【2022年度版】伊賀市の住まい関連の補助金・助成金をご紹介!
三重県の北西部に位置する伊賀市。伊賀忍者や松尾芭蕉のふるさととしても有名です。
今回は伊賀市内の住宅や浄化槽などが対象となる補助金をご紹介します!伊賀市内にお住まいの方や、ご家族が伊賀市在住の方はぜひ参考にして、上手に制度を使ってくださいね。
※記載する補助制度の内容は2022年7月時点のものです。制度は変更になる場合があります。
伊賀市の住宅に関する補助金
住宅に関する補助金といえば気になるのはリフォームも補助対象になるのかどうかですよね。
残念ながら三重県内では、外壁塗装や水回りの改修など、耐震補強を伴わないリフォーム工事は補助の対象外となるケースが多くなっています。
補助金の対象となるのは耐震性に不安がある木造住宅です。
予想されている南海トラフ地震の際に倒壊してしまうことを防ぐため、国や県、市が積極的に耐震補強工事などを補助しています。
木造住宅耐震診断
対象の住宅は申し込み後、電話で日程調整を行い、耐震診断員が自宅を訪問・調査してくれます。
診断にかかる費用は無料です。
対象の住宅 | ・昭和56年5月31日以前に建築(着工を含む)された木造住宅で、3階建て以下の住宅 ・市内に所在している住宅 ・在来軸組構法、伝統的構法、枠組壁構法の住宅など (出典:木造住宅の耐震化支援について(耐震診断事業) | 伊賀市) |
申込期間 | 令和4年4月12日(火)から12月28日(水)まで |
問い合わせ先 | 建設部 住宅課 |
点検商法にご注意!
点検商法とは、市の委託業者などと偽って家を点検し、「このままでは地震が来たときに危ない」などと言って、高額な工事費で契約を迫る手口で、国民生活センターでも注意喚起されています。
三重県内の自治体が行っている耐震診断は、申し込みをせずにいきなり診断員が訪問調査に来ることはありません。
もしいきなり「点検です」とやってくる人がいたら身分証を確認するなど十分注意し、怪しいようならキッパリと断りましょう。
木造住宅耐震補強設計事業・木造住宅耐震補強事業(改修工事)
耐震診断で評点が0.7未満「倒壊する可能性が高い」と診断された木造住宅は、補強工事する際に補助金が出ます。
補強工事をするには、まず補強設計という計画を立てる必要があり、その計画費も補助の対象です。
対象住宅 | ・伊賀市の無料耐震診断での評点が0.7未満と診断された旧耐震基準木造住宅 ・住宅の戸数が1ha当たり10戸以上の建てこんだ区域 |
対象者 | 申請者、同居親族等に市税の滞納がないこと |
対象事業 | 耐震診断の結果、評点が0.7未満で「倒壊する可能性が高い」と診断された旧耐震基準木造住宅について、評点を1.0以上で「一応倒壊しない」にする耐震補強設計・補強工事 |
設計の補助額 | 1棟あたり事業に要する経費の3分の2以内、最大18万円以内 |
工事の補助額 | 計算式は「伊賀市木造住宅耐震診断事業・耐震補強設計事業・耐震補強事業」をご覧ください |
問い合わせ先 | 建設部 住宅課 |
木造住宅耐震補強事業(改修工事)と同時に行うリフォーム工事補助
上記の耐震補強工事と同時に行う場合に限り、リフォーム工事も補助の対象となります。ただし、施工者は市内に本店・支店・営業所を有するか、市内で営業する個人事業者で、建設業者が行う機能向上(性能向上)を目的とするリフォーム工事であることが条件です。
補助額 | 1棟あたりのリフォーム工事に要する経費の3分の1と、40万円を比較して、いずれか少ない額(出典:伊賀市木造住宅耐震診断事業・耐震補強設計事業・耐震補強事業) |
問い合わせ先 | 建設部 住宅課 |
伊賀市の浄化槽に関する補助金
浄化槽は下水道が整備されていない地域で、家庭から出る排水を処理するための設備です。
伊賀市では、新築する住宅に浄化槽を設置するときと、既存の住宅の単独処理浄化槽やくみ取り便所から合併処理浄化槽に替えるときに補助金が出ます。
浄化槽設置整備事業補助金
必ず工事着手前に申請し、3月15日までに実績報告書(写真つきで工事が完了したことを報告する書類)を提出する必要があります。
対象地域 | 次の区域を除く伊賀市内 ・公共下水道事業の事業計画区域(下水道の整備が7年以上見込まれない事業計画区域を除く) ・農業集落排水事業の事業採択がなされた区域など |
対象者 | ・自らの居住の用に供する専用住宅に処理対象人員10人以下の合併処理浄化槽を設置する伊賀市に住所を有する方 など |
補助額(限度額) | 【新築】5人槽 219,000円、6~7人槽 273,000円、8~10人槽 362,000円 【転換】5人槽 332,000円、6~7人槽 414,000円、8~10人槽 548,000円 【単独処理浄化槽撤去費用】90,000円 【配管工事費】60,000円 【転換加算補助金※令和4年度~8年度に限る】200,000円 (出典:浄化槽設置整備事業補助金関係(令和4年度以降) | 伊賀市) |
問い合わせ先 | 上下水道部 下水道課 |
伊賀市の住宅関連設備に関する補助金
そのほかには、生ごみ処理機やブロック塀の撤去に関する補助制度があります。
生ごみ処理容器購入費補助金
伊賀市では家庭から出る生ごみを減らし、ごみ問題に関心を持ってもらうため、コンポストや電動の生ごみ処理機の購入費を補助しています。
対象品 | ・電力を用いないで発酵作用を利用する構造のもの、または水分を地中に浸透させる構造のもの。(コンポスト・EM菌生ごみ処理容器等) ・電力を用いるもので発酵分解作用を利用した構造のもの、または乾燥による減量化が促進される構造のもの。(電気式生ごみ処理容器等) |
対象者 | 補助金は、次の条件を満たす方を交付の対象とします。 1.伊賀市に住所を有する方で、市税を完納している方。 2.自ら所有するか、管理する家屋・土地に、自らの負担において設置する方。 など |
補助額 | 【電力を用いないもの】購入費の3分の1。(上限3,000円) 【電力を用いるもの】購入費の3分の1。(上限20,000円) (出典:生ごみ処理容器購入費補助金制度について | 伊賀市) |
問い合わせ先 | さくらリサイクルセンターなど |
ブロック塀等撤去費補助金
地震でブロック塀が崩れ、人的被害が発生するのを防ぐため、伊賀市では危険なブロック塀の撤去費用の一部を補助しています。
対象となるブロック塀 | 次のすべてを満たすもの ・市内にあるブロック塀等で、道路に面しているもの ・地震により倒壊または転倒の危険のあるもの(建築基準法施行令第62条の8の基準を満たさない塀) など |
対象となる工事 | ・ブロック塀等及び基礎をすべて取り除く工事 ・ブロック塀等の高さを0.4メートル以下に減じる工事 |
対象者 | ブロック塀等の所有者 |
補助額 | 伊賀市で定める標準事業費(6,000円/平方メートル)と実際の工事費のいずれか低い額の2分の1(上限15万円) |
申込期間 | 令和4年4月12日(火)から12月28日(水)まで (出典:ブロック塀等撤去費補助金 | 伊賀市) |
問い合わせ先 | 建設部 住宅課 |
補助金を受けるときの流れ・注意点
一般的に工事が伴う補助金を受けるときの流れは下記のようになります。
申請者 | 市 | |
1 | 申請書の提出 | |
2 | ↓ | 交付決定 |
3 | 工事着工 | ↓ |
4 | 実績報告書の提出 | ↓ |
5 | ↓ | 交付額確定 |
6 | 請求書の提出 | ↓ |
7 | 振込 |
市に申請書が提出されないことには、その人に補助金を出せるかどうか判断できないため、必ず工事に取りかかる前に申請書を提出するのがポイントです!また予算が限られている補助金の場合は、予算がなくなってしまうと補助が受けられなくなる恐れも。
工事することが決まっているなら、早めに相談・申請しましょう!
まとめ:伊賀市の住まい関連の補助金をご紹介
伊賀市の木造住宅の耐震工事や浄化槽、生ごみ処理機などに対する補助金をご紹介しました。
制度を利用するときは、伊賀市のホームページで詳細をご確認の上、担当部署にお問い合わせくださいね。
※記載した補助制度の内容は2022年7月時点のものです。制度は変更になる場合があります。