三重県に住む!中古住宅・賃貸住宅について
さて、三重県に移住しよう・三重県に転勤になったという人がもっとも重点を置いて考えるべきなのは住処であります。
やはり、住処を構える際に必要なのは、①立地②環境③住みやすさであると思います。
公共交通機関はあるのか、周辺にスーパーはあるのか、不便な場所ではないか等様々な点について考えなければいけませんよね。
今までの記事の中では、新築について記載をしてきましたので、今回は中古住宅の購入と賃貸について記載をしていきたいと思います。
まだ、新築についての記事を読まれていない人がいましたら下記の記事となります。
中古住宅や賃貸についてのメリットや安く購入できる方法等についても記載しますので是非確認してくださいね。
中古住宅について
皆さんは中古住宅というとどのようなイメージがありますか?
人が使っていた住宅なので気後れする。新しくないから不便。
自分の要望を家に反映できない。
そう思っている人はいませんか。
しかし、中古住宅は意外といいものなんです。
固定資産税が安い
築20年程度の中古住宅であれば、残存価値がほぼないものとして
建物にかかる固定資産税がとても安くなっていることが多いです。
中古住宅に付随した土地の固定資産税が比重をしめており、
新築住宅と比べると大幅に1年ごとの固定資産税が安くなります。
値段が安い
中古住宅は基本的に値段が安いものです。
理由としては、固定資産税とも同じになってしまうのですが
建築してから年数が経っていると、建物そのものの価値がなくなってしまうためです。
土地金額は中々変わりませんが、古家がその土地の上に建っているような場合は
金額が安くなっていることが多いです。
新築住宅になると、土地取得から建物代金まで大幅にかかってしまい、固定資産税も
土地・建物と軽減税率はありますがかかってしまいます。
そのため、値段が安い中古住宅で人生設計するのもありであると思います。
リフォームされていることがある
不動産会社が、住宅を買い取って、転売する場合において、高く売るために
キッチンの新設やIHやエコキュートの取り付けを行うことがあり、その場合は設備が
新しくなっている場合もあります。
もちろん家の内装についてもリフォームを施している住宅であれば、まるで新築のような
見た目の住宅も存在します。
仮にリフォームされていなかった住宅があったとしても、売り金額が安いため、浮いたお金でリフォーム・リノベーション・DIYをするという楽しさがあります。
テレビ等でもタレント自らがDIYをする番組もあり、
ホームセンター等で木材を買ってきて、自らウッドデッキをつくったり、内装クロスを張り上げたり、自らの手で改良することも愛着を持つことができる要素であると思います。
市町村補助金の対象になる
中古住宅の購入やその住宅のリノベーション・リフォームは、やはり市町村としても移住者を増やしかつ空き家を少なくするために補助金を設定していることが多いです。
この項目では、中古住宅購入や改修を補助金の要件としている市町村を調べてみました。
調査した結果、三重県内にもたくさんありますね。
その結果をまとめてみました!
【四日市市】住み替え支援事業
市外からの転入・市内賃貸住宅から転居する子育て・若年夫婦世帯の中古住宅の購入にかかる費用(上限20万円)を補助・親と近居の場合は上限40万円補助
【亀山市】住宅取得支援業/移住促進のための空き家リフォーム支援事業
亀山市の指定区域内で中古住宅を購入した人に対して、購入額の1%を補助(上限10万円・子育て世代の場合は15万円)/空き家リフォームを行った費用の3分の1を補助(上限30万円ほか加算あり)
【松坂市】三世代同居・近居支援補助事業/松坂市空き家バンク活用補助金
市外から転入し、新たに3世代の同居や近居をする場合、購入費・リフォーム費用の2分の1を補助(同居上限30万円・近居上限20万円)/空き家バンク制度を活用し、売買契約を交わした場合、空き家改修事業費として最大50万円の改修事業費・最大10万円の家財処分補助金が交付される
【伊勢市】移住促進対策空き家改修支援事業
県外から空き家へ移住する方がリノベーションを行う場合の改修費を補助(上限200万円)
【名張市】移住促進空き家リノベーション支援事業
市外からの移住者が行う空き家住宅の改修工事費用の3分の1を補助(上限100万円)
【志摩市】移住促進空き家改修支援事業
若者世代(子育て世代含)の移住者の市内空き家のリノベーションにかかる費用の3分の2(上限200万円)を補助
国のこどもみらい住宅支援事業でのリフォームも対象に!
中古住宅のリフォームにも、なんと国の補助金を利用することができます。
子育て世帯・若者夫婦世帯で100万円以上の金額で中古住宅を買った方で、こどもみらい住宅支援事業登録業者と工事請負契約等を締結し、リフォーム工事を行った人が対象で上限60万円の補助金を受け取ることができます。
子育て世帯とは、申請時点において、2003年4月2日以降に出生した子を有する世帯です。
若者夫婦世帯とは、申請時点において夫婦であり、いずれかが1981年4月2日以降に生まれた世帯です。
補助対象経費としては、下記のとおり【A群】と【B群】があり
【A群】
(1)開口部断熱
(2)外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
(3)エコ住宅設備の設置
上記内容のいずれかは必須となっております。
【B群】
(4)子育て対応改修
(5)耐震改修
(6)バリアフリー改修
(7)空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
(8)リフォーム瑕疵保険等への加入
B群はA群と同時に行う場合のみ補助対象となり、対象額が合計5万円以上で補助対象になります。
子育て世帯・若者世帯ではなくても、上限額が30万円の補助もありますので一度ご検討ください。
先ほどの市町村の補助金と組み合わせて利用すれば、多大な恩恵を受けることができますよね。
2022年の10月末までの工事がこの補助金の対象であったのですが、2023年3月31日までの交付申請が対象になるように変更されましたので、まだ皆さんにもチャンスがありますよ。
購入時の姿勢について
自治体であれば「空き家バンク」制度を行っているところもありますので、積極的に相談しましょう。
空き家バンクがあるような自治体だと関連する補助金等の情報提供も行ってくれ、周辺環境まで懇切丁寧に示してもらえることも多いですよ。
それでも、あまりいい物件がなければ、不動産屋を訪ねてみるのが良いと思います。
不動産屋では、築年数を確認し、かつその物件がいつ頃から販売されているのかを訪ねましょう。
もし長年売れていないような物件であれば値引きのチャンスです!
特に人口が少ない市町村であると、外から人が転居してくることも少なく、市町村内の人も既に家持ちの人が多いため、空き家(中古住宅)を買ってくれるような人間はあまりいません。
持ち主としても、火災保険等の管理費用や土地の固定資産税等に悩まされているケースが多く、手放したいと思っている方も少なくありません。
だからこそ、家が欲しい・買いたいという人がいれば、滅多にみられない良客となるのです。
遠慮せずに値引き交渉をし、大まかに売値の10%ほどを値引きしてもらえるような場合もあります。
その際には、しっかりライフラインの整備がされているかを確認することは必須ですよ!
賃貸住宅に住む
先ほどは中古住宅購入希望者向けに記述をしてきました。
かといって、賃貸住宅に住むことがよくないかというとそれは違います。
農業を行うにあたり、移住してきた方は、農機具や車両のこともあるため、中古住宅がお勧めですが、
ワーケーション等を目的にする方であれば賃貸住宅ももちろんおすすめです。
賃貸住宅のメリットは様々あります。
月々の家賃支払いだけでよい
自己住宅であれば、土地代金・建物代金等の固定資産税や都市計画税が必要で、火災保険に入れば、戸建てのため、割高となります。また、老朽化によるメンテナンス代金が必要になるでしょう。
それに比べ、賃貸住宅についての支出は、月々の家賃があげられます。
メンテナンスに関する費用は大家さんが支払ってくれることが多いため、安心ですね。
中古住宅であると中には現金ではなく、ローンを組んで返却する人もおりますので、今後の計画を組みやすいのも利点です。
資産として残らないため、引っ越ししやすい
資産が残らないというとデメリットに感じるかもしれませんが、主にワーケーションを目的に移住する方については、ここもおすすめのポイントです。
どうしても新築・中古住宅を購入してしまうと、別の場所に移りたいとなった際に資産を
処分したくても、買手がうまく見つからずに処分に困ってしまうことがあります。
賃貸であれば、そのような心配をすることなく仕事に励むことができます。
安く賃貸する方法
ここではお得に賃貸する方法を記載したいと思います。
不動産の賃貸店舗に行って、問い合わせると、気になった物件について、担当者が内見(見学)をさせてくれます。
その後に見積書を提出してもらいますが、その初期費用について鵜呑みにすることはありません。
初期費用は家賃・共益費以外にも様々な内容があります。
魔法の言葉として「これ絶対ですか?」と聞くようにしましょう。
絶対入らなければいけないものは、法に基づいて説明をしてくれますので、それは支払わなければいけません。
【よくある初期費用項目】
①敷金:入居時にあらかじめ支払っておき、退去時に現状復旧を行った代金を差し引いたものが返金
②礼金:契約時の大家へのお礼金であり退去時に返還されない
③前家賃:入居月の支払いを前払いするもの。入居月は翌月分は請求されない
④火災保険料:火事等が起こった場合に対する建物や家具の保険。指定会社が多い。
⑤仲介手数料:不動産屋への手数料
⑥保証会社手数料:連帯保証の代行をしてくれる会社への手数料
⑦ゴキブリ駆除:ゴキブリ駆除等への対策
⑧トラブルパック:トラブルが発生した場合の連絡
値段を安く抑えたい人は⑦、⑧はバッサリ切り捨てましょう。
次は①②⑤の敷金・礼金・仲介手数料です。こちらは現在、無料になる賃貸会社が増えておりますので、そのような会社を事前に選びましょう。
⑤の仲介手数料が無料にならず、家賃1か月分の請求をされたときは、「借主は0.5か月までですよね」
と答えてみましょう。借主が承諾した場合は、家賃の1か月分まで払えますが、そうでなければ家賃の0.5か月までしか受け取ってはいけないと法律で記されております。
これを知らずに承諾してしまうと損をしてしまいますよね。
このように切り捨て交渉をしていくと、初期費用が浮くケースが多いです。
私自らの体験談として25万円の初期費用が11万円に下がったケースもあります。
その際は、家賃と共益費についても交渉し、値引きをしてもらいました。
家賃を下げることは難しいので共益費を下げますということになり、5000円も安くなった覚えがあります。
まずは、すべてを鵜呑みにせず、聞いてみることが大切ですね。
最後に
今回は、中古住宅の購入と賃貸住宅について記事を書かせていただきました。
どれも十人十色のライフプランに沿って、何がよいかというところで
中古住宅を選ぶ人・賃貸住宅を選ぶ人・新築を選ぶ人がいらっしゃると思います。
個人的に各地をワーケーションで飛び回るような人については、賃貸がお勧めですし、
本腰を入れて、移住し定住しようという方には、中古住宅・新築住宅がお勧めです。
自然豊かな地区になると、中古住宅の項目でご紹介したように国・市町村の補助金も数多くあり、
金銭的にも中古住宅がお得になるのではないかと思います。
そのためにも以前、紹介した記事でもありましたが、「移住体験ができる施設」を活用してみることが
今後の見通しを想像することが大切だと思います。
そんな移住体験ができる施設については下のURLから確認することができます。
最終的にどのような、居住形態を選ぶかは繰り返しになりますが、個人個人。
どのような選択肢をとられてもその生活が楽しく豊かなものになることを祈っています。