三重県の子育て世代に使える補助金・助成金をご紹介!

三重県の子育て世代に使える補助金・助成金をご紹介!

子育ては分からないことばかり。

産休や退職などで収入が減ってしまい、家計も厳しい中での育児は不安も増してしまいますよね。

そんな子育て世代の支援をする制度が三重県にはたくさんあります。

今回は是非使っておきたい補助金や助成金を見ていきましょう。

子育て支援は県と市町村に分かれている

行政は県と市町に分かれているのを知っていますか?

地域の状況に適した支援をするために税金も分けられて使われています。

三重県では津市にある県庁に「子育て支援課」が置かれていて、子育て支援を行っているのです。

子育て世帯にとってもっとも身近な存在は市町の窓口です。

子どもを預けたり、相談したりと具体的な手助けサービスが豊富に取り扱っています。

独自の取組がたくさんあるのも特徴。

伊勢市では産後2~3週目頃に保健師・助産師が全ての産婦さんに電話をかけて相談や助言をする「おめでとうコール」があります。

三重県の支援制度

子育て世帯全体向け

中学校卒業まで(15歳の誕生日後の最初の3月31日まで)の児童を養育している方に、1人あたり月額10,000円~15,000円の児童手当が支給されます。

市町の窓口で申請しないと受け取れないので、生まれた場合は遅れずに申請しましょう。

ひとり親世帯・障害がある児童がいる世帯向け

ひとり親家庭や親が重度な障害があるなど生活支援が必要な場合に月額約43,000円の手当が支給される児童扶養手当があります。

また、子ども自身に障害がある場合には特別児童扶養手当として児童1人につき月額52,300円~34,900円が支給されます。

いずれも窓口は市町が窓口となっています。

申請には戸籍謄本や医師の診断書など添付書類が必要なのでまずは相談してみましょう。

出典:三重県

【助成制度概要】

https://www.pref.mie.lg.jp/D1KODOMO/000117539.htm

【子育て応援book】

https://www.pref.mie.lg.jp/common/content/000778537.pdf

【各種制度(妊娠・子育て)】

https://www.pref.mie.lg.jp/common/03/ci400004974.htm

市町村の支援制度

【津市】価格高騰緊急支援給付金

令和4年だけで電気料金は3~4割上昇しました。

津市では電気・ガス・食料品などの価格高騰を支援するために1世帯あたり5万円の給付金で支援しています。

ただし住民税非課税世帯が対象です。

出典:津市 健康福祉部福祉政策課https://www.info.city.tsu.mie.jp/www/contents/1665548759126/simple/seidogaiyou.pdf

【四日市市】住宅取得支援補補助金

市外からの転入または市内賃貸住宅から転居する子育て・若年夫婦世帯に対しての住居支援を行っています。

支援は3つに分かれていますので、それぞれ見ていきましょう。

出典:四日市市

https://www.city.yokkaichi.lg.jp/www/contents/1001000001794/index.html

一戸建て中古住宅(空き家)の取得

市内の指定された地域に建っている空き家を取得した場合に住宅・土地の固定資産税にあたる金額が2年分(上限20万円)補助されます。

対象となるのは夫婦のどちらかが40歳未満の世帯です。

さらに市内の賃貸住宅からの転居か、市外からの転入者である必要もあります。

親世帯と2km以内に住むための一戸建て中古住宅(空き家)の取得

親世帯の近くの空き家を取得した場合には住宅・土地の固定資産税にあたる金額が4年分(上限40万円)補助されます。

「一戸建て中古住宅(空き家)の取得」よりも補助金額が2倍とメリットが大きくなっています。

こちらも対象となるのは夫婦のどちらかが40歳未満の世帯です。

さらに市内の賃貸住宅からの転居か、市外からの転入者である必要もあります。

三世帯同居住宅化の工事費

市内にある住宅を三世帯用にするための工事費(増築・改築・改修・建替え)の補助金です。

工事費の1/3(上限50万円)が対象となります。

建替え工事中の仮住まいは市内でなくてもよいので利用しやすいのではないでしょうか。

また、旧建物に住みながら敷地内の空きスペースに建物を新築し、引越し後に旧建物を取壊す場合も対象です。

【伊勢市】親子3人乗り自転車補助金

自動車は購入費や維持費が高く、原動機付き自転車(原チャリ)は子どもがいると使い勝手が悪いですよね。

そんな中で、3人乗り自転車に人気が集まっています。

電動アシスト機能もあるので、保育園や幼稚園への送り迎えやお買物にも便利です。

とはいえ、販売価格は5~15万円と決して安いとは言えません。

そこで伊勢市では未就学の子どもを2人養育している場合、親子3人乗り自転車の購入費を1/3(上限3万円)まで補助してくれます。

例えば購入費が72,000円なら24,000円の補助金が貰えるのは大きいですよね。

ただし、伊勢市内で購入した新品が対象です。

防犯登録済みで幼児2人同乗基準適合車マークがついている必要もあります。

申請書の他に以下の添付が必要となるので注意しましょう。

  • 領収書
  • 製造メーカー保証書の写し
  • 幼児2人同乗基準に適合することが確認できるもの
  • 防犯登録されたことが確認できるもの
  • 市税を滞納してないことを証明する書類
  • 市が実施する「自転車安全利用講習会」の修了証書の写し

購入日から6ヶ月以内までに申請と余裕はありますが、忘れないうちに申請するとよいでしょう。

出典:伊勢市

https://www.city.ise.mie.jp/kosodate/gyosei/k_josei/1012035.html

【名張市】中古住宅のリノベーション補助金 ※令和4年度受付終了

子育て世帯(15歳に達する日以後最初の3月31日までの間にある者を含む世帯)が中古住宅などの改修工事を実施する場合に、費用の1/3(上限80万円)を補助する制度です。

空き家バンクを利用して購入・賃借した中古住宅などを回収する場合は上限が100万円に増額されます。

対象となる住居はおおむね1年以上住んだり使われたりしていない中古住宅などで、耐震性が満たされている必要があります。

また、移住促進と中古住宅等の活用促進を目的としているので「10年以上定住可能であるか」も要件となっています。

出典:名張市

https://www.city.nabari.lg.jp/s043/030/080/20160525152103.html

【尾鷲市】紙おむつ・おしりふき・粉ミルク購入費助成

乳幼児にかかる費用は馬鹿にできません。

ドラックストアでは紙おむつは1点1,000円前後、粉ミルクも1点2,000円前後します。

月額で1万円程度の負担にはなるのではないでしょうか?

尾鷹市では3人目以降を出産した世帯に1人あたり6,000円分を支給しています。

申請日の翌月から満2歳の誕生月が属する月までと期間が長いのは嬉しいですよね。

ただし現金ではなく利用券が配布され、市内の指定された10ヶ所のドラックストアなどで利用することができる仕組みです。(令和4年4月1日時点)

出典:尾鷲市

https://www.city.owase.lg.jp/0000018005.html

【鳥羽市】高校生の通学費・居住費の補助金

離島がある鳥羽市では通学費の負担も重くなります。

そこで市内に在住する高校生の保護者などを対象にして、通学定期購入費の補助を行っています。

補助額は本土12.5%、離島25%となっています(平成30年度~令和4年度)

また、離島地区に住んでいる高校生向けに下宿費の25%が補助される制度もあります。

上限は12,500円で、通学費の補助と併用はできないので注意しましょう。

出典:国土交通省

https://www.mlit.go.jp/kokudoseisaku/chirit/content/001414914.pdf

広報とば

https://www.city.toba.mie.jp/material/files/group/9/28_0201_21-26.pdf

【伊賀市】おたふくかぜ・インフルエンザ任意予防接種の助成

感染症の中には重症化したり、後遺症が残ったりするものも。

赤ちゃんが免疫を作る手助けをするために予防接種が行われています。

伊賀市でも水疱瘡、B型肺炎、BCGなど無料で受けることができますよ。

それに加え任意予防接種として「おたふくかぜ」の接種を受けることができます。

対象は1歳~4歳までで、助成限度額は1回あたり2,500円です。

伊賀市・名張市の医療機関で接種した場合は申請はいらず、接種費用から助成金額を差し引いた金額を医療機関窓口で支払うだけで済みます。

また、インフルエンザの予防接種は未就学児を対象に1回目、2回目ともに1,500円となっています。

こちらも伊賀市・名張市内の指定医療機関で接種する場合は助成金が差し引かれた額を支払うことになります。

出典:伊賀市

https://www.city.iga.lg.jp/igakids/0000000023.html

https://www.city.iga.lg.jp/igakids/0000002360.html

【熊野市】木造新築住宅補助金

林業が盛んな三重県。

熊野材を利用した住宅を建築すると「レインボー商品券」を貰うことができます。

建築床面積、年齢、定住有無によって補助条件は違いがありますが、最大100万円分にもなります。

共通の条件は以下のとおりです。

  • 構造材(土台、柱、桁・梁、筋違の全て)に熊野材をおおむね100%使用していること
  • 建築施工業者は市内の事業者であること
  • 2月末までに全ての必要書類を添えて申請すること
  • 原則居住用であること(工場、車庫、倉庫、アパート等は対象外)

ユニークなのは「モデルハウス条件」という取り組み。

住宅完成後、2日間以上の住宅見学会を実施すると補助額が増えるものがあります。

熊野市の「農林業振興課 林業振興係」が対応する事業なので、熊野材の利用促進に繋がるものほど補助が大きくなっています。

※2022年12月現在、新型コロナウイルス感染症対策のためモデルハウス条件を一時免除しています。

出典:熊野市

https://www.city.kumano.lg.jp/kurasi/ringyousinkou/mokuzou_jyutaku_sokusin/mokuzou_jyutaku_sokusin1.htm

まとめ

三重県の子育て世帯向けの補助金・助成金は豊富です。

とくに市町で行っている取り組みは、子育て世代の痒い所に手が届く取り組みがたくさんあります。

一部の補助金・助成金は条件などの内容がわかりにくいものもありますので、担当窓口に問合せてみましょう。

補助金・助成金は年度ごとに違いがあったり、年度の途中で急きょ決められたりするものもあります。

県や市町のWEBサイトや広報誌を確認してみると、「こんな取り組みができたんだ!」と新しい発見があるかもしれませんよ。

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この記事を書いた人

ミエマン

ミエマン

三重県で生まれ、三重県で育ち、三重県で活動中。 三重県歴35年以上のミエ大好きマンです。 三重県のありとあらゆるローカル情報を発信し、三重県がより住みやすくなることを願って活動しています。

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