【三重県に移住】東京から三重県に移住するメリットが知りたい!
東京から地方への移住を検討しているものの、メリットとデメリットを天びんにかけたときに決断がつかない人は多いものです。
都市部に住んでいるからこそ得られるメリットも多く、まずは東京と地方それぞれについて知ることが大切。
この記事では、東京と地方、それぞれのメリット・デメリットを紹介しています。
記事の後半では、三重県の移住に関する内容をお届け。
三重県に移住して企業に就職する方法もありますが、農業や林業、漁業にチャレンジしたい人にも門戸が開かれています。
もちろん、今の職場でリモートワークが可能なら、退職することなく移住することも可能です。
移住体験できる市町や移住支援金に関しても紹介していますので、移住を検討している人はぜひ読んでください!
東京のメリット
東京に住むことには、もちろん都市ならではのメリットがあります。
現在そのメリットを実感しているからこそ、移住に決断がつかない人もいるかもしれません。
ここでは、東京に住んでいるからこそ享受できるあれこれについて紹介します。
- 希望の教育が受けやすい
- 文化的な施設が近くにある
- レジャー施設がたくさんある
- 仕事がたくさんある
- 車がなくても生活できる
ひとつずつ見ていきましょう。
1.希望の教育が受けやすい
東京は教育機関が多く、多様な教育方針の学校が存在します。
教育レベルも、ハイレベルな学校から成績ではなく個性を重視した学校まで、実にさまざま。
子どもそれぞれにあった教育機関を選ぶことができます。
また、教育機関の豊富さから、実家から大学に通う子どもの割合も高いので、下宿する費用がかからずにすみます。
地方だと子どもが進学で東京などの遠方に出た場合は下宿代も仕送りしなければならず、この点では東京在住だとお金がかかりません。
2.文化的な施設が近くにある
東京には国立の美術館や博物館があり、さらに民間のものなども含めると文化的な施設が点在します。
世界的に有名な作品を鑑賞できる機会も多く、文化を身近に感じられる環境がととのっています。
お芝居やミュージカルなども大きなものから小劇場で行われるものまで、都心を中心にたくさん鑑賞できる劇場があるのもうれしいところ。
文化的なものに触れる機会は地方に比べて頻繁にあるでしょう。
3.レジャー施設がたくさんある
大型のレジャー施設はもちろん、屋内のコンパクトなレジャー施設も複数あり、気軽に楽しめます。
レジャー施設に行くために宿泊することもないので、レジャーに関しては安上がりと言えるでしょう。
4.仕事がたくさんある
東京は人口が多いため、職場も多く求人は常に豊富にあります。
多岐にわたる業種・職種の求人もあり、自分の特性を生かした仕事が見つけやすいでしょう。
転職のハードルも低く、年齢にもよりますが転職はそれほど難しいものではありません。
5.車がなくても生活できる
公共交通機関が発達しており、電車は数分おきにやってきます。
バスも併用すればほぼどこに行くにも不便はなく、車を所有していなくても不便なく暮らせます。
車の年間維持費は数十万円にのぼるので、これに関しては都内で車を所有せず暮らすほうが節約になるでしょう。
東京のデメリット
メリットがある反面、東京に住むことのデメリットもたくさんあります。
移住を考える人は、東京のデメリットをメンタル面でもフィジカル面でも大きく感じている人が多いのではないでしょうか。
ここでは、東京に住むことのデメリットを紹介します。
- どこに行っても混んでいる
- 駐車場や駐輪場がほぼ有料
- 住居費が高い
- 待機児童問題がある
- 物価が高い
ひとつずつ見ていきましょう。
1.どこに行っても混んでいる
東京には日本の人口のおよそ7分の1の人が住んでいます。
一方で東京の面積は、全国ランキングで45位。
日本で3番目に狭い面積におよそ1400万人が住んでいると考えると、どこに行っても人がいて何をするにも列に並ばねばならない現状も納得できるでしょう。
地方だったら空いているようなお店も、東京では行列がスタンダードということもあります。
こういった人の多さに辟易とすることもあるでしょう。
交通渋滞も多く、車でも自転車でもそれほど時間が変わらないこともあります。
参考・参照:47都道府県面積ランキング 日本の国土面積と計測方法も解説 | ELEMINIST(エレミニスト)
参考・参照:東京都|東京都の人口(推計)-令和6年4月1日現在
2.駐車場や駐輪場がほぼ有料
都内では、無料の駐車場はそれほどありません。
賃貸物件の場合、基本的に駐車場代は別途かかりますし、月々の賃料も高いところがほとんど。
外出先の駐車場が無料ということも、あまりありません。
基本的に有料の駐車場で、提携する店舗での買い物で数時間程度が無料になります。
都立公園の駐車場も有料のところが多いです。
駐輪場も同様で、駅付近の駐輪場は基本的に有料です。
そういった理由もあり、必然的に公共交通機関を使ったり自転車を使ったりして生活する人が多くなります。
3.住居費が高い
東京は地価が高いため、家賃は地方と比べるとかなり高く、それでいて狭い物件になってしまうことも往々にしてあります。
たとえ家を購入しても庭付きを持つことは難しく、駐車スペースしかないケースが多いのが現状。
家族がいる人は、子どもをのびのび育てることに難しさを感じることもあるでしょう。
4.待機児童問題がある
東京は子どもの人数も共働き世帯も多く、待機児童問題があります。
特に最近では、保育園よりも学童に入ることが難しくなってきており、勤務のしかたによっては学童に落選してしまう人もいます。
実家が近くでない場合は子どもを預かってもらえる場所がなかったり、民間の高額な預かり場を探したりしなくてはならず、子育てと仕事の両立に難しさを感じる人も出てきます。
5.物価が高い
食料や日用品は地方に比べて格段に高いというほどではありません。
近所に安売りのスーパーなどがあれば、地方に劣らないくらい安く買い物ができる場合もあります。
ただし、外食は何割か高いことが多いでしょう。
飲食店の価格も土地代が高い分だけ料金に上乗せされ、地方よりも高くなります。
「地方だったら同じものが数百円は安く食べられるだろう」なんて思うことも。
チェーン店でも立地によって価格を変えるため、同じお店の同じメニューが都内では数百円高くなるということもあります。
地方移住のメリット
東京から離れて地方に移住すると、東京に住んでいるときには得られない多くのメリットがあります。
移住を考える人が実際に移住を決断する大きな理由となるでしょう。
- 自然豊かな環境で生活できる
- 美味しい食材が豊富
- 安く広い家に住める
- 生活費が安い
- 地元に密着した生活が送れる
- 通勤ラッシュがない
ひとつずつ見ていきましょう。
1.自然豊かな環境で生活できる
地方に住めば、雄大な自然がすぐそばに感じられます。
海や山、川などが生活の近くに存在します。
週末には気軽にアウトドアを楽しめますし、生活のすぐそばに自然がある場所に住めば毎日が感動の連続。
子どもを育てるうえでも、自然を身近にいろいろなことを教えてあげることができます。
2.美味しい食材が豊富
海の幸や山の幸に恵まれた地方では、リーズナブルに美味しい味に出会えます。
地元のレストランにも美味しいものが多く、気候風土の中で育った恵みをいただけます。
海や畑、山で採れた自然の恵みをすぐに食べられるというのは、東京ではなかなか味わえないぜいたく。
子どもの食育にもつながります。
3.安く広い家に住める
東京と比べると、地方は格段に住居費が安く、加えて広い家に住めます。
東京で高い家賃を払いながら狭い部屋で生活している人は、地方の恵まれた住環境に驚くでしょう。
広い家で子どもをのびのびと育てることも可能。
家を購入する場合の物件価格も安く、それでいて広い家を建てることができます。
庭もあって、ガーデニングを楽しんだり畑を作ることもできます。
東京ではなかなか叶わない豊かな住環境が叶います。
4.生活費が安い
日用品の価格は東京とそれほど変わりませんが、食材は地元で採れたものが安く手に入りやすいでしょう。
また、全国展開しているレストランでも東京より地方の方が安く、全体的に外食費は安くなるでしょう。
Uターン移住だったら、実家と行き来して食事をごちそうになったり食材をもらったりすることでさらに生活費を節約できます。
5.地元に密着した生活が送れる
地方は、東京に比べて地域のつながりが濃いことが多いもの。
町内会や青年会などの活動が活発で、祭りも盛り上がるでしょう。
こういったつながりは地方ならではのもので、地元への帰属意識や愛着が芽生えます。
都会に暮らしているとこういったつながりは作りづらいものです。
6.通勤ラッシュがない
地方のいいところのもっとも大きな理由は、通勤ラッシュがないところでしょう。
毎日、満員電車に揺られて通勤するのが強いストレスで、移住を考える人もいるほど。
地方では車通勤が主流です。
道によっては通勤ピーク時の渋滞もありますが、満員電車で見知らぬ人と体を接触し合って過ごすストレスと比べたら雲泥の差です。
地方移住のデメリット
地方移住はいいことばかりあると思いがちですが、デメリットもあります。
メリットとデメリットを天びんにかけ、東京に住み続けることがいいのか、地方移住したほうが豊かに暮らせるのかを考える必要があるでしょう。
ここでは、4つのデメリットを紹介します。
- 東京へのアクセス
- 人間関係が濃い
- 車の免許証が必須
- 求人数が少ない
一つずつ見ていきましょう。
1.東京へのアクセス
地方に移住してしまうと「東京に行きたい」と思っても、そうそう簡単には行けません。
宿泊をともなって行くしかないこともあるでしょう。
東京在住時の友人や知人に会いたくても、気軽に会えなくなることは避けられません。
とはいえ、今はオンラインやSNS上で繋がれる時代です。
移住後も大切にしたい人間関係は、リアルで会うのは難しくても継続できると思っていいでしょう。
2.人間関係が濃い
メリットでもあることですが、地方は地域のつながりが濃いのが特徴。
近所の人に家族のことすべてを知られていることも多く、口を突っ込んでくる人もいるかもしれません。
また、Uターンの場合は地元にとどまる親戚との付き合いが再開され、地方ならではの煩わしさを感じるかもしれません。
メリットとデメリットが表裏一体の特徴です。
3.車の免許証が必須
地方で暮らす場合、車の免許証が必須です。
電車やバスなどの公共交通機関もあるにはありますが、路線はそれほど多くありません。
また、東京のように数分おきに電車が来るというわけではなく、地方の場合は数十分おき、場所によっては1時間に一本ということも。
そもそも、家から駅まで車でないと行けない場所も多いです。
通勤には、公共交通機関を使う人よりも車で通勤する人が多いのが地方の特色。
普段の生活でも車を日常的に使うのが一般的です。
スーパーの買い物や銀行、病院、子どもの習い事の送迎など、多くのシーンで車を利用します。
このように、生活の足とも呼べるのが車で、1人一台所有している家庭も多くあるほど。
車の運転免許証がないと、地方での生活は不便になるでしょう。
4.求人数が少ない
地方は人口が少なく、東京のようにどこに行っても混んでいる、何をするにも並ばないといけない、ということはありません。
そのメリットの一方で、人口が少ない分、働き手を必要とする場も少ないものです。
求人数が少ないので、移住後に仕事を探そうとしても、希望の職種や業種の求人が出ていないこともあります。
そのため、移住を検討する場合は移住前に就職活動をするようにしましょう。
また、移住前の仕事をリモートで継続できるようなら、それもひとつの選択肢です。
退職することなく移住し、リモートワークを続けるとよいでしょう。
いずれにしろ、移住前にリサーチして就職先を決めてから移住を実行するようにしましょう。
三重の仕事探し
ここからは、三重県に移住した場合の仕事について紹介します。
東京と同じように企業に就職する道もありますが、地方ならではの仕事もあります。
特に三重県は、農業・水産業・林業ともに盛ん。
人生を大きくシフトチェンジしたいと考え、農業などにチャレンジしたいと思っている人にはその門戸が開かれています。
また、地方の地場産業などを活かして起業する方法もあります。
ここではそれぞれについて紹介します。
- 農業・水産業・林業に挑戦する
- 企業に勤める
- 起業する
一つずつ見ていきましょう。
1.農業・水産業・林業に挑戦する
三重県は四季折々の自然のなかに根付く産業が発達しています。
まずは、農業。
恵まれた気候で、米・麦・大豆などのほか、温暖な気候で茶や柑橘類の栽培も盛ん。
ブランド牛である松阪牛、伊賀牛、熊野地鶏などがあり、畜産の仕事もあります。
続いて林業です。
三重県内は6割以上を森林が占めており、スギやヒノキを中心に木材の生産が行われています。
そして、水産業です。
三重県には伊勢湾やリアス海岸の志摩半島、黒潮の影響を大きく受ける熊野灘があり、豊かな漁場に恵まれています。
海女漁業、真珠の養殖のほか、さまざまな貝類や藻類の養殖業も盛んにおこなわれています。
伊勢海老は、三重県が全国に誇る極上の味です。
それぞれの産業に対して、初心者にも門戸が開かれているので、チャレンジする価値はあるでしょう。
参考・参照:三重県|三重の農林水産業の概要
2.企業に勤める
三重県内の一般企業に勤めることを希望する場合、UターンやIターン移住者向けに就職支援も行っています。
ここでは以下の2つについて紹介します。
1おしごと広場みえ
東京有楽町の東京交通会館の8階にある「ええとこやんか三重 移住相談センター」では、移住相談だけでなく、就職に関する相談にも乗ってくれます。
三重県専属の就職アドバイザーが配置されていて、三重県の就職に関する情報をもらったり相談にのってもらったりできます。
なお、就職相談は月曜・水曜・祝日が定休日、および夏季・冬季休業がありますので、ホームページを確認の上、相談にいきましょう。
参考・参照:ええとこやんか三重移住相談センター|三重県 |1 |相談窓口の紹介
2「みえ」の仕事マッチングサイト
みえの仕事マッチングサイトでは、三重県内の企業の無期雇用求人に特化して求人を紹介。
2024年6月24日現在、250件の求人が掲載されています。
ここでは、エリアから、職種から希望の求人を検索できます。
ぜひ活用しましょう。
参考・参照:みえの仕事マッチングサイト
3.起業する
三重県ではスタートアップの支援の取り組みである「みえスタートアップ支援プラットフォーム」を設立、スタートアップの支援機関が県内スタートアップの創出や成長を支援しています。
詳しいサポートの一覧は下記に掲載されています。
起業を考えている人は、ぜひ活用し、実現に向けて踏み出しましょう。
「創業・スタートアップ支援制度一覧」https://www.pref.mie.lg.jp/common/content/001114130.pdf
また、起業する場合には支援金も受けられます。
地方創生起業支援事業では「東京圏以外の道府県又は東京圏内の条件不利地域において社会的事業の起業を行うこと」を要件のひとつとして、支援金を支給しています。
「起業地の都道府県内に居住していること、又は居住する予定であること」も要件。
このほかにも、起業支援金の対象となるには要件があるので、必ず下記サイトから調べましょう。
引用・参考・参照:内閣官房・内閣府総合サイト 地方創生|起業支援金
三重の移住体験
三重県内の各市町がおこなう「移住体験ツアー」や、短期滞在住宅、長期滞在住宅を備えて移住体験できる市町もあります。
移住を希望する市町のホームページを確認するなどしましょう。
参考・参照:体験・イベント|三重県移住・交流ポータルサイト ええとこやんか三重
三重県の移住支援
「三重県移住・交流ポータルサイト ええとこやんか三重」によると「三重県及び県内25市町では、東京圏から三重県に移住し、都道府県が移住支援金の対象としてマッチングサイトに掲載している求人に就業する人等に対して、移住支援金を給付する三重県移住支援事業を実施しています。」としています。
移住元の要件として、住民票を移す直前の10年間のうち、5年以上東京圏に在住していることなど、いくつかあり、すべてに該当する必要があります。
さらに、移住先に関する要件、就職に関する要件も細かく定められています。
テレワークでも移住支援金を受けられるので、東京での仕事を退職せずに移住して支援を受けることも可能。
なお、世帯人数によっても支援金が異なり、単身だと60万円、2人以上世帯だと100万円の支援金があります。
さらに「子育て世代加算」があり、18歳未満の世帯員1人につき最大100万円支給されます。
ただし、子育て世帯の加算の有無や額に関しては実施市町によって異なるので、希望する市町について必ず確認しましょう。
引用・参考・参照:三重県移住・交流ポータルサイト ええとこやんか三重|東京23区の在住者又は東京圏在住で23区への通勤者を対象に、三重県に移住して就業された方などへの移住支援金制度があります
まとめ
東京と地方、どちらにも住むうえでのメリットとデメリットがあります。
東京に住んでいて地方移住を検討している人は、どちらのメリットが大きいかを考える必要があります。
三重県に移住を考える場合は、東京有楽町にある「ええとこやんか三重 移住相談センター」にて、移住相談はもちろんのこと、就職に関する相談にものってもらえます。
また、新しい職種にチャレンジしたい人も、三重県ならではの農業・林業・水産業に従事する方法もあります。
きっと人生の新しい一歩を三重県で迎えられることでしょう。
東京圏から三重県に移住する場合は、要件を満たせば移住支援金ももらえるので、ぜひ活用しましょう。