三重県で実際に移住体験ができる施設を調べてみた。

「三重県って、海も山もあるし、自然豊かですごい良さそうな県だなあ。

でも旅行では行ったことがあるけれど、実際にどのような暮らしをしているんだろうか。」

三重県に移住を考えている人の中で、

現実の暮らしが中々想像できない方も多いと思います。

移住体験をして、どれぐらいのお金が生活するのに必要かなどを感じ取ってから移住した方が現実とのギャップを感じることなく生活することができます。

今回は、三重県内で移住体験を行なっている施設を紹介させていただきます。

御浜町:移住体験住宅

御浜町は、三重県の南部に属する人口8600人弱のみかんが有名な町です。

一般社団法人ここテラスがうんえいするあ「御浜町移住・交流サポートデスク」は、御浜町内の、少子化や農業等地域産業の衰退、空き家増加などの課題に取り組んでおり、主に御浜町外からの移住希望者への相談対応や情報発信などによる接点づくりを行っています。

こちらに移住相談やアンケート回答をして頂いた方は、1泊2日~7泊8日について1家族1泊 1,000 円(1棟貸)布団1組1,000円 で、泊まることができます。

この金額で移住体験ができるのでお勧めですね。

また、無料の空き家ツアーも行っているようですので、移住を考えている方は要チェックです!

お店名

御浜町:移住体験住宅

住所

南牟婁郡御浜町大字上野26

電話番号

0597-99-1654

ホームページ

https://mihama-iju.com/about.html

営業時間

平日9:00-17:00

定休日

土曜日・日曜日・祝日

アクセス

紀宝町:お試し住宅

紀宝町HPより

三重県の南部に存在する紀宝町では人口が約1万人弱の町でみかんや釜揚げしらすが有名な自然豊かな町です。

こちらは自治体である紀宝町が田舎への移住を検討している方のために、町内の住宅を無料で貸出し、お試し生活をしてもらうための取組みです。

1泊2日~6泊7日までの宿泊期間となっており、なんと利用料金が無料なんです。(布団持ち込み可:レンタルする場合は別途1日1121円必要)

申込については、利用開始日の14日前までに行うことが必要です!

無料で宿泊できるなんて本当に嬉しいですね。

お店名

紀宝町:お試し住宅(紀宝町役場 企画調整課)

住所

南牟婁郡紀宝町鵜殿324番地

電話番号

0735-33-0334

ホームページ

https://www.town.kiho.lg.jp

営業時間

定休日

アクセス

尾鷲市

漁村暮らしの宿「三木浦ソワイ 」

おわせ暮らしサポートセンターHPより

尾鷲市は三重県の南部に属する人口1万6000人弱の市で、観光資源や自然が豊富な市で尾鷲湾でとれる魚介類や林農業も盛んです。

1泊から「田舎で暮らす」を体験できる貸切コテージとなっております。

尾鷲市街地から車で約20分程度の漁村集落であり、釣りや砂浜での海水浴、ダイビング、トレッキング(熊野古道等)などが楽しめます。

目の前には釣りスポット、そして徒歩5分の場所には、夏だと海水浴のできる三木浦マリンパークが!

シングルプラン

【土日祝】:1人様1泊6,500円(税別)
【平日】:1人様1泊5,000円(税別)

通常プラン(2人以上または3泊以上のシングル)

【土日祝】:1人様1泊5,000円(税別)
・小学生以下のお子様は1泊3,500円(税別)
・布団の用意が不要なお子様(幼児)は無料

【平日】:1人様1泊3,500円(税別)
・小学生以下のお子様は1泊2,000円(税別)
・布団の用意が不要なお子様(幼児)はや無料

移住体験住宅「みやか」

おわせ暮らしサポートセンターHPより

こちらは、尾鷲市の中の人口400人余りの集落に存在する移住体験のできる住宅となっております。

利用期間は最低1ヶ月〜3ヶ月となっております。

なんと月間利用料は、インターネット使用料、家賃、光熱費を含めて2万円からという破格の値段!

築100年以上の古民家を改修して作られた施設で、庭には手造りのピザ窯や魚をさばくのに便利なシンクもあり、外で料理を楽しむこともできます。

暖かい日差しと潮騒の中で、海鳥の声を聴きながらゆったりとした暮らしを送ることができそうですね。

上記二つの施設については、おわせ暮らしサポートセンターが対応しています。

お店名

移住体験住宅「みやか」(おわせ暮らしサポートセンター)

住所

尾鷲市朝日町10-19

電話番号

0597-37-4010

ホームページ

営業時間

9:00~18:00

定休日

月曜日・火曜日

アクセス

大紀町:民泊 東作塾

大紀町移住・定住ポータルサイトより

大紀町は三重県の中南部に位置し、人口7700人程度の町で熊野灘に面し、世界遺産・熊野古道等自然豊かな町です。

こちらの民泊は築130年を超える古民家が野原村げんき作り協議会を中心に、民泊施設として平成29年11月からリニューアルされました。

利用料は、1人5000円となっており、貸切にすると一泊15000円となります。

Wi-Fiも完備されており、車でおよそ10分のところにコンビニ、コインランドリー、スーパーもあり生活には困りません。

ワーケーションに関する設備も完備されており、長期滞在もできる施設となっておりますね。

お店名

大紀町:民泊 東作塾

住所

度会郡大紀町崎2154-1

電話番号

0598-74-2277

ホームページ

https://taiki-bm.wixsite.com/tousaku

営業時間

定休日

アクセス

熊野市:暮らし体験施設(お試し居住)

熊野市は三重県南部に属する人口16000人弱の市であり、みかんや林業が有名であり、一番は熊野の花火大会が有名です。

短期から長期までに対応できる移住体験ができる施設が2施設あります。

どちらの施設も利用料金が変わらず、

短期利用(1ヶ月以内)   1日 1,500円

長期利用(1ヶ月~6ヶ月) 1ヶ月20,000円

となっております。

※長期利用の場合、月々の水道光熱費・浄化槽使用料(汲み取り料)は自己負担となります。

まちぐらしのいえ

くまの移住ネットHPより

熊野市駅から徒歩10分の市街地にあるアパートタイプのお試し住宅です。

徒歩5分圏内に商店街やコンビニエンスストアがあり、とても便利です。

レトロな街並みと自然が近い場所にあります。

設備としては冷蔵庫・炊飯器・電子レンジ・洗濯機・掃除機・調理器具・食器類が完備されています。(※テレビ・インターネット環境・寝具はありません。)

うみぐらしのいえ

くまの移住ネットHPより

新鹿駅から徒歩5分の海岸部にある古民家風一軒家のお試し住宅で、屋内リフォーム済であり、とても綺麗です。

近隣には透明な海水であることが有名な新鹿海水浴場があります。

設備としては冷蔵庫・炊飯器・電子レンジ・洗濯機・掃除機・調理器具・食器類等が完備されております。(※テレビ・インターネット環境・寝具はありません)

上記2つの施設については、熊野市役所が管轄しております。

  • 熊野市役所 市長公室
  • 電話番号:0597-89-4111(内線313)
  • HP:https://kumanoijunet.jimdofree.com

大台町:大台町暮らし体験施設

上棟 大杉谷移住促進協議会HPより
下棟 大杉谷移住促進協議会HPより

こちらも、三重県の南部に属する人口8600人弱程度の大台町の体験施設で同一場所に上棟・下棟の2施設があります。

1ヶ月から1年までの期間、移住体験を行い、地元民との交流をしながら準備をすることができます。

月額制になっており、上棟3DK68m2が15000円、下棟3K54m2が12000円です。

設備は冷蔵庫・洗濯機・扇風機・掃除機・炊飯器・ストーブ・調理器具・ガスコンロ・コタツがあり、テレビと空調の設置はありません。

  • 大杉谷移住促進協議会
  • 住所:多気郡大台町久豆347番地
  • 電話番号:0598-78-8888
  • HP:https://osugidani.jp

松阪市:お試し住宅

松阪市HPより

こちらは三重県の中部に属する松阪市の移住体験施設です。

松阪市は人口16万人弱の市で、名前のとおり松阪牛が特産品として有名で、その他にも自然豊かで農業の盛んな市です。

こちらのお試し住宅では1か月以上2か月以内の期間を利用料無料で過ごすことができます。(※お試し住宅の使用に伴う光熱水費や放送受信料等は体験者の負担)

テレビ、冷蔵庫、電子レンジ、IHコンロ、洗濯機などが完備されており、近くにはスーパーやバス停もあるため利便性もよく、余計なことは考えずに、普段の暮らしができます。

申込方法については、利用希望日の14日前までに協同組合 杣人の里に申請書類を提出することが必要です。

  • 問い合わせ先
  • 協同組合 杣人の里
  • 住所:松阪市飯高町宮前196番地)
  • 電話番号:0598-46-0208
  • 松阪市 地域づくり連携課 移住促進係
  • 住所:松阪市飯南町横野848番地
  • 電話番号:0598-32-2515
  • HP:https://www.city.matsusaka.mie.jp

紀北町:移住体験住宅「きほくコマツバラ」

紀北町HPより

紀北町は、人口1万4000人弱の町で尾鷲ヒノキなどの林業やマンボウをはじめとする海産物を特産品とする自然豊かな町です。

こちらでは、集合住宅の一室を改装した移住体験住宅に居住することができます。

利用期間は1か月以上3か月以内となっており、光熱水費及び放送受信料を含む月額2万円からの利用料となっております。

申込みについては利用希望日の3週間前までに申請書を紀北町へ提出することが必要です。

利用については、紀北町移住定住担当者と利用目的や移住の意思等に関する面談を受けた方に限り、本気度が必要なものとなります。

  • 紀北町役場企画課
  • 住所:北牟婁郡紀北町東長島769番地1
  • 電話番号:0597-46-3113
  • HP:https://www.town.mie-kihoku.lg.jp

移住希望者に

移住希望者にとって、まずは移住先の現実雰囲気を知ることは大切です。

上記施設であれば、観光でいいなと思うだけではなくて、忖度なしの暮らしが実感することができます。

その後については、居住地や職探しなどやるべきことが見えてきます。

移住体験を行いつつ、そのようなことも行えば、周囲とも仲良くなり絆が生まれるため、見つけやすいのではないかと思います。

移住先については、昔ながらの風習や行事が行われている場所も多いです。

そのようなことも関係性を構築できるものであると思い、参加することがおすすめです。

上記の、移住体験施設に参加してみましょう。

また、自治体をはじめとする移住サポート先に相談することからはじめてみましょう!

最後に

このように調査した結果、三重県の南部に体験施設が分布していることがわかりました。

三重県北部・中部については、そのような施設が見つからず、自治体等のスタンスも異なっていることが影響しているのではないでしょうか。

三重県南部は、人口がやはり少なく、過疎化・高齢化している傾向があるからこそ、自治体としても新規人口の獲得を積極的に行います。

しかしながら、北部中部については、北になるにつれ、名古屋圏内になり、工業団地も多いため、人口参入も多く、人が増えやすい傾向にあります。

そのため自治体として、積極的に誘致していないのではないでしょうか。

民泊施設をみても、観光資源の多い南部が多く、北に行くほど施設は少ないことがわかりました。

しかしながら、北部・中部の地域としても、農業・林業などに関する担い手は減少傾向にあり、かつ空き家が依然に増え続けています。

考え方として、三重県北部・中部でそのような移住者に対しての事業というものは大きなビジネスチャンスになるのではないでしょうか。

「空き家を移住体験施設として、貸出し、農業等への参入を増やす」

これは観光資源が南部と比べて少ない三重県北部中部でもできることだと思います。

そしてそれが、新たな「観光資源」にもなりうるのではないでしょうか。

行政だけではなく、民間も参入して、そのような「体験施設」もとい「民泊」が広がって行けば、三重県全体として人口の増加につながるのではないでしょうか。

※「民泊」については旅館業法で規定されている条件を満たす必要があります。

皆さまの移住がうまくいきますように。

今後も移住を考えている人への記事も投稿できればと考えております。

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この記事を書いた人

fukumina

fukumina

ミエタイムの専属ライターとして日々活動中♪ 三重県に移住し10年以上経過したので立派な三重県人だと勝手に思っています!企業やお店、三重県で活躍する方々へインタビューにお伺いし、リアルなお声を皆様に届けます。

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