三重グルメ:おすすめ三重のお酒!
お酒。
それは、人との隔たりや垣根を無くすためのものとして、昔から日本人には親しまれてきました。
社会人の入社・異動の時期を迎える4月は歓送迎会シーズン。
入社に不安な新入社員や異動し異なる仕事に慣れようと必死な社員と他の人との垣根を払うのに必要な文化でもありました。
ここ数年は新型コロナウイルス感染症の影響で居酒屋やバーに中々行くことができない日々が続いたと思います。
そこから少しづつ、少しづつ、外に飲みに行ってもいいような雰囲気が出来上がってきました。
政府は来年の5月からは、新型コロナウイルス感染症を2類から5類のインフルエンザウイルス相当に引き下げる方針を発表したこともあり、飲食業界にも追い風ではないでしょうか。
またコロナ以前のように街中で何も気にせず、お酒を酌み交わせる日が待ち遠しいですね。
そんなお酒といっても、日本酒、焼酎、カクテル、ワインなど様々な種類のものが存在します。
皆さんには、三重県産の「お酒」を紹介させていただきます。
この中で皆さんが聞いたことがある、若しくは飲んだことのあるお酒はどれくらいありますでしょうか。
数えながら記事を読んでみてくださいね。
①株式会社宮崎本店
四日市市にあるこちらの会社では、三重の人であれば知らない人はいないであろうお酒である「宮の雪」・「キンミヤ焼酎」を販売しています。
1846年に現在の四日市の楠町で創業し、現在まで老舗の味を守りながらも時代に即したお酒を造り続けています。
「宮の雪」は鈴鹿山脈の水を使用しており、自然の原料を合わせ合うため、常に条件が一定ではありません。
米の浸水時間や麹の具合を調整し、最適なお酒になるように常に配慮し、作られるそうです。
磨き上げられたお米でできた宮の雪は絶品です。
日本酒の宮の雪、キンミヤ焼酎、ウイスキーや芋焼酎の多種多様なお酒を販売しており、三重県下総合酒類メーカーの最大手となっております。
株式会社 宮﨑本店 | 宮の雪・キンミヤ焼酎 (miyanoyuki.co.jp)
宮の雪
日本酒の「宮の雪」は、三重県の方であれば、一度は名前を聞いたことがあるものでしょう。
居酒屋に行けば、必ず置いてあるのが、こちらのお酒。
柔らかく口に含むと香り高くふくよかで甘みがある味を感じることができ、誰が飲んでも美味しい日本酒です。
宮の雪は、様々な種類があります。
まずは、宮の雪 純米大吟醸「酒魂」です。
スパイス感を感じさせ、フルーティな香りに包まれ、とろりとした甘さが特徴的な大吟醸です。
バランスが良く、飲みやすいものとなっております。
華やかさと甘み、青竹のような爽やかな香りを持合せた味わいの宮の雪 大吟醸も飲みやすくおすすめです。
他にも「純米吟醸」「純米吟醸愛山」「山廃仕込特別純米酒」などまだまだたくさんの種類の「宮の雪」があり、同じ宮の雪でありながら、種類が多いため「これを次は飲んでみよう!」と楽しみになるのがこの「宮の雪」の特徴ですね。
私が個人的に好きなのが、「宮の雪 ブルーバッジ 純米吟醸生原酒」です。
こちらのお酒は販売店が限定されているものであり、華やかでフルーティな香りで甘くすっきりとした飲み口であり、オンリーワンな1品であると思います。
以前居酒屋で飲んだ際に、驚きの美味しさのあまり3回もおかわりをしたことのあるお酒です。
是非みなさんも飲んでみてください!
キンミヤ焼酎
こちらの「キンミヤ焼酎」も宮崎本店が製造しています。
キンミヤ焼酎は、三重県外、日本中で人気焼酎としてその名を広く知られています。
よく居酒屋に緑青のラベルが貼ってあり、「宮」の特徴的なロゴが書かれているボトルが置いてありますが、これが「キンミヤ焼酎」です。
最近では、焼酎ハイボール(焼酎)、ホッピーなどの昭和・下町チックなレトロ人気とあいまみ、癖がなく、すっきりした味わいのため、割材として大人気です。
焼酎ハイボールには、キンミヤ焼酎1に対し、キンキンに冷えた炭酸を2入れるとアルコールが苦手な人でもぐいぐいと飲めてしまいます!
そして、ホッピーについては、「キンミヤ」でなければならないというほど定番かつ相性が抜群なんですんよ。
夏の時期には、「シャリキン」という飲み方があり、シャーベット状に凍ったキンミヤ焼酎をホッピーや炭酸水で割って飲むのですが、シャリシャリとした舌ざわりで口の中から涼しさを感じることができます。
この飲み方については、以前から下町で知られていましたが、宮崎本店が「シャリキン」用に「シャリキンパウチ」という商品を作りました。
1本90mmで丁度よいサイズ感のため、家で晩酌を楽しむことができますよ。
②清水清三郎商店株式会社
こちらの会社は鈴鹿市にある会社となっており、1869年から現在まで酒造りをしています。
鈴鹿の風土は酒造りに恵まれており、鈴鹿山脈から湧き出る水は平野へと流れ込み、そこでは上質な米が産まれました。
産まれた米や水を使うことで質の高い酒を造ることができたのです。
過去から受け継がれてきた手法はもちろん、様々な交流会や勉強会で得た新たな情報を基に、気温や気候で大きく状況が変わる酒造りを丁寧に管理して、美味しいお酒を造り続けています。
こちらの会社で製造されているのは日本酒の「作」と「鈴鹿川」。
どちらも三重県を代表するお酒ですよね。
日本の酒である日本酒は世界で盛り上がりを見せており、「SAKE」という新たな分野で世界をうならせています。
作
三重県で、かなり知られた日本酒です。
贈答品やちょっとしたお祝いで渡すと喜ばれるこちらの日本酒は、安定した品質を届けるために隅々に目が届くよう比較的小さめの仕込みタンクで作られるそうです。
「作」の種類はたくさんありますが、どれにも共通して言えることは、口に含んだ時の柔らかな味わいとキレの良さが素晴らしく美味しいお酒ということ。
時代が変化するとともに作り手も飲み手もすべてが関わりながら、お酒の存在も変わっていくことから時代の流れにも沿うようなお酒といえますね。
「玄乃智」「穂乃智」「恵乃智」をはじめとし、「作 なぐわし」のような大吟醸酒などのたくさんの種類がある「作シリーズ」。
個人的なおすすめは、「作 インプレッション」です。
火が入っていながらも、しぼりたて生酒のような新鮮な味を感じることができるお酒であり、微炭酸と華やかな香りがあいまみ、心安らぐお酒となっております。
インプレッションはN/純米大吟醸 M/純米吟醸 G/純米 H/純米と種類があり、それぞれに異なる美味しさがありますよ!
鈴鹿川
作と同じく、こちらも三重県でよく知られたお酒となっております。
まずはボトルの見た目が三重県の特産品である伊勢型紙の文様が使われており、人々の目を集めます。
見た目から美しいため県外の方への贈答品としてもおすすめです。
鈴鹿に根を下ろし酒造りをする会社として、広大な鈴鹿山脈の水を蓄え、圧倒的な水量を誇る「鈴鹿川」はなくてはならないものであり、そのなくてはならない川の名を酒名としています。
前述の「作」は柔らかな味わいとキレの良さが特徴であったのに対して、「鈴鹿川」は丸みがあり優しく、バランスがとれた味わいが特徴です。
特に「食中酒」としておすすめであり、小売店やスーパーなどでもよく販売がされていますので一度見てみてくださいね。
この「鈴鹿川」も純米大吟醸から純米まで種類があります。
特に「純米大吟醸」はすっきり香り高く、上品なまろやかな甘さがおすすめですよ。
③木屋正酒造株式会社
而今
名張市にある1818年に創業され、酒造りを行っている会社です。
こちらの日本酒である「而今」は、伊賀産の山田錦を中心に酒造りを行っており、東京や大阪、名古屋、福岡などの地酒専門店を皮切に日本全国で人気の日本酒ブランドとして知られています。
6代目蔵元が2005年に「而今」ブランドを立ち上げ、全国地酒専門店に卸しており、酒造りに集中するために店頭業務(小売り・見学・試飲)を行っていないところも専念しており恰好いいですよね。
創業時からの築200年の蔵を残し、昔ながらの製法で酒造りをしており、米を少量ずつ丁寧に洗い、手作りで麹を作っています。
時間をかけ発酵させることにより、甘みと酸味がバランスよく調和したお酒になるそうです。
大吟醸の製造には伝統的な製法である「袋吊り」が用いられており、昔ながらの伝統と新たな技術を融合した酒造りを行っています。
而今純米大吟醸や而今純米吟醸山田錦、而今純米吟醸雄町などのラインナップがあり、クリアでフルーティな飲み口と、綺麗な甘み、爽やかな酸味が相まって絶品です。
和洋食に合い、イタリアンにも合うため一度試していただきたいお酒ですね。
木屋正酒造(きやしょう) -三重県名張市の酒蔵 地酒 高砂 而今(じこん)- (kiyashow.com)
④合名会社早川酒造
田光
こちらは菰野町にある酒蔵で造られたお酒です。
田光と聞くと、これも三重県の人はすぐにわかるのではないでしょうか。
元々は1919年に四日市市に酒蔵を構えていましたが、伊勢湾台風の影響で水質の変化があったことで菰野により良い水を求めて蔵を移転しました。
お酒のまろやかさと優しさを引き出すために「槽搾り」を行っており、各酒米の特徴を最大限引き出し、お酒のバランスに比重を置きながら高品質の酒造りをしています。
米は少量ずつ丁寧に洗い、麹は手作業で造り、釈迦ヶ岳の水を使用しゆっくりと発酵させており、その手間暇かけた作業が肝になっています。
菰野町は豊富な水資源から稲作が盛んな地域で、三重県が独自開発した「神の穂」は地元・田光地域での契約栽培米を使用して産地に拘った酒造りを行っています。
昔ながらの伝統と新たな技術を取り組みながら酒造りをするその姿勢には感心ですね。
「田光」は特約店限定流通酒であり、香りが華やかでほんのりした甘みと軽くあっさり飲むことができます。
開けてからしばらくすると丸くなるような味わいも素晴らしいですね。
「田光 雄町(純米吟醸)」「田光 神の穂(特別純米酒)」「田光(純米酒)」をはじめとし、どれも飲みやすく、地元民からも愛されていますよ。
三重県菰野町「合名会社 早川酒造」 – 早春・田光 – (hayakawa-syuzo.com)
⑤伊勢角屋麦酒(有限会社二軒茶屋餅角屋本店)
三重県でビールといったら、こちらの「伊勢角屋麦酒」が有名です。
1575年という戦国時代から伊勢神宮の参拝客に対する茶店から始まり、大正時代に味噌などを作り始めた技術を用い、1997年に創業を行っており、地元に根差したブリュワーとなっています。
世界基準の美味しいクラフトビール・地ビールを味わうことができます。
「ビール界のオスカー」とも呼ばれる英国のインターナショナル・ブルーイング・アワードをはじめ、数多くの国際大会でその品質を認められております。
最近よくこちらのビールの名前を聞くことが三重県だけではなく、愛知県などでも増えてきました。
ビールの種類も多く、毎月のように限定ビールや新作を販売していることから、それを楽しみに愛飲する方が多いとのことです。
やはり生産量に限りがありますが、あまり市場には出回りませんが、口コミで確かに人気が広がっている三重県を代表するクラフトビールになっています。
伊勢神宮の別宮近くの森の中から採取した「野生酵母」を使用した酸味とスパイシーで爽やかな飲み口のホワイトビールである「ヒメホワイト」や果物の華やかな香りを楽しめ、苦みを抑えた飲みやすい「ねこにひき®」は飲んでいただきたい商品です。
現在は、限定商品として、先述した日本酒の「作」とコラボし、その酒かすを使ったビールである「ZAKU」、程よい苦味と後味で上品なチョコレートの甘みが味わえる「CHOCOLATE BROWNIE STOUT」と飲んでいただきたいものがたくさんあります。
よくカクテルリキュールでチョコレート由来のものはありますが、ビールでチョコレート系のものは珍しいため、飲んでみたくなりますね。
バレンタインのちょっとしたプレゼントにもおすすめです。
【公式】クラフトビール・地ビールの通販 伊勢角屋麦酒 (biyagura.jp)
⑥番外編:まるごと四日市の酒(マルヨン)
こちらは、三重県北部の四日市のブランド酒です。
原料である酒米から酒蔵から酒屋から、そして飲んで楽しむのも四日市ということですべてが四日市で完結するようなお酒になっております。
四日市市の農家さんである「齋藤農場」さんが作ったブランド米である「神の穂」を使い、四日市の酒蔵が交代制で日本酒をつくり、販売される店も四日市限定の5店舗となっております。
飲むことができる飲食店も市内の店舗となっており、一度四日市を訪れないと飲めないお酒になっていますよ。
こちらのプロジェクトはいつもはライバル同士の五人の酒蔵の経営者の発案から始まったということで地元に美味しいお酒を提供する、地元に還元する、地元に喜んでいただくことを目的に作られたものです。
一度日本酒を飲んでみてください。
飲めばわかる、美味しい以外に言葉はいらないそんな日本酒。
地産地消を地でいくお酒それが「マルヨン」です。
四日市市でしか飲めないお酒です。
皆さんも訪れてみてください!
販売店や取扱店はこちらのURLから確認することができます!
2022年のMARU-YON | まるごと四日市の酒 (ameblo.jp)
最後に
今回は三重県のお酒を紹介してきました。
日本酒・焼酎・クラフトビールと様々なお酒を紹介してきましたが、三重県のお酒は美味しいものが多いです。
日本酒は、やはり水が大切ということで水が美味しいところとよい米が獲れるところでは、やはりよい日本酒ができるようですね。
そんな三重県では、地元で愛されているお酒がたくさんあり、それを気軽に味わえる三重県に住んでいてよかったなと改めて思います。
それにしても、キンミヤ焼酎にしても、伊勢角屋麦酒にしても気づけば、知らないうちに身近なものになっており、最初は三重県のものだと知らずに飲んでいたのですが、地元民としても誇らしいですよね。
今回紹介させていただいたお酒は、HPや販売店などで購入することができます。
ご自身で嗜むにはもちろんのことながら、県外の人や贈答品にもいかがでしょうか。
この三重の味に出会えば、その魅力的な味に、はまることは間違いないでしょう!
来年からは新型コロナウイルス感染症も収まっていくことを期待して、より多くの人が居酒屋にいき、美味しい三重の酒の消費量がさらに増えることを期待しています!
自由にコロナ前のように飲みに行けるその日まではあと少しです!
今回も最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
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