【三重県に移住したい!】東京から三重県に移住するときの注意点や得られる支援・引越しについて解説
三重県は日本列島の真ん中にあり、東へも西へもアクセスの良い土地。
東京圏から三重県への移住を考えている人もいるでしょう。
とはいえ、東京圏から三重県への移住は遠方になり、移住の決断がつくにはなかなか時間がかかるものです。
この記事では、三重県への移住を考える方に向けて、移住するときの注意点や得られる支援・引越の流れについてご紹介します。
三重県の都市機能と自然ゆたかな土地の紹介とともに、県の支援情報などについてもご紹介します。
地方移住することのメリットをよく検討し、三重県への移住へのステップを踏みましょう。
地方に移住するメリット
地方に移住することのメリットには都会の窮屈な生活から地方ののんびりとしたゆとりのある生活が実現できる、毎日の満員電車から解放されるなどがあります。
移住を検討し始めた人は地方に移住することで得られるメリットについて考えましょう。
この項でメリットとして考えられることを紹介します。
- 人とのコミュニケーションが生まれる
- 故郷に帰れる
- 自然あふれる土地で暮らせる
- 通勤地獄から解放される
一つずつ見ていきましょう。
1.人とのコミュニケーションが生まれる
都会では「隣に住む人のこともよく知らない」ということもありますが、地方では隣近所との関係が自然に生まれます。
また、地方は地元の青年会や町内会などの活動が活発。
町内単位での祭りやイベントごとも年間を通しておこなわれています。
都市部ではこういった催しはあまりないか、あっても各家庭が主催側として参加する必要がないようなものが多く、地域に対する帰属意識が芽生えづらいもの。
その点、地方は「ここが自分の住む土地」「ここがふるさと」という感覚が得やすくなります。
2.故郷に帰れる
故郷にUターンする場合は、何といっても親元に帰れるのがうれしいところです。
特に子どもがいる場合、都会で子育てをしながら働くのはなかなか困難で「人の手がほしい」「サポートしてほしい」と心から思うこともしばしば。
Uターンすれば、親の手助けを受けながら夫婦共働きすることができます。
子育てのサポートだけでなく実家で手料理を振る舞ってもらったり、食材を分けてもらったりとなにかと助かります。
また、学生時代からの友達とも頻繁に会えるようになるのもうれしいメリットです。
ふるさとで、子どもの頃から慣れ親しんだ人たちとほっとした時間を過ごせます。
3.自然あふれる土地で暮らせる
東京は大きな公園が点在しており、意外に緑を満喫できる場所が多いものです。
とはいえ地方にある本物の雄大な自然にはかなわないでしょう。
移住先が地方の都市だとしても、車で一時間も行けば自然あふれる海や山、川を満喫できます。
「土日にはアウトドアを満喫したい」という人は地方移住がぴったりです。
自然の中にある田舎町に移住すれば、眼の前には四季折々の自然が広がります。
「子どもを自然の中でのびのびと育てたい」「生きる力をつけてやりたい」「自然に癒やされたい」と考える人にはぴったりです。
4.通勤地獄から解放される
都市部で暮らすストレスの大きな要因となっているのが、毎日の満員電車です。
通勤地獄から解放されるのが地方移住の大きなメリットといえるでしょう。
地方では車通勤が多いですし、電車通勤になるとしても東京の混雑とは比べものになりません。
特段のストレスを感じることなく毎日の通勤時間を過ごせるでしょう。
移住を考える上での注意点
地方移住というのは、職場だけでなく生活環境も変えるものでとても大きな決断です。
移住してから後悔するのは避けたいところ。
移住前に注意点をしっかり押さえておきましょう。
- 仕事が決まってから移住する
- 運転免許証が必須
- 都市部よりお金がかかることも
- リモートワークを検討する
- 必ず家族会議を開く
一つずつ見ていきましょう。
1.仕事が決まってから移住する
移住前の段階で就職活動をし、仕事が決まってから移住するようにしましょう。
先走って先に移住してから職探しをすると、うまく就職活動が運ばなかった場合に生活が困窮する原因になります。
遠方からの就職活動は交通費もかさむためハードルが高いですが、なんとか乗り切るために就職活動費をある程度蓄えておくことも必要です。
コロナ禍を経てオンライン面接も一般的になってきているので、企業側に相談してもよいでしょう。
2.運転免許証が必須
地方はほとんどの場合、車がないと生活が成り立ちません。
通勤はもちろん、日常生活でスーパーや銀行、病院に行くのも車を使うのが一般的。
子どもの塾や習い事の送迎も車が必要になるでしょう。
ひとり一台車を持っていることも珍しくなく、運転免許証は必須です。
徒歩や自転車で移動できる距離に必要な施設のすべてがそろっていないので、運転免許証を持っていない場合は地方での生活はかなり不便になると想定したほうがよいでしょう。
3.都市部よりお金がかかることも
「都市部より地方のほうが生活費がかからなくなる」といった理由で地方移住を検討する人もいるでしょう。
たしかに家賃や住宅価格は都市部に比べて下がりますし、駐車場代も同様に下がります。
一方で、地方だからこそお金がかかることもあります。
まず、車をひとり一台所有するとしてその購入費や維持費などは都市部にない出費です。
たとえ都市部にいるときから車を所有していたとしても、地方では日常生活の足として車を使うのでガソリンを入れる頻度もあがります。
また、移住した場所によっては水道代が高かったり、寒さが厳しくて光熱費が高くなることもあります。
移住先が自然豊かな田舎町の場合、物流の関係でスーパーに置かれている商品が都会よりも高いケースもあります。
注意しておきましょう。
4.リモートワークを検討する
地方移住の大きな不安要素となるのが、求人が少なく希望の仕事がない場合です。
仕事がなければ、生活していくことはできません。
そこで、現在の職場を退職することなく移住してからもリモートワークという形で仕事を続けられると大きな安心につながります。
この働き方は、地方でのゆったりとした暮らしを実現できながら、都市部の給与水準のまま働けるということ。
さらに地方での暮らしにゆとりを持たせてくれる働き方です。
5.必ず家族会議を開く
家族とともに移住する場合は、必ず家族会議を開き、家族全員が納得して移住できる形を選びましょう。
夫婦で話し合うことはもちろん、子どもの意見もきちんと聞きましょう。
子どもにとって、転校して新しい園や学校に行くことはかなり大きな環境の変化で不安も大きいもの。
今の学校や友達と離れたくないという気持ちも持っているかもしれないので、そういった気持ちをきちんと聴き、納得してもらったうえで移住を決めましょう。
三重県のいいところを紹介
三重県は日本列島のほぼ中心に位置する県です。
関西方面へも中部方面へもアクセスがよいところに位置しています。
県内には伊勢神宮や世界遺産の熊野古道など、世界に誇る歴史的な場所が存在し、魅力あふれる三重県。
この項では、三重県について紹介します。
- 三重県はこんな県
- 交通
- 支援制度
- 自然と都市の共存
一つずつ見ていきましょう。
1.三重県はこんな県
三重県は近畿地方に位置し、南北に長い県です。
県内は北勢エリア、伊賀エリア、中南勢エリア、伊勢志摩エリア、東紀州エリアの5つに分けられます。
海沿いはリアス式海岸で漁業も盛んです。
誰もが知る伊勢神宮があり、伊勢志摩サミットが開催された土地としても有名です。
松阪牛や伊勢海老、紀州梅など、海の幸と山の幸どちらにも恵まれている土地です。
参照・参考:アサヒグローバルホーム(株)|三重県の移住がおすすめな理由とは?3つのメリットとおすすめ市町村を解説
2.交通
三重県内には新名神高速道路や伊勢湾岸自動車道があり、関西方面へも東京方面へもアクセスがよいという特徴があります。
2005年には中部国際空港セントレアが開港。
国内線はもちろん、国際線も就航しています。
また、今後はリニア中央新幹線が開通予定で開通したら三重ー東京間は約60分、三重ー大阪間は約20分で結ぶことになり、より東西両方からのアクセスが良くなります。
参照・参考:三重県|企業誘致総合:優れた交通アクセス
参照・参考:三重県|三重を変える! – “夢の超特急”リニア中央新幹線
3.支援制度
支援制度は各市町によって異なりますが、中学卒業まで子どもの医療費が無料の自治体があるなど支援制度も豊富です。
空き家支援をおこなっている市町もあるので、住まいに関する不安を払拭できます。
なお、市町ごとにさまざまな支援をおこなっているので、希望の市町のホームページを確認しましょう。
参照・参考:アサヒグローバルホーム(株)|三重県の移住がおすすめな理由とは?3つのメリットとおすすめ市町村を解説
4.自然と都市の共存
三重県には地方都市として栄えているエリアがあります。
四日市市は人口31万人の都市で経済活動が活発。
このほか、県の北部と中部を中心に活発な経済圏が成り立っています。
一方で、三重県は海・山・川の雄大な自然に恵まれた土地でもあります。
伊勢湾や太平洋を望める数多くの海水浴場があります。
世界遺産の熊野川では、伝統的な木造船である川船で熊野川流域の生活や文化に触れるアクティビティなどもあります。
この清流で川遊びを楽しむこともできます。
雄大な山々にも囲まれていて、山頂から絶景が望める山もたくさんあります。
参考・参照:熊野川体感塾|【三重・熊野】世界遺産 川の参詣道 三反帆で熊野川下り(午後コース)
参考・参照:日本旅行|三重県の川・湖のアクティビティのオプショナルツアー・体験予約
東京からの引越し料金相場
移住が決まったら引越しです。
東京圏から三重県への引越しは移動距離も長く大掛かりになります。
ここでは、東京圏からの引越の流れや移動手段、料金について解説します。
- 東京圏から三重県への引越しの流れ
- 繁忙期とそれ以外の料金相場
- 自分たちの移動手段
一つずつ見ていきましょう。
1.東京圏から三重県への引越しの流れ
引越し準備の第一段階は引越し業者を選ぶことです。
いくつかめぼしい業者をピックアップして相見積もりをとって比較検討しましょう。
引越し業者が決まったら、引越し当日までに荷造りをすすめます。
また、引越しまでに近所へのあいさつもおこないましょう。
東京から三重への引越しは移動に時間がかかるので、引越し当日はできるかぎりスムーズに作業が進むよう準備しておきましょう。
部屋を退去するとき、賃貸の場合は退去の手続きを管理会社や大家とおこないます。
搬出がすべて済んだあとにおこなわれるので考慮しておきましょう。
手続きが済んだら、引っ越し先への移動です。
参考:引越れんらく帳|引っ越しの大まかな流れと当日の動き方とは?必要なものや注意点
2.繁忙期とそれ以外の料金相場
繁忙期とそれ以外では、引越し費用は2倍くらい変わることもあります。
それ以前に、繁忙期は引越しを依頼しても予約が埋まっていて請け負ってもらえないことも。
おおよその引越し費用の相場としては、繁忙期は20ー30万円ほど、それ以外の時期だと15ー20万円ほど(家族が2・3人の場合)。
繁忙期は費用が倍近くになることもある上、希望の日時に予約がとれないことも頻発します。
移住時期を余裕をもって決められる人は、繁忙期は避けた引越しにすることをおすすめします。
参照・参考:引越し価格ガイド|東京都から三重県への引越し料金相場・必要日数と格安で引越しをする方法
3.自分たちの移動手段
東京都と三重県はおよそ308km離れており、車を使うとおよそ5時間かかります。
引越しの場合は車で移動する人も多いでしょうが、途中で休憩をはさみながら進むこととなります。
このほか、鉄道を使う場合は新幹線や特急を使い、およそ3時間を要します。
名古屋まで新幹線で行き、そこからは在来線を利用して三重県に行きます。
時間だけ見ると鉄道のほうが早くなっています。
参照・参考:引越し価格ガイド|東京都から三重県への引越し料金相場・必要日数と格安で引越しをする方法
支援金制度の紹介
東京圏から三重県に移住する人には支援金が支払われる制度があります。
また県内在住の子育て世帯には支援制度もあります。
- 移住支援制度
- 子育て支援
両方についてくわしく紹介します。
1.移住支援制度
東京圏から三重県に移住する人には移住支援金が支払われます。
子育て世帯への加算上限額は「18歳未満の世帯員1人につき、最大100万円」など、子育て世代への支援はさらに手厚いものになっています。
ただし「支給金額(子育て世帯加算の有無や加算額)や支給要件は、移住先視聴によって異なりますので、詳細については、移住先市町担当窓口へお問い合わせください」とされています。
支給要件に関しては、(1)移住元に関する要件・(2)移住先に関する要件・(3)世帯に関する要件・(4)就職に関する要件・(5)テレワークに関する要件・(6)本事業における関係人口に関する要件・(7)その他の要件、が設定されており、それぞれの要件を満たさないと支援金を受け取ることはできません。
基本的に、移住後一年以内の申請が必要です。
また、支援制度を実施する市町も限られているので、移住希望先が対象かどうか必ず調べましょう。
引用・参照:ええとこやんか三重|東京23区の在住者又は東京圏在住で23区への通勤者を対象に、三重県に移住して就業された方などへの移住支援金制度があります
2.子育て支援
三重県が発行する子育て応援クーポンは「県内のスーパーマーケットや飲食店などの協賛店で、子育て家庭応援クーポンを提示すると、割引やサービス等の特典」が受けられるものです。
対象条件は「18歳未満の子どもがいる世帯および妊娠中の方がいる世帯」とされています。
クーポンを取得するには、スマートフォン・パソコン・往復はがきから申し込みます。
協賛企業はコチラからチェック!→みえ 子ども スマイルネット
参考・引用:三重県|子育て:子育て応援クーポンとは(取得方法、使えるお店の情報)
相談窓口
東京都有楽町の東京交通会館内にある「ふるさと回帰支援センター」は、全国ほぼすべての地方移住の資料を見て、相談員に移住相談をできる場所。
もちろん三重県の移住相談も受け付けています。
三重県への移住を考えている人は、ぜひ一度相談に訪れてみましょう。
相談は予約が必要なので、まずは希望日時の予約をとりましょう。
相談予約はコチラ↓
※相談受付は4営業日以降となっています。3営業日以内の予約を希望する人は、下記電話番号に問い合わせてください
問い合わせ先:080‐9512‐5093/mie@furusatokaiki.net
定休日:月曜・祝日(就職相談は月曜・水曜、祝日)及び夏季・冬季休業
参考・参照:ふるさと回帰支援センター|三重県 |1 |相談窓口の紹介
まとめ
この記事では、地方に移住するメリットや注意点、三重県の紹介、引越の流れ、県内の支援制度について解説しました。
東京圏からUターンで三重県に引っ越す人も、三重という土地に惹かれて移住を検討する人も、他県へのアクセスのよい場所に位置する三重県は住みよい場所です。
県北部には発達した地方都市がありながら、海・山・川の自然に恵まれた豊かな土地。
さまざまなアクティビティを楽しめることはもちろん、県内には美味しいものがあふれています。
三重県への移住を考え始めている方は、まずふるさと回帰支援センター内の「ええとこやんか三重」に問い合わせてみましょう。