【三重県に移住したい!】在宅ワーカーの移住はメリットだらけ?デメリットや注意点もあわせて紹介!

都市部に住みながら在宅ワークをしている人の中には「今と同じ場所に住み続けること」に疑問を感じる人もいるでしょう。

「高い住居費や生活にかかるお金、満員電車や人混みなどに辟易としている」

「自然がたくさんある場所で在宅ワークをしたい」

「住む場所に縛られないなら、田舎暮らしをして子どもにたくさんのことを体験させたい」

「親元に戻って生活したい」

さまざまな理由で地方移住を考えるようになる人が多くいます。

在宅ワーカーにとって、仕事を変えずに移住できるというのは、経済的に安定した状態で住む場所を変えられるということ。

移住のハードルを大きく下げてくれます。

この記事では、在宅ワーカーが移住するメリットとデメリット、注意点を紹介します。

ぜひ参考にしてください!

働き方の変化とともに加速する地方移住人気

2020年の新型コロナウイルス感染症の流行とともに一気に加速した、フレキシブルな働き方。

フリーランスだけでなく、企業に勤める人の間でも出社せず働ける在宅勤務のスタイルが浸透しました。

こういった働き方が浸透するにしたがい、都市部に暮らす人の中には

「リモートで働くのだったら、家賃や物価が高い都市部で暮らす必要がないのでは?」

「地方でのびのびと暮らしながら今の仕事を続けられるのでは?」

と考え出す人が増えたと考えられます。

こうした背景が、地方移住人気のひとつの要因となっています。

在宅ワークの種類

在宅ワークをしている人は、具体的にどんな立場、働き方をしているのでしょうか。

ここでは、フリーランスと会社員の、両方について紹介します。

  1. フリーランス
  2. フルリモート社員
  3. ワーケーション

それぞれ見ていきましょう。

1.フリーランス

フリーランスは、特定の企業などに属さず、個人で仕事をすることをいいます。

時間や場所に縛られることなく、自分のスキルを活かして収入を得ます。

職種としては、コンサルタントやライター、イラストレーター、動画クリエイターなどさまざまな仕事があります。

仕事内容にもよりますが、リモートでもクライアントと取引できるケースが多く、住む場所にとらわれずに働くフリーランスは多くいます。

2.フルリモート社員

フルリモート社員とは、出社せずに、会社から離れた場所で仕事をする社員のことです。

時代の進化とともにリモートで完結できる仕事は多くなりました。

課題となりがちなコミュニケーション不足も、オンラインミーティングの普及やチャット機能の活用などで改善され、フルリモートで働く社員も増えています。

企業の中には、全社員をフルリモート勤務として、フルリモートに特化して求人を出すケースもあります。

3.ワーケーション

ワーケーションとは、仕事(Work)と休暇(Vacation)を組み合わせた造語で、リゾート地や観光地などで、仕事もするし休暇も楽しむ働き方です。

企業に所属しながらワーケーションをするといった恵まれた環境の人もいます。

ワーケーションは、家族との休暇を楽しんだりリゾート地でリフレッシュできるとあって、仕事の効率も上がるといった効果が期待できます。

在宅ワークで地方移住するパターン

在宅ワークで地方移住するパターンとして3つが考えられます。

地方から都会に出ていた人が地元に戻るUターンをはじめ、いくつかのパターンについて紹介します。

  1. Uターン
  2. Iターン
  3. Jターン

それぞれ見ていきましょう。

1.Uターン

Uターンとは、進学や就職を機に都会に出た人が、地元に戻ることをいいます。

この移動の様子がアルファベットの「U」の字に似ていることから、こう呼ばれています。

地元にUターンする人の理由としては、親の介護や実家の都合など、帰らざるをえない理由もあります。

一方で、いちど離れたことで地元の良さを実感し、もう一度生まれ育った場所に戻りたいといった理由もあります。

また、子どもが生まれたことがきっかけで

「子どもには自分の子供時代と同じような環境で育ってほしい」

という思いから移住を決意する人もいます。

2.Iターン

Iターンは、都市部で生まれ育った人が地方移住することを指します。

移動の様子がアルファベットの「I」に似ていることから、こう呼ばれています。

都会で生活していたけれど、地方での生活に憧れを抱いたり農業などにトライしたいと思ったりして、縁のない土地に移住します。

3.Jターン

Jターンは、進学や就職で都市部に引っ越した人が、実家に戻るわけではないけれど、地元から近い地方都市に移住することを指します。

Uターンではなく、アルファベットの「J」に似ていることから、Jターンと呼ばれます。

地元では希望する求人などがないけれど、できるだけ地元に近い場所で暮らしたいと考える人などが地方都市に移住するケースが考えられます。

在宅ワークで地方移住するメリット

在宅ワークをする人が地方移住するメリットは多く、移住が加速する理由も分かります。

ここでは、具体的なメリットを見ていきましょう。

  1. 働きながらも自然豊かな土地に暮らせる
  2. 物価が安い
  3. 地域コミュニティとのつながりができる
  4. 人混みや混雑があまりない
  5. のびのび子育てできる

ひとつずつ見ていきます。

1.働きながらも自然豊かな土地に暮らせる

在宅ワークの場合、都市部に住んでいたときの仕事を自然豊かな場所でそのまま続けられます。

仕事が終われば気軽にアウトドアを楽しめることはもちろん、休憩中に家の近所を散歩するだけでも、周囲に広がる自然豊かな景色を楽しめます。

田植えの時期の田んぼの美しさ、季節を知らせてくれる畑の野菜など、見るものが美しく、仕事で疲れた体もリフレッシュできるでしょう。

2.物価が安い

都市部で暮らしながら在宅ワークをしていて、いちばん「もったいない」と感じるのが生活費でしょう。

都会は、家賃や食品、外食費など、ほとんどの部分が地方に比べて高く、生活費がかさみます。

出社の必要があるならそれも仕方ないことに思えますが、在宅ワークになると都市部で生活する意味がなく、デメリットばかりが目につきます。

そんな人は在宅ワークであることで住む場所を自由に描けるようになり、地方移住という選択肢が現実のものとなります。

今までの仕事を続けたままで自然豊かな土地に身を置けるというのは、とてもラッキーなことです。

3.地域コミュニティとのつながりができる

地方は都会に比べて地域のイベントが活発であることが多く、暮らしていると自然に地域コミュニティのつながりができていきます。

季節ごとの行事やその土地ならではの祭り・催しなど、参加するだけではなく、ときには祭りの運営側になることも。

こういった地域の仕事をする中で、近所の人たちとの交流が深まり、一員となっていきます。

地方に住む上でのいいところのひとつといえるでしょう。

特に在宅ワークだと、仕事で地元の人とのつながりができるといった機会はないので、こういった地域のつながりが非常に貴重になってきます。

4.人混みや混雑があまりない

地方は人口密度が低く、休日でも人混みや混雑に悩まされることはそれほどありません。

都会暮らしの人は

「駐車場や駐輪場に停めることにもひと苦労」

「ちょっとカフェで休憩したくてもどこも満席」

といった具合に、人の多さに辟易とする場面も多いでしょう。

地方での暮らしはそういったストレスを感じることなく生活できます。

もちろん、満員電車もありません。

こういったストレスから解放されるのは大きなメリットといえます。

5.のびのび子育てできる

地方では、都会のようにどこへ行っても人混みということがないので、子育てものびのびできます。

子どもが集まる場所でも込みすぎることはなく、ストレスなく遊べます。

また、自然豊かな土地に移住すれば、子どもたちは自然の中からたくさんのことを学びます。

魚釣りや川遊び、海での遊びに山登り、キャンプなど、自然の中は子どもにとって絶好の遊び場です。

在宅ワークで地方移住するデメリット

地方移住にはメリットが多くある一方で、デメリットもあります。

特に在宅ワークの場合、地域でのコミュニティに馴染めないと、友達や知り合いがいない地域で孤独に陥ってしまうことも。

そのようなことにならないために、移住を考えたらまずデメリットについても頭に置いておくことが必要です。

ここでは、主に考えられるデメリットについて考えます。

  1. 孤独になってしまう可能性がある
  2. 子どもの教育の選択肢が減る
  3. 不便を感じる可能性がある

ひとつずつ見ていきましょう。

1.孤独になってしまう可能性がある

うまく地域コミュニティに馴染めないと、地方暮らしは孤独感が増します。

特に、UターンではなくIターンやJターンだと、その土地に知り合いもいないので本当に孤独になってしまいます。

それまでの土地で培った友人や知人とのつながりが深かった人は

「移住しなければよかった」

と思う結果になってしまうかもしれません。

ある程度のコミュニケーション能力や地域に溶け込む努力が必要になるでしょう。

2.子どもの教育の選択肢が減る

地方は学校や塾、習い事など、教育機関の数が限られています。

希望する教育を受けるためには遠方まで通わなければいけないことも。

多くの高校は学力別にあるものですが、都市部に比べて数が少ないために、同じ高校でも生徒による学力に大きな差があったりします。

そのため、授業を持て余す生徒や逆についていけない生徒が出てしまうことも。

教育の機会が少なくなることは、頭に入れておきましょう。

とはいえ、地方では都会に住んでいては経験できない教育の機会が多くあります。

それが、地域とのつながりや自然とのふれあいから学ぶことです。

学校や習い事では体験できないことであり、その学習の場がすぐ近くに存在していることは、地方暮らしの大きな特権といえるでしょう。

3.不便を感じる可能性がある

都会暮らしが長かった人が、憧れだけから地方に移住すると不便な生活に困惑してしまうことがあるかもしれません。

まず、地方は交通機関が都市部のように発達していません。

多くの人にとって電車で移動するというのは日常的ではないですし、電車の本数も多くありません。

一本逃してしまうと数十分、田舎だったら一時間に一本程度しかこないことも。

また、スーパーや銀行・郵便局、病院などが家から遠くて不便を感じるケースもあります。

書店や図書館が近くになくて困ることもあるでしょう。

地方移住で気をつけたいポイント

地方移住を検討し候補の土地が決まったら、いくつか気をつけたいポイントを押さえましょう。

移住の決断はとても大きなものなので、まず快適に暮らせる環境かどうかをチェックしておくことが大切です。

ここでは、気をつけたい主なポイントを4つ紹介します。

  1. 地域の気候風土が合うかどうか
  2. インターネット環境が整っているか
  3. 子どもの学校までの距離
  4. 生活に必要な施設のチェック

ひとつずつみていきましょう。

1.地域の気候風土が合うかどうか

地域ごとに気候や風土が異なります。

寒い・暑い・台風が多い・海風が来るなど、その土地ごとに特徴があるので、自分や家族がそういった環境で快適に暮らせるかをよく考えることが大切です。

移住までに時間的な余裕があるなら、短期移住を経験し、四季折々のその土地の空気感を肌で感じられるといいでしょう。

2.インターネット環境が整っているか

移住後のテレワーク環境が整っているかのチェックはもっとも重要です。

地方都市であればあまり問題ありませんが、田舎暮らしを希望している人はインターネットが快適に使える環境かどうか、事前に確認しましょう。

移住してからインターネット環境が整っていないことが分かると、結局仕事のために場所を変えなければいけない場合もあります。

3.子どもの学校までの距離

子どもが通う園や学校までの距離もしっかりチェックしましょう。

自分の足で通える距離か、送迎が必要な場合はどのくらい時間がかかるかといったことをチェック。

できれば、事前に現地を訪れ、子どもと一緒に通園や通学の道を歩いたりドライブしたりするといいでしょう。

4.生活に必要な施設のチェック

毎日の生活に必要な施設が揃っているか、またそこまでの距離はどのくらいか、といったことをチェックしておきましょう。

銀行や郵便局、病院、スーパーなどのほか、子どもがいる場合は病院に通う頻度が高いため、小児科までの距離も確認しましょう。

三重県の移住支援

三重県では東京圏からの移住者に対して移住支援を行っています。

  1. 東京圏からの移住支援
  2. テレワーカーへの移住支援

それぞれ解説します。

1.東京圏からの移住支援

東京圏から地方に在住する人には移住支援があります。

具体的には、東京23区に住んでいる人か、東京圏に住んでいる人で23区に通勤している人が対象。

移住元に関する要件及び移住先に関する要件が細かく定められているので、下記サイトでしっかり確認しましょう。

参考・参照:三重県移住・交流ポータルサイト ええとこやんか三重|東京23区の在住者又は東京圏在住で23区への通勤者を対象に、三重県に移住して就業された方などへの移住支援金制度があります

2.テレワーカーへの移住支援

テレワークの人には、上記移住支援の中に「テレワークに関する要件」が設けられています。

具体的には、下記のとおり記されています。

「所属先企業等からの命令ではなく、自己の意思により移住した場合であって、移住先を生活の本拠とし、移住元での業務を引き続き行うこと。」

「デジタル田園都市国家構想交付金(デジタル実装タイプ(地方創生テレワーク型))又はその前歴事業を活用した取組の中で、所属先企業等から当該移住者に資金提供されていないこと。」

上記要件を満たしていることが要件となりますので、しっかり確認しましょう。

引用:三重県移住・交流ポータルサイト ええとこやんか三重|東京23区の在住者又は東京圏在住で23区への通勤者を対象に、三重県に移住して就業された方などへの移住支援金制度があります

まとめ

在宅ワークの人が地方移住するメリットは多くあります。

経済的な安定を保ったまま希望する土地に移り住み、生活費を抑えて快適な暮らしを実現できます。

また、地域コミュニティに溶け込むことで近隣の人たちとの交流が生まれます。

とはいえ、もちろんデメリットも。

在宅で働く場合、地元の職場でのつながりは生まれないので、地域に溶け込めないと孤独感が募ります。

日々の生活で都会との違いから不便を感じることも。

さまざまな変化をポジティブに受け入れられる人に、地方移住は向いています。

本文で紹介した地方移住の際に気をつけたいポイントをチェックして、最適な移住先を見つけたいものです。

三重県の移住に際しては支援が受けられる場合があるので、自分が要件にあてはまるかぜひチェックしてみましょう。

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この記事を書いた人

ミエマン

ミエマン

三重県で生まれ、三重県で育ち、三重県で活動中。 三重県歴35年以上のミエ大好きマンです。 三重県のありとあらゆるローカル情報を発信し、三重県がより住みやすくなることを願って活動しています。

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