40代!三重県にUターンして転職する方法  

40歳を過ぎてからの転職は若い世代と比較して減る傾向がありますし、難しくなる傾向があります。

そんな中でも40代から転職を成功させる人は多くいます。

また、さまざまな理由からUターン転職を考えるようになる人もでてきます。

進学や就職を機に三重県から都市部に移住したものの、親の介護や実家の問題などが浮上して実家に戻る必要が生じたり、年齢を重ねることでふるさとの良さを改めて感じて「帰りたい」と思うようになったり。

子どもが自立し、住む場所が自由に選べるようになったことをきっかけにUターンを考える人もいます。

地方は求人数が少ないものの、今は人手不足で困っているところが多いです。

マンパワーを活用したい企業にとってUターン人材はうれしいものです。

この記事では、Uターン転職を成功させるポイントのほか、移住相談窓口の情報や移住助成金の情報を掲載しています。

ぜひ参考にしてください。

40代でUターン転職する現状

全国調査で見ると、40代で転職する人の割合は他の世代とくらべて少ない傾向にあります。

Uターン転職をする人の割合はさらに低くなっています。

ここでは、統計から分かる40代の転職について見ていきます。

40代で転職する割合

厚生労働省の「令和4年雇用動向調査結果の概況」の転職入職者の年齢階級別転職入職率(令和4年)によると、40〜44歳の男性は5.7%、女性は9.6%、45〜49歳男性は5.4%、女性は10.0%となっています。

20代〜30代の転職に比べると低くなっている現状がわかります。

参照:厚生労働省|-令和4年雇用動向調査結果の概況-

年齢が上がると転職が難しくなる理由ー求職者側ー

年齢とともに転職する人が減る理由として、転職することにハードルの高さを感じるということがあるでしょう。

求職者側の理由として以下の2点が大きな理由としてあります。

  • 家族を抱えているので年収を下げられない
  • 転職活動のエネルギーを出せない

家族を抱えているので年収を下げられない

40代というと、家族がいて子どもたちの教育費もピークにさしかかるとき。転職したくても年収を下げられないといった理由で足踏みする理由になります。

また、子どもが成長するにつれて転校させるハードルも高くなるため、移住をともなう転職は難しいと考える人もいます。

転職活動のエネルギーを出せない

20〜30代の頃は体力やエネルギーも十分あり、転職活動をすることに特段の難しさを感じずにやり遂げられます。

しかし、40代になると体力も落ち、転職活動をするにはかなりのエネルギーを要するようになります。

現職の仕事を続けながらの活動となるため、終業後に転職活動の書類を作成したり、面接に行ったり。

活動が長期化すると体力的にもメンタル的にも疲れが蓄積し、転職活動を継続するのが難しくなったりもします。

年齢が上がると転職が難しくなる理由ー企業側ー

年齢が上がるにつれ、転職市場で不利になり、活動が長引くことも確かです。

その理由として考えられるのは、主に以下の2点です。

ひとつずつ見ていきましょう。

  • 異業種からの求職者は若い人材のほうがよい
  • 管理職レベルの人材を採用したいので枠が少ない

異業種からの求職者は若い人材のほうがよい

異業種や異業界からの求職者の場合、業界の基礎から教え込まないといけません。

先行投資として社員教育に時間とお金をかけるため、企業側としては長く働いてくれる人の方がよいと考えます。

その結果、若い人のほうが好まれることになります。

また、教える側も「自分より年齢が上の人には教えづらい」といった感情があるかもしれません。

管理職レベルの人材を採用したいので枠が少ない

40代以降の人材を求める場合、管理職レベルを基準として考える企業が多いものです。

業界に対して経験豊富で知識が深く、マネジメント能力も備わった人を管理職として迎えたいと考えます。

管理職は一般社員よりも人数が少ないので採用枠も少なくなり、40代以降の転職のハードルを高くしています。       

40代でUターン転職する理由

長い期間、都市部で働いていた人が40代になってからUターン転職を考える理由としてはどんなことがあるでしょうか。

移住をともなう転職には、以下のようなことが考えられます。

  1. 地元に戻って生活したい
  2. 親の介護のため
  3. 都会の生活に疲れた
  4. 子どもが自立した

ひとつずつ見ていきましょう。

地元に戻って生活したい

地元から離れたことでふるさとの良さを実感し「地元に戻りたい」という気持ちが生まれ、移住を考える人は多いものです。

都市部での生活は便利で楽しいものですが、年齢を重ねることで「自然豊かな地元に戻ってゆったり生活したい」と思うようになる人も増えます。

親の介護のため

40代以降でUターン転職をする人の理由で多いのが、親の介護です。

親が高齢化し、介護が必要になったり、そうでなくとも近くで見たほうが良いと感じたり。

地元に兄弟が住んでいれば任せることもできますが、そうでない場合はUターンして介護しなくてはいけない状況になります。

週末だけ介護のために帰省して乗り切ることもできますが、東京圏に住んでいる人にとって三重県の頻繁な往復は体力的にも金銭的にも負担の大きなことです。

このようなことから、Uターンして地元で仕事を見つけようと考え始める人が出てきます。

都会の生活に疲れた

都会の生活は電車やバスなど公共交通機関を使うのがスタンダード。

満員の通勤電車にパーソナルスペースはなく、あかの他人と同じ空間にいなくてはなりません。

毎日のこととなると、そのストレスは相当なものになります。

また、どこへ行っても混んでいて、便利な半面いつも追い立てられるようなスピード感に疲弊することも。

中年期に差し掛かり、人口密度の低い田舎に戻って生活したいと思う人も増えます。

子どもが自立した

40代は子育て真っ最中の人もいますが、早くに子育てを終えて子どもは自立し、夫婦だけの生活を考えれば良い人も出てきます。

身軽になって改めて自分の人生を考えたときに「地元に戻りたい」「新しい仕事でゆったりとした暮らしにシフトしたい」と思う人もいます。

40代のUターン転職を成功させる方法

40代の転職は厳しい側面があることは前項でお伝えしましたが、あきらめることはありません。

Uターン転職の場合はなおさらです。

現在は全国的に人手不足で、特に地方は深刻です。

マンパワーが増えることは地方にとって大きなメリット。

Uターン転職を考える人には追い風が吹いています。

ここでは、40代がUターン転職を成功させるポイントを紹介しましょう。

  1. 求人が少ないことは前提
  2. 収入が減ることも受け入れる
  3. 郷に入っては郷に従う
  4. 人脈を活かす

求人が少ないことは前提

地方は人口が少ないことに比例して企業の数も多くありません。

それ故、求人数もあまり多くはありません。

希望する業種の求人がないかもしれませんし、そもそもその業種の企業自体が存在しないことも。

ある程度柔軟な姿勢で求人広告を見る姿勢が大切です。

収入が減ることも受け入れる

基本的に地方は都市部に比べて給与水準は低くなります。

「今までと同じ年収」を求人を探す際の基準にすると、求人がヒットしない可能性もあります。

地方は給与水準が低くても、住宅にかかる費用をはじめ生活費が低くおさえられます。

給与が少なくなっても都市部にいた頃より余裕のある生活が可能になることもあるので、給与が下がることはあまり気にする必要はないでしょう。

郷に入っては郷に従う

新しい職場にも新しい土地にも、すでに根付いた文化があります。

Uターンで地元に戻るのだからすぐになじめるだろうと思っていても、違う土地で過ごした数十年の間にその土地の文化も流れています。

自分の中で作った基準を持ち込むと、乖離が生まれる危険性があります。

職場も同じこと。

Uターン転職に限らないことですが、前の職場でのやり方を新しい職場でも通そうとするのは、軋轢がうまれる原因になります。

新しい職場にはその職場のやり方があるので、それに従いましょう。

たとえもっと合理的な方法があると思っても、そのやり方のほうがよい理由があるかも知れません。

郷に入っては郷に従う精神を忘れずに。

人脈を活かす

40代以降の転職は難しいこともあるのが現実。

地元の友人や親戚など人脈を活かして仕事を紹介してもらうのも良いでしょう。

人からの紹介は、もっとも転職しやすい方法です。

三重県に移住するまでの流れ

ここからは、都市部から三重県にUターン移住するまでの流れを紹介します。移住するための情報をどんどん収集して転職を有利に進めましょう。

  1. お試し移住をする
  2. 移住相談窓口の活用
  3. 三重県の助成金をチェック

お試し移住をする

地元にUターンするとはいえ、40代まで離れて過ごしていると地元はずいぶん変化していると考えてよいでしょう。

「ちょくちょく帰省するので大丈夫」と思っても、帰省するときはお盆やお正月が多く、地元の雰囲気も通常とは異なります。

交通量や生活圏のお店の様子など、帰省だけでは分からないことも。

時間の都合が許せば、お盆やお正月以外の空気感を味わえるときにお試し移住という形で短期間生活をするとよいでしょう。

移住先候補になっている土地での生活を想定し、車での移動やスーパーの買い物、銀行や郵便局を利用してみると、ネットで調べているだけでは分からないさまざまなことが肌で実感できます。

移住相談窓口の活用

主要都市には移住相談窓口が設置されているので、ぜひ利用しましょう。

ここでは東京・大阪・名古屋に設置された相談窓口の情報を紹介します。

東京の相談窓口

「ええとこやんか三重移住相談センター」が、東京都千代田区の東京交通会館8Fの「ふるさと回帰支援センター内」にあります。

同センターは月曜・祝日定休、営業時間は10時〜18時となっています。

事前予約制となっています。

予約:ええとこやんか三重|ええとこやんか三重移住相談センター訪問予約について|その他情報

大阪の相談窓口

大阪市中央区にある「大阪ふるさと暮らし情報センター内」では、原則として毎月第2土曜に移住相談会を実施しています。

営業時間は10時〜18時、次回は11月11日土曜に開催予定です。

個別相談形式で、1組あたり1時間程度。

事前申込制となっており、11月10日17時が締め切りです。

興味のある人は早めに申し込みましょう。

次回開催情報:ええとこやんか三重|【大阪/11月11日[土]】三重県への移住相談会を開催します!|セミナー

名古屋の相談窓口

名古屋市中村区にある「ビスタ名古屋駅前会議室」で、6月、8月、10月、12月、2月の第三土曜に相談窓口を設けています。

開催場所が変わる場合もあるので、事前にチェックしましょう。

次回は12月16日土曜に開催予定。

営業時間は11時〜17時で、一組一時間程度となっています。

当日は、鈴鹿市、亀山市、志摩市の担当者が出席します。

完全予約制ですので、下記サイトから申し込みフォームにいって予約しましょう。

次回開催情報:ええとこやんか三重|12月16日〔土〕】ええとこやんか三重移住相談会@名古屋を開催します!|セミナー

三重県の助成金をチェック

東京圏に在住している場合、移住支援金制度が受けられる可能性があります。

「東京23区の在住者又は東京圏在住で23区への通勤者」が対象になっており、資格要件を満たせば支援金を受け取れます。

さらに、令和5年4月1日以降は、移住支援金の子育て世帯加算額上限額が18歳未満の世帯員1人につき最大100万円に拡充され、子どもがいる移住希望者にとって大きな追い風となっています(令和5年4月1日以降に転入した人が対象)。

支給金額や支給要件は移住先市町によって異なるので、移住先市町に問い合わせましょう。

支援金を受け取るには移住元に関する要件に加えて移住先に関する要件や就職に関する要件があるので、必ず調べましょう。

引用・参考:ええとこやんか三重|東京23区の在住者又は東京圏在住で23区への通勤者を対象に、三重県に移住して就業された方などへの移住支援金制度があります

まとめ

40代を過ぎてから地元である三重県にUターン転職するには、求人が少ないことや収入が減ることを受け入れつつ、郷に入っては郷に従うことが大切です。

また、地元である利点を活かして人づての紹介で職を得ることも有効です。

40歳からの転職は若い世代よりも難しい現状がありますが、いろいろな理由から地元にUターンして転職を希望する人もいるでしょう。

都市部では移住相談窓口を設けていて個別相談ができるので、ぜひ利用しましょう。

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この記事を書いた人

ミエマン

ミエマン

三重県で生まれ、三重県で育ち、三重県で活動中。 三重県歴35年以上のミエ大好きマンです。 三重県のありとあらゆるローカル情報を発信し、三重県がより住みやすくなることを願って活動しています。

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