一度は観ておきたい三重県北部の絶景【いなべ市梅林公園】

いなべ市は三重県北部に位置し、北に養老山地、西に鈴鹿山脈、中央には員弁川が流れる地域です。

今回は、緑豊かな自然が魅力のいなべ市で見られる梅の絶景をご紹介します。

いなべ市農業公園とは

高齢化の進むいなべ市において、高齢者の働く機会確保や農地の新たな活用等による地域の活性化を図るために農業公園を整備しました。

この農業公園は非常に広大で、エコ福祉広場エリアと梅林公園エリアの2つのエリアに分けられます。

エコ福祉エリアには芝生広場があり、子供が大喜びの遊具や、ガラス温室、ボタン園、パークゴルフ場、農業レストランなどもあります。

農業レストラン フラールでは、地域の農家さんの新鮮・安全・安心な農作物をビュッフェ形式で、しかもお手頃価格で頂くことができるんです！

今回は、梅林園の他にもブルーベリー園や桜苑、直売施設などがある梅林公園エリアをご紹介します。

まずは展望台へ！

梅林公園は、鈴鹿山脈を見渡せる高台にあり、東京ドーム8個分程の敷地。

その雄大な土地に、約1,000種、4,000本以上の梅が一面に広がっています。

東海エリア最大級の梅園なんだそう！

駐車場から梅が見える方に向かって歩いて行くと、直売所や出店に心惹かれますが、まずはさっそく展望台に登ってみましょう。

地上から約30mの高さにある展望台に登るとすぐに絶景が広がっています。

この梅園は

「死ぬまでに行きたい！世界の絶景 新日本編」

という累計60万部を超えるベストセラー書籍に紹介されています。

その書籍に掲載されているのも展望台からの風景を撮影した写真のようです。

まるで桃源郷かのような展望台からの眺めは思わずため息が出ます。

展望台までは緩やかな階段でゆっくり登っていけるようになっていました。

とはいえ、登ると少し息が切れます。

登り切ったあとの達成感にこの景色が加われば、より一層景色の素晴らしさを感じられますね。

大梅林園を散策

展望台からの景色を楽しんだあとは、ゆっくり梅林園の中を散策してみましょう。

上から見る景色とはまた一味違う景色を楽しむことができます。

梅林園はお子様連れの方や、ご年配の方、カップルなど色々な人が梅の鑑賞を楽しんでいました。

おすすめの写真スポットは、水路沿いに綺麗に並べて植えられている枝垂れ梅（しだれうめ）です。

カメラを下から見上げるように構えると、鮮やかなピンク色の梅が両側から次々と水路に降り注いでいるように見えるインスタ映え間違いなしです。

梅園の中を歩いていると、甘い香りが漂ってきて、ひと足早く春の訪れを感じられます。

丸くて小さい梅の蕾を見ているだけで、もうすぐ訪れるぽかぽか陽気に心が弾みますよね。

中には黄色い花もありました。

蝋梅（ろうばい）というそうです。

名前には梅という字が入りますが、梅はバラ科で蝋梅はロウバイ科で違う種類の植物とのこと。

開花時期や花の形が梅に似ていることから蝋梅という名前がつけられたようです。

大梅林園は、梅だけでなくみなさんが楽しめるように様々な種類の綺麗な花木が丁寧に植えられています。

梅まつりで舌づつみ

梅林公園では、開花時期である2月中旬〜3月中旬に合わせて「梅まつり」が開催されています。

駐車場の一つで出店スペースが設けられていて、梅はもちろん、ブルーベリー・バラ・果樹苗などの苗木を買うことができるんです。

直売施設内と外の出店、どちらでも買い物を楽しむことができました。

2月はまだ寒いため、あたたかい飲み物なども並んでいましたね。

そして、やっぱり花より団子！という人にも朗報です。

おいしい食べ物もあります♡

筆者は『たまごせんべい』という屋台グルメを初めて食べてみました！

トロけるたまごと甘辛ソースにえびせんのサクッと食感の相性がよく、とても美味しかったです。

出店は毎年変わる可能性もありますので、今回はなんの店があるかな？とワクワクしますね！

平日が狙い目！

平日でも結構多くの車が停まっていました。

ただ、渋滞しているというわけではなかったので、すぐに停めることができました。

駐車場は、いくつかの場所に分けて整備されています。

近くの駐車場がいっぱいだった場合は、他に回った方が早く停められるかもしれませんね。

休日はさらに混雑することが予想されるので、平日に行くのがおすすめです。

駐車場料金は無料です。

上の写真は、実際に行った時に梅林に降りる前に撮りました。

特に長期休みでもない平日にしては、比較的多くの人がいますよね。

料金に関しては、梅まつりには中学生以上の大人は500円が必要ですが、小学生以下は無料となっています。

トイレもきちんと直売施設の横と梅林内にも設けられていました！

直売施設の横にあるトイレはベビーカーでも入れるくらいの広さでしたよ。

年に一度しかない梅の時期、癒しの絶景が見られる梅林公園に是非、1度足を運んでみてはいかがでしょうか！

農業公園概要

【梅林公園エリア】
大梅林園

【エコ福祉広場エリア】
パークゴルフ場（日本パークゴルフ協会公認コース）・ボタン園・農業公園レストラン「フラール」