【三重県に移住したい】移住して後悔!?理由と後悔しないためのポイントを紹介!
地方移住する人たちは増えていて、東京への一極集中を避けるための地方創生の観点からも地方移住の機運は高まっています。
とはいえ「いつか地方移住したい」
「地元に戻ってゆったり生活したい」
このような気持ちを持っているものの、同時に移住への不安もあり一歩を踏み出せずにいる人もいるでしょう。
実際に地方移住を経験した人は、その後も満足のいく生活ができているかというと「移住を失敗」ととらえる人がいることも確かのようです。
では、移住を後悔してしまう人の理由はどんなものでしょうか?
理想と現実のギャップや生活の中で発生するトラブル、人間関係など実にさまざま。
でも、移住してから後悔するのはできれば避けたいところです。
この記事では、移住後に後悔する理由や後悔しないポイントなどについて紹介します。
三重県の移住支援やお試し移住できる施設の紹介もしています。
ぜひ参考にしてください。
移住する人たちと移住後の後悔の割合
都市部から地方への移住を希望する人は増えています。
一方で、移住をした後に後悔してしまう人も。
くわしくみていきましょう。
- 地方移住を希望する人たち
- 移住後に後悔する人の割合
地方移住を希望する人たち
総務省が調査した「地域への人の流れに関するデータ」によると「平成17年に比べ平成26年では、30代の農村漁村への定住願望が17.0%から32.7%へ、40代では15.9%から35.0%へと伸びている」ということです。
各世代で地方移住への願望は高まる傾向があることが分かります。
さらに、新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけに地方移住への機運は高まり、「移住」ということが人生の選択肢のひとつになる人もいます。
国の政策である地方創生も後押ししているかもしれません。
地方創生とは「少子高齢化の進展に的確に対応し、人口の減少に歯止めをかけるとともに、東京圏への人口の過度の集中を是正し、それぞれの地域で住みよい環境を確保して、将来にわたって活力ある日本社会を維持していくことを目指すもの」とされています。
そのため、地方に移住する人への支援が強化されたこともあり、移住を決断できる人もいるのかもしれません。
参照・引用:総務省|地域への人の流れに関するデータ
参照・引用:財務省北陸財務局|地方創生とは?:財務省北陸財務局
移住後に後悔する人の割合
移住支援メディア「移住したい」を運営する「株式会社ニュートラルワークス」が、日本国内在住で都市部から地方への居住経験がある人290人におこなった調査によると
「現時点で、地方移住の選択は成功だったか」との問いに対して「はい」と答えた人は48.6%、「どちらともいえない」が43.1%、「いいえ」が8.3%という結果でした。
(出典:株式会社ニュートラルワークス)
この結果を見ると、半数以上の人が移住を成功と思っておらず、現実に生活してみて実感する後悔があることが分かります。
参照・引用:株式会社ニュートラルワークス|地方移住を「成功だった」と回答した方はわずか半数にとどまる【移住調査レポート】
地方移住して後悔する理由
移住後に生まれる後悔の理由には、どんなものがあるでしょうか。
移住前にどれだけ想像していても実際に生活を始めて分かることもあり、そこで後悔が生まれることも。
ここでは、後悔する理由について紹介します。
- 地域のつながりや仕事が負担
- 買い物が不便・スーパーが少ない
- 仕事の求人数が少ない
- 車しか交通手段がない
- 人間関係が濃すぎる
- 気候が合わない
ひとつずつ見ていきましょう。
地域のつながりや仕事が負担
地方は地域のつながりが濃くさまざまな活動も盛ん。
町内のお祭りや青年会の会合など、地域に馴染む意味でも参加するほうがベターです。
このように地元の人との交流が生まれることが地方移住の良い点である反面、「苦痛だ」と感じてしまうと後悔するポイントになってしまいます。
週末や仕事が終わった夜の時間帯にこのような集会が開かれることも多く、「拘束される」と感じてしまう人は移住したことを後悔するようになるでしょう。
買い物が不便・スーパーが少ない
地方移住を考えるときに、自然豊かな田舎でのびのびと暮らすことを思い描くこともあるかもしれません。
ただ、実際に自然あふれる田舎町に移住すると、最寄りのスーパーに行くにも車で数十分かかったり、コンビニが近くになかったりといった生活が始まります。
都市部の便利な生活に慣れきっていた人にとっては、ものすごく不便に感じてストレスを抱くかもしれません。
また、外食できる場所も限られます。
外食や惣菜に頼った生活をしている人は移住を後悔するかもしれません。
仕事の求人数が少ない
地方は人口が少ない分、求人数も少ないのが実情です。
事前に就職先を決めて移住したとしても、時間が経過してその職場を辞めようと思ったとき、転職先として自分が希望する業種や職種があるとは限りません。
希望する求人がない、もしくはかなり遠方まで通勤することになってしまう可能性もあり、結局は都市部に住んでいたときのほうが良かったということにもなりかねません。
こういった後悔を回避するには、リモートワークが可能な企業に勤務したまま移住するのがよいでしょう。
仕事上のリスクは少なくなります。
車しか交通手段がない
地方移住する人は、移住先での交通手段が車になることは、よく認識しているでしょう。
とはいえ、実際に生活してみると車以外での交通手段がないことに不便を感じることも。
事情があって車を使えないときでも「じゃあ電車に乗ろう」というわけには行きません。
駅に着くまで車で数十分、バスもあまりない、といったこともありえます。
車が使えないときの生活を想像しておかないと、生活が始まってからストレスを感じるでしょう。
人間関係が濃すぎる
古くから地元に住む人にとって、新しく移住してきた人には興味があるもの。
最初はいろいろ噂の的になることもありますし、あれこれと聴いてくる人もいるでしょう。
誰がどこで何をしているか周囲が把握しているもので、そういった近所のつながりがあることが田舎のいいところです。
しかし都会から移住してきた人にとってはそこがカルチャーショックとなるかもしれません。
自分の行動が周囲に知られていること、いろいろ聞かれることを「干渉されている」と感じてストレスに思う人は、移住したことを後悔してしまうでしょう。
気候が合わない
気候が自分に合わないことのストレスはかなりのもの。
暑さや寒さに苦手意識のある人は、気候の合わない土地に移住してしまうとその厳しさに体が絶えられず、後悔することもあるでしょう。
移住までにたっぷり時間をかけられる人は、四季折々の気候を体験するのがよいでしょう。
こんな人が移住に向いている!
移住後も後悔することなく充実した生活ができる人たちはどんな人たちでしょうか。
移住には、新しい生活をポジティブに捉えられる人が向いています。
ここでくわしく紹介します。
- 新しい世界にストレスを感じない人
- 自然に囲まれて生活したい人
- コミュニケーション能力がある人
一つずつ、くわしく見ていきましょう。
新しい世界にストレスを感じない人
土地にはそれぞれに独自の文化があり、風習やしきたりのようなものがあります。
そういった世界に入ることにストレスを感じない人、新しい世界で見る景色を楽しめる人が移住に向いています。
自然に囲まれて生活したい人
都市部から地方に移住したら、自然あふれる環境になるでしょう。
自然の中で生活したい人にとっては地方での生活がベストです。
地方都市に移住したとしても、大自然が満喫できるスポットまで車ですぐに行けてしまうのもいいところ。
農業を始めたい人は移住して就農することもできます。
田舎暮らしを満喫できるタイプの人は、移住に満足できるでしょう。
コミュニケーション能力がある人
田舎での生活では、近所付き合いが濃厚、人との関係が密になります。
また、地方は高齢化が進んでいるので周りの地域住民は高齢者が多いことも想定されます。
自分の年齢と離れた人とも、臆することなくコミュニケーションがとれるような人が移住に向いています。
地元の人とコミュニケーションをとれないと、移住しても孤独になってしまいます。
移住を後悔しないためのポイント
移住してから後悔するのはとても辛いことです。
移住前にできることをしておけば、移住後に後悔する可能性はかなり減るでしょう。
ここでは、移住を後悔しないためのポイントを紹介します。
- 移住希望先の情報収集を徹底する
- お試し移住をする
- 人づきあいができるか見極める
- 求人をチェックする
- 目的を明確にする
一つずつ見ていきましょう。
移住希望先の情報収集を徹底する
情報収集には、まずはインターネット情報などから探すといいでしょう。
また、実際に移住をサポートしてくれる施設もあります。
東京都有楽町にある「ふるさと回帰支援センター」では各都道府県のパンフレットなどが入手可能ですし、相談員に相談することもできます。
三重県の相談員も常駐しているので気軽に足を運んでみましょう。
しかし、なによりも大切なのは実際に移住希望先に足を運んでみることです。
遠方でどんなに情報を集めても、実際にその土地に行って歩いてみなければ分からないことがたくさんあります。
お試し移住をする
「週末だけ」「長期休暇の間だけ」など、短期間でのお試し移住を検討しましょう。
たとえ数日でも、食品の買い出しをする、近所をドライブする、歩いてみるなど、実際に生活をすることで分かることがたくさんあるでしょう。
三重県内にも移住体験できる家を用意している市町がありますので、チェックしましょう。
人づきあいができるか見極める
田舎での生活では地元の人とのコミュニケーションは避けられません。
むしろ、それをポジティブに受け取ってコミュニケーションを楽しめる人が移住生活を成功できます。
「自分は新しい環境でいろいろな人とコミュニケーションをとることが好きかどうか」よく考えましょう。
求人をチェックする
移住前に、移住した先での仕事を決めておくのは大切なことです。
移住後の生活基盤ができていなければ、安心して生活できません。
さらにもうひとつ、仕事を確保すると同時に移住候補地での求人を幅広くチェックしましょう。
移住した後にふたたび転職活動をすることになった場合、自分が希望する職種や業種の求人があるか確認しておくことは大切です。
地方は求人数が少ないこともさることながら、その業種自体が存在しないこともあるのでしっかりチェックしましょう。
目的を明確にする
移住する目的はなんでしょうか?
「自然の中で生活したい」
「通勤電車の苦痛から開放されたい」
「子どもをのびのびした環境で育てたい」
移住を検討するときには、都市部から地方に移住したい理由があるはずです。
移住してからの後悔を引き起こさないためには、その理由をできるだけ明確にしておくことが大切です。
そうすることで、移住した後に想定外のことが起きて後悔しそうになっても、当初の目的を思い出して納得できるでしょう。
三重県の移住支援
三重県では、都市部から移住してくる移住者に対してさまざまな支援を行っています。
またお試し移住体験もあるので、ぜひ利用しましょう。
- 三重県の移住支援
- 三重県の移住支援体験
くわしく見ていきます。
三重県の移住支援
三重県では、東京圏から三重県に移住する人に対して移住支援金の制度を設けています。
東京23区在住者または東京圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県のうち条件不利地域をのぞく地域)在住で、23区に通勤している人で、三重県に移住して就業する人に対して移住支援金を支給します。
子育て世代の場合は世帯に対する加算上限額が最大100万円に拡充(18歳未満)。
ただし、支給金額や支給要件は市町によって違うので確認が必要です。
また、支給を受けるためには就業に関する要件やテレワークに関する要件などが細かく定められています。
要件に当てはまるかどうか、移住前に確認しておきましょう。
参照:東京23区の在住者又は東京圏在住で23区への通勤者を対象に、三重県に移住して就業された方などへの移住支援金制度があります
三重県のお試し移住体験
三重県内には、短期滞在住宅があります。
ここでは3つの体験住宅を紹介します。
御浜町ウェルカムハウス
御浜町移住・交流サポートデスクでは、御浜町ウェルカムハウスを運営しています。
新規就農希望の人やいきなり移住するのが不安な人、地域のことを知りたい人は、ぜひ問い合わせましょう。
予約・問い合わせ:御浜町移住・交流サポートデスク|サポートデスクについて of mihama-iju
参考:人と暮らし: ウェルカムハウス(移住体験宿) | 青を編む|三重県御浜町
参考:体験・イベント|三重県移住・交流ポータルサイト ええとこやんか三重
紀宝町お試し住宅
紀宝町は三重県の南玄関。海・山・川それぞれの自然が満喫できる土地。
紀宝町のお試し移住については、紀宝町元気塾がYouTubeでも紹介しています。
申込みは、紀宝町役場企画調整課まで。
移住紹介動画→紀宝町げんき塾 #お試し住宅紹介編
問い合わせ・申込み:お試し住宅について – 紀宝町
参考:体験・イベント|三重県移住・交流ポータルサイト ええとこやんか三重
大紀町移住体験「民泊 東作塾」
大紀町は三重県の中南部にある風光明媚な町です。
「民泊 東作塾」は、大紀町の山と緑に囲まれた土地に位置しています。
大紀町の環境や暮らしを実際に目にしてください。
問い合わせ:お問合せ CONTACT
参考:大紀町移住体験 STAY
参考:体験・イベント|三重県移住・交流ポータルサイト ええとこやんか三重
まとめ
この記事では、移住後に後悔してしまう理由について紹介しました。
移住後に後悔することなく満足の行く生活を送るポイントは、移住希望先の情報収集を徹底する、お試し移住をする、人づきあいができるか見極める、求人をチェックする、目的を明確にすることです。
三重県内の市町ではお試し移住を目的とした宿泊施設を運営する自治体があります。
ぜひ、移住体験をして実際の生活の想像をしてみましょう。
また、東京圏から三重県に移住する人には支援金が出る場合があるので、ぜひそちらを活用しましょう。