三重県に移住したい!移住までの流れと準備しておくべきこと
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「三重県への移住を考えているけれど、どうしたらいいだろう」
UターンやIターンで漠然と三重県の移住を考えているだけでどう行動していいか分からないというケースがあります。
「移住を家族に反対されないだろうか?」
「移住してからの生活はどうなる?仕事は見つかるだろうか?」
「子どもが転校先の学校で馴染めなかったらどうしよう?」
生活のことから家族のこと、仕事のことまで疑問や不安は尽きないものです。
今回の記事では、移住を考えたときに起こるさまざまな疑問や不安を解決するあれこれについて紹介します!
三重県への移住を考え始めた人にとって役立つ記事になっています。
移住を考える理由は?
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都市部に住みつつ、地方への移住を考え出している人も多くいます。
移住を考える人の理由としてはどんなものがあるでしょうか?
総務省が平成29年に行った「過疎地域への移住者に対するアンケート調査」によると「現在住んでいる地域に移住した理由」として挙げられた理由でもっとも多かった項目(男女を合わせた全体の結果)は以下の通りでした。
最も多かった回答が「気候や自然環境に恵まれたところで暮らしたいと思ったから」でした。
続いて多かったのは「それまでの働き方や暮らし方を変えたかったから」でした。
3番目に多かった理由が「都会の喧騒を離れて静かなところで暮らしたかったから」
でした。
50代、60代以降に限ると「ふるさと(出身地)で暮らしたいと思ったから」という理由も多くなっています。
出典:総務省|過疎地域への移住者に対するアンケート調査 資料 2
移住に必要な準備期間
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移住に必要な準備期間はどれくらい必要でしょうか?
「移住したい」と思っても、そう簡単にできるものではありません。
まず「仕事をどうするか」という問題があります。
現在の仕事が完全在宅勤務であれば地方に移住しても転職せず同じ働き方を維持できます。
とはいえ、多くの人の場合は移住するとなると転職を考えなければならないでしょう。
家族がいる場合は、配偶者の仕事、子どもの園や学校の転園・転校手続きなどが加わります。
移住を考え出してから実行できるまでには半年から1年ほどかかると思っていたほうがいいでしょう。
移住を考える際には、以下のことが必要です。
目的の明確化
移住する理由が
「田舎暮らしに憧れて」
「都会の生活に嫌気がさして」
といった漠然としたものだけでは不安が残ります。
漠然とした気持ちで移住を決めても、目的が明確でないと後悔することになります。
家族に移住を提案するときの説得材料としても弱いでしょう。
移住したからといっていいことばかりではありません。
地方ならではのデメリットもあります。
メリットとデメリットをよく理解した上で、それでも移住したい目的を明確にしましょう。
家族会議の必要性
移住には家族全員の同意が必要です。
家族が移住に積極的でないまま強行しようとしても、どこかの段階で大きな反対に合うかもしれませんし、移住後に家族の間に溝を生むかもしれません。
配偶者の仕事のことや子どもの転園・転校についてよく話し合いましょう。
子どもは住む場所が変わることに大人以上に敏感です。
心に寄り添う気持ちを忘れずにいましょう。
移住までの具体的な流れ
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移住を検討しだしてから実際に実行するまでの具体的な流れについて、くわしく解説します。
移住先を決定する
移住することが決まったら、まずは具体的な候補を出します。
教育環境・職場までの距離・求人の有無・Uターンの場合は実家からの距離・住環境など、希望と合致する候補を選びましょう。
さまざまな観点から候補をいくつかあげて支援情報などを調べていきましょう。
移住先の情報収集を行う
Uターンだとしても、離れて暮らすうちに地元もいろいろ変化しています。
子どもの学校の情報や近所のスーパーや病院など暮らしの情報を集めましょう。
移住支援制度を受けられる場合もあるのでよく調べましょう。
おためし移住をする
おためし移住をすることで移住後の生活をイメージできます。過ごしやすい季節だけでなく夏や冬などに現地を訪れることをおすすめします。
四季を通してイメージを掴むことで移住する覚悟もできていきます。
就職活動をする
移住先でも転職せずテレワークで働けるといったケースをのぞけば、多くの場合は就職活動を行います。
遠方からの就職活動は時間的にも金銭的にも難しいものですが、就職先を決めずに移住することはオススメできません。
実家に戻る場合などは「移住してからゆっくり決めればいい」と思うかもしれませんが、仕事をしていない空白の時間は就職活動の際に不利な要素になります。
地方は都市部と違い求人数も少ないです。
希望する移住先に求人があるかどうかを調べておいたほうが良いでしょう。
就きたい業種や職種があるなら求人をリサーチしてタイミングを見るのもひとつの方法です。
ただし、メンタル的な面で「ゆっくりした時間を持ちたい」といったことが移住の目的であれば、就職を急がずまずは心の元気を取り戻しましょう。
家を決める
移住先と就職先が決まったら、家を探します。
通勤に便利な場所で、家族にとっても暮らしやすい場所を選びましょう。
賃貸物件を借りる場合は就職先が決まっていることも重要です。
遠方の場合でも、できれば一度は実際に物件を見学しましょう。
物件の周辺を実際に歩き、住環境を肌で感じることも大切にしましょう。
空き家バンク制度もあります。
くわしくは下の項で紹介しているので、参考にしましょう。
引っ越しや転校の手続きをする
引越し業者を決めて引越し日を決めます。
季節によっては希望の日に業者をおさえることも難しいので、早めに予約をしましょう。
子どもがいる場合は、転園や転校の手続きも行います。
引っ越しは物件が決まってからガスや電気の契約など多くの手続きがあります。
漏れのないようにスケジュールややることリストを書き出してひとつずつ進めていきましょう。
移住先での手続きをする
幼稚園や保育園・学校の転入手続き、住民票の移動などを行います。
引っ越し直後は慌ただしい日が続くことが予想されます。
スケジュールに余裕を持って引越し日を設定しましょう。
三重県の地域ごとの特徴
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三重県は紀伊半島に沿って南北に細長く位置する県です。
県の中央部に流れる櫛田川を境に、県の北部と南部では自然環境も異なります。
豊かな自然環境が豊富で、国内でもほとんど残されていない原生林が広がる雄大な地です。
世界に誇るリアス式海岸は「伊勢志摩サミット」の開催地としても有名です。
海の幸や山の幸なども豊富で、都会ではぜいたくなグルメを身近に堪能することができます。
ちょっと足を伸ばせば美味しい食べ物とどこまでも広がる広大な景色に出会えます。
中京や関西圏にアクセスしやすいエリアもあり、利便性も十分です。
以下では、各エリアごとの特徴について紹介します。
北勢エリア
名古屋など中京圏へのアクセスに便利なエリアです。
三重県内の経済や産業の中心となっています。
中勢エリア
県庁所在地である津市があり、行政の中心となっているエリアです。
名古屋・関西エリアどちらへのアクセスもしやすいエリアです。
中山間部では自然も満喫できます。
伊勢志摩エリア
伊勢神宮、伊勢志摩国立公園など全国的にも有名な観光スポットのあるエリアです。
海女漁の技術は国の重要部系文化財に指定されています。
伊賀エリア
関西圏へのアクセスが良好なエリアで、大阪市街地には一時間足らず(特急利用の場合)で着きます。
関西へ通勤や通学する人も多くいます。
東紀州エリア
熊野灘に面していて漁業が盛んです。
また温暖な気候のためミカンが年間を通して栽培されています。
国内有数の多雨地域でもあります。
田舎暮らしを実現したい人にピッタリのエリアです。
参照・引用:ええとこやんか三重|三重の紹介|三重県移住・交流ポータルサイト ええとこやんか三重
移住先の決め方
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三重県内に移住することが決定したとして、具体的にどこの地域に移住するかで悩むこともあるでしょう。
本項では、移住先の決め方について解説します。
移住セミナーに参加する
三重県移住・交流のポータルサイト「ええとこやんか三重」では、東京・大阪・名古屋で相談会やイベントなどを実施しています。
移住相談会では、移住に関する疑問に答えてくれることはもちろん、三重の紹介から仕事のことまで県の担当者が相談に乗ってくれます。
ひとりひとりとゆっくり時間をとってくれるので安心です。
移住セミナーでは、各市町の担当者がくわしい暮らし方について話をしてくれます。
先輩移住者の話を聞くこともできます。
イベントの開催情報は随時更新されるので、サイトをチェックしましょう。
オンラインでの移住相談もあるので、東京・大阪・名古屋以外に住んでいる人は積極的に活用しましょう。
ええとこやんか三重|セミナー|三重県移住・交流ポータルサイト ええとこやんか三重
実家からの距離
Uターン移住の場合は、実家からの距離を考慮することになるでしょう。
特に親の介護が必要な場合は、利便性よりも実家の近くを選択する方が良いでしょう。
住環境
周辺の環境は重要です。
子どもがいる場合は、子育てに向いている環境か、教育に恵まれている地域か、学校までの距離などを考慮して家選びをしましょう。
スーパーや病院、郵便局などが近くにあるかなど生活の利便性も重視しましょう。
家族の価値観と合う場所
自分自身も含め、家族は移住先でどんな暮らしを求めているでしょうか?
自分が求めるものと家族が求めるものの両方のすり合わせが必要です。
家族全員の価値観にあう環境に身を置けるようによく話し合いましょう。
三重県の支援情報
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三重県に移住し仕事を探す上での支援情報について紹介します。
仕事さがし
仕事探しには、おしごと広場みえが便利です。
対面式とオンラインの両方で模擬面接会やキャリアカウンセリングを受けられます。
同サイトから、県内の企業情報を閲覧できるサイトやマッチングサイトにアクセスできます。
ぜひいちどのぞいてみましょう。
就農の支援
三重県では、新規就農者のための支援制度があります。
支援は認定新規就農者が借りることができます。
将来返済するものなので、農業経営の事業計画をしっかり立てることが必要です。
「青年等就農計画」を作成し市町が審査して認定されることで「認定新規就農者」として認められます。
認定後は計画達成のためのフォローアップを受けられます。
支援を受けるためには年齢や技能に関して条件がありますので、くわしくは下記サイトから確認しましょう。
三重県|担い手・新規就農:新規就農者を支援する制度 – 農業
移住支援
毎月第2土曜は移住相談会を開催しています。
東京23区の在住者又は東京圏在住で23区への通勤者を対象に、三重県に移住して就業した人などへの移住支援金制度があります。
くわしくは、下記サイトを参照してください。
東京23区の在住者又は東京圏在住で23区への通勤者を対象に、三重県に移住して就業された方などへの移住支援金制度があります
移住相談
直近で開催される移住相談会は下記のとおりです。
大阪
4月8日(土)「ええとこやんか三重移住相談会」10:00〜18:00(予約可能開始時間11:00〜17:00) 大阪ふるさと暮らし情報センター(シティプラザ大阪1階) 下記サイトより要予約
オンライン
4月16日(日)「ええとこやんか三重移住セミナー 移住のいろは」13:00〜14:30 参加市町:亀山市・伊賀市・南伊勢町・紀宝町 下記サイトより要予約
空き家バンク
三重県移住・交流ポータルサイト「ええとこやんか三重」では空き家情報も掲載しています。
県内5つのエリアごとにわかりやすく掲載されています。
多くの市町に空き家バンクが点在しているので希望の土地での物件が見つかるかもしれません。
物件の区分としては売却と賃貸の両方があります。
売却物件のほうが多いため、長く住むことを決めている人にとって、より参考になるでしょう。
空き家バンク|三重県移住・交流ポータルサイト ええとこやんか三重
まとめ
本記事では、三重県に移住を希望する人のために移住までの流れについて解説しました。
具体的な内容は以下のとおりです。
- 移住を考える理由は?
- 移住に必要な準備期間
- 移住までの具体的な流れ
- 三重県の地域ごとの特徴
- 移住先の決め方
- 三重県の支援情報
移住を希望している人は、まず移住する目的を明確にして家族とよく話し合いましょう。
その上で、三重県の移住相談セミナーなどを活用して情報を得ていきましょう。
三重県には移住を希望する人を支援するサービスや助成金があります。
受けられる支援を活用して移住を実現しましょう。