三重県民の果てしないジャスコ・サティ愛!!イオンのはずなのに…~イオン津南の最新店舗紹介も~

皆さんがお買い物をされるときは、どのスーパーを使われるでしょうか。

三重県にあるスーパーというと、ぎゅーとら、バロー、トライアル、ラムー、サンシ、一号館など全国的に有名なチェーンからご当地スーパーまで様々なお店がありますよね。

その中でも絶対に誰もが聞いたことのあるスーパーとして、商業施設として挙げられるのは「イオン」ではないでしょうか。

イオンは、イオンをはじめ、マックスバリューやザ・ビッグなどを運営しております。

イオンは大型の商業店舗で食品売り場はもちろんのことながら、衣料品やエンターテインメント商品や飲食店を含む専門店街も含まれており、そこに訪れれば大体のことが網羅でき、片付きます。

私も小さいときは訪れると何だか楽しい気持ちになった思い出があります。

そんなイオンですが、県外の方と比べ、どうやら県民の私たちのイオンへの想いは少し違うんです。

イオンのことを我々はジャスコと言ったり、サティといったり…とにかく思い入れがすごいんです。

どういうことか、この記事では解説していきましょう。

イオンの歴史

まず、三重県民のジャスコへの愛を語る上で欠かせないのが、「イオンの歴史」を語ることでしょう。

イオンとは皆様、誰もがご存じの流通系の大手企業であり国内外計300余りの企業で構成される「イオングループ」の筆頭です。

イメージ通り、食品や衣料品などを扱い、県内外の人にとっても生活の基盤となっている方は多いのではないでしょうか。

ちなみにコンビニのミニストップもイオンの系列なんですよ。

そんな、イオンの本社は千葉県にありますが、起源は三重県であるということを皆さんは知っていましたか?

イオンの起源は三重県四日市市

イオンの起源は実は三重県の四日市市なんです。

四日市岡田屋として、太物・小間物商の「篠原屋」を起源とし、呉服商の岡田屋呉服店に業務転換し、その後の7代目が岡田屋とフタギ(兵庫県姫路市)とシロ(大阪府吹田市)の3社による共同仕入会社として大阪市のシロ野田店5階を登記上本店としてジャスコ(初代)を設立したのが実質的な創業となっています。

「狸や狐の出る場所に出店せよ」との言葉が当時あり、地域郊外に大型スーパーでたくさんの駐車場を構えたものを多数出店しました。

そんなこともあり、イオンになるまでは、三重県が起源であったこともありジャスコはとても愛されて、郊外の娯楽と憩いの場として親しまれておりました。

正直な話、郊外は都会とは違ってあまり遊ぶスポットがないんですよね。

今ではネットも発達して、様々な遊び場が検索できますが、昔はそれがなく、遊び場というとジャスコ(イオン)が最上位でした。

待ち合わせにも使える、服も売ってる、食事もできる、映画も見れるなど高校生までの想い出のベスト10には入っている方も多いのではないでしょうか。

社会人や大学生になると自動車の利用など選択肢が広まりますが、それまではジャスコはナンバー1ですよね。

いまだに多い昔の名前呼び

①〇〇ジャ呼び

三重県民として、ジャスコ愛が強すぎるがあまり、ジャスコがイオンになってからもその名前の呼び方はなくなることはありませんでした。

特に多いのが、〇〇ジャ呼びです。

以前の店名がジャスコ〇〇店だとして、略称で呼ばれることの多かった〇〇ジャ。

起源である四日市でいえば、現在のイオン北店やイオン尾平店を想像するのが簡単でしょう。

いまだに、ジャスコ北店、ジャスコ尾平店の略称である「北ジャ」「オビジャ」の名前を聞きますね(笑)

これが本当に嘘かと思うかもしれないんですが本当なんですよ。

県外から引っ越してきた知り合いが言っていたのが、上司からオビジャの近くにあるよねって言われたことがあったらしいのですが、ずっとオビジャってなんだよって思ってたらしいですね。

そのような店の名前が別にあるのかと思っていたとか(笑)

まあ確かに、ジャスコという名前がなき今、ない名前を短縮されて呼ばれてしまうと「え?」となりますよね。

今の若い世代はどうかわかりませんが、25歳以上の三重県民は基本的にあるあると思ってしまう内容なのかもしれません。

中々いまだに「イオン行こうよ」といった覚えがありませんからね。

②更に深い伝統を持つ:津サティ(現名称イオン津店)

更に面白い歴史を持つのが、このイオン津店です。

ここはいまだに「サティ」と呼ばれ続けて今に至ります。

こちらの店舗は津市の北部に位置し、近隣の住民や三重大学生や三重短大生もよく買い物に来ることで知られています。

こちらの店舗は、実は〇〇ジャという呼ばれ方をしていないんですよね。

元々は昭和53年に「ショッピングセンターエル」として開業し、食品はジャスコ・衣料品はニチイが核企業として営業をしていましたが、その後平成6年にジャスコは撤退をしたそうです。

その後、ニチイが独自で改築などを行い「津サティ」になりました。

そこからは地元住民に親しまれて、その名が定着するようになったそう。

平成12年に隣地にマイカル・ワーナー・シネマズが完成したが、平成13年にサティの運営会社であるマイカルが民事再生法により経営破綻したことにより、再建スポンサーとしてイオンが経営運営に関わることとなったようです。

平成23年には「イオン津店」に改称し、イオングループの一員となったようですが、やはり「津サティ」の愛称がまだ続いているようですね。

ちなみにこの下の画像が、津市民に語り継がれる「サティの歴史(イオン津の歴史)」であります。

イオンの看板の下の方をみてみるとジャスコの文字とサティの文字があるのを確認できますか?

これを見ると時代の移り変わりと歴史を感じることができます。

出典:@ichiplus82 様Twitterより

このように今も地元から愛されている津のサティですが、なんと2024年春に一時休業をすることが発表されました。

なんと悲しいニュースですよね。

しかしながら完全撤退というわけではなく、営業の開始時期は未定ながらも、地域のニーズに合わせた最新商品やサービスを提供することで便利で楽しく買い物をしてもらえる店舗を検討していくということで今後の可能性を感じられるようです。

確かに時代に応じて、店舗内の専門店などの構成も変えていかなければ、お客さんの心をつなぎとめることは難しいですもんね。

しかし、元三重大生の友人が話していたのは、この店舗がなくなると三重大生が映画を見るところがなくなってしまう、食品をまとめて買った思い出があるので悲しいということでした。

やはり以前そこの店舗を利用してきた人たちからすれば、かなり残念なようですが、リニューアルをされることを祈りましょう。

③その他の呼び方

他にも先ほどのようにマイカルが経営していたイオン桑名店のように今でも「マイカル」と呼ぶ人もいます。

イオン鈴鹿店のように開業当初、鈴鹿であることや地権者であったカネボウにちなんで、ベルシティと愛称が設定されたこともあり、今でもベルの愛称で呼ばれていたりします。

イオンモール明和は、ジャスコ愛そのまま「明ジャ」と呼ばれております。

このようにイオンには、地元の方が親しみなれた別名があるんですよね。

2023年9月時点でのイオンモールの三重県最新店

記事執筆時点で一番新しい店舗であるのが、イオンモールの津南店です。

2016年に同土地に存在した「イオン津南ショッピングセンターサンバレー」が閉店し、2017年にイオンモールが出店決定・2018年の11月に開業したものです。

こちらも以前からサンバレーという名で地元にも浸透をしていましたが、リニューアルしてからは、なぜか私の周辺では「津南」と呼ぶ人の方が多い気がします(笑)

リニューアルされてから、たくさんの人が集まるようになりました。

中にはカルディーや無印良品などもあり若い世代にも大人気の場所となっております。

我が家がショッピングモールに行く際に見てしまうのはどうしても食事をできる場所です。

ここはレストランやフードコートの店舗が充実しているんです。

どんなところか簡単ですが解説していきましょう。

2Fレストラン

2Fにはレストランが立ち並んでいるエリアがあります。

中には牛タン屋さんがあったり、新しくきれいな店舗がたくさん。

他にもたくさんの飲食店がありますが、一部だけ紹介させていただきます。

津市を代表する洋食屋である東洋軒をはじめとし、ラーメンで有名なフジヤマ55、串揚げの食べ放題の串家物語、しゃぶしゃぶ食べ放題のしゃぶ菜など、店に入らなくともここの前を通りながらどこにしようかなと考え歩くのも楽しいと思いますよ。

13店舗ほど営業を行っています。

3Fのフードコートはお洒落かつ家族連れご用達

3階にはフードコートがあり、家族連れがとても多いです。

フードコートの店舗も13店舗ほどあり、フードコード定番のマクドナルド、銀だこ、サーティワンをはじめ、一風堂やはなまるうどん、リンガーハットをはじめとする麺類も味わえます。

今回ピックアップして紹介するのは、以前私が訪れた時にはなかった店舗です。

こちらは創業25年を迎える牛角が新たにプロデュースした商業施設内のフードコードで焼肉を味わうことができる新形態店舗です。

定番のカルビ焼き定食をはじめとする定食でごはんやスープ、キムチがセットになっており、ご飯の大盛が無料となっています。

鉄板であつあつのお肉を食べられますし、外食で焼肉というと食べ放題が主流でかなりの金額の支出が考えられることから、お手軽に焼肉を食べるということではおすすめできます!

スープ付きの焼肉丼や冷麺・チゲなどもあり、暑い時や寒い時にもおすすめできそうですね。

続いて紹介するのは、ピノキオという喫茶店がフードコート展開をしていましたので紹介します。

ピノキオは喫茶店のイメージが強かったのですがフードコードにあるのは初めてみました。

昔懐かしいをテーマにした喫茶店で行ったことがあり、料理も美味しかった覚えがあります。

フードコートでもお値段のコスパもよくどこか懐かしいフードメニューが!

ナポリタンにカレーなど子供だけでなく、あの頃の味を食べたいという方にはたまりませんよね。

そしてびっくりしたのがこれ!

ラッキーパフェ&ドリンクの制度です。

なんと「食事注文の方には1パフェもしくは1ドリンクが110円」!

しかも普通にパフェもドリンクも通常サイズで、特にパフェとクリームソーダなどはクリームがたっぷりらしいです。

カレーにこれをつけても660円ですからね!

これはおすすめしますよ!

最後に

今回は「三重県民の果てしないジャスコ・サティ愛!!イオンのはずなのに…~イオン津南の最新店舗紹介も~」と題し、三重県民の愛や最新店である津南の内容も紹介してきました。

ジャスコへの愛情が強いというよりは、今まで身近だったものへの愛が強いと言った方が間違いではないのかもしれないですね。

サティ(イオン津)は一時、休業して、リニューアルするかどうか営業開始するかどうかは今の段階ではわかりませんが、もしリニューアルされたらその名称を地元民はどう呼ぶのでしょうか。

それも楽しみですよね。

この記事では、三重県の底知れない愛情を伝える記事となりました。

私たちの心のそばにはいつもイオンが、そしてジャスコ・サティがいるのかもしれませんね。

イオングループは他にも、マックスバリュや格安のザ・ビッグ・自転車のイオンバイクなども経営しております。

私たちの生活にも必要不可欠なイオン。

これからも使い続けようと思います。

2025年には松阪市のマーム跡地にはイオンタウン松阪船江が開店し、40店舗近くが並ぶことになっているそうです。

こちらもすごく楽しみで、新しい店舗が増えるとどんないい店がテナントとして入るのか楽しみですよね。

あなたのお家の近くのイオンはどこでしょうか、また改装のニュースなどがあれば私たちもうれしいですよね。

今回も最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

fukumina

fukumina

ミエタイムの専属ライターとして日々活動中♪ 三重県に移住し10年以上経過したので立派な三重県人だと勝手に思っています!企業やお店、三重県で活躍する方々へインタビューにお伺いし、リアルなお声を皆様に届けます。

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