三重県に移住! リモートワークに必要な環境と注意するポイントを解説
UターンやIターン、Jターンで三重県に移住を希望する人の中にはリモートワークをして暮らしたいと考える人もいるでしょう。
移住してリモートワークをする方法として以下の3つがあります。
- リモートワークできる企業に転職して移住する
- 三重県内でリモートワーク可能な企業に転職する
- 現在勤務している企業でリモートワーク可能か交渉する
また、リモートワークをするには必要な環境があります。
パソコンやインターネット環境を整え、必要なツールを揃えます。
またリモートワークには注意点もあります。
この記事では、三重県に移住してリモートワークしながら暮らす方法について具体的に解説します。
UIJターンとは
UタンIターンJターンとは、すべて都市部から地方に移住することを指しますが、それぞれ意味合いが異なります。
3つはそれぞれ人の移動の様子が「U」「I」「J」のアルファベットに似ていることから付けられています。
- Uターンとは
- Iターンとは
- Jターンとは
一つずつ解説します。
Uターンとは
進学や就職を機に都市部に移住した人が、生まれ育った土地に戻ることをいいます。
例えば大学進学で三重県から東京に移住し、就職のタイミングで再び三重県に戻るケースです。
進学だけでなく就職も東京でした人が、年齢を重ねてから三重県に戻るケースも同様です。
Iターンとは
都市部で育った人が地方に移住して就職することをいいます。
「田舎暮らしをしたい」
「海のそばで暮らしたい」
といった願望を叶えるため縁のない土地に移住することがIターンにあたります。
Jターンとは
進学や就職を機に都市部に移住した人が、生まれ育った土地からほど近い地方都市に移住することをいいます。
親の介護があるが地元では就職先がない人などは、Jターンで実家からほど近い地方都市に移住します。
例えば、伊賀市出身で三重県内には戻るけれど生まれ育った故郷ではなく桑名市や津市などに移住するケースです。
移住してリモートワークする方法
三重県に移住してリモートワークを希望する場合、方法として3つあります。
- リモートワークできる会社に転職する
- UIJターン後にリモートワーク企業を探す
- 今の会社でリモートワーク可能か交渉する
一つずつ解説します。
リモートワークできる会社に転職する
移住する前に、リモートワークできる企業に転職する方法があります。
フルリモートで働ける企業なら、オフィスはどこにあっても問題ありません。
リモートワーク可能な企業の求人は全国にたくさんあり、リモートワークに特化した求人サイトもあります。
UIJターン後にリモートワーク企業を探す
まず三重県に移住してリモートワークできる企業を探す方法もあります。
移住先にオフィスがあれば、出社とリモートワークの両方のハイブリッド勤務が可能です。
「基本的には在宅で仕事をしたいけれど、週に1回くらいは出社して対面で仕事をしたい」
といった希望がある人はこの探し方がおすすめです。
今の会社でリモートワーク可能か交渉する
もっともリスクが少なく三重県への移住が叶う方法は、現在の勤務先でリモートワークが可能か交渉することです。
可能なら転職する必要もなく、好きな土地に移住できます。
ただし、遠方への移住なのでフルリモートか出社はほとんどない働き方でないと難しいので、交渉が必要です。
リモートワークに必要な環境
リモートワークするには環境を整える必要があります。
在宅勤務する環境も整えつつ、移住先の近くにコワーキングスペースがあるかどうかもチェックするとよいでしょう。
- パソコンとインターネット環境
- 各種ツールの準備
- 仕事によってはマイクやカメラ
一つずつ解説します。
パソコンとインターネット環境
パソコンとインターネット環境は必須です。
移住先によってはインターネットが繋がらない可能性もあるので、事前に調べましょう。
なお、リモートワークにはさまざまなツールを使います。
パソコンのスペックが低いと対応できないケースもあるので、古いパソコンを使っている人は買い替えを検討しましょう。
各種ツールの準備
リモートワークではチャットツールやオンライン会議システムなどのツールを使います。
チャットツールにはChatWorkやSlackなどがあります。
オンライン会議システムにはZoom、Microsoft Teams、Skype、Google meetなどがあります。
GoogleドライブやDropboxといったオンラインストレージはファイル管理や共有に使います。
この他、タスク管理ツールや勤怠管理ツール、電子契約サービスなどがあります。
勤務先から指定されることがほとんどなので、随時対応しましょう。
仕事によってはマイクやカメラ
仕事内容によっては、専用のマイクやカメラが必要です。
顧客と電話するのが主な業務の場合や営業職などの場合は必須でしょう。
リモートワークで注意すること
リモートワークでいくつか注意する点があります。
対面でコミュニケーションをとらないことや在宅で働くことで生じる課題をクリアできればリモートワークが快適になります。
注意することは以下の3つです。
- コミュニケーションについて
- 運動不足になりがち
- 自己管理能力がないと難しい
一つずつ解説します。
コミュニケーションについて
リモートワークのデメリットは、コミュニケーション不足に陥りがちなことです。
オフィスに出社していれば業務中に疑問はすぐに質問して解決できます。
ちょっとした雑談でコミュニケーションが深まり、仕事で使えるアイデアが浮かぶこともあります。
リモートワークではチャットツールでのコミュニケーションがメインで、文章を考えるハードルが上がります。
言い回しや語尾を工夫しようと時間を使うため、つい報告・連絡・相談を省いてしまうケースも。
人間関係を構築できず、人との壁ができやすくなります。
コミュニケーション不足を補うには、チャットツールでこまめにやりとりをする他、オンライン会議システムでのミーティングを増やす、雑談部屋を作って雑談をするなどの工夫をして乗り切りましょう。
運動不足になりがち
在宅でリモートワークをしていると、家から一歩も出ずに1日が終わってしまいます。
都市部で働くときの通勤はストレスにもなりますが、運動という意味ではプラスでした。
家から駅、駅から勤務先までの徒歩や、駅構内での階段の上り下りなどは意識しない毎日の運動になっていました。
リモートワークでは、意識しないとあっという間に運動不足になります。
運動不足を防ぐには、出勤時間の前にウォーキングをする、休憩時間に筋トレをするなど、毎日のルーティンに運動を組み込むことです。
通勤時間がなくなり空いた時間でスポーツを始めるのもよいでしょう。
また、コワーキングスペースを利用したり出社日を増やすなどして外に出る日を意識的に作るのも良い方法です。
自己管理能力がないと難しい
リモートワークは1日中1人で仕事をするので自己管理ができないとダラダラ仕事をしたりサボりぐせがついたりするリスクがあります。
自己管理にはポモドーロテクニック(25分集中して作業し、タイマーが鳴ったら5分休憩、4・5回に1回は長めの休憩をとる手法)を使って、集中する時間と休憩する時間のメリハリを作るとよいでしょう。
仕事に熱中しすぎて残業するのも危険です。
オンオフの切り替えをしっかり付けましょう。
タスク管理ツールを使って1日のタスクを見える化すると、仕事の進捗が見えてモチベーションも上がります。
三重県の移住支援について
三重県移住・交流ポータルサイト「ええとこやんか三重」によると、三重県では、東京23区の在住者または東京圏在住で23区への通勤者を対象に、三重県に移住して就業した人などへの移住支援金制度を設けています。
また、三重県及び県内の25市町では、東京圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県のうち条件不利地域を除く地域)から三重県に移住し、都道府県が移住支援金の対象としてマッチングサイトに掲載している求人に就業する人に対して、移住支援金を給付します。
この支援金には「リモートワークに関する要件」があり、移住前の業務を引き続き行うことでも支援金を受けとれます。
支給金額は、単身世帯は60万円、2人以上世帯は100万円です。
この制度は、令和5年4月1日から移住支援金の子育て世帯加算額上限額が、18歳未満の世帯員1人につき、最大100万円に拡充されました。
支給金額や支給要件は、移住先市町によって異なるので移住先市町まで問い合わせましょう。
申請できる期間は、居住地である実施市町へ転入してから1年以内です。
対象となる市町は、三重県内29市町のうち25市町です。
実施内容は市町によって異なります。
参考:三重県移住・交流ポータルサイト ええとこやんか三重|移住支援情報
まとめ
三重県に移住してリモートワークをするには3つの方法があります。
リモートワークできる企業に転職してから移住する、移住先でリモートワークできる企業を探す、現在の勤務先でリモートワークできるか交渉する方法です。
リモートワークするために必要なのは、仕事で使うツールに対応できるスペックのパソコンとインターネット環境です。
この他、仕事内容によって必要になってくるものがあります。
リモートワークにはコミュニケーション不足や運動不足を補う工夫や、自己管理する力が必要です。
しっかり準備をして三重県でリモートワークを実現しましょう。
なお、三重県に移住してリモートワークする人には助成金がでます。
詳しくは各市町に問い合わせましょう。