【三重県に移住したい】憧れの地方移住 移住先選びのポイントを紹介!

地方移住を希望する人にとって、移住先選びのポイントはぜひとも知りたいところ。

情報収集をしていても

「どれを移住の決め手にしていいのかわからず、いつまでたっても移住先が決まらず悩み続ける

なんてことも。

しかし、ポイントが分かりさえすれば移住候補地も絞れてきますし、実際に移住してから後悔するリスクも減ります。

この記事では、実際に移住した人が移住のポイントにしたこと、これから移住する人が注目するポイントなどを紹介します。

生活の利便性をチェックすることはもちろん、気候や風土が自分に合うかどうかも大切なポイント。

移住を失敗しないためにやるべきことも解説します。

三重県に移住を考えている人のために移住相談の情報や支援金制度の情報もあるので、ぜひ参考にしてください。

移住する理由は何?

総務省が「過疎地域への移住者に対するアンケート調査」(アンケートの回答者は20〜40代の男女が中心)をおこないました。

調査は「平成29年11月7日から12月5日の間に、過疎関係市町村(一部過疎市町村を除く672市町村)の窓口において、転入届を提出した本人にアンケート票及び返信用封筒を配布(郵送にて回収)」でおこなったものです。

その中の問いである

「現在お住まいの地域に移住したのはなぜですか。(複数選択可)」

に対し、もっとも多かった理由は

「気候や自然環境に恵まれたところで暮らしたいと思ったから」

で、47.2%でした。

次に多かった理由が

「それまでの働き方や暮らし方を変えたかったから」

で、30.3%でした。

ついで

「都会の喧騒を離れて静かなところで暮らしたかったから」

が、27.3%という結果になっています。

自然豊かな土地で生活スタイルを変えたい人が多くいることがわかります。

引用・参照:総務省|過疎地域への移住者に対するアンケート調査 資料 2

移住するときに重視するポイントー調査結果からー

前項と同様の総務省の調査によると、

「移住する際、重視した条件は何ですか。(複数選択可)」

という問いに対し、もっとも多かった回答は

「生活が維持できる仕事(収入)があること」

が、28.8%ともっとも多くなっています。

次に多かったのが

「買い物や娯楽などの日常生活に必要なサービスや生活関連施設があること」

で、19.2%、その次が

「居住に必要な家屋や土地を安く入手できること」

で、18.8%となっています。

この問いに対しては、年齢によって回答に大きな差が出た部分があり、年代が上がるほど

「居住に必要な家屋や土地を安く入手できること」

と、回答する人が多くなっています。

また

「買い物や娯楽などの日常生活に必要なサービスや生活関連施設があること」

については、10・20代および60代以上が他の世代に比べて突出して高くなっています。

また

「子育てに必要な保育・教育施設や環境が整っていること」

は、10・20代及び30代で高くなっています。

この問いは複数選択可でしたが

「その中で、最も重視したことは何ですか。(1つ記入)」

という問に対しては

「生活が維持できる仕事(収入)があること」

が、21.3%と突出して高い割合となっています。

移住先で仕事があるかどうかが移住先選びのポイントとなっていることがわかります。

引用・参照:総務省|過疎地域への移住者に対するアンケート調査 資料 2

移住先を選ぶポイントは?

実際に移住した人たちの移住先選びのポイントは、上で紹介した通りです。

ここでは、これから移住する人のために移住先選びのポイントについて紹介します。

移住先候補が複数ある場合、候補地よりも隣接する市町のほうが支援制度や生活利便性が充実しているということもあります。

移住先選びには隣接市町の情報も加味して考えましょう。

  1. 移住支援制度をチェック
  2. 受け入れ体制が整っているか
  3. 就職先があるか
  4. 気候をチェック
  5. 自然災害リスクをチェック
  6. 医療機関までの距離をチェック
  7. 子育て支援の充実度

一つずつ見ていきましょう。

1.移住支援制度をチェック

移住支援制度のあるなしや内容は、自治体によって異なります。

移住希望先のすべての自治体の支援制度をチェックし、比較検討の材料にしましょう。

2.受け入れ体制が整っているか?

空き家情報の提供や就職先の斡旋、マルチワークに適した仕事の紹介など、自治体側の受け入れ体制が整っているかを確認しましょう。

すでに移住者が多く住む市町は、おおむね整っていると考えてよいでしょう。

3.就職先があるか?

前項のアンケート結果からもわかるように、移住先で安定して生活できる仕事があるかどうかは、もっとも大切なこと。

生活する上での基盤になるので、求人をチェックしましょう。

移住候補地だけでなく、近隣市町の求人もチェックして、自分にあった業種や職種の仕事があるか確認しましょう。

現在の仕事をリモートで続けたまま移住する場合も、念のため地元企業をリサーチしておくとよいでしょう。

もし転職を考えた場合でも、移住先に自分にマッチした企業があれば安心です。

4.気候をチェック

「私は、暑さには強い」

「自分は寒いのは大丈夫」

このように、人それぞれ身体に適した気候が違います。

気候が合わないと、暮らし続けていくのはなかなか辛いものになってしまいます。

移住希望先との相性を考えましょう。

5.自然災害リスクをチェック

日本は自然災害の多い国です。

どこに移住しても、多かれ少なかれ自然災害のリスクをともなうでしょう。

とはいえ、地盤の弱い地域や土地が低くて水害が発生しやすい場所、津波被害にあいそうな場所を避けるなど、対応策はあります。

自治体ごとにハザードマップを作成しているので、移住候補地のハザードマップで確認し、移住の際の参考にしましょう。

6.医療機関までの距離をチェック

生活する中で必要不可欠な施設のひとつが、医療機関です。

定期的な通院だったらそれほど問題がなくても、ケガや発熱などですぐに病院にかかりたいとき、あまりにも遠いと困ってしまうでしょう。

内科や小児科、外科などが家からどの程度の距離かをしっかりチェックしておきましょう。

7.子育て支援の充実度

子育て支援の内容や充実度は、自治体ごとに違います。

隣接する市町でも異なる場合があるので、子どもがいる家庭は子育て支援についてよく調べましょう。

近隣の自治体のほうが子育て支援が充実していれば、多少住む場所が変わってもそちらを移住先にするという選択肢もあります。

移住先を失敗しないために!

移住というのは人生にとって大きな決断であり、住む場所をかえるだけでなく、仕事を変えることになる人が大勢います。

そのため、移住してから「失敗だった」などと後悔するのはできれば避けたいところです。

ここでは、移住を失敗しないためにできる方法を紹介します。

  1. お試し移住をしてみよう!
  2. 季節を変えて行ってみよう!
  3. 相談窓口を活用しよう!
  4. 不便さをどこまで受け入れられるか考えよう!
  5. 準備を万全にしよう!

一つずつ見ていきましょう。

1.お試し移住をしてみよう!

多くの自治体では、お試し移住ができるようになっています。

三重県では、紀宝町、尾鷲市、松阪市などでお試し移住やお試しで宿泊できる施設の提供をしています。

遠隔地から、どれだけネットで調べていても、実際にその土地を訪れて肌で感じる数日間にまさるものはありません。

「百聞は一見にしかず」です。

お試し移住したら、実際に町を歩いたりドライブしたりして、町の雰囲気を味わいましょう。

そして、生活に必要な施設のチェックをしましょう。

スーパーや銀行、郵便局、病院、学校、保育園などまでの距離や、交通の便などをチェックすることが大切です。

その土地独自の雰囲気を味わうには、スーパーに実際に足を運ぶのがベスト。

その土地でしか売られていない海の幸や山の幸に出会えることもあります。

2.季節を変えて行ってみよう!

移住は大きな決断なので、時間をかけてじっくり検討することが大切です。

検討する中でいくつかの季節に移住候補地を訪れるのがオススメです。

とくに夏や冬の気候は、その土地によって異なります。

気候が自分の身体に合うか合わないかということを実際に季節を変えて足を運ぶことでわかります。

3.相談窓口を活用しよう!

地方移住を希望する人のための相談窓口があります。

東京には、有楽町の東京交通会館に「ふるさと回帰支援センター」という施設があり、全国の自治体の資料やパンフレットがほぼ揃っています。

都道府県ごとの専門の移住相談員も常駐しているので移住に関する相談ができます。

大阪にも「大阪ふるさと暮らし情報センター」という施設があり、西日本を中心に地方移住の相談を受け付けています。

4.不便さをどこまで受け入れられるか考えよう!

地方移住すると一言で言っても、地方都市と、周りに家もないような田舎では生活は大きく異なるでしょう。

地方都市だったら、車さえあれば都市部と変わらない便利な生活が送れます。

一方、車で数十分かけなければスーパーに行けないような土地もあります。

雄大な自然を享受できる代わりに、不便さを受け入れる必要があります。

都市部に住んでいた頃とは比べ物にならない不便さを受け入れられるかどうかを家族全員で考えましょう。

特に、生活に必要なスーパーなどはどれくらいなら遠くても生活できると考えるか、子どもが通う学校まではどの程度の距離だったら許容できるか、といったことを考えましょう。

5.準備を万全にしよう!

移住までには十分に時間をかけて情報収集やお試し移住をおこないましょう。

家族とともに移住する場合は、全員の理解が必要です。

家族が理解していないと、移住後に家族不和の原因になることもあります。

移住までに時間をかけ、お試し移住したり移住先の情報を集めることで心の準備もできていきます。

移住後もスムーズに新しい生活に慣れていくでしょう。

三重県への移住相談会などの情報

三重県に移住を検討している人は、東京や大阪にある移住相談窓口に足を運ぶとさまざまな情報が得られます。

移住相談員にマンツーマンで相談することもできる(要予約)ので、ぜひ活用しましょう。

  1. ええとこやんか三重移住相談センター
  2. 大阪ふるさと暮らし情報センター

それぞれについて紹介します。

1.ええとこやんか三重移住相談センター

有楽町にある東京交通会館8Fの「ふるさと回帰支援センター」内にある三重県の移住相談センターでは、移住相談員が常駐しており、移住相談を行えます。

予約の上、行きましょう。

定休日:月曜・祝日(就職相談は月・水曜・祝日)及び夏季・冬季休業

問い合わせ先:080‐9512−5093 mie@furusatokaiki.net

参照:認定NPO法人ふるさと回帰支援センター|三重県 – 相談窓口の紹介

2.大阪ふるさと暮らし情報センター

大阪ふるさと暮らし情報センター内にある「ええとこやんか三重移住相談デスク」では、毎月第2土曜に三重県への移住相談を行っています。

時間は10時〜18時、一組あたり一時間程度、参加費は無料で相談に乗ってもらえます。

直近では2024年3月9日に行われる(要予約)ので、ぜひ相談してみましょう。

問い合わせ:三重県地域連携部移住促進課 TEL.059−224−2420 

申込み方法:申込みフォームに必要事項を記入の上、前日3月8日(金曜)17時までに申込み

参照:三重県 | 大阪ふるさと暮らし情報センター

三重県の移住支援

三重県では、東京圏在住の人が三重県に移住して就業した場合に移住支援金が支払われます。

特に子育て世帯は、加算額の上限額が18歳未満の世帯員一人に付き、最大100万円支払われるとあって、大きな助けになります。

ただし、支給金額や支給要件は移住先の市町によって異なるので、必ず移住希望先に問い合わせて確認しましょう。

参照・参考:ええとこやんか三重|東京23区の在住者又は東京圏在住で23区への通勤者を対象に、三重県に移住して就業された方などへの移住支援金制度があります

まとめ

この記事では、地方移住を考える際のポイントを紹介しました。

ポイントを押さえずに移住してしまうと、生活を始めてから

「こんなはずじゃなかった」

「想像していた生活と違った」

といった結果につながりかねません。

移住先での仕事や生活環境、自然災害のリスクなどを加味して、ポイントをおさえた移住先選びをしましょう。

また、お試し移住をしてみたり、いろいろな季節に現地を訪れてみたりすることも大切。

移住を考える人向けに、移住相談窓口が設けられており、都市部に住んでいる人はまず相談窓口に行くと、知らなかった情報をたくさんもらえます。

東京のふるさと回帰支援センター内にあるええとこやんか三重には、三重県専属の相談員も常駐しているので、ぜひ予約して足を運んでみましょう。

移住先選びのポイントをしっかりおさえて、地方移住を叶えましょう。

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この記事を書いた人

ミエマン

ミエマン

三重県で生まれ、三重県で育ち、三重県で活動中。 三重県歴35年以上のミエ大好きマンです。 三重県のありとあらゆるローカル情報を発信し、三重県がより住みやすくなることを願って活動しています。

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