【四日市市】移住支援事業〜体験談あり

現在、東京で働いており、四日市市への移住を検討している人に、四日市市の魅力と、同市が打ち出す移住支援事業について解説します。

四日市市の魅力

四日市市コンビナート

四日市市は三重県の北部に位置し、西は鈴鹿山系、東は伊勢湾と、山と海、両方を有する温暖で住みやすい地域です。
名古屋に近く、通勤、通学の便が良いベッドタウンとして、人口では三重県の県庁所在地である津市を上回っています。
国から施行時特例市と保健所政令市の指定を受けています。

また、四日市コンビナートは四日市市のシンボルであり、かつて起きた公害問題を克服したことから、環境問題推進都市としての顔も持ちます。
今では工場群が生み出す幻想的な夜景は観光スポットの1つとなっており、その美しさは工場観賞愛好家から「聖地」と呼ばれるほどです。

四日市市が行う移住支援事業

四日市駅前商店街

四日市市の移住支援事業の柱は、移住支援金の支給です。
今回はこの支援金について説明していきます。

対象者は東京23区の方

東京23区に在住されている方又は通勤している方から四日市市へ移住し、支給要件を満たす者になります。

大きく4つの支給要件をすべて満たす方が対象

四日市コンビナート

対象者は東京に在住、もしくは在職しており、次の①~④を全て満たす必要があります。

➀移住前の要件 

ア)
住民票を移す直前の10年間のうち、通算5年以上、東京23区内に在住、または東京圏(※1)のうちの条件不利地域(※2)以外の地域に在住し、東京23区内へ通勤していたこと。

※1 東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県 
※2 条件不利地域はこちら

イ)
住民票を移す直前に、連続して1年以上、東京23区内に在住又は東京圏のうちの条件不利地域以外の地域に在住し、東京23区内への通勤をしていたこと(※3)。

※3 東京23区内への通勤の期間については、住民票を移す3ヶ月前までを1年の起算点とできる

「ア」と「イ」を分かりやすく解説すると

  • 移住直前の1年間は東京に在住あるいは在職している

かつ

  • その1年間を入れて、移住前の10年間で通算5年以上、東京に在住、在職していること

となります。

ただし、東京圏のうちの条件不利地域以外の地域に在住し、東京23区内の大学等へ通学、そのまま同区内の企業等へ就職した者は、通学期間も対象期間に入れられることになります。

➁移住後の要件

ア)転入が令和元年9月10日以降であること。

イ)移住支援金の申請時において、転入後3ヶ月以上1年以内であること。 

ウ)移住支援金の申請日から5年以上継続して居住する意思があること。

➂就職に関する要件

就職に関する要件は、専門人材(※1)とそれ以外の一般の人材、そしてテレワークに関する要件の3つに分かれます。
いずれの場合も、求められる要件を全て満たす必要があります。

※1 政府主導のプロフェッショナル人材事業や、先導的人材マッチング事業を利用して就業した者

一般の場合

ア)勤務地が四日市市内であること。

イ)就業先が、移住支援金の対象としてマッチングサイトに掲載している求人であり、応募したのが掲載後であること。(「みえ」の仕事マッチングサイト)

ウ)就業者の3親等以内の親族が代表者や取締役など、経営を担う職務に就いていないこと。 

エ)週20時間以上の無期雇用契約であり、申請時において連続して3ヶ月以上在職していること。

オ)移住支援金の申請日から5年以上継続して勤務する意思があること。 

カ)転勤、出向、出張、研修等による勤務地の変更ではなく、新規の雇用であること。

専門人材の場合 

ア)勤務地が東京圏以外であること。

イ)週20時間以上の無期雇用契約であり、申請時において連続して3ヶ月以上在職していること。

ウ)移住支援金の申請日から5年以上、継続して勤務する意思があること。

エ)転勤、出向、出張、研修等による勤務地の変更ではなく、新規の雇用であること。

オ)目的達成後の解散を前提とした個別プロジェクトへの参加等、離職することが前提でないこと。

テレワークに関する要件

ア)移住が所属先企業等からの命令ではなく、自己の意思によるものであり、移住先を生活の本拠としながら、移住前の業務を引き続き行うこと。

イ)地方創生テレワーク交付金などを活用し、所属先企業等から移住者に資金提供がされていないこと。

➃その他の要件

ア)日本人であること 

イ)外国人であっても、自身が永住者であったり、永住者や日本人の配偶者である等、「定住者・特別永住者」のいずれかの在留資格があること。

ウ)暴力団等の反社会的勢力又は反社会的勢力と関係がないこと。

エ)その他、三重県又は四日市市が移住支援金の対象として不適当と認めた者でないこと。

支給額は1家族60万円以上

四日市市コンビナート
  1. 単身者の場合:60万円
  2. 2人以上の世帯の場合:100万円

※世帯に18歳未満の者がいる場合、1人につき30万円加算

2については、以下の要件を満たす必要があります。

  • 移住申請前、申請時、いずれの時期においても世帯員が同住所で家計を一(いつ)にしていること。
  • 令和元年9月10日以降に四日市市へ転入し、かつ、転入後3か月以上1年以内であること。
  • 世帯員がいずれもが反社会的組織との関りがないこと。

移住支援金の申請方法

四日市市役所

移住した日から3カ月以上1年以内に、以下のア~キの書類を提出する必要があります。

  • ) 身分証明書
  • ) 移住支援金交付申請書
  • ) 移住支援金の交付申請に関する誓約事項
  • ) 住民票を移す直前10年間のうち、通算5年以上及び直前連続1年以上在住(2-3 ➀移住前の要件参照)の証明書類
    ※「エ」の証明書類は、戸籍の附票の写しや、移住前の住民票の除票の写しなどになります。世帯単位で移住する場合は、転入前も同一世帯であったことが確認できる書類も必要です。
  • ) 移住支援金の振込先の預金通帳又はキャッシュカードの写し
  • ) 住民票を移す直前の10年間のうち、通算5年以上及び直前連続1年以上就労の証明書類「カ」の「就労の証明書類」は、移住前の就労状況により異なり、後述する書類となります。
  • ) 就業先が交付した就業証明書   
    ※「就職に関する要件」及び「テレワークに関する要件」に付随する書類として

雇用保険の被保険者として雇用されていた者

  1. 移住前に就業していた企業等の退職証明書
  2. 雇用保険の被保険者であったことを確認できる書類(離職票など)

法人経営者又は個人事業主であった者

  1. 開業届出済証明書、その他、移住前の事業所所在地を確認できる書類
  2. 個人事業等の納税証明書、その他移住前の事業所開設期間を確認できる書類(東京圏から23区内へ通学及び就職していた者)
  3. 卒業証明書等(在学期間や卒業校を確認できる書類)

四日市市へ移住した人の口コミ

四日市コンビナート夜景

実際に四日市市へ移住した人からは、移住に満足するポジティブな感想が多く寄せられています。

口コミ・体験談1

家族で住むには、すごく住みやすいところだと思う。
緑が多く、ゆったりとした気持ちになれる。
また、市が大きいので様々な制度が充実している。

口コミ・体験談2

四日市名物「とんてき」

四日市名物「大とんてき」や「なが餅」などおいしい食べ物がいっぱいある。
また、南部丘陵公園など公園も多く、動物と触れ合える公園もあるので、癒される。
子育て世代にもおススメの街だと思う。

口コミ・体験談3

駅周辺に店が多く、飲食店や百貨店もあり買い物には困らない。交通の便も良く、名古屋までは電車1本で行け、本数も多い。(近鉄急行で35分、近鉄特急で30分弱)京都や大阪などの観光地へも出やすく、出かけるのが楽しい。
移住前は工場が多いのが気になったが、仕事面でいえば、製造業の仕事はたくさんある。

口コミ・体験談4

工業都市のイメージがあったが、住んでみると意外に自然が多く、水もおいしく、「公害の街」というのは完全に過去のものだとわかった。
また、県民性なのか、のほほんとしており、東京であくせく働いてきた身からするとそれだけでホッとできる。

まとめ:【四日市市】移住支援事業を活用

三重県の中でも中核を担う大都市である四日市市は暮らしに必要なお店や病院が充実しており、生活で困ることはありません。
また大きな都市でありながら、海や山に近く、自然豊かなところも魅力です。
東京からの移住者には移住支援金も準備されており、経済面で不安を感じることなく移住生活をスタートさせることができます。 この機会にぜひ、四日市市への移住を検討してみはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

ミエタイムマスター

ミエタイムマスター

ミエタイム事務局長、通称「ミエタイムマスター」として就任。 三重県で生まれ、三重県で育つ、38年間三重一色の管理人。 三重県の素晴らしさを県外、国外に向けて日々発信中!

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