三重の“今”を刻む人を追いかける企画、「ミエタイマー」。
第5話にご登場いただくのは、三重県津市のサロン「8BROW(エイトブロウ)」でスタイリストとして活躍する、本田羽珠季(ほんだ・はずき)さんです。
アイブロウと毛穴洗浄の施術を中心に担当しながら、サロン全体のブランディングやSNS集客、新メニューの導入にも携わる本田さん。その存在は、まさに店舗の“成長エンジン”ともいえるほど。
20代という若さでありながら、現場を牽引するその姿には、頼もしさと柔らかさが共存しています。
「お客様が“自分らしくいられる”お手伝いがしたいんです」
そう語る本田さんの声は穏やかで、けれどしっかりと芯がありました。
眉や肌の悩みは、誰かに打ち明けるには少し勇気がいるもの。
でも、そんな“ちょっとした不安”をやさしく受け止め、丁寧に寄り添ってくれる人がいる。
本田さんがつくり出すのは、ただの“施術の場”ではなく、来た人が前向きになれる“安心できる居場所”。
眉が変われば、印象が変わる。肌が整えば、気持ちが上を向く。そして何より、「自分をもっと好きになれる」。
そんな魔法のような瞬間を、今日も彼女はサロンの中で生み出し続けています。
美容の原点は、中学生のとき

「中学生の頃から、“もっと綺麗になりたい”って強く思い始めたんです」
メイクやスキンケアに興味を持ち、自分なりに調べては試していた学生時代──それは、誰かに言われたからではなく、自分自身の中から自然と湧き上がってきた“美”への関心でした。
「どんどん美容の世界に惹かれていって、高校卒業後は迷わず美容の専門学校へ進みました。実技も理論も学べる環境が本当に楽しくて、毎日夢中でした」
そして20歳のとき、本格的に美容業界でのキャリアをスタート。
現在は、津市にあるアイブロウ&毛穴洗浄サロン「8BROW(エイトブロウ)」でスタイリストとして勤務しながら、アイブロウ施術をはじめ、毛穴洗浄メニューの立ち上げ、SNS発信、集客導線の構築など、幅広い業務を担当しています。
「“店長の右腕”って言われることもあります(笑)」
そう笑う本田さんですが、その言葉の裏には、信頼と実力を着実に積み重ねてきた証があります。
実際に、サロン内でも「はずきさんにお願いしたい」と指名して訪れるお客様が増えており、20代とは思えない安定感と安心感を兼ね備えた接客・施術が魅力です。
眉と肌は、人の印象を大きく左右するパーツ。だからこそ、技術だけでなく“人柄”が問われる仕事でもあります。
「お客様が、自分をもっと好きになれるように」
本田さんの施術には、いつもそんな静かなまなざしが宿っていました。
「眉で変わる」その瞬間を届けたい

「眉って、顔の印象の8割を決めるって言われるくらい、本当に大事なパーツなんです」
そう話す本田さんは、8BROWの“アイブロウ施術のプロ”。
お客様の骨格や筋肉、そして眉毛の生え方やクセを丁寧に見極めながら、「似合う眉」と「なりたい印象」の間を、絶妙なバランスで仕上げていきます。
「“自分に似合う眉がわからない”っていう方も多いので、最初はしっかりカウンセリングします。“どうなりたいか”っていうイメージを一緒に掘り下げながら、少しずつ引き出していくんです」
施術を終え、鏡をのぞき込んだお客様がハッと表情を変える瞬間──思わず笑顔がこぼれ、「すごい、眉でこんなに変わるんですね!」と声を上げるその表情に、本田さんもまた、心が動かされます。
「コンプレックスだった眉が、“これなら好きになれそう”に変わる瞬間って、本当に感動するんです。自信のなかった方が、“なんかメイクしてみようかな”って前向きになってくれたりして。そういう“気持ちの変化”に寄り添えるのが、この仕事の一番のやりがいです」
中には、1年以上継続して通ってくれているお客様も少なくありません。
中には「人生で初めて“眉を整える”という体験をした」という方もいます。
「“任せてよかったです”って言われると、自分の仕事に自信が持てますし、“もっと頑張ろう”って思えるんです」
眉毛の形はもちろん、その人の印象や気持ちまでも左右する繊細な施術だからこそ、ただ整えるだけでなく、「その人が前を向くきっかけ」になれる。
誰かの大切な1日や、新しいスタートのそばにいられる──8BROWで過ごす日々は、本田さんにとってそんなやりがいに満ちた時間になっています。
毛穴洗浄は、綺麗の入り口
もうひとつ、本田さんが強い想いをもって取り組んでいるのが「毛穴洗浄」メニューです。
実はこのメニュー、8BROWの中でも比較的新しいサービス。
立ち上げ時から中心となってメニュー開発や導入を進めてきたのが本田さんでした。

「毛穴洗浄って、普段のクレンジングや洗顔では落としきれない毛穴の奥の汚れを、専用の機器と技術でしっかり取り除けるんです。ニキビや黒ずみ、ざらつきが気になる方にとっては、本当に“変化を実感しやすい”ケアなんですよ」
実際、本田さんの施術を求めて来店するお客様の多くが、10代後半〜20代の若年層。
毛穴悩みを抱える男女が、SNSや口コミを通じて「本田さんの毛穴洗浄、すごく良いらしい」と知り、県外から足を運ぶケースもあるといいます。
「毛穴の悩みって、見た目の問題だけじゃなくて、気持ちにも影響するんですよね。“人の目が気になる”とか、“写真を撮るのが苦手になった”とか…。だから私は、単に汚れを落とすだけじゃなくて、心の面にも寄り添えるように接客したいと思っています」
本田さんは、カウンセリングの時間をとても大切にしています。
たとえば──
「朝、どんなスキンケアをしていますか?」「どんな環境で生活していますか?」「季節によって肌の調子は変わりますか?」などなど。
そうした何気ない対話を通じて、肌状態の“根本原因”を探りながら、施術の頻度、ホームケアの方法、生活リズムへのアドバイスなども含め、一人ひとりに合った“美容の習慣”を提案しているのです。
「理想は、“通わなくても綺麗を保てる肌”を目指すこと。だから、ただその場しのぎの施術じゃなくて、“自分の肌と仲良くなってもらう”きっかけになれたらうれしいです」
毛穴という小さな悩みの入り口から、肌への信頼、自分自身への自信へとつながるように──。
その一歩を一緒に踏み出す存在として、本田さんは今日も丁寧に向き合い続けています。
「自分の“好き”に正直に」──美容と生きる
美容の世界に飛び込んで、約5年。
サロンワークに明け暮れる毎日の中で、本田さんの中には、ずっと変わらない想いがあります。
「美容って、人生を明るくする魔法だと思うんです」
彼女が届けたい“魔法”は、何かを劇的に変える特別なものではありません。むしろ、小さな“変化”の積み重ね。
たとえば、ふと鏡を見たときに「なんだか眉の形、いい感じかも」って思えること。
朝のメイクがいつもよりスムーズに終わって、「今日は肌の調子がいいな」って感じられること。
それはほんの一瞬かもしれないけれど、その一瞬が“今日の自分”を少しだけ好きになれるきっかけになる──本田さんは、そんな“目に見えないプレゼント”を届けたいと願っています。

「“なんか調子いいな”っていう日って、不思議と気持ちも前向きになるじゃないですか。美容って、外見を整えることだけじゃなくて、内面を少し明るく照らす力があると思うんです」
そして、その根底にあるのは「自分の“好き”に正直でいたい」という彼女自身の姿勢。
流行やまわりの評価に縛られすぎず、自分が「これが好き」「これを届けたい」と思えるものに、まっすぐ向き合う。そうやって積み上げてきた時間が、今の本田さんの施術や接客の“芯の強さ”になっているように感じます。
「私自身も、仕事を始めた頃は、“もっと上手にできなきゃ”って悩むことが多かったんです。でも今は、“私にしかできない美容の届け方”があるって信じられるようになってきました」
迷いながらも、自分の「好き」に正直に。そして、目の前のお客様に誠実に向き合う。
その積み重ねが、やがて「誰かにとっての信頼」になり、「この人に任せたい」と思ってもらえる理由になる。
そんな生き方を、美容というフィールドの中で軽やかに実現しているのが、本田さんの姿です。
「お客様の人生に、少しでも寄り添えたら」
「“結婚しました!”って報告をいただいたり、“試験に合格しました!”ってDMをもらったり……。施術だけじゃなくて、プライベートの嬉しい出来事を共有してもらえる瞬間が、本当に幸せなんです」
そう語る本田さんのまなざしは、とてもやわらかく、誇らしげでした。
それは単なる“施術者とお客様”という関係を超えて、一人の人として“信頼されている証”でもあります。
サロンで過ごすほんの1時間の間に交わされる何気ない会話。
「最近どうですか?」「お肌の調子はいかがですか?」そんな言葉のやりとりの中に、少しずつ生まれていく安心感。

「たわいもない話でも、“この人になら話してみようかな”って思ってもらえたとき、すごくうれしいんです。美容の時間って、外見だけじゃなく、心も整える時間なんだと思っています」
実際、はじめての方にとっては、「サロンに行く」という行動そのものが少し緊張を伴うもの。
「ちゃんと伝えられるかな」「失敗されたらどうしよう」──そんな不安を抱えながら扉を開ける方も少なくありません。
だからこそ、本田さんは空間づくりにも気を配ります。
「できるだけ堅苦しくならないように、“ここなら話せる”“ここなら頼れる”って思っていただける雰囲気を意識しています。お悩みがある方ほど、気軽に来てもらえたらうれしいですね」
美容サロンという場所が、「キレイになるため」だけの場所ではなく、「自分を整えるための時間を持てる場所」へ──。
お客様が自分自身と丁寧に向き合えるように。本田さんは、その時間をそっとサポートしながら寄り添い続けています。
繰り返し訪れるリピーターが多いのも、その「安心感」と「人としての信頼」があってこそ。
技術だけではつくれない“信頼関係”を、ひとつひとつの会話と施術の中で、確かに育てている。
本田さんの仕事には、そんな静かな“温度”が宿っているように感じました。
これからも、“自分らしく”進んでいく
「将来的には、自分のサロンを持ちたいという夢もあるんです」
そう語る本田さんの目は、未来をまっすぐに見つめていました。
それはただの“お店を持ちたい”という目標ではなく、“心も軽くなるような場所をつくりたい”という、深く優しいビジョン。

「眉やお肌だけじゃなくて、気持ちもリセットできるような場所。頑張りすぎたとき、ちょっと息抜きしたいとき、“ここに来れば大丈夫”って思ってもらえる空間を、自分の手でつくれたらなって思います」
技術を磨くだけでなく、「人と向き合う力」を育み続けてきた本田さん。
施術を通して自信を届けること、話を聞くことで安心を生み出すこと──。
その積み重ねが、やがて大きな信頼となって、本田さんのもとに返ってきています。
「どれだけ技術があっても、“この人になら任せたい”って思ってもらえなければ意味がないと思うんです。一人ひとりに丁寧に向き合って、信頼されるスタイリストでありたいです」
“どうすればもっと喜んでもらえるだろう”“どうすればもっと自信を持ってもらえるだろう”そんな問いを、日々の施術の中で繰り返しながら、彼女は一歩ずつ前へと進んできました。
美容の世界で活躍し続ける秘訣は何ですか?と尋ねると、彼女は迷わず、こう答えます。
「“目の前の人に、本気で向き合うこと”ですね」
その言葉の通り、目の前のお客様にまっすぐに向き合い、心を尽くすことを決して忘れない。
サロンの空気をあたたかく包み込んでいるのは、本田さんのそんなひたむきさと誠実さなのかもしれません。
“自分らしく”“まっすぐに”──。その姿勢を大切にしながら、本田羽珠季さんは今日も、誰かの“綺麗”と“笑顔”をつくり続けています。
本田羽珠季さんから、読者の皆さまへ

「サロンって、“敷居が高そう”“私なんかが行ってもいいのかな”って思っている方も、意外と多いんじゃないかと思います。でも、私はむしろそういう方にこそ来てほしいなって思っていて──。」
そう語る本田さんは、はじめて来てくださるお客様の緊張を、少しでも和らげたいといつも心がけているのだそうです。
「眉が整うだけで、鏡を見るのが楽しくなったり、肌がきれいになるだけで、“今日ちょっと頑張れそう”って思えたり…美容って、そんなふうに気持ちまで明るくしてくれる力があると思うんです」
だからこそ、施術はもちろん、カウンセリングから仕上げまで、どんな瞬間も大切に向き合う。
「“似合う”や“綺麗”を一緒に見つけて、前向きになれるきっかけをお届けできたら嬉しいです。どんな方も、安心して来ていただける場所にしたいと思っているので、ぜひ一度、お会いできるのを楽しみにしています!」
その声には、スタイリストとしての誇りと、人としてのやさしさが、確かに込められていました。
編集後記(ミエタイムより)

本田羽珠季さんにお会いして、最初に感じたのは、“この人には、自分のことを自然に話したくなる”という不思議な安心感でした。
華やかな美容の世界に身を置きながらも、どこか親しみやすく、飾らない笑顔でまっすぐに話すその姿には、優しさと芯の強さが同居しています。
印象的だったのは、「“綺麗”って、魔法みたいに誰かの心を明るくできるんです」と語ったときの表情。
美容という仕事を通して、誰かの人生に小さな希望の火を灯そうとする本田さんの姿勢に、心が温かくなりました。
眉や肌に悩みがある方。少し自信を失っている方。あるいは、理由はないけれど「ちょっと話を聞いてほしい」そんなときにも、彼女のいるサロンを訪れてみてください。
そこにはきっと、あなたの話に耳を傾け、「大丈夫」と寄り添ってくれる人がいます。
そして、サロンを出るころには、ほんの少し、鏡の中の自分に優しくなれているはずです。
“自分らしく、前を向く”そのきっかけを、そっと手渡してくれるような人──。本田羽珠季さんは、そんなあたたかさを持ったスタイリストでした。
ミエタイマーが活躍する場所
お店名
毛穴ケア専門店 8PORES by 8BROW
住所
三重県津市高茶屋小森町356ー2 403
電話番号
080-6900-0804
ホームページ
https://www.instagram.com/hazuki_8brow/
営業時間
12:00〜21:00
土曜日・日曜日は10:00〜19:00
定休日
不定休
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