新しい1年を迎えるタイミングで「今年は厄年かもしれない」と気になる方は多いのではないでしょうか。厄年は人生の転換期とされ、災難やトラブルが起こりやすい時期といわれています。気持ち良く1年を過ごすためには、由緒正しい神社で厄払いを行ってもらうことが大切です。
しかし、厄払いができる神社がわからないと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。また「具体的に厄払いって何をするの?」「厄払いを受ける際のマナーは?」など、様々な疑問を抱いている方もいるかもしれません。
本記事では、三重県四日市市在住の方向けに、四日市市でおすすめの厄払いができる神社を紹介します。また、厄払いについての基本情報についてもまとめているので、ぜひ参考にして厄払いを受けてみてください。
厄払いを受けるタイミングとは?

そもそもですが、厄払いをいつ受けるべきかわからない方も多いのではないでしょうか。基本的に厄払いは厄年になったタイミングで受けるものと思われがちです。しかし、実際には厄年に入る直前や厄年が終わった後に厄払いを受ける方もいます。
また、何か不幸なことが重なったときに厄払いを受けるケースもあります。そのため、厄払いに決まったタイミングは存在しません。目安として厄年の前後に受けるのが理想的と考えておきましょう。
厄払いの流れとは?
厄払いがどのような流れで進むか気になっている方も多いのではないでしょうか。ここでは、厄払いの流れについて詳しく解説します。これから厄払いを受ける方は、どのような手順で進むかを知っておきましょう。
事前に神社に連絡をする
厄払いの流れはほとんどの神社で共通しています。しかし、神社の受付時間や初穂料(料金)などは異なるため、事前に神社に連絡をして確認しておくことが欠かせません。神社によっては予約をしなければいけないケースもあります。
まずは厄払いを受ける神社を決めて、ホームページから連絡をしてみましょう。おすすめの神社については後述しているので、ぜひチェックしてみてください。
神社に到着したら受付をする
神社に到着したら受付を済ませます。その前に手水舎(てみずや)で手と口を清めることを忘れないようにしましょう。受付は一般的に社務所や祈祷受付所で行われています。どこで受付を行っているかわからない方は、神社の方に尋ねてみましょう。
また、受付時には初穂料の納付を行います。神社によって異なりますが、5,000〜10,000円程度が相場とされています。あらかじめ準備しておきましょう。
ご祈祷の準備をする
ご祈祷の時間になると、神職から案内があり本殿や拝殿に移動します。他の人と一緒に受ける「合同祈祷」の場合と、1人で受ける「個別祈祷」の場合があります。ご祈祷が始まるまでは、携帯電話をマナーモードにして静かに待ちましょう。
ご祈祷(厄払いの儀式)を受ける
準備が整ったら神職によるご祈祷が始まります。所要時間は10〜20分程度ですが、神社によってはもっと長くなる場合もあります。もし、ご祈祷の途中で体調が悪くなったら、遠慮せずに席を立っても構いません。
しかし、基本的にはご祈祷の間は正座で待機するのがマナーです。また、神職の行動に合わせて拍手や礼なども行いましょう。
ご祈祷終了後にはお札やお守りをいただける
ご祈祷が終わると、神社から厄除けのお札やお守りなどを渡されます。これらは厄払いの証でもあり、1年間あなたを守ってくれます。お札は自宅の神棚にまつるか、清潔で高い場所に置くのが一般的です。お守りは、普段持ち歩くカバンや財布などに入れておくと良いでしょう。
また、一部の神社では、厄除けの意味を込めたお神酒やお菓子をいただける場合もあります。いただいたものは感謝の気持ちを持って受け取るようにしましょう。
厄払いを受ける際のマナー

厄払いは神聖な儀式であり、受ける際はマナーを守らなければいけません。ここでは、厄払いの際に守るべき基本的なマナーについて紹介します。
服装は清潔感のあるものを選ぶ
厄払いは神様の前で行われる儀式です。そのため、なるべく清潔感のある服装で参加するのが望ましいです。ジーンズのようなラフな格好や、露出が多い服装は避けるようにしましょう。
しかし、過度に気にしすぎる必要もありません。スーツのようなフォーマルな服装で参加しなければいけないというルールはないため、私服の中で落ち着いた印象のものを選びましょう。
時間に余裕を持って行動する
神社によっては厄払いを行うために、事前に準備をしてくれているところもあります。そのため、定められた時間には絶対に遅れてはいけません。余裕を持って行動するようにしましょう。
また、厄払いは他の方と一緒に行うケースもあります。自分が遅れると、神社の方だけではなく、他の参加者にも迷惑をかけてしまうかもしれません。厄払いが始まる時間の30分前には神社に到着できるようにしておきましょう。
携帯電話の電源はオフにする
厄払いには基本的に時間がかかります。厄払いをしてもらっている間は、正座で待機していなければいけません。その間に携帯電話に連絡がくる可能性も考えられるため、電源はオフにしておきましょう。
マナーモードでも問題ありませんが、バイブレーションが迷惑になってしまう可能性も考えられます。そのため、電源をオフにしておくのが安心です。
四日市市で厄払いができるおすすめの神社4選
四日市で厄払いができる神社は数多くあります。その中でも特におすすめの神社を厳選して4選紹介します。四日市市で厄払いができる神社を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.志氐神社
志氐神社は、四日市市羽津地区大宮町にする由緒ある神社です。厄除け・家内安全・交通安全など、多岐にわたるご祈祷を受け付けており、厄年の祈願でも多くの参拝者が訪れます。また、年中行事として、夏越の大祓式や節分祭などが行われているのも特徴です。
2.諏訪神社
諏訪神社は、三重県四日市市諏訪栄町に位置し、近鉄四日市駅から徒歩圏内というアクセスの良さが魅力です。歴史は古く、地域の守護神として多くの人々に親しまれています。商売繁盛や家内安全、厄除けなど、さまざまなご利益があるとされています。
諏訪神社では、厄年を迎える方々のために、厄除けのご祈祷を行っています。神職による丁寧なご祈祷が特徴で、事前に予約をしておけば、スムーズにご祈祷を受けることができます。
3.海山道神社
海山道神社は、三重県四日市市海山道町に位置しており、地元では「みやまどさん」と親しまれています。伊勢路の伏見稲荷総社として高い御神徳を持ち、商売繁盛、交通安全、学業成就など多岐にわたるご利益があるとされています。
ご祈祷は随時行われており、事前予約は不要ですが、午前中に参拝するのがおすすめです。また、毎年2月の節分の日には、「狐の嫁入り神事」として、厄年の男女が神使狐の新郎新婦に扮し、道中行列を行うのも特徴です。
4.垂坂山観音寺
「垂坂山観音寺(たるさかさん かんのんじ)」は、約1100年の歴史を持ち、「垂坂山のお大師さん」「元三さん」として地域の人々に親しまれています。厄除けや開運を願う方にとってはおすすめの寺院です。
垂坂山観音寺では、厄除けや開運を願う方々に向けて、ご祈祷を行っています。通常のご祈祷に加え、特別護摩祈祷もあり、願いや悩みに応じたご祈祷を行なってくれるのが特徴です。
厄払い後に気をつけたいこと

厄払いを受ければ悩みや問題が解決すると考えている方もいるでしょう。しかし、人生を前向きに好転させるためには、厄払い後の行動が重要になります。ここでは、厄払い後に気をつけたいポイントについて詳しく解説します。
授かったお札やお守りを正しく扱う
ご祈祷後に受け取ったお札やお守りは、厄払いの「証」であり、1年間あなたを守ってくれる存在です。お札は神棚や清潔で高い場所に、お守りはカバンや財布など常に持ち歩ける場所に入れて丁寧に扱いましょう。
神社仏閣への再訪や月参りを行う
厄払いは一度で終わりではなく、気持ちのリセットをこまめに行うのも大切です。時間が許せば、月に1回ほどお参りに行く「月参り」や、季節の節目での再訪も検討してみてください。感謝と報告の気持ちを忘れないことが、運気を高める上では重要になります。
無理な行動を控える
厄払いをきっかけにして、新たな行動にチャレンジしようと考える方は少なくありません。しかし、厄年のときは「慎重さ」も大切です。転職、引っ越し、大きな契約などはできれば時期を見極めて行いましょう。
どうしても新しいことにチャレンジしたいと考えている方は、失敗した時のことを考えて、入念に準備をした上で行うようにしてください。無理に行動をすると、大きな後悔につながってしまうので注意しましょう。
四日市市で厄払いを行う際は事前に連絡するのがおすすめ
四日市市で厄払いを検討されている方は、事前に神社に問い合わせるようにしましょう。本記事で紹介した神社も、時期によっては厄払いを行なっていないかもしれません。突如訪問すると対応できない可能性もあるため、事前に連絡した上で厄払いを受けましょう。
また、三重県には伊勢神宮をはじめとした有名な神社が数多くあります。そのため、四日市市以外の神社もぜひチェックしてみてください。


