【桑名市】移住支援事業〜体験談あり
現在、東京で働いており、桑名市への移住を検討している人に、桑名市の魅力と、打ち出す移住支援事業について説明します。
桑名市の魅力
概要
桑名市の人口は約14万人で三重県で5番目の多さです。宅地化が進み、駅前には大きな商業施設もあり、暮らしやすい一方で、多度山系や木曽三川といった雄大な自然にも囲まれています。普段は便利な都会の生活が送れ、車で少し走れば自然の懐へ入っていける、理想的な土地といえます。
また、ナガシマスパーランドや六華苑、多度大社、東海道の七里の渡しなど、観光資源に恵まれた三重県屈指の観光都市でもあります。
交通面
桑名駅にはJRと近鉄が乗り入れており、特急も停車します。電車で30分もあれば名古屋に、四日市には急行で20分もあれば出ることができ、大阪方面へのアクセスも良好です。
岐阜方面へは養老線が出ており、この電車は輪行袋に入れることなく、自転車を載せることができます。岐阜には長良川沿いなど自然の中を気持ちよく走れるサイクリングコースが沢山ありますから、サイクリストには最高の環境と言えるでしょう。
移住支援補助金
桑名市の移住支援事業の柱は、移住支援補助金の支給です。今回はこの補助金について説明していきます。
対象
- 東京23区(在住者又は通勤者)から桑名市へ移住し、支給要件を満たす者
支給額
- 単身者の場合:60万円
- 2人以上の世帯の場合:100万円
※世帯に18歳未満(補助金の申請をした年度の4月1日時点の年齢)の者がいる場合、1人につき30万円加算
「2」については、以下の要件を満たす必要があります。
- 移住申請前、申請時、いずれの時期においても世帯員が同住所で家計を一(いつ)にしていること。
- 令和元年9月10日以降に桑名市へ転入し、かつ、転入後3か月以上1年以内であること。
- 世帯員がいずれもが反社会的組織との関りがないこと。
支給要件
東京に在住、もしくは在職しており、以下の1~4を全て満たす必要があります。
- 移住前の要件
ア) 住民票を移す直前の10年間のうち、通算5年以上、東京23区内に在住、または東京圏(※1)のうちの条件不利地域(※2)以外の地域に在住し、東京23区内へ通勤していたこと(※3)。
イ) 「ア」の条件の「通算5年以上」のうち、最低でも1年以上が住民票を移す直前の連続した期間であること
ウ) ただし、東京圏のうちの条件不利地域以外の地域に在住し、東京23区内の大学等へ通学、そのまま同区内の企業等へ就職した者は、通学期間も対象期間に入れられることとする。
(※1)東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県
(※2)条件不利地域
(※3)東京23区内への通勤の期間については、住民票を移す3ヶ月前までを1年の起算点とできる - 移住後の要件
ア) 転入が令和元年9月10日以降であること。
イ) 移住補助金の申請時において、転入後3ヶ月以上1年以内であること。
ウ) 移住補助金の申請日から5年以上、継続して居住する意思があること。
エ) 移住先が都市再生特別措置法第81条第1項の規定により定められた桑名市立地適正化計画における、居住誘導区域(※4)に指定された区域であること。
(※4)桑名駅周辺地区・多度駅周辺地区・長島駅周辺地区・星川駅周辺地区・大山田地区・新西方地区
・駅からの徒歩圏(800m)、路線バス停からの徒歩圏(300m)のエリア
・一定の人口密度が確保された住宅団地(人口密度 30 人/ha 以上) - 就職に関する要件
就職に関する要件は、マッチング支援事業を利用した場合と専門人材(※5)、そしてテレワークに関する要件の3つに分かれます。
いずれの場合も、求められる要件を全て満たす必要があります。
(※5) 政府主導のプロフェッショナル人材事業や、先導的人材マッチング事業を利用して就業した者
(マッチング支援事業を利用した場合)
ア) 勤務地が桑名市内であること。
イ) 就業先が、移住補助金の対象としてマッチングサイトに掲載している求人であり、応募したのが掲載後であること。(「みえ」の仕事マッチングサイト)
ウ) 就業者の3親等以内の親族が代表者や取締役など、経営を担う職務に就いていないこと。
エ) 週20時間以上の無期雇用契約であり、申請時において連続して3ヶ月以上在職していること
オ) 移住補助金の申請日から5年以上、継続して勤務する意思があること。
カ) 転勤、出向、出張、研修等による勤務地の変更ではなく、新規の雇用であること。
(専門人材の場合)
ア) 勤務地が桑名市内にあること。
イ) 週20時間以上の無期雇用契約であり、申請時において連続して3ヶ月以上在職していること。
ウ) 移住補助金の申請日から5年以上、継続して勤務する意思があること。
エ) 転勤、出向、出張、研修等による勤務地の変更ではなく、新規の雇用であること。
オ) 目的達成後の解散を前提とした個別プロジェクトへの参加等、離職することが前提でないこと。
(テレワークに関する要件
ア) 移住が所属先企業等からの命令ではなく、自己の意思によるものであり、移住先を生活の本拠としながら、移住前の業務を引き続き行うこと。
イ) 地方創生テレワーク交付金などを活用し、所属先企業等から移住者に資金提供がされていないこと。 - その他の要件
ア) 日本人であること
イ) 外国人であっても、自身が永住者であったり、永住者や日本人の配偶者である等、「定住者・特別永住者」のいずれかの在留資格があること。
ウ) 暴力団等の反社会的勢力でなく、関係もないこと。
エ) その他、三重県又は桑名市が移住補助金の対象として不適当と認めた者でないこと。
申請方法
移住した日から3カ月以上1年以内に、以下のア~キの書類を提出する必要があります。
ア) 身分証明書
イ) 移住補助金交付申請書
ウ) 移住補助金の交付申請に関する誓約事項
エ) 桑名市移住支援事業に係る個人情報の取扱い
オ) 移住支援補助金支給に係る就業証明書
※テレワークの場合は専用の書式があるのでそれを使うこと
カ) 住民票を移す直前10年間のうち、通算5年以上及び直前1年以上在住の証明書類
(戸籍の附票の写し、移住前の住民票の除票の写しなど)
※世帯の場合は、移住前、同一世帯であったことが確認できること
キ) 住民票を移す直前の10年間のうち、通算5年以上及び直前連続1年以上就労の証明書類
「キ」の「就労の証明書類」は、移住前の就労状況により異なり、下記➀~➄の書類となります。
(雇用保険の被保険者として雇用されていた者)
- 移住前に就業していた企業等の退職証明書
- 雇用保険の被保険者であったことを確認できる書類(離職票など)
(法人経営者又は個人事業主であった者) - 開業届出済証明書、その他、移住前の事業所所在地を確認できる書類
- 個人事業等の納税証明書、その他移住前の事業所開設期間を確認できる書類
(東京圏から23区内へ通学及び就職していた者) - 卒業証明書等(在学期間や卒業校を確認できる書類)
補助金請求書
桑名市からの補助金交付が決まったら、以下の書類を提出してください。
- 桑名市移住支援補助金請求書
- 振込先の口座情報を確認できる書類(預金通帳又はキャッシュカードの写し)
桑名市へ移住した人の口コミ
実際に桑名市へ移住した人からは、移住に満足するポジティブな感想が多く寄せられています。
口コミ・体験談1
自然に恵まれた環境で、山や川が身近に感じられます。また、ナガシマスパーランドやなばなの里といった魅力的なレジャースポットが揃っており、一年を通して楽しめるのが魅力です。さらに、電車で名古屋まで約30分とアクセスも良好。最近リニューアルされたイオン桑名のおかげで、日常の買い物も便利です。
口コミ・体験談2
名物のはまぐりは絶品で、地元グルメとしても注目されています。ナガシマスパーランドのような大規模な観光地だけでなく、石取祭りや金魚祭りといったユニークなイベントも豊富で、地域の文化を楽しめます。名古屋や京都、奈良、伊勢志摩などへのアクセスが良いため、市外の観光も気軽に楽しめます。
口コミ・体験談3
国内最大級の「三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島」があり、ファッションやインテリアなどおしゃれなアイテムが名古屋に出なくても手に入ります。また、隣接するナガシマスパーランドと組み合わせれば、充実した休日を過ごすことができます。
口コミ・体験談4
この地域全体には、穏やかで落ち着いた雰囲気が漂っています。江戸時代から宿場町として発展してきた歴史を持つため、急成長した街とは異なり、若者から高齢者まで幅広い世代が調和して暮らしています。家族構成や世代を問わず、誰にとっても住みやすい土地です。
まとめ
桑名市の一番の魅力は豊かな自然と便利な都市の生活、どちらも享受できることです。まさに相反する2つの良いとこ取りができるのが桑名市の魅力です。
また、全国的にも有名なレジャー施設があり、1日遊ぶことができる一方で、七里の渡など宿場町として栄えた歴史を感じられるスポットもあります。東京からの移住者には移住補助金が準備されており、経済面で不安を感じることなく移住生活をスタートさせることができます。
この機会にぜひ、桑名市への移住を検討してみはいかがでしょうか。