「オイル交換、実は遅すぎた…」プロ整備士が教える“エンジンを守る”メンテナンス完全ガイド|走れていても危ない、放置リスクと正しいタイミングとは?

「まだ走ってるから大丈夫」――そんなふうに思っていませんか?
実はそれ、エンジンが静かに壊れていく始まりかもしれません。

三重県桑名市のノシロオートサービスです。日々たくさんのお車を整備している中で、私たちが本当によく直面するのが「オイル交換を後回しにしていたせいで、大きなトラブルに発展してしまった」というケースです。

エンジンオイルというのは、単に潤滑のための油ではありません。エンジン内部を冷やし、汚れを取り除き、サビから守り、密閉し、摩耗を防ぐ──まさに、車の“命を支える存在”です。

でも実際には、

  • まだ走れているから大丈夫
  • あまり乗っていないから交換はいらない
  • ネットや知人の話で『1年くらい大丈夫』と聞いた

そんな理由で、気づかないうちにオイルが限界を迎えているお車が数多く存在します。そしてその結果、エンジンの焼き付きや部品破損、オイル漏れといった“高額修理”に繋がってしまうのです。

しかし安心してください。正しいタイミングでオイル交換をしていれば、こうしたトラブルは未然に防ぐことができます。そしてそれは、決して難しいことではありません。

この記事では、

  • オイル交換の本当の役割
  • なぜ放置が危険なのか
  • どのタイミングで交換するのがベストなのか
  • 実際に起こったトラブルと、予防できた事例

などを、整備のプロとしての経験をもとに、できるだけやさしく、わかりやすくお伝えしていきます。

「いつ交換したか思い出せない」「ちょっと不安かも…」そんな方にこそ、読んでいただきたい内容です。

読後には、きっとこう思っていただけるはずです。 「今、点検しておいてよかった」と。

エンジンオイルが担う5つの大切な役割

―「ただの潤滑油」ではない、車を長持ちさせるための生命線―

エンジンオイルというと、「エンジンの中で滑りをよくしてくれる油でしょ?」という程度のイメージしか持っていない方も多いかもしれません。
たしかに“潤滑”はとても重要な役割ですが、実はそれだけではありません。エンジンオイルは、車の心臓部とも言えるエンジンを内側から守り、調子を整える“万能整備士”のような存在なのです。

ここでは、ノシロオートサービスが日々の整備の中で最も重要視している、エンジンオイルの5つの役割について、わかりやすくご紹介します。

1. 潤滑 ― 金属同士の摩耗を防ぐ「滑りのプロ」

エンジン内部には、ピストンやクランクシャフトなど、金属製の部品が高回転で動き続けています。
時速100kmで走っているとき、エンジンの一部は1分間に数千回転もしているのです。そんな中で金属同士が直接こすれ合えば、当然摩耗が進み、最悪の場合は“焼きつき”という深刻なトラブルに繋がります。

エンジンオイルは、そうした摩擦を防ぎ、金属と金属の間に“クッションの膜”をつくって動きをなめらかに保つ役割を担っています。
この潤滑機能がなければ、エンジンは数万kmどころか、数千kmで寿命を迎えてしまうこともあります。

2. 冷却 ― 熱を逃がしてオーバーヒートを防ぐ「体温調整役」

エンジンは燃料を爆発させて動力を生み出す“熱の塊”のような装置です。
当然、動いている間に内部はどんどん高温になります。ピストンやバルブまわりなどは、300〜500℃を超える部分もあると言われています。

この熱を放っておけば、部品は膨張し、歪み、最終的には破損してしまいます。
エンジンオイルは、潤滑しながら熱を吸収し、オイルパンに戻って冷却されることで“熱を外へ逃がす”役割を果たしているのです。

言わば、エンジンの“体温調整”を担っているのがオイルです。冷却機能のある冷却水(ラジエーター)とは異なり、内部に直接触れて冷やせるのはオイルだけなのです。

3. 密閉 ― パワーを無駄にしない「シール役」

エンジンの中では、燃料が爆発(燃焼)し、そのエネルギーでピストンが上下運動しています。
このとき、燃焼室(シリンダー)とピストンの間にはわずかな隙間があり、そこからガスが漏れてしまうと、せっかくのエネルギーが外に逃げてしまいます。

エンジンオイルは、このわずかな隙間を埋める“シール材”として働き、燃焼圧力をしっかりと受け止めて、効率よくパワーに変換できるようにしています。

この密閉機能が弱まると、燃費が悪くなったり、加速が鈍くなったりといった不調が現れやすくなります。
「オイルなんて入っていればOK」と思っている方は、この密閉の役割が果たせているかどうかまでは見落としがちです。

4. 洗浄 ― 汚れを流してエンジンを清潔に保つ「クリーニング係」

エンジン内部では、燃料の燃焼によってススやカーボン、金属粉、水分などの汚れが日々発生しています。
こうした汚れが蓄積すると、動きが悪くなるだけでなく、オイルの通路が詰まり、最終的には潤滑や冷却機能すら失われてしまいます。

そこで、エンジンオイルは「汚れをキャッチして包み込みながら流していく」洗浄機能を備えています。
特に、オイルエレメント(フィルター)と連携することで、エンジン内部をキレイな状態に保ち続けることができるのです。

この洗浄力は、長く使えば使うほど落ちていきます。
オイルが“真っ黒”になっているというのは、それだけ汚れを抱えて頑張ってきた証拠とも言えます。
でも、それをそのまま使い続けるのは、使い古した雑巾で掃除をしているようなもの。本来の効果は発揮されません。

5. 防錆 ― サビから守る「見えないボディーガード」

金属と水分。この2つが揃えば、当然のように“サビ”が発生します。
エンジン内部では、燃焼による水分や外気との温度差によって、結露が発生しやすく、錆びやすい環境が整ってしまうのです。

オイルはこの内部の金属部品をサビから守るため、油膜を張って水分をはじき、酸化を抑える“防錆剤”の役割を担っています。
この防錆機能も、オイルが劣化してくると力を失い、見えない場所からサビが進行し、気づいたときには手遅れに…というケースも珍しくありません。

たかがオイル、されどオイル。

エンジンオイルは、潤滑・冷却・密閉・洗浄・防錆――この5つの機能をフルに発揮することで、車を支える“見えない整備士”として24時間働き続けている存在です。

逆に言えば、オイルが劣化したり不足すれば、この5つの機能すべてが低下し、
エンジン内部は“保護されないままの状態”で過酷な運転にさらされることになります。

見た目には何も変わらないかもしれません。
でも、エンジンの中では、少しずつ確実に“壊れる準備”が進んでいる――
それがオイル管理を軽視したときの、本当の怖さなのです。すべての働きが弱くなり、結果としてエンジンに深刻なダメージを与えるリスクが高まるのです。

よくある誤解とその落とし穴

「まだ大丈夫」が、いちばん危ない。

「最近あまり乗ってないから、オイル交換はまだ先でいいよね?」
「前回から5,000キロも走ってないし、大丈夫でしょ?」

こういったご相談、私たち整備士は日常的に本当にたくさんいただきます。
お気持ちはよくわかります。走行距離が少ない、遠出していない、それだけを見れば「交換しなくても問題なさそう」と思えるかもしれません。

でも、実はここに大きな“落とし穴”があるのです。

「乗っていない=劣化しない」は間違いです

エンジンオイルの劣化は、走行距離だけで判断できるものではありません。
なぜなら、オイルは走らなくても時間と共に確実に劣化する消耗品だからです。

たとえば、車を1週間に1回しか使わなくても、そのたびにエンジンを始動し、走行し、停止する。この“1セット”の中でエンジン内部では燃焼が行われ、オイルは熱や空気にさらされ、汚れが発生します。

さらに、始動と停止を繰り返すことで、オイルは酸化し、水分やスス、燃え残り成分が混ざり合い、内部が徐々に汚れていくのです。

「ちょい乗り」はエンジンにとって一番過酷な使い方

ご自宅の近所を、毎日数分だけ走る――いわゆる“ちょい乗り”をしている方は、むしろオイル交換をよりこまめに行う必要があります。

というのも、エンジンは一定の温度まで上がることで、初めて燃焼の質が安定し、内部の水分も蒸発してキレイな状態を保てるようになります。
しかし、ちょい乗りではエンジンが十分に温まる前に停止してしまうため、

  • 燃焼効率が悪い
  • 水分が残りやすい
  • ススが蓄積されやすい

という“悪循環”が生まれ、オイルがどんどん汚れてしまいます。
つまり、「走ってない=ダメージが少ない」ではなく、「走らなさすぎてむしろ汚れる」が正解なのです。

「長期間放置」も危険です

たとえ全く走っていなくても、オイルは空気中の酸素と反応して酸化していきます。
酸化が進むとオイルは粘度を失い、本来の“潤滑”という役割を果たせなくなります。

また、駐車場に置きっぱなしだった車で久しぶりに遠出したところ、
「途中でエンジンから異音がした」「煙が出た」というトラブルが実際に発生しています。
その原因が、オイルが劣化・変質してエンジンを守れなくなっていたことだった、という事例もあります。

「エンジンの音が変わった」それ、オイルが原因かもしれません

お客様から「最近なんだかエンジン音がうるさい気がする」と相談を受けることもよくあります。
その多くが、オイルの劣化や不足によって摩擦が増し、金属音が大きくなっていたというケースです。

特に、オイルが極端に減ってしまうと、エンジン内で“カチャカチャ”という金属音や、“ジリジリ”という焼けつくような音が出ることがあります。
こうなるとすでに、エンジン内部のダメージが進行している可能性があり、オイル交換だけでは済まなくなることも

「オイルの色が黒い=交換時期」とは限らないけれど…

よく、「オイルが真っ黒になったら交換のタイミングですか?」という質問を受けます。
たしかに、オイルが黒くなるのは汚れをしっかり吸収している証拠です。しかし、それだけで判断するのは危険です。

重要なのは、“色”だけではなく、

  • 粘度(サラサラすぎたり、ドロドロになっていないか)
  • 焦げたようなニオイがしないか
  • 使用開始からの期間と走行距離

など、総合的に見て判断することが必要です。

誤解から生まれる、こんな危ない思い込み

ノシロオートサービスにご来店されたお客様から、こんなご相談がありました。

「ほとんど車に乗らない生活になったので、オイル交換はしばらくしなくて大丈夫ですよね?」

その車は、3年以上オイル交換をしていませんでした。
エンジン内部にはスラッジ(ヘドロ状の汚れ)が蓄積し、部品の一部が詰まりかけている状態
幸いエンジン本体は無事でしたが、大掛かりな洗浄作業が必要になりました。

「交換しなくても大丈夫」は、思い込みです

オイル交換は、「まだ走れるから大丈夫」という自己判断で後回しにしていいものではありません。
エンジンは見えない場所で、日々劣化と闘いながら動いています。
そのサポートをしているのが、エンジンオイルです。

だからこそ、走行距離に関わらず「半年に1回」は最低でも点検・交換を意識してほしいのです。

交換のタイミングは“距離”だけじゃない

「まだ3,000キロしか走ってない」では判断できない理由。

「オイル交換は何キロごとにすればいいですか?」
この質問、整備士であれば誰しも何度も受けてきたはずです。

ノシロオートサービスでは、基本的に「半年または3,000〜5,000kmでの交換」を推奨しています。
これは、多くの国産車の一般的な使用状況において、エンジン内部をきれいに保ちつつ、安全に長く乗るための“バランスの良い基準”です。

しかし、これはあくまで“目安”であり、“絶対的な正解”ではありません。

実際のところ、エンジンオイルの交換タイミングは「何キロ走ったか」だけでなく、「どのように車を使っているか」によって大きく変わってくるのです。

走行距離が少なくても、エンジンは働いている

まず知っておいていただきたいのが、「エンジンは、走らなくても劣化する」ということ。
たとえば、エンジンをかけてアイドリング状態のまま10分停車していたとします。車自体は一切動いていませんが、エンジン内部では数千回もの燃焼・摩擦・熱交換が行われているのです。

エンジンオイルは、この間にも潤滑・冷却・密閉・洗浄・防錆の5つの役割を果たし続けています。
つまり、走っていなくても“働き続けて劣化している”というのが実情なのです。

交換タイミングを左右する「4つの使い方」

以下のような使用状況に当てはまる方は、通常の距離基準よりも早めのオイル交換を強くおすすめします。

① 短距離を頻繁に乗る(いわゆる“ちょい乗り”)

「家から職場まで5分」「買い物も車で片道2km」
こういった乗り方は、実はエンジンにとって最も過酷です。

理由は、エンジンが十分に温まらないまま停止されてしまうため、燃焼が不完全になりやすく、内部にススや水分が残りやすいから。
この状態が続くと、エンジン内部の汚れが蓄積しやすく、オイルにも大きな負担がかかります。

② アイドリングが多い(エンジンかけっぱなしの時間が長い)

職場等での仮眠、エアコン目的のエンジン始動、冬場の暖機運転など、「車は動いていないけれどエンジンは動いている」時間が長い方も要注意です。

アイドリング中も、エンジンオイルはずっと熱と摩擦にさらされています。
しかも、冷却効果は走行時よりも弱く、内部温度がじわじわ上がっていくため、劣化が進行しやすいのです。

③ 坂道・山道が多い(高負荷な運転)

三重県のように、山間部が多く起伏のある道が日常的に存在する地域では、平坦な道を走るよりもエンジンにかかる負荷が大きくなります。

特に上り坂ではエンジン回転数が上がり、燃焼効率も落ちやすく、エンジン温度が上昇しやすい環境に。
このような運転をしていると、オイルが早く劣化しやすいため、定期的な点検が欠かせません。

④ 長距離・高頻度で車を使う(商用車や営業車など)

通勤・営業・配送など、日々長距離を走行する方は、当然ながら走行距離が早く増えます。
エンジンの稼働時間も長くなるため、オイルの負担も相応に大きくなります。

特に「一日100km以上走る」「月に1,000km以上の走行が当たり前」といった方は、メーカーの想定する“平均的な使用条件”を超えているケースも多く、よりこまめなメンテナンスが必要です。

“半年または3,000〜5,000km”は、あくまで標準的な目安

この基準は、「週に何度か乗る」「年間走行が7,000〜10,000km程度」という平均的な使い方を想定したものです。
しかし、上述したように「運転の環境」「車の用途」「走行スタイル」によって、オイルの負担は大きく変わってきます。

そして何より、「エンジンオイルは少しずつ劣化していくため、ドライバー本人が劣化に気づく頃には、すでに手遅れ」ということがよくあります。

交換サイクルを「自分用に最適化」しよう

ノシロオートサービスでは、オイル交換のたびに「次回の目安距離・時期」のステッカーを貼らせていただいていますが、それに加えて、“自分の乗り方に合った交換サイクル”を把握しておくことが重要です。

例えば――

  • 「平日は近距離移動ばかり、週末に長距離ドライブをする」
  • 「車は1日1回、エンジンをかけて10分だけ移動」
  • 「夏場はアイドリングが長くなりがち」

といった生活スタイルを整備士に伝えていただければ、車種と使用状況に合わせた最適なアドバイスを差し上げることができます。

タイミングを逃すと、取り返しのつかないダメージになる

オイル交換のタイミングを誤ると、

  • オイルが劣化し、潤滑力が低下
  • 金属摩耗が進み、異音・振動が発生
  • 最悪、エンジン内部で焼き付きが起き、高額な修理が必要に

という“見えないダメージ”が確実に蓄積されていきます。

「距離」ではなく「状況」で判断する習慣を

  • オイル交換の基準は「距離」だけで決めない
  • 使い方・乗り方・環境によって、劣化スピードは大きく変わる
  • 半年ごとの点検・交換を“習慣”にしておくのが安心
  • 気になる方は、まず整備士に相談するのがベスト

実際に起きたトラブルと、回避できた成功例

「あのとき交換しておけばよかった」後悔の声と、安心を守れたケース

私たちノシロオートサービスには、日々さまざまなトラブルを抱えたお車が運び込まれてきます。
その中でも特に多く、かつ“防げたはずの不具合”として挙げられるのが、エンジンオイルにまつわるトラブルです。

「調子が悪いな」と思いながらも乗り続け、気づいた時には大きな故障に発展していた──
そうしたお客様の声から、実際の事例をいくつかご紹介します。

ケース①:オイル交換を2年以上怠った結果、エンジンが焼き付いた【50代男性・SUV車】

2年ほどオイル交換をしていないというSUV車で、明らかに異音と振動が強くなっている状態でご来店されました。
お客様いわく、「まだ走るし、そこまで距離も伸びてないから大丈夫だと思ってた」とのこと。

しかし点検を進めると、オイルは真っ黒どころかドロドロのヘドロ状になっており、潤滑どころか抵抗にしかなっていない状態。
コンロッドベアリングの摩耗により金属が焼き付き、エンジンそのものがダメージを受けていました。

結果的にエンジン本体の載せ替えが必要となり、修理費は30万円を超える高額出費となってしまいました。

「こんなことになるなら、1万円かそこらで早く交換しておけばよかった」と、お客様の悔しそうな表情が印象的でした。

ケース②:フィルター未交換によるスラッジ蓄積で、オイル循環が詰まった【40代女性・コンパクトカー】

こちらの方は、オイル交換自体は年に1回程度されていたのですが、オイルフィルターの交換はほぼ未実施
その結果、エンジン内部にスラッジ(汚れのかたまり)が蓄積し、オイルが循環できない箇所が発生していました。

「燃費が悪くなった」「加速がもたつく」というご相談でしたが、分解すると油路(オイルの通り道)に詰まりが見られ、内部洗浄と部品の一部交換が必要に。

この事例は、「オイルだけ交換していれば安心」とは限らないことを象徴するケースです。
フィルターも、オイルと同じく“命を守る重要なパーツ”なのです。

ケース③:定期メンテナンスで15万km超でも快調【30代男性・営業車】

一方で、成功例もあります。

営業で日々乗られているお客様のお車で、走行距離はなんと15万km超え
それでもエンジンはスムーズに始動し、アイドリングも安定、異音もゼロ。オイル漏れも一切なく、オーナー様自身も「新車と変わらない乗り心地です」とおっしゃっていました。

この方は、半年ごとのオイル交換と、1年ごとのフィルター交換を欠かさず継続
「もう走行距離は諦めていたけど、整備士さんの言う通りにしていてよかった」と、満足そうな笑顔を見せてくださいました。

ケース④:「音が変」に気づいて即相談 → 早期発見で修理費ゼロ

また、ある主婦の方は、運転中に「最近エンジンの音がカチャカチャする気がする」と感じて、早めに点検に来られました。
点検の結果、オイルがかなり減っており、かつ汚れも進行していたことが判明。

幸いエンジン内部にはダメージがなく、オイル・フィルターの交換だけで症状は解消しました。
この方のように、「いつもと違う」と思ったときにすぐ相談していただけると、高額な修理を避けられる可能性が高まります。

オイル交換は“保険”であり、“資産”です

これらの事例が示すように、オイル交換のタイミングを誤ると、
たった数千円のメンテナンスを怠ったがために、数十万円規模の修理費が発生することがあります。

逆に、オイル交換をしっかり行っている車は、明らかにエンジンの健康状態が良く、長く・快適に走り続けられることが多いのです。

「オイル交換ってそんなに重要だったんですね」
「正直、今までは適当でした」

そう言ってくださるお客様が、実はとても多いです。
でも私たちは、それに気づいた瞬間から変わっていただければいいと考えています。

「数千円をケチって、数十万円を失わないために」

  • 「まだ大丈夫」は、ある日突然「もう手遅れ」に変わる
  • オイル交換を怠ると、エンジンの焼き付きや破損につながる
  • フィルター未交換もスラッジ蓄積の原因に
  • 定期交換と早期の違和感察知が、車を長く守る最良の手段

ノシロオートのオイル交換とは?

“抜いて入れる”だけじゃない。大切な安心を一緒に届けたいから。

「オイル交換って、どこでやっても同じじゃないの?」
そう思われている方も、きっと多いと思います。実際、ガソリンスタンドやカー用品店など、さまざまな場所でオイル交換ができる時代です。

でも、私たちノシロオートサービスは、その1回のオイル交換にこそ、お客様の安全を守るための“価値”があると信じています。

オイルを交換する“だけ”では終わらせません

もちろん、オイル交換の基本は「古いオイルを抜いて、新しいオイルを入れる」ことです。
しかし、私たちはそれを「単なる作業」とは捉えていません。

オイル交換は、お客様のお車と向き合える貴重な時間。だからこそ、そのタイミングで車の状態をできる限り把握し、小さな異変も見逃さないよう努めています。

オイル交換+αの無料点検内容

ノシロオートでは、オイル交換の際に以下のような“プラスαの点検”を無料で実施しています。

  • 下回りのオイル漏れや腐食チェック
     → オイルが漏れていないか、部品の劣化やサビはないかを確認。
  • タイヤの空気圧チェック・調整
     → 空気圧が低すぎると燃費も悪化。偏摩耗も防ぎます。
  • エンジンルームの目視点検
     → ベルトの緩み・ホースの亀裂・冷却水やブレーキ液の残量確認。
  • ワイパーの状態・ライト類の点灯確認(希望時)
     → 意外と多い“気づかない不具合”を、こちらからお伝えすることも。

これらの点検を通じて、「今日はオイル交換で来たけど、来てよかった」と思っていただけるような整備を心がけています。

オイルの種類も、用途に合わせてご提案します

車種や走行スタイルによって、最適なオイルの種類は異なります。
ノシロオートでは、複数メーカーのオイルを常備し、以下のような観点から、お客様のお車に合ったオイルをご提案します。

  • 走行距離が多い車か、短距離メインの車か
  • 国産車か、輸入車か
  • 年式やエンジンの種類(ターボ、NAなど)
  • 高速中心か、市街地中心か
  • ご予算や交換頻度の希望

価格帯は1リットルあたり900円〜5,000円程度と幅広く、性能・粘度・ブランドごとに適正価格でご案内しています。
無理な高額オイルの押し売りなどは一切ありませんので、初めての方でも安心してご相談ください。

作業時間はどのくらい?予約は必要?

作業時間の目安は、30分〜60分程度です。
ただし車種やエンジンの構造、オイルの抜き方(上抜き・下抜き)、下回りの点検の有無などによって変動します。

また、ノシロオートサービスでは「一台一台を丁寧に整備する」ことを大切にしているため、基本は予約制とさせていただいております。

ただし、「今日すぐ見てほしい!」という場合でも、当日の空きがあれば対応可能です。
まずはお電話など、お気軽にご連絡ください。

こんなお声をよくいただきます

  • 「ガソリンスタンドより詳しく見てくれて安心できた」
  • 「オイル交換だけじゃなく、他の点検もしてもらえて得した気分」
  • 「オイルの種類を一緒に選んでくれたので納得感があった」
  • 「知らなかった故障の兆候を教えてくれて助かった」

私たちにとって、こうした言葉が何よりの励みです。
そして、「またノシロオートサービスにお願いしたい」と思ってもらえるよう、これからも真摯に整備に向き合っていきます。

「オイル交換=整備の入り口」だと考えています

  • ノシロオートのオイル交換は“ただの作業”ではありません
  • お車の健康状態を把握する“定期診断の場”でもあります
  • プラスαの点検、丁寧な説明、使い方に合わせたオイル提案が強み
  • 初めての方にも、リピーターの方にも、納得と安心をご提供します

整備士から、あなたへ伝えたいこと

―「たかがオイル交換」ではなく、「されどオイル交換」です。―

私たちは日々、お客様のお車を整備しながら、たくさんの「後悔の声」と「安心の笑顔」に触れています。

「忙しくて、つい先延ばしにしてしまって…」
「まだ走ってるし、なんとなく大丈夫かなって思ってたんです」

そんなふうにお話される方が、ある日突然「エンジンから異音がする」「白煙が出た」「パワーが落ちた」と慌てて来店される。
その瞬間、整備士として感じるのは、「もっと早く来てくだされば…」という気持ちです。

オイル交換は、決して派手な整備ではありません。
でも、エンジンという車の心臓を守り続けている、最も基本で、最も重要なメンテナンスのひとつです。

数千円で済むはずだったものが、怠ったことで数十万円の修理費になる。
そうした現場を私たちは、決して少なくない頻度で目にしています。

逆に、「ちょっと気になったから見てほしい」とご来店いただき、
点検で異常を早期に発見し、未然にトラブルを防げたケースもたくさんあります。

それは決して偶然ではありません。
“違和感を感じたときに行動する”――それこそが、車と長く付き合っていくために一番大切なことだと、私たちは思っています。

私たちノシロオートサービスは、「ただ直す」だけの整備屋ではありません。
車のことがよくわからない、なんとなく不安、言葉にできない不調――そうした“お客様の気持ち”も一緒に受け止めて、形にして、安心へとつなげる存在でありたいと考えています。

「どこを見てくれてるの?」
「どんな状態だったの?」
「次はいつ来ればいいの?」

そんな疑問にも、わかりやすく丁寧にお答えします。
どんなに小さなご相談でも構いません。車のことなら、まずはノシロオートサービスに聞いてください。

私たちは、あなたの大切なお車を守る“かかりつけ整備士”でありたい。
そして、あなたの毎日に寄り添う存在でありたい。
それが、ノシロオートサービスの想いです。

「まだ大丈夫」ではなく、「今、見ておこうかな」と思ったときが、点検・交換のベストタイミング。
どうかそのタイミングを、見逃さないでくださいね。

最後に|交換のタイミングはしっかり確認

「前回、いつ交換したっけ?」その疑問が、今がその時というサインです。

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。
エンジンオイルという、車の中でも地味で目立たない存在が、実はあなたの愛車の“健康”を守る最前線にいることを、少しでも感じていただけたのではないでしょうか。

エンジンオイルは、まさに車の“命綱”。
走っている限り、常に内部で摩擦を和らげ、熱を逃がし、汚れを洗い、密閉し、サビを防いでくれている――まさに「見えない場所でずっと働き続けてくれている相棒」です。

しかし、その相棒も、使い続ければ疲れてしまいます。
オイルは走行距離だけでなく、時間や使い方でも確実に劣化していくのです。

特に、こんな方は要注意です:

  • 毎日ちょっとだけ乗る“ちょこ乗り”の方
  • アイドリング時間が長く、エンジンがかかりっぱなしの使い方をしている方
  • 坂道や山道など、エンジンに負荷がかかるルートをよく走る方
  • 商用車や営業車で長距離移動が多い方

こうした方々は、たとえ走行距離が少なくても、オイルの疲労度は確実に高くなっています。

定期的なオイル交換は、数千円でできる“最高の予防整備”です。
目に見えないからこそ、忘れがちになる。けれど放置すれば、取り返しのつかない故障を引き起こすリスクもある――それがオイル管理の現実です。

ノシロオートサービスでは、ただオイルを交換するだけでなく、
+αの安心点検や、お客様へのわかりやすい説明を含めて、“不安を見えるカタチに変える整備”を大切にしています。

「とりあえず今は大丈夫」ではなく、
「このタイミングで見てもらっておこう」
そう思っていただけるきっかけになることを、心から願っています。

最後に、ぜひお車のダッシュボードやステッカー、点検記録簿をチェックしてみてください。

「前回の交換、いつだったかな?」
もしそう思ったなら、それはもう立派な“点検すべきサイン”です。

どうぞ、お気軽にノシロオートサービスへご相談ください。
あなたと、あなたの愛車の毎日が、これからも快適で安全であるように。
私たちが全力でサポートさせていただきます。