもの成長をアプリ上で確認できます。
    これにより、妊娠中も体調の自己管理がしやすくなります。また、胎児や子どもの成長を把握できることは親にとって安心材料になりますし、逆に何か不安がある場合も、客観的なデータに基づいて相談することができます。
  • 情報提供・アドバイス
    • 出産・育児に関する基礎情報
    • 沐浴や離乳食の作り方などの動画
    • 妊娠週数や子どもの月齢に合わせた知識やアドバイス
    • 周辺施設の案内(病院、幼稚園・保育園、公園、子育て施設など)
  • データの共有
    子どもの成長記録や健康データを、家族のスマートフォンなどでも閲覧でき、SNSに投稿することもできます。
  • 電子申請機能
    産後ケアの電子申請や、幼児健診問診票をアプリで入力・提出できます。

子育て互助組織「とういんファミリー・サポート・センター」

「とういんファミリー・サポート・センター」とは、会員同士で子どもの一時預かりを行う、子育てのための互助組織です。子どもを預かって欲しい人(依頼会員)の要望に応じて、組織が預かれる人(援助会員)を紹介する仕組みです。
子どもは原則として援助会員宅での預かりとなり、病児の預かりはできません。
具体的には下記のような場合に預かりが可能です。

  • 保育園・幼稚園・学童保育・習い事などへの送迎
  • 休日出勤や通院時など、お子さん同伴での外出が困難な時
  • 子供が2人以上いる家庭で、上のお子さんの参観時やリフレッシュしたい時など

利用できるのは、町内に在住または在勤の方で、利用には会員登録(無料)が必要です。
その上で、電話で事前予約を行います。急な依頼には応じてもらえない場合があるので、依頼する際はスケジュールに余裕を持たせましょう。予約が済んだら当日までに、援助会員と依頼会員で細かい打ち合わせを行います。
預かれる子どもは生後3か月から小学6年生までです。

利用料金は以下の通りです。

時間月~土曜日日・祝・年末年始
7時~19時700円/1時間 800円/1時間
上記以外の時間帯800円/1時間 900円/1時間

【依頼受付からサポート開まで6時間未満の依頼や受付時間外の依頼)

時間月~土曜日日・祝・年末年始
7時~19時700円/1時間 800円/1時間
上記以外の時間帯800円/1時間 900円/1時間

キャンセル料は、前日までの取り消しは無料、当日取り消しは半額、無断取り消しは全額負担となります。

全ての家庭の子どもに幼児教育を。「5歳児の幼稚園保育料の無料化」

東員町では、子育て家庭の経済的負担を軽減するため、「5歳児の幼稚園保育料の無料化」を行っています。これにより、全ての家庭の子どもが質の高い幼児教育を受けることができる環境を作っています。こうした幼児教育の充実と児童福祉の増進は、結果的に、小学校以降の義務教育への円滑な移行にも繋がります。

東員町の「5歳児の幼稚園保育料の無料化」には経済的な理由で幼児教育を断念することなく、全ての家庭が幼児教育を受けられるようにとの思いが込められています。

具体的には以下の場合、保育料を無料または一部免除します。

  • 幼稚園5歳児の保育料を免除し、無料とする
  • 保育園5歳児の保育料を月額5,000円免除する
    (※ただし、月額5,000円に満たない保育料にあっては当該保育料の額とする)

“子どもは社会の宝”が根づく、桑名市の子育て支援

桑名市の子育て支援の根底には“子どもは社会の宝”という精神が根づいています。
そのため、地域が一体となって子どもの成長を見守り、子育中の親を支援する制度が整っています。

地域で特典が受けられる「くわなスクスクカード」

桑名市では、「くわなスクスクカード」という子育て家庭応援カードを発行しています。
このカードを提示することで、協賛する市内のお店で割引などの特典を受けられます。
カード発行の対象は、市内に住所があり、18歳までの子どもがいる家庭、または妊娠中の方がいる家庭です。

桑名市の「子育て家庭応援カード事業」。三重県の子育て家庭応援事業とも連携している

申請用紙に必要事項を記入、押印のうえ、下記窓口に提出することで、カードの申請ができます。

➀桑名市役所 子ども未来課窓口
➁サンファーレサテライトオフィス・各地区市民センター(大山田・多度・長島)

➀の桑名市役所 子ども未来課窓口で申請した場合は、その場でカード(名刺サイズ)を受け取れます。ただし➁の各地区市民センター(大山田・多度・長島)、サンファーレサテライトオフィスで申請された方は、後日郵送での受け取りになります。
なお、妊娠中の方がいる世帯が申請する場合は、窓口で母子健康手帳の提示が必要です。

申請用紙は下記、桑名市のホームページからもダウンロードできます。

https://www.city.kuwana.lg.jp/documents/837/20190724-102513.pdf

ひとり親でも安心「ひとり親家庭等日常生活支援事業」

桑名市では家庭支援員を派遣し、ひとり親家庭の子育てや生活の支援を行っています。
具体的には、支援内容は以下の通りです。

  • 食事の世話
  • 住居の掃除
  • 乳幼児の保育等
  • 身の回りの世話
  • 生活必需品等の買物
  • 医療機関等との連絡 その他日常生活を営むのに必要な用務

なお、ひとり親の定義は以下の通りです。

  • 母子家庭・父子家庭
    配偶者(事実婚含む)のいない女子・男子で現に児童を扶養している方
  • 寡婦
    かつて母子家庭であった方(子が20歳以上となった)


利用条件は下記の➀~➂のいずれかに該当する場合となり、年間10回程度の利用が認められています。

➀技能習得のための通学や就職活動等自立促進のために必要な場合

➁疾病・出産・看護・事故・災害・冠婚葬祭・失踪・残業・転勤・出張若しくは学校等の公的行事の参加等社会通念上必要と認められる事由により、一時的に生活援助又は保育サービスが必要な場合

➂生活環境等が激変し、日常生活を営むのに特に大きな支障が生じている場合

利用には申請書と下記の添付書類の提出が必要です。

  • 戸籍謄本
  • 住民票
  • 生活保護受給証明書
  • 児童扶養手当証書
  • 所得・課税証明書
  • その他前各号に準じる書類

利用にあたり、利用者の料金負担は以下の通りです。

区分生活援助子育て支援 (子ども1人の場合)
生活保護世帯0円0円
市町村民税非課税世帯0円0円
児童扶養手当支給 水準の世帯150円70円
上記以外の世帯300円150円

“孤育て”を防ぐ「キッズサロン」

子育て中、ずっと1対1で子どもと向き合い続けるのはしんどいものです。
親にもたまには息抜きが必要です。
また、同じように子育てをする仲間ができれば心強いでしょう。
桑名市では子育て中の親にそうした場を提供するため、「キッズサロン」を開いています。

「キッズサロン」には、地域の主任児童委員、民生委員・児童委員、子育て応援ボランティア等が関わっており、子育てに関する悩みを相談できます。また、保育士がおもちゃを持って参加しているため、安心して子どもを遊ばせることができます。他の子育て中の親と交流することもできるでしょう。

親にとっては、子どもを遊ばせながら情報交換や悩み相談ができるというわけです。

「キッズサロン」は(大山田・七和・城南まちづくり拠点施設)の3施設で定期的に開催されており、参加に際して予約は不要です。

開催日は下記、桑名市のHPのキッズサロン年間日程から確認できます。

キッズサロン/桑名市 (kuwana.lg.jp)

なお、子どもがハイハイまでしかできない場合はバスタオルの持参が必要です。

3歳児クラスから対象に。川越町の幼稚教育・保育無償化


東員町の子育て支援で5歳児の幼稚園・保育料無料化についてお伝えしましたが、川越町でも同様の幼稚教育・保育無償化事業を行っています。無償化の対象となるのは、以下の2通りで、所得が低い家庭の子どもに対する無償化期間がより長く取られています。

  • 3歳児クラスから5歳児クラスまでの全ての子ども
  • 住民税非課税世帯の0歳児クラスから2歳児クラスまでの子ども

ただし、この無償化はあくまで幼稚園・保育園の利用料に対してのものであり、給食費や行事費等は対象外です。

また、幼児教育・保育の無償化の対象となる施設や上限額などは次の通りです。

対象施設等対象者無償化の上限額注意事項
幼稚園3歳児クラスから5歳児クラスまでの全ての子ども
※私立幼稚園については、入園できる時期に合わせて、満3歳から無償化となります。
月額25,700円ただし、給食費(主食費及び副食費)、行事費等は無償化の対象外
保育所等3歳児クラスから5歳児クラスまでの全ての子ども

0歳児クラスから2歳児クラスまでの住民税非課税世帯の子ども
全額ただし、給食費(主食費及び副食費)、行事費等は無償化の対象外
幼稚園の預かり保育「保育の必要性の認定」
(※1)を受けた子ども 1日当たり450円
月額11,300円まで
認可外保育施設等
(※2)
「保育の必要性の認定」
(※1)を受けた子ども
3歳児から5歳児までの子ども:月額37,000円まで

0歳児から2歳児までの住民税非課税世帯の子ども:月額42,000円まで
障害児通所施設等就学前の障害児発達支援を利用用する3歳児から5歳児までの子ども全額

幼稚園の預かり保育、認可外保育施設等などの利用にあたり、無償化の対象になるには下記の※1「保育の必要性の認定」要件を満たし、かつ、町に認定の申請を行う必要があります。

  • 求職活動中である場合
  • 育児休業を取得している場合
  • 就学中である、又は職業訓練を受けている場合
  • 同居のご家族の介護又は看護をされている場合
  • 疾病があり医師に保育困難と診断されている、又は障害等がある場合
  • 就労している場合(ただし、保護者が月48時間以上労働していること)
  • 妊娠中である、又は産後間もないこと(出産予定月とその前後2か月の期間)

認定の申請には申請書の提出が必要となります。
手続に必要な申請書類は、下記リンクからダウンロード可能です。
https://www.town.kawagoe.mie.jp/index.php/kenkou/jidoufukushi/hoiku_mushouka/#c7

※2 川越町内で子ども・子育て支援法による確認を受けた認可外保育施設等は、以下のリンクから確認ください。
https://www.town.kawagoe.mie.jp/wp-content/uploads/hoiku_ichiran202207.pdf

双子、第二子以降のケアも充実。四日市市の子育て支援


子どもは1人育てるのも大変ですから、それが2人以上ともなれば尚更です。
そのため、四日市市では第一子だけでなく、第二子以降も視野に入れた子育て支援を行なっています。これは、2人以上の子育てに奮闘する親達の大きな助けとなることでしょう。
また、こうした子育て支援があれば、第二子を考える家庭も増え、結果的に市の人口増加に繋がる可能性もあります。
まさに、子どもは親にとって宝であるだけでなく、地域を活性化してくれる宝でもあるのです。四日市市の子育て支援は、そのことを体現していると言えます。

第二子が生まれたら休息を。第二子以降子育てレスパイトケア事業

第二子が生まれ、子どもが増えたらほとんどの親は、今以上に子育てを頑張らなくてはと肩に力が入ることでしょう。しかし、常に気を張っていては疲れてしまいます。親のピリピリした空気は子どもにも伝わり、良い影響を与えません。

そこで四日市市では、2人以上の子育てを頑張る親に息抜きをしてもらうために、「第二子以降レスパイトケア事業」を行なっています。

これは、第2子以降の産後12か月に限り、認可保育園・こども園が実施する一時保育に上の子どもを2回まで無料で預けられるサービスです。仕事や冠婚葬祭時だけではなく、子育てに疲れてリフレッシュしたいときなどにも使えます。無料で子どもを預けるには市が発行する保育無料券が必要で、発行のための申請方法は以下の通りです。

①申請書に必要事項を記入し、専用封筒(切手不要)で郵送、または直接こども未来課へ提出する。
②申請書を受理してから1~2週間程で、保育無料券(2枚)が郵送されます。


利用期間は保育無料券を受け取った日から出産月の12か月後の月末までです。

申請書類はこども未来課(子育て支援係 電話/354-8069)に連絡すれば郵送してもらうこともできます。また、各地区の市民センターや市民窓口サービスセンターにも置いてあります。

保育無料券が発行されたら、一時保育を依頼したい保育園、こども園に直接連絡し、予約を入れます。その際、園によっては名札代などの実費が必要となることもあります。一時保育を実施している保育園・こども園は以下リンクから確認ください。
https://www.city.yokkaichi.lg.jp/www/contents/1001000001311/index.html

なお、保育無料券の対象は第一子ですが、第一子が保育園・こども園(保育認定)に通っている場合は対象外となります。幼稚園に通っている場合は、土曜日・長期休暇などに限り一時保育を利用できます

双子でも安心。多胎児産後ケア

ただでさえ子育ては大変なものですが、生まれた子どもが双子だった場合、その大変さは倍になります。親にとっては喜びも大きい分、負担や不安も大きい、というのが本音でしょう。
そのため、四日市市では、助産師を多胎児がいる家庭へ派遣し、授乳指導を行ったり、育児の相談を受けたりといった、産後ケアを行っています。
ケアが受けられるのは5回(1回120分)までですが、料金はかかりません。
また、対象は四日市市に住民登録がある、産後12か月未満の多胎児がいる家庭となります。

利用するには「こども保健福祉課母子保健係」の窓口か、電話(TEL059-354-8187)で事前申し込みを行います。その際、母子健康手帳が必要です。
利用申請後、訪問担当助産師から連絡があるので、そこで訪問日時等を相談します。 ケアの細かい内容は相談で決めますが、主な内容は以下の通りです。

  • 育児相談や育児情報の提供
  • 乳房ケアや沐浴・授乳指導等の育児指導
  • 赤ちゃんの健康状態の観察ポイントの助言
  • 母親の心身の健康管理と生活面の助言・指導

また、四日市市総合会館で、多胎児の親子が交流できる多胎児サロンも定期的に開かれています。
日時については、以下のリンクをご確認ください。
https://www.city.yokkaichi.lg.jp/www/contents/1585286264050/simple/sakurannbo222.pdf

子育て支援アプリ「よかプリコ」

四日市市の子育て支援アプリ「よかプリコ」

東員町と同様に四日市市にも子育て相談ができるアプリ「よかプリコ」があります。

相談するためには、まずアプリ内で相談予約を行います。予約すると、市からメールで「オンライン相談用の招待URL」が送られてきます。そのURLに指定の日時にログインすると、オンライン相談が受けららます。

予約が必要な分、相談のスピード感という点では物足りなさがありますが、自宅にいながら、画面越しとはいえ、対面で相談ができるメリットは大きいと言えます。悩みや不安の相談といったシチュエーションでは、言葉以外の口調や表情から伝わるものが大きいからです。オンラインでの対面相談であれば、そういった非言語コミュニケーションが可能になります。

「1か月児健康診査費用補助」

1か月児健診は、単に赤ちゃんの成長や発達を確認するだけの機会ではありません。親にとっては、出産から1か月のうちにあれこれ溜まった心配事を医療機関に相談できる貴重な機会でもあるのです。
そのため、四日市市ではより多くの親子が1か月児健診を受診できるよう、補助券を発行し、健診費用(上限3,000円)の補助を行なっています。

三重県内の医療機関等で、1か月児健康診査を受ける際、補助券を提出することで助成を受けられます。もし、受診する時点で補助券が手元にない場合は、こども保健福祉課母子保健係(059-354-8187)まで連絡してください。

母子の希望となる、鈴鹿市の「未熟児養育医療の給付」

母親にとって出産は心身共に負担の大きいものです。
それゆえに、身を削った出産の末に生まれた我が子が未熟児であった時の不安やショックは大きいでしょう。子どもが未熟児だと、新生児集中治療室への入院が必要となったり、通常の出産より費用も余計に掛かります。そうした経済的な負担を減らすため、鈴鹿市では「未熟児養育医療の給付」を行っています。
生まれたきた子どもが以下の要件を満たす場合、給付の対象となります。

  • 医師が入院養育の必要を認めていること
  • 出生時の体重が2,000グラム以下であること
  • 鈴鹿市に住所があり満1歳未満の乳児であること
  • 生活力が特に薄弱で、特定の症状を示している場合

給付は現金ではなく「養育医療券」という券の発行をもって行われます。
「養育医療券」を入院先の医療機関へ提示することで、保険適用内の医療費や、食事療養費(ミルク代)が無料となります。
健康保険が適用されない検査や出費(おむつ代,洗濯代など)は対象外です。また、世帯の市町村民税額などに応じて自己負担金が発生します。

「養育医療券」を発行してもうらには、子ども(未熟児)が生まれた日から1カ月以内に、申請書類を下記【申請先】に提出する必要があります。退院後や、医療費を支払った後の事後申請は認められないため、注意が必要です。

【申請先】
健康づくり課(鈴鹿市保健センター内)
住所:鈴鹿市西条五丁目118番地の3

地域ぐるみで子どもを育てる、亀山市の子育て支援

亀山市の子育て支援は地域全体で協力して子どもを育てようという意識が感じられるものが多いです。

他の親子とも交流できる、園庭開放

亀山市では、幼稚園、保育所、認定こども園の園庭や保育室を開放し、親子で遊べる場を提供しています。同時に子育て相談も受け付ています。親にとっては、子どもを遊ばせながら、子育ての相談もできるいい機会となるでしょう。
開放される時間や曜日は以下の通りです。

  • 開放日:月曜日から金曜日
  • 開放時間:8時30分~17時、公立幼稚園は14時~17時(水曜日のみ13時から)
    ※4月、5月は、新入園児に配慮して園開放は行われていません

園によって開放される日時などが異なるため、詳しくは下記リンクの「園開放時間・内容」をご確認ください。
https://www.city.kameyama.mie.jp/docs/2018050500010/

発達支援が必要な子どもを切れ目なく見守る「にじいろのーと」


発達支援が必要な子どもの子育ては大変です。
入園や入学のたび、あるいは担任の先生が変わるたび、もしくは病院に行くたび、あらゆる場面で親は自分の子どもについて説明し、理解してもらわなければなりません。これまでの経緯を知ってもらう必要もあるでしょう。

親のそうした負担を減らすため、亀山市では「にじいろのーと」というファイルを用意しています。このファイルは、子どもの様子や支援を受けた内容を記入できるようになっています。また、リング形式のファイルのため、母子手帳やお薬手帳、通知表なども入れておけます。

親が「にじいろのーと」を提示することで、発達支援が必要な子どもに関わる地域の育児関係者や医療関係者が情報を共有できるメリットがあります。親にとっても、場所や人が変わるたびに一から説明する負担から解放されます。また、我が子の成長を確認する材料ともなるでしょう。

亀山市では「にじいろのーと」を活用してもらうことで、各機関でスムーズに情報を引き継ぎ、発達支援が必要な子どもへの切れ目ないサポートを目指しています。

「にじいろのーと」は子ども未来課子ども支援グループ(総合保健福祉センター「あいあい」2階)で配布しています。追加したいシートがある場合は、下記リンクからダウンロードできます。

https://www.city.kameyama.mie.jp/docs/2017062100089/

初めからファイルの全てのページを記入しようとすると大変なので、特に伝えたいポイントがあるページから記入していきましょう。記入が難しい項目や、どう書けば良いかわからない項目については、遠慮せず、園の先生や支援機関の人に相談しましょう。相談することが自体が、自分の子どもを理解してもらうことにも繋がります。

子育て支援をLINEで発信「かめやま子育て」

亀山市には、子育て支援のためのLINE公式アカウント「かめやま子育て」があります。
「かめやま子育て」では、子育て支援センターの行事や子育て講座等案内などを行っています。基本的には週1回の発信ですが、市の施策や各種制度の案内等も随時発信しています。また、タイムラインにイベントの様子なども不定期に発信します。

「かめやま子育て」のアカウントは以下の通りです。「友だち」登録方法することで、案内を受け取れます。

  • アカウント名:かめやま子育て
  • ID:@124yeshn

まとめ

今回は三重県の主に県北地域の市町が行っている、独自色のある子育て支援についてお伝えしました。どの市町の施策にも共通して感じられたのは、子育てをする親を支え、子どもを地域で見守り、育てようという意識でした。
今後は、県中部、南部地域の子育て支援についても取り上げていきたいと思いますので、気になった方は、引き続きチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

横山 遼

横山 遼

物心ついた時から関東育ちなくせに、生まれたのが伊勢の病院というだけで、出身地を尋ねられたら頑なに「三重!伊勢!」と答えるほど三重が好き。 伊勢には母方の祖父母が住んでいたため、幼い頃は夏休みに伊勢に“帰る“のが楽しみでした。 そんなルーツを持つ自分の中には「純粋に三重が好き」という気持ちと「東京から三重がどう見えているか」という冷静な視点、その2つがあります。 こうした自分の立ち位置を踏まえ、ミエタイムでは、“東京や関東在住の人がどうしたら三重に興味を持ってくれるか”という切り口で、三重の魅力や移住情報などを発信していきたいと思っています。

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