子育て世代の地方移住 メリットとデメリットを紹介

新型コロナウイルスの流行以降、地方移住を希望する人が増加しましたが、子育て世代も同様です。

「子供を地方でのびのび育てたい」

「子どもたちに自然が身近にある場所で育ってほしい」

きっかけは新型コロナウイルスでも、もともとあった子育ての価値観を大切にしたくて地方移住を考える人は今もたくさんいます。

子育て世代が地方移住するメリットには、子供をのびのびと育てられる以外に経済的な面でも生活コストが抑えられることがあります。

反対に、デメリットとしては教育の選択肢が狭まる、病院などの施設が遠い、給与が下がるなどが考えられます。

メリットとデメリットをよく考え、子育て世代への助成が行き届いた自治体選びをしましょう。

三重県では、市町ごとにさまざまな助成や支援を行っています。

移住支援金もあるので、ぜひ活用しましょう。

この記事でくわしく紹介していきます。

子育て世代の地方移住

新型コロナウイルスの流行を機に一気に高まった地方移住への人気。

アフターコロナとなった今も、移住を希望する人は多くいます。

国が推進している地方創生事業もあり、自治体を上げて移住する人を歓迎する制度が充実してきています。

子供が生まれたことや子供の入園、入学をきっかけに地方移住を考える家庭も多く、Uターンにしろ、Iターンにしろ地方や田舎暮らしを実行に移しています。

コロナ禍以降、急速に広まったリモートワークの普及も大きいでしょう。

仕事を変えることなく住む場所を自由に選択できるようになった人が、のびのびと子育てするため地方に移住したいと考えるようになっています。

子育て世代が地方移住するメリット

子育て世代が地方移住することには、子育ての面だけでなく経済面でのメリットもあります。

  1. 家にかかる費用が安い
  2. のびのびと子育てできる
  3. 子供の遊び場が広い
  4. 保育園や学童に入りやすい

一つずつ見ていきましょう。

1.家にかかる費用が安い

地方は、賃貸の場合都市部に比べて数万円単位で安く借りられます。

安い上にひと部屋多い家に住めることも多く、もっとも大きなコスト削減になるでしょう。

家を購入する場合でも数千万円単位で安く、広い家にすることが可能。

子供たちはそれぞれひとり部屋を与えられますし、広い庭で遊びまわることもできます。

都市部に住んでいると、どちらも難しいことでしょう。

安く広い家が手に入るメリットは、とても大きいといえます。

2.のびのびと子育てできる

田舎暮らしでは海や山、川などが近くにあり、自然の中で暮らせます。

地方都市に住んだとしても、車を使えば一時間足らずで自然がたくさんある場所に行けるでしょう。

周りを気にせず、子供が子供らしく思い切り遊び回れる場所も豊富。

夜はキレイな星空が照らし、田畑では旬の作物が並びます。

収穫したての新鮮な食材を味わえるのも、田舎暮らしの特権です。

3.子供の遊び場が広い

都市部では子供が遊べる場所が少なく、スポーツをしたかったら習い事としてでないと難しいのが現実です。

地方には広く自由に遊べる広場が多くあり、友達同士で自由に楽しくスポーツを楽しむことも可能。

広い場所でそれぞれが好きなことをできるのは都市部ではなかなか得られない経験です。

4.保育園や学童に入りやすい

都市部で問題となっている待機児童。

激戦区ともなると、保育園や学童への入所はかなり厳しくなり、保護者は入所するためのポイント数を増やすのに四苦八苦します。

地方は人口が少ない分だけ、入所への競争率も低く、待機児童ゼロであることも少なくありません。

施設の広さも都市部とは違います。

都市部では園庭のない保育園もありますが、地方では広い園庭で外遊びを満喫できるでしょう。

子育て世代が地方移住するデメリット

地方に移住するとのびのび子育てできる一方で、地方特有のデメリットに向き合わなければならないことも。

教育や収入面での不安があります。

  1. 教育の選択肢が少ない
  2. 給料が低い可能性がある
  3. 仕送りも考慮しなければならない
  4. 医療機関が少ない

一つずつ見ていきましょう。

1.教育の選択肢が少ない

都市部は公立私立ともに学校の数が多く、子供の特性や学力に合わせてさまざまな教育の選択肢がありますが、地方は数が限られているため選択肢が狭まります。

同じ学校に在籍する生徒でも、都市部の学校と比べると学力の差が大きい生徒同士が同じ教室にいるということが起こります。

習い事の数も限られています。

子供がしたい習い事をやらせてあげるために、片道一時間以上かけて送迎する、といったこともあります。

2.給料が低い可能性がある

地方暮らしのデメリットとして多くの人が懸念するのが、都市部に比べて給料が低いこと。

同じような仕事に同じ時間従事しても、賃金が低いのが現状です。

とはいえ、住居にかかる費用をはじめ生活コストはかなり押さえられるので、都市部にいた頃と変わらない生活が可能です。

貯金も今まで通りできる場合が多いでしょう。

3.仕送りも考慮しなければならない

地方で子育てをすると、大学進学の際に子供が実家を出てひとり暮らしするケースが多くなります。

学費に加えて仕送りがかかるため、親の負担になります。

4.医療機関が少ない

人口が少ないので医療機関も少なく、病院に行く場合は基本的に車で行くことになります。

診療科目も限られていることもあります。

子育てしやすい土地選びのポイント

子育て世代が地方移住するなら、子育てに関するサポートが充実した自治体を選ぶことが大切です

候補地のホームページなどをチェックして比較検討しましょう。

  1. 地方都市を選ぶ
  2. 子育て支援が手厚い自治体にする
  3. 移住サポートのある自治体にする

1.地方都市を選ぶ

田舎への移住を夢見ても、いざ生活をはじめてみると想定外のことが頻繁におこります。

思わぬ生活環境の変化についていけず、田舎暮らしを断念する人もいます。

そんなことを避けるために、田舎暮らしが未経験の人は地方都市を選ぶことをおすすめします。

地方都市は、車移動が基本にはなりますが、都市部と変わらない便利な生活が可能です。

学校や医療機関、スーパー、銀行・郵便局などすべてが揃っていることがほとんど。

車移動なので体力的な負担もなく生活できます。

子育て世代は子供を転園や転校させて移住するため、一度移住したら簡単に引き返すことはできません。

地方都市を選ぶことは、ほどよい移住の選択となるでしょう。

2.子育て支援が手厚い自治体にする

子育て世代が移住する場合、子育て支援が充実しているかどうかを必ずチェックしましょう。

子育て支援の内容は自治体によって大きく違うので、ホームページなどで確認しましょう。

3.移住サポートのある自治体にする

国の地方創生事業にともない、移住サポートを行っている自治体が増えています。

サポートの手厚い自治体に移住するといろいろとオトクなことがあってよいでしょう。                             

三重県に移住する際の支援制度

三重県に移住する場合、各市町が子育て世帯に対してさまざまな助成や支援を行っています。

  • 子育て世代への助成各種
  • 移住支援金

一つずつ見ていきましょう。

子育て世代への助成各種

子育て世代への助成に、医療費助成・出産祝い金・給食費の助成・保育料無償化などがありますが、内容は自治体によって異なります。

医療費助成は、15歳の年度末までか18歳の年度末までが多数。

移住を希望する市町の助成をチェックしましょう。

移住支援金

東京23区に在住または東京圏に在住で23区に通勤している人が三重県に移住して就業すると助成金が得られます。

令和5年4月1日からは子育て世代への助成金がさらに拡充されました。

18歳未満の世帯員1人につき最大100万円に拡充されるようになっています。

ただし、支給金額や支給要件は自治体によって異なるので、必ず移住希望先の自治体まで確認しましょう。

参照:えんとこやんか三重|東京23区の在住者又は東京圏在住で23区への通勤者を対象に、三重県に移住して就業された方などへの移住支援金制度があります

まとめ

子育て世代が地方移住するにはメリットとデメリットがあるので、よく比較検討しましょう。

独身者が移住するのとは違い、子供の転校や転園などがあり子供の生活環境を大きく変えることになるので、よく考える必要があります。

三重県では自治体ごとに子育て世代への支援や助成を行っています。

その内容を移住先の検討する材料にするとよいでしょう。

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この記事を書いた人

ミエマン

ミエマン

三重県で生まれ、三重県で育ち、三重県で活動中。 三重県歴35年以上のミエ大好きマンです。 三重県のありとあらゆるローカル情報を発信し、三重県がより住みやすくなることを願って活動しています。

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