【津市】移住支援事業〜体験談あり

現在、東京で働いており、津市への移住を検討している人に、津市の魅力と、打ち出す移住支援事業について説明します。

津市の魅力

三重県の県都である津市は県中央部にあります。
気候は温暖で、南北に続く海岸線から、美人の湯として知られる榊原温泉、美杉地域の癒やしの森など自然に恵まれています。
中部・近畿へのアクセスも良く、電車で名古屋から約45分、東京からも約2時間半で行けます。
中部国際空港まで約45分で結ぶ高速船のターミナル、「津なぎさまち」もあり、国内のみならず、国外からのアクセスも良好です。

また、県立美術館や三重県総合博物館MieMuといった文化施設も多くあります。自然豊かでありながら、県都ならではの利便性もあり、各方面へのアクセスも良いことが津市の魅力です。

津市移住支援金

津市では東京23区に在住、もしくは東京圏に在住しており、23区へ通勤している人を対象に、移住支援金を支給しています。

移住等に関する要件

  1. 移住直前の10年間のうち、通算5年以上、東京23区内に在住、または東京圏(※1)のうちの条件不利地域(※2)以外の地域に在住し、東京23区内へ通勤していたこと(※3)。
  2. 「1」の条件の「通算5年以上」のうち、最低でも1年以上が移住直前の連続した期間であること 
  3. 令和元年9月10日以降に津市に移住していること
  4. 移住した日から3カ月以上1年以内であること
  5. 申請日から5年以上、津市に継続して居住する意思を有していること
  6. 日本人であること
  7. 外国人であっても、自身が永住者であったり、永住者や日本人の配偶者である等、「定住者・特別永住者」のいずれかの在留資格があること。
  8. 暴力団等の反社会的勢力又は反社会的勢力と関係がないこと。

※1 東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県
※2 条件不利地域
※3 東京23区内への通勤の期間については、住民票を移す3ヶ月前までを1年の起算点とできる

就業に関する要件

  • 勤務地が三重県の区域内であること。
  • 就業先が津市内に主たる事務所を有していること。
  • 就業先が移住支援金の対象としてマッチングサイトに掲載している求人であり、応募したのが掲載後であること(「みえ」の仕事マッチングサイト)。
  • 就業者の3親等以内の親族が代表者や取締役など、経営を担う職務に就いていないこと。
  • 週20時間以上の無期雇用契約であり、申請時において連続して3ヶ月以上在職していること。
  • 移住支援金の申請日から5年以上、継続して勤務する意思があること。
  • 転勤、出向、出張、研修等による勤務地の変更ではなく、新規の雇用であること。

移住後5年以内に津市外へ転居、または1年以内に上記、要件となる職を辞した場合、補助金の全額または半額を返還する必要があります。

支給額

  1. 単身者の場合:60万円
  2. 2人以上の世帯の場合:100万円

※世帯に18歳未満の者がいる場合、1人につき30万円加算

「2」については、以下の要件を満たす必要があります。

  • 移住申請前、申請時、いずれの時期においても世帯員が同住所で家計を一(いつ)にしていること。
  • 令和元年9月10日以降に津市へ転入し、かつ、転入後3か月以上1年以内であること。
  • 世帯員がいずれもが反社会的組織との関りがないこと。

交付申請書類

移住した日から3カ月以上1年以内に、以下の書類を提出または郵送して下さい。

  • 津市移住支援補助金交付申請書
  • 就業証明書
  • 写真付身分証明書の写し(運転免許証、マイナンバーカード、パスポート等)※外国の方は在留カードまたは特別永住者証明書の写し
  • 移住前の居住地および居住期間が確認できるもの(住民票の除票又は戸籍の附票 ※1)
  • 世帯で申請する場合は、移住前後において世帯員全員が申請者と同一世帯であることが確認できるもの(移住前の住所地での在住記録が分かる住民票の除票または戸籍の附票※1)
  • 移住前の在勤地、在勤期間、および雇用保険の被保険者であったことが確認できるもの(雇用保険の被保険者の場合:前就業先の退職証明書など)(法人経営者・個人事業主の場合:開業届出済証明書、および個人事業等の納税証明書など)
  • 津市の住民票の写し(申請者、世帯で申請する場合は世帯全員分)
  • その他市長が必要と認める書類※1申請日から3月以内に発行されたもの

審査の必要に応じて、上記以外の書類の提出を求める場合もあります。

審査・交付決定

申請の内容が正当と認められると「津市移住支援補助金交付決定通知書」が交付されます。

実績報告書類の提出

市内企業等へ内定し、雇用されることに伴い、津市内へ転入後、以下の書類を郵送または窓口で提出してください。

  • 津市移住支援金請求書
  • 津市移住支援補助金実績報告書

交付確定・奨励金の支払い

書類を審査し、交付が確定してから約1カ月後に、指定口座へ振り込みます。

申請の宛て先

〒514-8611 津市西丸之内23番1号
津市商工観光部 商業振興労政課
※窓口での申請は津市役所7階、商業振興労政課で行います。

なお、当移住支援金制度は、次章でお伝えする「ふるさと新生活応援奨励金」との併用はできません。また、支援金交付後も、居住状況および就労状況を市に報告する必要があります。

津市ふるさと新生活応援奨励金

津市では市内の企業への就職に伴い、転入してきた人に対し、新生活を始める際に掛かる費用の一部を就職祝金として交付します。

対象者

  1. 津市に主たる事務所(本社・本店)を有する企業・医療法人・社会福祉法人および学校法人(以下、「企業等」)へ常時雇用※1される人
  2. 「1」の条件を満たし、かつ、以下ア・イのいずれかの条件を満たす人

ア)現在、津市外に住所があり、市内の企業等へ就職、および転入(住民登録)した人
イ)かつて津市外に住所があり、高校、大学などへの進学を機に市内へ転入(住民登録)し、そのまま市内の企業等へ就職した人

※1常時雇用される労働者とは

  • 雇用期間の定めのない人
  • 1年以上の雇用が見込まれ、1週間の所定労働時間が30時間以上の労働契約を結んでいる人

なお、官公庁等(国、地方公共団体、みなし公務員など)への就職は対象外となります。

交付額

1人あたり5万円

申請方法

市内の企業等へ内定した日から90日以内に、下記の書類を提出または郵送してください。

  1. ふるさと新生活応援奨励金交付申請書
  2. 企業等への内定前の住所が確認できる書類(運転免許証、住民票、保険証の写しなど)
  3. 高校、大学などへの進学のため津市に転入した人は、転入前の住所が確認できる書類(学生証または在学証明書の写し ※新規学卒者に限る)
  4. 内定通知書の写し

実績報告

市内企業等へ内定し、雇用されることに伴い津市内へ転入後、下記の書類を郵送または窓口へ提出してください。

  • 就労(就労見込)証明書
  • ふるさと就職新生活応援奨励金請求書
  • ふるさと就職新生活応援奨励金実績報告書
  • 住民票の写し(世帯主氏名、続柄、本籍地、筆頭者氏名省略のもの)

提出期間

交付申請:企業等に内定した日から90日以内

実績報告:企業等へ就職が決定し津市へ転入後、すみやかに提出すること

※上記、2点とも最終締切日は令和5年3月31日となります(就労開始日が締切日より後の場合も、締め切り日までに提出すること)
※期間内であっても予算がなくなり次第、終了します
※申請は就職が内定した年度に限ります

交付確定・奨励金の支払い

書類を審査し、交付が確定してから約1カ月後に、指定口座へ振り込みます。

当奨励金以外にも就職支援金として、市外在住の津市出身者を対象に、Uターン就活でかかった交通費の一部を助成する「津市ふるさと就職活動応援奨励金」もあります。

詳しくこちらを参照下さい(津市ふるさと就職活動応援奨励金)。

リノベーション等補助金

津市では県外からの移住者が市内の空き家へ移住する際、改修費の一部を助成しています。

対象となる空き家

  • 現状、使用されていない市内にある空き家(店舗併用住宅を含む)
  • 土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)の区域外に存する空き家
  • 耐震診断を満たす空き家(リノベーションの結果、耐震基準を満たす場合を含む)

対象となる工事

市内に本店、支店または営業所がある建設業者による以下の工事となります。

  • 補助金の申請後に着工し、申請年度内に完成する工事
  • 移住者のニーズに応じた多様なライフスタイルを実現するために必要な改修工事
    ※外構工事、容易に取り外し可能なものの設置工事は対象外となります。

補助対象者

次のいずれかに該当する人になります。

  • 完工後、30日以内に津市へ転入届を提出する移住者(※1)
  • 津市へ転入届を提出した日の翌日から6カ月以内に補助金の交付申請を行う移住者※1
  • 空き家の所有者であって、移住者と売買契約または賃貸契約を締結した人

※1移住者とは、以下の①➁を満たす人を指します。

  1. 三重県外に1年以上在住している人で、津市内に移住する人
  2. 移住後、改修された空き家に10年以上定住する予定の人

補助金額

補助対象工事費用の1/3(上限100万円)
また、空き家の家財道具を処分する費用の一部を助成する「家財道具処分補助金」もあります。詳しくはこちらを参照ください(空き家有効活用推進事業補助金)

津市へ移住した人の口コミ

実際に津市へ移住した人からは、移住に満足するポジティブな感想が多く寄せられています。

口コミ・体験談1

自然がとても豊かで、桜や紅葉などの観光名所もある。
一方で大型ショッピングセンターやコンビニなども多く、高速道路のインターも近いので、生活の利便性、交通の便、共に良い。

移住マップより

口コミ・体験談2

県庁所在地だけあり、様々な機能が備わっているので、住むには便利な場所だと思う。県庁=人が多いというイメージがあったが、津市は海も近く、自然を満喫できる。また、美術館や博物館など、楽しめる(ゆっくりできる)文化施設もたくさんある。

移住マップより

口コミ・体験談

緑が多く、住んでる人も比較的穏やかで、温かい。そのためか、職場でも人間関係のトラブルがなく働きやすい。三重は小さい時に住んでいたが、改めて住んでみると隠れ名物なども知ることができ、まだまだ自分の知らない魅力に満ちていることがわかった。

移住マップより

口コミ・体験談4

山にも海にも近いので、遊びに行くのに便利。例えば、海水浴やキャンプ、川魚釣りや潮干狩りなどに出かけるのに、距離的にちょうど良い。気候的にも温暖で過ごしやすく、田舎の風景が程よくあるので、のんびりした気分でいられる。

移住マップより

まとめ

津市の魅力は豊かな自然がありつつも、県庁所在地ならでは利便性を備えているところです。
また、移住支援金以外にも、仕事面では就職時の奨励金やUターン就活者への援助金、生活面では空き家リフォームの補助など、移住者に安心して長く住んでもらうための経済的支援が充実しています。
利便性もあり、自然に囲まれた住みやすい環境、さらに移住のネックとなる経済面での支援も揃っています。

ぜひこの機会に津市への移住を検討してみはいかがでしょうか。

タグ

この記事を書いた人

ミエタイムマスター

ミエタイムマスター

ミエタイム事務局長、通称「ミエタイムマスター」として就任。 三重県で生まれ、三重県で育つ、38年間三重一色の管理人。 三重県の素晴らしさを県外、国外に向けて日々発信中!

この記事を見た人がよく見ています!